米・撮影者協会(ASC)賞2010 ノミネーション発表!

 米・撮影者協会(ASC:The American Society of Cinematographers)賞のノミネーションが発表になりました。(1月11日)

 【映画部門】

 ・マウロ・フィオーレ(Mauro Fiore, ASC) 『アバター』

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 ・バリー・アクロイド(Barry Ackroyd, BSC) 『ハート・ロッカー』

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 ・ディオン・ビーブ(Dion Beebe, ASC) 『NINE』

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 ・クリスチャン・ベルガー(クリスチャン・ベアガー/Christian Berger, AAC) “White Ribbon”

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 ・ロバート・リチャードソン(Robert Richardson, ASC) 『イングロリアス・バスターズ』

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 【テレビ部門】
 ※テレビ部門は12月17日に発表されています。

 ◆テレビ映画/ミニシリーズ部門(The television movie/miniseries category)
 ・アラー・キヴィロ(Alar Kivilo ASC, CSC) “Taking Chance”(HBO)
 ・ルネ・オーハシ(Rene Ohashi, ASC, CSC) “Jesse Stone: Thin Ice”(CBS)
 ・イェジー・ジェリンスキ(Jerzy Zielinski, ASC) “The Courageous Heart of Irena Sendler”(CBS)

 アラー・キヴィロは、『シンプル・プラン』『ジャスティス』(2001)などでも知られる撮影監督。
 ルネ・オーハシは、『赤毛のアン』(1986) 『ミレニアム 1000年紀』『インプラント』『リトル・ランナー』などでも知られる撮影監督。
 イェジー・ジェリンスキは、『王者のためのアリア』『キャル』『乙女座殺人事件』『フールズ・オブ・フォーチュン』『ギャラクシー・クエスト』『クライム&ダイヤモンド』『ドッジボール』『ディック&ジェーン 復讐は最高』などで知られる撮影監督。

 ◆エピソード/パイロット版部門(The episodic/pilot television category)
 ・イーグル・エギルソン(Eagle Egilsson) “Dark Blue”(TNT):“Venice Kings”
 ・ジェフリー・ジャー(Jeffrey Jur, ASC) “FlashForward”(ABC):“The Gift”
 ・マイケル・プライス(Michael Price) 『アグリー・ベティ』(ABC):“There’s No Place Like Mode”
 ・クリスチャン・セルバルト(Christian Sebaldt, ASC) 『CSI 科学捜査班』(CBS):“Family Affair”
 ・グレン・ウィンター(Glen Winter, CSC) 『ヤング・スーパーマン』“Smallville”(CW):“Savior”

 ジェフリー・ジャーは、『ダオティ・ダンシング』『ライブ・ワイヤー』『アンフォゲッタブル』『ロードキラー』『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』『アイズ』などで知られる撮影監督。
 クリスチャン・セルバルトは、『フィアー・ドット・コム』『スターシップ・トゥルーパーズ2』『スピーシーズ3 禁断の種』『バイオハザードⅡ アポカリプス』などで知られる撮影監督。

 【特別賞/名誉賞】

 ◎2010 遺産賞(2010 Heritage Award):リチャード・ムーアの思い出に(Memory of Richard Moore)
 リチャード・ムーア(1925-2009)は、『わが緑の大地』や『ロイ・ビーン』『アニー』などで知られる監督。

 ◎ASC生涯貢献賞(ASC Lifetime Achievement Award):カレブ・デシャネル(Caleb Deschanel)
 カレブ・デシャネルは、『アメリカン・グラフィティ2』『ライトスタッフ』『ナチュラル』『グース』『アンナと王様』『パトリオット』『タイムライン』『パッション』『ナショナル・トレジャー』などで知られる撮影監督。

 ◎ASC TV部門生涯貢献賞(ASC Television Lifetime Achievement Award):ジョン・フリン(John Flinn)

 ◎ASCインターナショナル賞:クリス・メンゲス(Chris Menges)
 クリス・メンゲスは、『ケス』『キリング・フィールド』『ミッション』『ワールド・アパート』『マイケル・コリンズ』『ボクサー』『ロスト・サン』『堕天使のパスポート』『グアンブル・プレイ』『明日へのチケット』『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』『スタンドアップ』『あるスキャンダルの覚え書き』『愛を読むひと』などで知られる撮影監督。

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 映画部門のノミネーションに関して、コメントをつけておくと―
 ・ディオン・ビーブは、『SAYURI』で受賞経験があり、『コラテラル』でもノミネートされている。

 ・ロバート・リチャードソンは、これが9回目のノミネート(『7月4日に生まれて』『JFK』『ア・フュー・グッドメン』『天と地』『モンタナの風に抱かれて』『ヒマラヤ杉に降る雪』『アビエイター』『グッド・シェパード』)

 ・今回のノミニーはとてもインターナショナルで、バリー・アクロイドはイギリス出身、ディオン・ビーブはオーストラリア出身、クリスチャン・ベルガーはオーストリア人、マウロ・フィオーレはイタリア出身で、ロバート・リチャードソンのみが生粋のアメリカ人です。

 撮影者協会賞とアカデミー賞撮影賞とは、ノミネーションではかなりの確率で重なるものの、受賞結果では過去23年間で9回しか重なっていません。(いまのところは2年連続で同じ結果を出していますが。)

 アカデミー賞撮影賞が比較的にスケール感/映像のダイナミズムの感じられる作品(撮影のプロではない人にもこれは凄いというのがわかる)に贈られるのに対し、撮影者協会賞は小さな人間ドラマに焦点を当てた作品(プロが見て凄いというのがわかる)に贈られ、両者が歩み寄った時に、受賞作が重なる、ということができます。
 共通しているのは、どちらの受賞作もアカデミー賞作品賞に重なるか、作品賞のノミネーションを受けるような作品(および作品賞に準ずる作品)である、ということで、本年度のノミネーションを見てもそれは明らかです。

 前哨戦の結果は、これら5人/5作品の混戦状態ですが、『アバター』の追い上げが激しく、若干『アバター』有利ということができるでしょうか。

 受賞結果発表は2月27日です。

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 *当ブログ記事
 ・2008年度 米・撮影者協会賞ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_7.html
 ・2008年度 米・撮影者協会結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_20.html

 ・2009年度映画賞レース スケジュール表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_32.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html
 ・2009年度映画賞の結果をまとめてみました! アメリカ編 前半戦:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200912/article_43.html

 追記:
 米・撮影者協会賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201003/article_1.html

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