アルゼンチンも侮れません! マルデル・プラタ国際映画祭2009!

 マル・デル・プラタ国際映画祭(Mar del Plata International Film Festival)は、アルゼンチンで開催される国際映画祭で、FIAPF(国際映画祭製作者連盟)の公認の映画祭としてはアメリカで最も古い映画祭です。

 創立年で言えばもっと古い映画祭は他にもありますが(サンフランシスコとか)、FIAPF公認ということになるとアメリカ最古ということになるようです。

 もっとも1970年から1995年までは軍事政権下にあって、開催されませんでしたが、1996年より再開されて、毎年15万人以上の観客が来場する人気の映画祭になっています(映画祭開催が平和の象徴のようになっている映画祭は少なくないのですが、この映画祭もそういう映画祭の1つだということになります)。

 ブエノスアイレスにも学生映画祭とかインディペンデント映画祭とかありますが、歴史も開催規模もとてもマル・デル・プラタには及びません。(距離的にはマル・デル・プラタとブエノスアイレスはそんなに離れてはいないようですが。)

 例年3月に開催されていたのですが、昨年よりこの時期の開催になっています。ベネチア&トロント以降のこの時期の方が作品を集めやすいということでしょうか。

 そんな昨年のグランプリ作品は、是枝裕和監督の『歩いても 歩いても』で、今年もコンペ部門にこそ日本映画はエントリーされていませんが、いくつか日本映画が出品されています。

 今年の受賞結果は以下の通りです。

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 第24回マル・デル・プラタ国際映画祭(11月6日~16日) 受賞結果――

 【オフィシャル・アワード】

 ◆インターナショナル・コンペティション

 ・“Francia”(アルゼンチン) 監督:Adrián Caetano
 ・“Vikingo”(アルゼンチン) 監督:José Celestino Campusano
 ・『母なる証明』(韓) 監督:ポン・ジュノ
 ・“El Cuerno de la AbundanciaThe Horn of Plenty”(キューバ) 監督:ファン・カルロス・タビオ
 ・“V.O.S.”(西) 監督:Cesc Gay
 ・“Life during wartime”(米) 監督:トッド・ソロンズ
 ・“Letters to Father Jacob / Cartas al padre Jacob”(フィンランド) 監督:Klaus Haro
 ・『時の彼方へ』(仏・ベルギー・伊・英) 監督:エリア・スレイマン
 ・“Dogteeth”(ギリシャ) 監督:Yorgos Lanthimos
 ・“Nothing Personal”(オランダ・アイルランド):Urszula Antoniak
 ・“A man who ate his cherries / Un hombre que comió sus cerezas”(イラン) 監督:Payman Haghani
 ・『ノラの遺言』“Cinco días sin Nora / Nora's Will”(メキシコ) 監督:マリアナ・チェニッリョ(Mariana Chenillo)
 ・“Room and a half”(ロシア) 監督:Andrey Khrzhanovskiy
 ・“Mal día para pescar/ Bad Day to Go Fishing”(ウルグアイ) 監督:Álvaro Brechner

 ◎グランプリ/Golden Astor:『ノラの遺言』“Cinco días sin Nora” 監督:Mariana Chenillo


 ◎監督賞/Silver Astor:エリア・スレイマン 『時の彼方へ』


 ◎脚本賞:“V.O.S.”


 ◎男優賞:Gary Piquer “Mal día para pescar”

 ◎女優賞:Allison Janney “Life during wartime”

 ◎審査員特別賞:“El Cuerno de la Abundancia/The Horn of Plenty”の出演者に対して

 ◎審査員スペシャル・メンション1位:“Vikingo”

 ◎審査員スペシャル・メンション2位:“Room and a half”

 ◆ラテンアメリカ・コンペティション

 ・“La hora de la siesta/ Siesta”(アルゼンチン) 監督:Sofia Mora
 ・“La invención de la carne”(アルゼンチン) 監督:Santiago Loza
 ・“La Raulito, golpes bajos”(アルゼンチン) 監督:Emiliano Serra
 ・“Pecados de mi padre”(アルゼンチン・コロンビア) 監督:Nicolás Entel
 ・『フアチョ』“Huacho”(チリ) 監督:アレハンドロ・フェルナンデス・アルメンドラス(Alejandro Fernández Almendras)
 ・“Los viajes del viento”(コロンビア・独・アルゼンチン・オランダ) 監督:Ciro Guerra
 ・“Daniel y Ana”(メキシコ) 監督:Michel Franco
 ・“Hiroshima”(ウルグアイ・コロンビア・アルゼンチン・西) 監督:パブロ・ストール

 ◎最優秀ラテンアメリカ映画:“La hora de la siesta”

 ◎最優秀ラテンアメリカ映画 メンション:“Hiroshima”

 ◎最優秀ラテンアメリカ短編:“la chirola” 監督:Diego Mondaca

 ◆アルゼンチン・コンペティション

 ・“Adopción” 監督:David Lypszick
 ・“Andrés no quiere dormir la siesta” 監督:Daniel Bustamante
 ・“Chapadmalal” 監督:Alejandro Montiel
 ・“El hombre de al lado” 監督:Gastón Duprat、Mariano Cohn
 ・“Las Islas” 監督:Antonio Cervi
 ・“Orquesta roja” 監督:Nicolás Herzog
 ・“Padres de la plaza: 10 recorridos posibles” 監督:Joaquín Daglio
 ・“El perseguidor” 監督:Víctor Cruz
 ・“TL-2- la felicidad es una leyenda urbana” 監督:Tetsuo Lumière

 ◎最優秀アルゼンチン映画/Kodak-Cinecolor Award:“TL-2- la felicidad es una leyenda urbana”

 ◎同賞:“El hombre de al lado”

 ◎最優秀アルゼンチン映画 メンション:“Padres de la plaza: 10 recorridos posibles”

 ◎最優秀アルゼンチン短編 :“Ana y Mateo” 監督:Natural Arpajou

 ◎最優秀アルゼンチン短編 スペシャル・メンション:“Marcela” 監督:Gastón Siriczman

 ◆WIP(work in progress/制作中) 賞

 ◎コダック・シネカラー賞(35mmフィルムへのブローアップのために):“La Caracas” 監督:Andrés Cedrón

 ◆卒業作品部門(FEISAL Award and Mention (Latin American Federation of Image and Sound Schools))

 ◎最優秀アルゼンチン卒業作品賞(Best Argentinean director in competition graduated from a cinema school Award) FEISAL賞:“El Perseguidor” 監督:Víctor Cruz

 ◎FEISAL メンション:“Andrés no quiere dormir la siesta” 監督:Daniel Bustamante

 ◆アルゼンチン撮影記者協会賞(ACCA Award (Argentinean Cinematographic Reporters Association))

 ◎最優秀作品(Best Film from the International Competition Award):『時の彼方へ』 監督:エリア・スレイマン

 ◎メンション:“Room and a Half” 監督:Andrey Khrzhanovskiy

 ◆SIGNIS賞(World Catholic Association for Communication)

 ◎SIGNIS賞(SIGNIS Great Award to Best Film from the International Competition):『母なる証明』 監督:ポン・ジュノ

 ◎SIGNIS スペシャル・メンション:“V.O.S.” 監督:Cesc Gay

 ◆国際批評家連盟賞

 ◎国際批評家連盟賞:“Vikingo” 監督:José Celestino Campusano

 ◎国際批評家連盟賞 短編賞:José Villafañe  “Elvira en el Rio Loro”

 ◆Incentive賞/ナショナル映画産業賞(Incentive Award towards a National Cinematographic Industry)
 アルゼンチンのプロデューサーや製作会社に贈られる名誉賞。新設。

 ◎Incentive賞:MC Producciones SRL

 ◎Incentive賞メンション:Magma Cine SRL

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 インターナショナル・コンペティションは、約半数がこれまでどこかで上映されたり、賞を受賞したりした作品ですが、けっこう評価の高い作品が揃っていました。

 その他の部門も含め、気になる作品について、ちょっとだけ書き出してみたいと思います。

 ・『ノラの遺言』(メキシコ) 監督:マリアナ・チェニッリョ

 物語:ホセは、30年連れ添った元妻ノラが自殺したことを知る。ラビのアドバイスもあって、彼は、息子が戻ってくるまで、5日間葬儀を先送りすることにするが、ノラの冷蔵庫の中身を見て考えを変える。ノラの冷蔵庫には過ぎ越しの祭のための料理が準備してあったのだ…。
 マイアミ国際映画祭2009 観客賞受賞。
 モスクワ国際映画祭2009 コンペティション部門出品。銀賞(Silver George)/監督賞:Mariana Chenillo受賞。モスクワ国際映画祭での英語題は“Five Days without Nora”でした。


 ・“V.O.S.”(西) 監督:Cesc Gay

 愛と友情についての映画内映画コメディー。登場人物は他人の人生や映画のストーリーの中に出たり、入ったりする。
 出演:アガタ・ロッカ、ヴィンセンタ・ンドンゴ、アンドレス・ヘレラ、パウル・ベロンド
 トロント国際映画祭2009 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門で上映。
 監督のCesc Gayは、2007年に“Ficció”でグランプリを受賞しています。


 ・“Life during wartime”(米) 監督:トッド・ソロンズ

 物語:戦時中における、友人や家族、恋人同士での愛や寛容、生きる意味などをめぐるダークなセックス・コメディー。
 出演:キアラン・ハインズ、エマ・ハインズ、シャーロット・ランプリング
 ベネチア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。オゼッラ賞/脚本賞(トッド・ソロンズ)受賞。
 トロント国際映画祭2009 SPECIAL PRESENTATIONS部門で上映。


 ・“Mal día para pescar/ Bad Day to Go Fishing”(ウルグアイ) 監督:Álvaro Brechner

 カンヌ国際映画祭2009 批評家週間出品。
 モントリール世界映画祭2009 FOCUS ON WORLD CINEMA部門で上映。
 ワルシャワ国際映画祭2009 FREE SPIRIT コンペティション出品。
 釜山国際映画祭2009 ワールド・シネマ部門で上映。
 米国アカデミー賞2010外国語映画賞ウルグアイ代表。


 ・“El Cuerno de la Abundancia/The Horn of Plenty” 監督:ファン・カルロス・タビオ

 物語:キューバで、突如Castiñeiras家の遺産の噂が流れる。18世紀に英国銀行に預けた巨万の富がそのまま眠っているというのだ。Castiñeiras家には、現在2つの系譜があり、遺産相続をめぐって、大きな騒ぎが巻き起こる。
 出演:ホルヘ・ペルゴリア、エンリケ・モリーナ
 『苺とチョコレート』『バスを待ちながら』のファン・カルロス・タビオ監督らしい、現代のキューバ社会を風刺した一作。
 トロント国際映画祭2008 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門で上映。
 モスクワ国際映画祭2009 ワールド・シネマ部門で上映。


 ・“Vikingo”(アルゼンチン) 監督:José Celestino Campusano

 物語:バイキングとは、角のついたヘルメットをかぶってバイクに乗る主人公につけられたニックネーム。彼は、世界はある種の規範でできていると考えていて、それに則って生きようとするが、彼の思い通りには行かず、ついには悲劇的な結果が訪れる……。

画像

 ・“Room and a half”(ロシア) 監督:Andrey Khrzhanovskiy

 物語:ノーベル賞作家ヨシフ・ブロツキー(1940~1996)と彼の家族に関するポートレイト。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2009 East of The West賞受賞。
 モントリオール世界映画祭2009 ワールド・グレイト部門出品。
 ルーマニア国際映画祭2009 コンペティション部門出品。批評家賞受賞。


 ・“La hora de la siesta/ Siesta”(アルゼンチン) 監督:Sofia Mora

 物語:フランカの父が死に、母は寝室に閉じこもって、ずっと泣き続けている。フランカと弟は、母をそっとしておきたくて、親戚連中から寝室の中の母を守る。しばらくして、葬式を待つ間、彼らは気分を返るために、近所に散歩にでかける……。
 Sofia Moraの初監督作品。

 ・“Hiroshima”(ウルグアイ・コロンビア・アルゼンチン・西) 監督:パブロ・ストール

 物語:フアンはロック・バンドで歌っていたが、普段は無口だった。彼はパン屋で働いているが、そうでなければ、寝てばかりだった。そんな彼の1日……。
 『ウィスキー』(2004)で知られるパブロ・ストール監督の最新作。
 トロント国際映画祭2009 VISIONS部門で上映。


 ・“TL-2- la felicidad es una leyenda urbana”(アルゼンチン) 監督:Tetsuo Lumière

 恐竜やヴァンパイア、インベーダーが登場するような短編ばかりを発表してきたTetsuo Lumièreによる、“TL-1: Mi reino por un platillo volador”の続編。
 映画祭の作品紹介ページには、いつか成功して、本格的なSF作品を作りたいと思いながらも、夢はかなわず、Tetsuo Lumièreは、批評家にも一般の観客にも見向きもされず、低予算SFを作り続けている、と書かれています。そんな紹介のされかたって……。
 ふざけた(としか思えない)監督名は、塚本晋也とリュミエールへのオマージュでしょうか。


 ・“El hombre de al lado”(アルゼンチン) 監督:Gastón Duprat、Mariano Cohn

 物語:レオナルドは、妻と思春期の娘と3人で暮らしている。隣人は、中古車販売をしているヴィクトールだが、彼がレオナルド宅に向いている側に窓を開けて、太陽光を取り込もうとしたところから騒動が起こる……。


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 上記の部門以外には、多様な部門を持つパノラマ部門、レトロスペクティヴなどを行なうFlashbacks & Homages部門、さまざまな特集を行なうSpecials部門があります。

 【パノラマ部門】

 ◆Autores / Auteurs
 ベテラン監督の作品を上映(10本)
 『小さな山のまわりで』、“Antichrist”、“Away we go”、『東のエデン』、“Irène”、“Ricky”、“Talking Woodstock”、“Un prophète”、『七夜待』(河瀬直美)、『ユキとニナ』(諏訪敦彦&イッポリト・ジラルド)

 ◆Nuevos Autores / New Auteurs
 若手の作品を上映(10本)
 『(500)日のサマー』、“A Matter of Size”、“An Englishman in New York”、“Antoine”、“Coul Souls”、“Katalin Varga”、“The Shame”、“Moon”、“The Misfortunates”、“The Naked Civil Servant”

 ◆Proyección especial / Special Screening
 “Fontana, la frontera interior / Fontana, the Interior”の特別上映(1本)

 ◆El estado de las cosas / The State of Things
 社会派ドキュメンタリー(10本)
 ・“(En)terrados / (Buried) Over the Roofs”
 ・“A cielo abierto, derechos minados / Open Sky, Mined Rights”
 ・“Agrarian Utopia/ Sawan baan na”
 ・“Atenco, un crimen de Estado / Atenco: A Crime of State”
 ・“Atenco... a 2 años / Atenco:… 2 years After”
 ・“Atenco: Detrás de la sentencia / Atenco 3: The Sentence”
 ・“Food,Inc.”
 ・『牛の鈴音』
 ・“Plastic Planet”
 ・“Uros: Guardianes del agua / Uros: Guardians of the Water”

 ◆Busco mi destino: El cine como brújula / In Search of Destiny: Film as a Compass
 人生の指針となるような(?)ドラマを特集。(9本)
 ・“Alexander the Last”
 ・“Billy Was a Deaf Kid”
 ・“Donne-moi la main”
 ・“Las aventuras de Jovic / The adventures of Jovic”
 ・“Os famosos e os duendes da morte / The Famous and the Dead”
 ・“Sorry, Thanks”
 ・“The Exploding Girl”
 ・“Un día sin chanchos / A Day Without Pigs”
 ・“Unmade Beds”

 ◆Cine documentado / Documented Cinema
 映画にまつわるドキュメンタリー(7本)
 ・“Achternbusch”
 ・“For the Love of Movies: The Story of American Film Criticism”
 ・“Hollywood contra Franco / A war in Hollywood”
 ・“Hollywood sul Tevere / Hollywood on the Tiber”
 ・“Images from the Playground”
 ・“It Came from Kuchar”
 ・“Henri-Georges Clouzot's Inferno”

 ◆Los caminos de la música / The Paths of Music
 音楽家に焦点を当てたドキュメンタリー(5本)
 ・“El último aplauso / The last Applause”
 ・“Intangible Asset No. 82”
 ・“Inti-Illimani: Donde las nubes cantan / Inti-Illimani: Where Clouds Sing”
 ・『KIKOE』(岩井主税)
 ・“Tango, una historia con judíos / Tango, a Story with Jews”

 ◆Registros de la Historia / History Records
 歴史を題材とした作品(8本)
 “14-18, le bruit et la fureur”、“Behind the Rainbow”、『南京!南京!』、“Esterhazy”、“John Rabe”、“Malaysian Gods”、“Paris 1919”、“Rabbit à la Berlin”

 ◆Sentidos del humor / Senses of Humor
 コメディー(6本)
 『キム氏漂流記』、“Harmony and Me”、“Humpday”、“Louise-Michel”、“Manual práctico del amigo imaginario (abreviado) / Practical Handbook of the Imaginary Friend (Abreviated)”、“True Adolescents”

 ◆B.S.O. Banda Sonora Original / O.S.T Original Soundtrack
 音楽ドキュメンタリー(7本)
 ・“All Tomorrow’s Parties”
 ・“Died Young Stayed Pretty”
 ・“Guy and Madeline on a Park Bench”
 ・“Kapanga todoterreno / The Incredible Adventures of the Shit Beatles”
 ・“Searching for Elliott Smith”
 ・“The Heart Is a Drum Machine”
 ・“When You’re Strange”(トム・ディチロ)

 ◆Hora Cero / Midnight Screamings
 いわゆるミッドナイト・スクリーニング系の作品(12本)
 ・『意外』
 ・“Amer”
 ・“El ataque de los robots de Nebulosa-5 / The Attack of the Robots from Nebula-5”
 ・“La Fin de notre amour / The End of Our Love”
 ・“Make-Out with Violence”
 ・“Mamá”
 ・“Nightmares in White, Red and Blue”
 ・“Santos Palace”
 ・“The Horribly Slow Murderer with the Extremely Inefficient Weapon”
 ・“The House of the Devil”
 ・“The Revenant”
 ・“White Lightnin’”

 ◆Estados alterados / Altered States
 アジア映画(8本)
 “Anaglyph Tom (Tom with Puffy Cheeks)”、『2つの世界の間で』、“Bodhi”、“Burrowing”、“Here”、“Karaoke”、“She,a Chinese”、“Stay the Same Never Change”

 【Flashbacks & Homages部門】

 ◆ハヴィエル・フェセル レトロスペクティヴ(Retrospectiva Javier Fesser / Javier Fesser Retrospective)
 14本上映!

 ・“El secdleto de la tlompeta / The trompet Secret”(1995)
 ・『ハビとルーシー』“Javi y Lucy / Javi and Lucy”(2001)
 ・“La sorpresa / The Surprise”(2001)
 ・『ミラクル・ペティント』“El milagro de P.Tinto / P.Tinto´s Miracle”(2003)
 ・“Pancho & Pincho”(2003)
 ・“Pancho & Pincho - Así se hizo / Pancho & Pincho - Making Of”(2003)
 ・『モルタルドとフィレモン』“La gran aventura de Mortadelo y Filemón / Mortadelo y Filemón: The Big”(2003)
 ・“Binta y la gran idea / Binta and the Great Idea”(2004)
 ・“Homme de couleur / Hombre de color / Color Man”(2005)
 ・“La cabina – Dogma / The Phone Box - Dogma”(2005)
 ・“Los gemelos / The Twins”(2005)
 ・“Los gemelos 2 / The Twins 2”(2005)
 ・“Los Pinkerton / The Pinkertons”(2007)
 ・『カミーノ』“Camino”(2008)

 ※『ミラクル・ペティント』『モルタルドとフィレモン』『カミーノ』以外は短編作品。

 ◆ジョルジュ・シムノン特集(Los desafíos de Simenon / Simenon’s Challenges)
 ・クロード・シャブロル “Betty”
 ・ベルトラン・タヴェルニエ “El relojero de Saint Paul”
 ・パトリス・ルコント 『仕立て屋の恋』
 ・Pierre Granier-Deferre “Le chat / El gato / The Cat”
 ・Pierre Granier-Deferre “La Veuve Couderc / El evadido / The Widow Couderc”

 ◆Omisiones de la Academia / Omissions of the Academy
 特集タイトルは「アカデミー落選組」ですが、いわゆる「呪われた映画」の特集のようです。
 ・『鮮血の情報』“13 rue Madeleine”(1947) 監督:ヘンリー・ハサウェイ
 ・『オペラは踊る』“A Night at the Opera”(1935) 監督:サム・ウッド
 ・『小間使』“Cluny Brown”(1946) 監督:エルンスト・ルビッチ
 ・『デッドライン~USA』“Deadline, USA”(1952) 監督:リチャード・ブルックス
 ・“Flight from Destiny”(1941) 監督:Vincent Sherman
 ・『ハメット』“Hammett”(1982) 監督:ヴィム・ヴェンダース
 ・『太平洋の地獄』“Hell is the Pacific”(1968) 監督:ジョン・ブアマン
 ・『明日の別れの接吻を』“Kiss Tomorrow Goodbye”(1950) 監督:ゴードン・ダグラス
 ・『湖中の女』“Lady in the Lake”(1947) 監督:ロバート・モンゴメリー
 ・『忘れじの面影』“Letter from an Unknown Woman”(1948) 監督:マックス・オフュルス
 ・『サイレント・ムービー』“Silent Movie”(1976) 監督:メル・ブルックス
 ・『悪徳』“The Big Knife”(1955) 監督:ロバート・アルドルッチ
 ・『必死の逃亡者』“The Desperate Hours”(1955) 監督:ウィリアム・ワイラー
 ・“The Enfrocer”(1951) 監督:ブレテイン・ウィンダスト(Bretaigne Windust)
 ・『罠』“The Set-Up”(1949) 監督:ロバート・ワイズ
 ・『情無用の街』“The Street with No Name”(1948) 監督:ウィリアム・ケイリー
 ・『黒い罠』“Touch of Evil”(1958) 監督:オーソン・ウェルズ

 ◆Homenajes / Hommages(オマージュ)

 ・“Ya es tiempo de violencia” 監督:Enrique Juárez
 ・“La desconocida” 監督:Enrique Juárez
 ・“Carpani, vida y obra / Carpani, Life and Works” 監督:Jerónimo Carranza
 ・“Huellas y memoria de Jorge Prelorán / Traces and Memories of Jorge Prelorán” 監督:Fermín Rivera

 ◆ジム・ヘンソン伝説:マペット―音楽とマジック(Muppets - Música y magia: El legado de Jim Henson/Muppets – Music and Magic: Jim Henson’s Legacy)

 ・El arte del manejo de marionetas y de la narración /The Art of Puppetry and Storytelling(パペットのアートとストーリーテリング)
 ・Historia de los Muppets 1 /Muppet History 101(マペット・ヒストリー)
 ・CMと実験映画(Commercials and Experiments)
 ・Momentos musicales de los Muppets /Muppets Music Moments(マペットと音楽)
 ・『マペットの夢見るハリウッド』“The Muppets Movie”(1979 監督:ジェームズ・フローリー(James Frawley)
 ・『マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ!』“The Great Muppet Caper”(1981) 監督:ジム・ヘンソン
 ・『ダーククリスタル』“The Dark Crystal”(1982) 監督:ジム・ヘンソン
 ・『ラビリンス/魔法の迷宮』“Labyrinth”(1986) 監督:ジム・ヘンソン

 【Specials部門】

 ◆予告編特集/アート・オブ・トレーラー(El arte del trailer / The Art of Trailers)

 ・Trailers From Hell / Trailers desde el Infierno(地獄の予告編) ホラー映画の予告編特集(?)
 ・Trailers nacionales / National Trailers アルゼンチン映画の予告編特集
 ・Trailers de Isabel Sarli / Isabel Sarli´s Trailers イザベル・サルリ(セクシー系の女優)の予告編特集
 ・“Coming Attractions: The History of the Movie Trailer”(来るべき作品の魅力を伝えるために:映画予告編の歴史) 監督:Michael J. Shapiro

 ◆3D映画特集
 『ボルト』、『カールじいさんの空飛ぶ家』、“Big Bang”、“Boogie”、“Cerebro”、“El sistema solar en una cancha de futbol”、“G-Force”、“Salva tu planeta”

 ◆A sala Ilena
 “Full House”、“Música en espera”(待ち時間の音楽)、“Papá por un día”(一日だけのパパ)、“El secreto de sus ojos”(あなたの目の秘密)、“Las viudas de los jueves”(木曜日の未亡人)、“Un novio para mi mujer”(家内のためのボーイフレンド)
 メロドラマ風の作品のセレクションのようです。

 ◆WIP-Work in Progress(制作中作品のプレゼンテーション)
 8作品

 ◆ラテンアメリカ短編コンペティション
 9作品

 ◆ラテンアメリカ短編 アウト・オブ・コンペティション
 8作品

 ◆アルゼンチン短編コンペティション
 7作品

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 コンペ部門のセレクションはまあまあといった感じでしたが、実は、そのほかの部門がけっこう充実していました。映画祭のタイトルに冠してはいませんが、マル・デル・プラタ国際映画祭は、ファンタスティック映画祭の精神を受け継いでいる映画祭だったんですね~。

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 *当ブログ記事
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

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