韓国・大鐘賞2009 発表!

 第46回大鐘賞映画祭(대종상영화제)映画賞が発表になりました(11月6日)。

 例年は6月に開催されていたのですが、今年は11月開催に変更になりました。過去にはスポンサーが集まらなくて開催されない年もあったので、今年もそうなのかなと思ったのですが、無事11月に開催になりました。来年以降もこの時期に開催になるのかどうかはわかりませんが、韓国映画評論家協会賞同様に、今後は晩秋に発表するという形(1年の総決算は初夏ではなく秋に行なうというスタイル)になるのかもしれません。


 ◆作品賞
 ・”Take Off/国家代表” 監督:キム・ヨンファ
 ・『母なる証明』 監督:ポン・ジュノ
 ◎”The Divine Weapon/神機箭” 監督:キム・ユジン
 ・"Sky and Sea/空と海" 監督:オ・ダルギュン
 ・”Haeundae/海雲台” 監督:ユン・ジェギュン

 ◆監督賞
 ◎キム・ヨンファ “Take Off/国家代表”
 ・ユン・ジェギュン “Haeundae/海雲台”
 ・チョン・ユンス "Portrait of a Beauty/美人図"
 ・チョン・ギフン "Ae-ja/エジャ"
 ・ポン・ジュノ 『母なる証明』

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 ◆主演男優賞
 ◎キム・ミョンミン “Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”(監督:パク・ジンピョ)
 ・キム・ユンソク 『亀、走る』“Running Turtle”(監督:イ・ヨヌ)
 ・ソル・ギョング “Haeundae/海雲台”
 ・チョン・ジェヨン “The Divine Weapon/神機箭”
 ・ハ・ジョンウ “Take Off/国家代表”

 ◆主演女優賞
 ・キム・ミンソン "Portrait of a Beauty/美人図"
 ・キム・ヘジャ 『母なる証明』
 ◎スエ “Sunny/あの人は遠くへ”(監督:イ・ジュンイク)
 ・チャン・ナラ "Sky and Sea/空と海"
 ・チェ・ガンヒ "Ae-ja/エジャ"

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 ◆助演男優賞
 ・キム・イグォン “Haeundae/海雲台”
 ◎チン・グ 『母なる証明』
 ・チョン・ギョンホ “Sunny/あの人は遠くへ”
 ・チャン・グンソク "The Case of Itaewon Homicide/梨泰院(イテウォン)殺人事件"(監督:ホン・ギソン)
 ・キム・ナムギル "Modern Boy/モダンボーイ"(監督:チョン・ジウ)

 ◆助演女優賞
 ・キム・ボヨン "Living Death/不信地獄"(監督:イ・ヨンジュ)
 ・キム・ヘスク 『サースト~渇き~』(監督:パク・チャヌク)
 ◎キム・ヨンエ "Ae-ja/エジャ"
 ・チュ・ジャヒョン "Portrait of a Beauty/美人図"
 ・ナム・ヌンミ “Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”
 ・オム・ジョンファ “Haeundae/海雲台”

 ◆新人監督賞
 ・パク・ゴニョン 『キングコングを持ち上げる』"Bronze Medalist"
 ・ヤン・イクジュン 『息もできない』
 ◎イ・ホジェ 『作戦』“The Scam”
 ・キム・ウンジュ "Summer Whispers/夏、ささやき"
 ・チャン・フン 『映画は映画だ』"Rough Cut"

 ◆新人男優賞
 ◎カン・ジファン “My Girlfriend is an Agent/7級公務員”(監督:シン・テラ)
 ・チャ・スンウ 『Go Go 70s』(監督:チェ・ホ)
 ・キム・ナムギル "Modern Boy/モダンボーイ"
 ・ソ・ジソプ 『映画は映画だ』"Rough Cut"
 ・ソン・チャンウィ "Once Upon a Time in Seoul/少年は泣かない” (監督:ペ・ションジュン)

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 ◆新人女優賞
 ◎キム・コッビ 『息もできない』
 ・パク・ボヨン 『加速スキャンダル』“Speed Scandal” (監督:カン・ヒョンチョル)
 ・イ・ヨンウン "Summer Whispers/夏、ささやき"
 ・ヒョン・ジュニ "Sky and Sea/空と海„
 ・ソン・ウソン 『亀、走る』"Running Turtle"

 ◆脚本賞
 ・チョン・ギフン "Ae-ja/エジャ"
 ・イ・ヘジュン 『キム氏漂流記』"Castaway on the Moon"(監督:イ・ヘジュン)
 ◎キム・ギドク、チャン・フン、オク・チンゴン、オー・セヨン 『映画は映画だ』"Rough Cut"
 ・キム・ミヒョン 『携帯電話』"Hand Phone" (監督:キム・ハンミン)
 ・イ・ヨンジュ "Living Death/不信地獄"

 ◆撮影賞
 ・パク・ヒョンチョル ”Take Off/国家代表”
 ・イ・モゲ 『グッド・バッド・ウィアード』(監督:キム・ジウン)
 ・ホン・ギョンピョ 『母なる証明』
 ・キム・ヨンホ ”Haeundae/海雲台”
 ◎パク・ヒジュ "Portrait of a Beauty/美人図"

 ◆照明賞
 ・キム・スンギュ  "Portrait of a Beauty/美人図"
 ・イ・ソンジェ 『加速スキャンダル』“Speed Scandal”
 ・ユン・ジウォン 『霜花店―運命、その愛―』“A Frozen Flower” (監督:ユ・ハ)
 ・イム・ジェヨン ”The Divine Weapon/神機箭”
 ◎パク・ヒョンウォン 『サースト~渇き~』

 ◆編集賞
 ・キム・サンボム、キム・ジェボム 『Go Go 70s』
 ・ナム・ナヨン 『グッド・バッド・ウィアード』
 ・パク・ゴクジ ”Take Off/国家代表”
 ・ナム・ナヨン 『加速スキャンダル』“Speed Scandal”
 ◎キム・ヒョン ”The Divine Weapon/神機箭”

 ◆美術賞
 ・チョン・ギョンラン 『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』(監督:ミン・ギュドン)
 ・イ・ハジュン、Yoon Il-rang  "Portrait of a Beauty/美人図"
 ◎キム・ギチョル 『霜花店―運命、その愛―』“A Frozen Flower”
 ・ジョ・ファソン 『グッド・バッド・ウィアード』
 ・チョ・サンギョン "Modern Boy/モダンボーイ"

 ◆衣裳賞
 ・ダムヨン・イ・ヒェスン、Jeong Jeong-eun 『霜花店―運命、その愛―』“A Frozen Flower”
 ・チョ・サンギョン "Modern Boy/モダンボーイ"
 ◎グウォン・ユジン、チェ・ウィヨン 『グッド・バッド・ウィアード』
 ・イ・ユスク "Portrait of a Beauty/美人図"
 ・シム・ヒョンソプ ”Sunny/あの人は遠くへ”

 ◆映像技術賞
 ◎チョン・ソンジン ”Take Off/国家代表”
 ・キム・ウク、クァク・テヨン、チョン・ジョアン 『グッド・バッド・ウィアード』
 ・ガン・ジョンイク、ソン・ジョンヒ、キム・グァンス "Modern Boy/モダンボーイ"
 ・チョン・ソンジン、ハン・ピルナム、Future Vision ”The Divine Weapon/神機箭”
 ・HANS UHLIG (POLYGON)、チャン・ソンホ(Mofac)、キム・ヒドン(CJ Power Cast)、ホン・ジャンピョ ”Haeundae/海雲台"

 ◆音響技術賞
 ・ウン・ヒス、チェ・テヨン ”Haeundae/海雲台”
 ・キム・ギョンテ、チェ・テヨン 『グッド・バッド・ウィアード』
 ・オ・ソンジン、Kinopost  "Chaw/チャウ"(監督:シン・ジョンウォン)
 ・パク・ジョングン、キム・ソウォン 『Go Go 70s』
 ◎オ・セジン、Blue Cap ”The Divine Weapon/神機箭”

 ◆作曲賞
 ◎キム・ジョンソク 『霜花店―運命、その愛―』“A Frozen Flower”
 ・イ・ビョンウ 『母なる証明』
 ・キム・ジュンソク 『加速スキャンダル』“Speed Scandal”
 ・バン・ジュンソク 『Go Go 70s』
 ・イ・ウンド "Sky and Sea/空と海"

 ◆企画賞
 ・キム・ムリョン 『キム氏漂流記』"Castaway on the Moon"
 ・ユジン E & C ”The Divine Weapon/神機箭”
 ・キム・ヨンファ、キム・ミンスク、シム・ヨウン、キム・ホソン ”Take Off/国家代表”
 ◎キム・ジェギュン ”Haeundae/海雲台”
 ・キム・ソヨン 『木のない山』(監督:キム・ソヨン)

 ◎功労賞:カン・デソン(監督)

 ◎人気賞:キム・ミョンミン、パク・ボヨン

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 ノミネート&受賞状況は以下の通りです。

 ・”Haeundae/海雲台”(1/9):作品・監督・主演男優・助演男優・撮影・映像・音響・企画
 ・”The Divine Weapon/神機箭”(3/7):作品・主演男優・照明・編集・映像・音響・企画
 ・”Take Off/国家代表”(2/7):作品・監督・主演男優・撮影・編集・映像・企画
 ・"Portrait of a Beauty/美人図"(1/7):監督・主演女優・助演女優・撮影・照明・美術・衣裳
 ・『母なる証明』(1/6):作品・監督・主演女優・助演男優・撮影・作曲
 ・『グッド・バッド・ウィアード』(1/6):撮影・編集・美術・衣裳・映像・音響
 ・"Modern Boy/モダンボーイ”(0/5):助演男優・新人男優・美術・衣裳・映像
 ・"Ae-ja/エジャ"(1/4):監督・主演女優・助演女優・脚本
 ・『霜花店―運命、その愛―』(2/4):照明・美術・衣裳・作曲
 ・"Sky and Sea/空と海"(0/4):作品・主演女優・新人女優・作曲
 ・『Go Go 70s』(0/4):新人男優・編集・音響・作曲
 ・『加速スキャンダル』(0/4):新人女優・照明・編集・作曲
 ・“Sunny/あの人は遠くへ”(1/3):主演女優・助演男優・衣裳
 ・“Closer to Heaven/私の愛、私のそばに”(1/2):主演男優・助演女優
 ・『サースト~渇き~』(1/2):助演女優・照明
 ・『息もできない』(1/2):新人監督・新人女優
 ・『亀、走る』“Running Turtle”(0/2):主演男優・助演女優
 ・"Living Death/不信地獄"(0/2):助演女優・脚本
 ・"Summer Whispers/夏、ささやき"(0/2):新人監督・新人女優
 ・『キム氏漂流記』"Castaway on the Moon"(0/2):脚本・企画
 ・『作戦』“The Scam”(1/1):新人監督
 ・"The Case of Itaewon Homicide/梨泰院(イテウォン)殺人事件"(0/1):助演男優
 ・『キングコングを持ち上げる』(0/1):新人監督
 ・『映画は映画だ』(1/3):新人監督・新人男優・脚本
 ・“My Girlfriend is an Agent/7級公務員”(1/1):新人男優
 ・"Once Upon a Time in Seoul/少年は泣かない”(0/1):新人男優
 ・『携帯電話』"Hand Phone"(0/1):脚本
 ・『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』(0/1):美術
 ・"Chaw/チャウ"(0/1):音響
 ・『木のない山』(0/1):企画

 大鐘賞の特徴なのか、それとも今年がたまたまそうなったのかはわかりませんが、ノミネーションも受賞結果も見事にバラけています。
 作品賞と監督賞ともにノミネートされた作品は3つしかなく、作品賞と監督賞と脚本賞が3つともノミネートされた作品は1つもありませんでした。

 ちょっと異常だなと思うのは、9月以降に発表された、先行する3つの映画賞(利川春史大賞映画祭映画賞、釜山映画評論家協会賞、韓国映画評論家協会賞)とほとんどすべての部門で異なる結果を出していることで、先行する映画賞の結果を意識してあえて違う結果を出そうとしたんじゃないかと勘ぐりたくもなります(昨年までは大鐘賞の方が先行する映画賞だったわけですが)。

 というわけで、本命視されていた『母なる証明』は結果的に助演男優賞どまり、”Take Off/国家代表”も監督賞こそ受賞しましたが、2部門の受賞にとどまり、主演女優賞がほぼ当確と見られていたキム・ヘジャも受賞なりませんでした。

 逆に、先行する3つの映画賞には全くからんでこなかった”The Divine Weapon/神機箭”が、7部門ノミネートで3部門受賞(最多受賞)し、ちょっと意外にも思いましたが、これはひょっとすると開催時期を変えたこと(ノミネーション対象期間が1年半に延びたこと)とも関係あるのかもしれません。(映画賞によって、ノミネート対象期間がずれる作品には他に『グッド・バッド・ウィアード』『映画は映画だ』"Modern Boy/モダンボーイ”などがあります。)

 ※今年のノミネーションに対しては"Sky and Sea/空と海"など一般公開前の作品がいくつもノミネーションされているのに対して、ノミネートされてしかるべき候補が入っていないじゃないかという非難があったそうです。

 韓国で残っている主な映画賞には、青龍映画賞(第30回)などがありますが、青龍映画賞は12月2日に発表予定です。
 果たして、『母なる証明』や”Take Off/国家代表”は巻き返しを図るのか、キム・ヘジャは主演女優賞を受賞するのか、などが注目されます。

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 *当ブログ記事
 ・利川春史大賞映画祭映画賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_6.html
 ・釜山映画評論家協会賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_7.html
 ・韓国映画評論家協会賞2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200910/article_7.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

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