モントリオール世界映画祭2009 受賞結果発表!

 モントリオール世界映画祭2009(8月27日~9月7日)の各賞の結果が発表になりました。

 【ワールド・コンペティション部門】

 ◎グランプリ:“Liberté(Korkoro/Freedom)”(仏) 監督:トニー・ガトリフ

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 ◎審査員特別賞:“Weaving Girl”(中) 監督:ワン・チュアンアン

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 ◎監督賞:根岸吉太郎 『ヴィヨンの妻』(日)

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 ◎脚本賞:アラン・ル・アンリ(Alain Le Henry) “Je Suis Heureux Que Ma Mère Soit Vivante (I’m Grad That My Mother is Alive)”(仏) 監督:クロード・ミレール&ナタン・ミレール

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 ◎男優賞:Cyron Melville “Vanvittig Forelsket (Love and Rage)”(デンマーク) 監督:Morten Giese

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 ◎女優賞:Marie Leuenberger “Die Standesbeamtin (Will You Marry Us?)”(スイス) 監督:Micha Lewinsky

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 ◎芸術貢献賞:"Sveti Georgije Ubiva Azdahu (St. George Shoots the Dragon)" (セルビア・ボスニア・ブルガリア) 監督:Srdjan Dragojevic

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 ◎Innovation Award:"Atashkar(Fire Keeper)"(イラン) 監督:Mohsen Amiryoussefi

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 ◎エキュメニカル審査員賞:“Liberté(Korkoro/Freedom)”(仏)  監督:トニー・ガトリフ

 ◎エキュメニカル審査員賞:“Waffenstillstand(Ceasefire)”(独) 監督:Lancelot von Naso

 ◎国際批評家連盟賞:“Weaving Girl”(中) 監督:ワン・チュアンアン

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 ◎観客賞(Public Award):“Liberté(Korkoro/Freedom)”(仏)  監督:トニー・ガトリフ

 【ファースト・フィルム ワールド・コンペティション部門】

 ◎Golden Zenith: "Je Te Mangerais(You Will Be Mine)"(仏) 監督:Sophie Laloy

 ◎Silver Zenith:"Vaghti Limooha Zard Shodand(When the Lemons Turned Yellow)" (イラン) 監督:Mohammadreza Vatandoost

 ◎Bronze Zenith:"Los Canallas (Riff Raff)"(エクアドル) 監督:Cristina Franco、Jorge Alejandro Fegan、Diego Coral Lopez、Nataly Valencia.

 【短編映画 ワールド・コンペティション部門】

 ◎First Prize:“Pigeon Impossible”(米) 監督:Lucas Martell

 ◎審査員賞:“Fast Vid Dig (Attached to You)”(スウェーデン) 監督:Carin Brack、 Cecilia Actis、Mia Hulterstam

 ◎最優秀カナダ短編映画:“Surmenage /Losing It”(カナダ) 監督:Alexandre Leblanc、Benoit Bourbonnais

 【その他の賞】

 ◎カナダ映画観客賞(public award for most popular Canadian film at the fest):"Un Cargo Pour L'afrique (A Cargo to Africa)" 監督:ロジェ・カンタン(Roger Cantin)

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 ◎Glauber Rocha Award: "Andrés No Quiere Dormir La Siesta(Andres Doesn't Want to Take a Siesta)"(アルゼンチン) 監督:Daniel Bustamante

 ◎最優秀ドキュメンタリー賞: "“L'important, C'est De Rester Vivant (The Main Thing is to Stay Alive)"(仏・カンボジア)  監督:Roshane Saidnattar

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 ◎生涯貢献賞:Gu Jun “The Everlasting Flame: Beijing Olympics 2008”(中)

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 ラインナップの記事を書いた時に、私は―

 「情報が少ないので、はっきりしたことはわかりませんが、初長編監督が6人、ベテラン監督とみなされるのが、クロード・ミレール、トニー・ガトリフ、根岸吉太郎の3人、新作が注目される俊英がスイスのMicha Lewinsky、イランのMohsen Amiryoussefi、中国のワン・チュアンアン、といった感じでしょうか。
 個人的な関心、そして、受賞の行方としては、トニー・ガトリフ作品、および新鋭3人の作品が気になります。
 日本作品の受賞は……可能性はないこともない、でしょうが、『ディア・ドクター』は、日本で伝わっているニュアンスが海外でも伝わるかどうか、『ヴィヨンの妻』は松たか子がどの程度の演技を見せているのか、にかかっていると思われます。」

 と書いていますが、私が注目していた監督の作品が軒並み受賞するという結果になりました。ま、それらは作品情報など事前情報により注目していたというだけだったのですが、それがそう的外れなものではなかったということになります(笑)。

 『ディア・ドクター』に関しては、直接、審査に影響を与えたかどうかはわかりませんが、Bernard Émondというカナダの監督が撮った“La Donation”というカナダ映画があって(トロント国際映画祭2009 MASTERS部門で上映)、これが題材的に『ディア・ドクター』に似ている(しかもこちらの方がわかりやすい)のが、ちょっと気になりました(カナダなので、当然そういう映画が作られていることは広く知られているでしょうし)。

 3賞を受賞したトニー・ガトリフ作品は、今回の映画祭では最も評判がよく、評価も高かった作品で、この結果は順当なものと見られています。

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 *当ブログ記事
 ・モントリオール世界映画祭2009 ラインナップ その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_8.html
 ・モントリオール世界映画祭2009 ラインナップ その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_11.html
 ・『ディア・ドクター』inモントリオール世界映画祭2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_3.html
 ・『ヴィヨンの妻』inモントリオール世界映画祭2009:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_4.html
 ・映画祭&映画賞カレンダー 2009年5月~2010年5月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_6.html

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 ◆Photo

 ・審査員を務めた奥田瑛二

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 中央が審査員長のジャファール・パナヒ
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