全部観たくなる! 第4回難民映画祭!

 10月1日から第4回UNHCR難民映画祭-東京が都内4会場を使って開催されます(8日まで)。

 これまでの3回も気になる作品がありながら、私は一度も行けていないのですが、今年の上映作品には、当ブログで触れたことのある作品がいくつもあるので、なんとか機会を見つけてでかけてみたいと思っています。

 「無料」を大々的に宣伝はしていないようですが、営利目的がないこともあり、入場料金は無料であるようです(もちろんカンパは受け付けているようですが)。

 上映作品は全部で20作品あります。

 大半は劇場未公開ですが、既に劇場公開された作品や、これから劇場公開予定の作品もあります。

画像

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 ・『ラリア』“Lalia”(西/1999)  監督:Silvia Munt [フィクション]

 ゴヤ賞2000 短編ドキュメンタリー賞受賞。
 バルセロナ国際テレビジョン映画祭2001 ユニセフ賞受賞。

 ・『モリーとモバラク』“Molly & Mobarak”(オーストラリア/2003)  監督:トム・スブリスキ(Tom Zubrycki)  [ドキュメンタリー]

 ・『クロスロード』“Das Fräulein”(スイス/2006) 監督:アンドレア・スタカ(Andera Staka)  [フィクション]

 ロカルノ国際映画祭2006 金豹賞&CICAE賞スペシャル・メンション&ドン・キホーテ賞スペシャル・メンション&ヤング審査員賞受賞。
 サラエボ映画祭2006 審査員賞&女優賞受賞。
 スイス映画賞2007 脚本賞受賞。

 ・『神は僕らを見放した』“God Grew Tired of Us:Story of Lost Boys of Sudan”(米/2006)  監督:クリストファー・ディロン・クィン(Christopher Quinn)  [ドキュメンタリー]

 サンダンス映画祭2006 アメリカ映画 ドキュメンタリー部門 審査員グランプリ&観客賞受賞。
 International Documentary Association 2006 Emerging Documentary Filmmaker受賞。
 ドーヴィル映画祭2006 Canal+賞受賞。
 テルライド・マウンテン映画祭2007 審査員特別賞受賞。

 ・『14キロメートル』“14 Kilómeters”(西/2007)  監督:ヘラルド・オリバレス(Geraldo Olivares)  [フィクション]

 バリャドリッド国際映画祭2007 グランプリ(Golden Spike)&撮影賞&音楽賞受賞。
 グアダラハラ・メキシカン映画祭2008 最優秀イベロ・アメリカン作品賞受賞。

 ・『扉をたたく人』“The Visitor”(米/2007)  監督:トマス・マッカーシー [フィクション]

 モスクワ国際映画祭2008 男優賞受賞。
 ドーヴィル映画祭2008 審査員特別賞受賞。
 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2008 スポットライト賞受賞。
 インディペンデント・スピリット・アワード2009 監督賞受賞。
 米国アカデミー賞2009主演男優賞ノミネート。

 劇場公開済み。

 *当ブログ記事(一部)
 ・トロント国際映画祭2007 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200709/article_5.html
 ・オスカーまであと15週! 有力候補作品公開スケジュール!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_8.html
 ・ナショナル・ボード・オブ・レビュー2008 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_10.html
 ・米国アカデミー賞2009 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_28.html
 ・2008年度の映画賞の結果をまとめてみました(アメリカ編):http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_37.html
 ・最初に覚える名前 ヒアム・アッバス!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_34.html

 ・『秘境の地-忘れられた軍隊』“The Most Secret Place on Earth”(ドイツ・ラオス/2008)  監督:マルク・エベレー(Marc Eberle)  [ドキュメンタリー]

 ・『ジェニンの心』“The Heart of Jenin”(ドイツ・イスラエル/2008)  監督:マーカス・ベッター(Markus Vetter)、レオン・ゲラー(Lior Geller)  [ドキュメンタリー]

 物語:2005年11月、パレスチナのジェニン地区で、12歳のパレスチナ人の少年が持っていたおもちゃの銃を、イスラエルの兵隊が本物の銃と勘違いし、彼を射殺してしまう。しかし、少年の父親は、息子の死を悲しみつつも、息子の臓器をイスラエルの子供たちに提供することを認め、その結果、4人のイスラエルの子供の命が救われることになる……。
 トロント国際映画祭2008 REAL TO REEL部門で上映。

 *当ブログ記事
 ・トロント国際映画祭2008 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200809/article_1.html

 ・『要塞』“The Fortress”(スイス/2008)  監督:フェルナンド・メルガー(Fernand Melgar)  [ドキュメンタリー]

 ロカルノ国際映画祭2008 Filmmakers of the Present部門(8月/金豹賞受賞)、スイス映画賞2009最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート、ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭(Buenos Aires Festival Internacional de Cine Independiente)2009(3月)、シアトル国際映画祭2009(5月)で上映。
 山形国際ドキュメンタリー映画祭2009で上映

 *当ブログ記事 山形国際ドキュメンタリー映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200908/article_34.html

 ・『ビルマVJ』“Burma VJ”(デンマーク/2008)  監督:アンダース・オステルガルド(Anders Østergaard)  [ドキュメンタリー]

 2007年9月。ビルマ人ジャーナリストたちが逮捕も恐れずに発信した、ポケットカメラのよるサフラン革命の写真が全世界をかけめぐり、彼らは一躍世界の表舞台に引っ張り出されることになる。

 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2008 ヨリス・イヴェンス賞&Movies That Matter Award受賞。
 サンダンス映画祭2009ワールド・シネマ ドキュメンタリー部門 編集賞受賞。
 デンマーク映画批評家協会賞2009 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 エルサレム映画祭2009スピリット・オブ・フリーダム賞Vivian Ostrovsky賞受賞。

 2009年度米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされる可能性も高い。

 *当ブログ記事
 ・サンダンス映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_9.html
 ・サンダンス映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_31.html
 ・デンマーク映画批評家協会賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200903/article_3.html
 ・今年注目のドキュメンタリー作品はこれだ!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_22.html
 ・モスクワ国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_18.html
 ・エルサレム映画祭2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_18.html
 ・アジア映画の収穫!2009 その1:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_13.html
 ・バンコク国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_8.html

 ・『ヨドク・ストーリー』“Yodok Stories”(ノルウェー・ポーランド/2008)  監督:Andrzej Fidyk [ドキュメンタリー]

 北朝鮮の強制収容所の実態を描いた作品。ただし、北朝鮮の強制収容所の撮影は許可されないので、脱北者が母国での生活をミュージカル化したものをフィルムに収めている。Yodokというのは、第15再教育収容所のこと。

 エルサレム映画祭2009スピリット・オブ・フリーダム賞Nathan Cummings Foundation賞受賞。

 *当ブログ記事
 ・エルサレム映画祭2009 受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_18.html

 ・『戦場でワルツを』“Waltz With Bashir”(イスラエル・独・仏/2008)  監督:アリ・フォルマン [ドキュメンタリー]

 カンヌ国際映画祭2008 コンペティション部門出品。
 東京フィルメックス2008 最優秀作品賞受賞。
 米国アカデミー賞2009 外国語映画賞ノミネート。
 パームスプリングス国際映画祭2009ブリッジ・ザ・ボーダー賞(Bridging the Borders Award(境界の架け橋賞))受賞。
 ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2009 グランプリ受賞。

 シネスイッチ銀座にて2009年秋公開予定。

 *当ブログ記事(一部)
 ・カンヌ国際映画祭2008 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200805/article_2.html
 ・ヨーロッパ映画賞2008 ショート・リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200809/article_7.html
 ・ヨーロッパ映画賞2008 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_4.html
 ・米国アカデミー賞2009 外国語映画賞 各国代表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200809/article_6.html
 ・米国アカデミー賞2009 長編アニメーション賞ロング・リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_6.html
 ・米国アカデミー賞2009 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_28.html
 ・パームスプリングス国際映画祭2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_22.html
 ・ゴールデン・グローブ賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_13.html
 ・2008年度の映画賞の結果をまとめてみました(アメリカ編):http://umikarahajimaru.at.webry.info/200812/article_37.html
 ・ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_9.html

 ・『カンボジア-ある家族の夢』“Cambodia Dreams”(ニュージーランド・カンボジア/2008) 監督:スタンリー・ハーパー(Stanley Harper)  [ドキュメンタリー]

 ・『我が子のように』“Everybody’s Children”(カナダ/2008) 監督:モニカ・デルモス(Monika Delmos)  [ドキュメンタリー]

 ・『ウォー・チャイルド』“War Child”(米/2008)  監督:C・カリム・クロボック(Christian Karim Chrobog) [ドキュメンタリー]

 トライベッカ映画祭2008 観客賞受賞。
 ハートランド映画祭2008 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 ベルゲン国際映画祭2008 最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 International Documentary Association 2008 Video Source Award 受賞。

 ・『西のエデン』“Eden is West(Eden à l'ouest)”(仏・伊・ギリシャ/2009)  監督:コスタ・ガブラス [フィクション]

 出演:リカルド・スカラマルシオ、ウルリヒ・トゥクール、ユリアーネ・ケーラー
 物語:EUで暮らす不法移民の物語。

 ベルリン国際映画祭2009 アウト・オブ・コンペティション部門で上映。
 釜山国際映画祭2009 ワールド・シネマ部門で上映。

 フランス映画祭2009で上映。

 *当ブログ記事
 ・ベルリン国際映画祭2009 コンペティション部門以外のラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_36.html
 ・釜山国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_11.html
 ・日本未公開作品300本 その2:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200905/article_9.html

 ・『ウェルカム』“Welcome”(仏/2009)  監督:フィリップ・リオレ [フィクション]

 出演:ヴァンサン ランドン、Firat Ayverdi Dominic Murphy

 ベルリン国際映画祭2009 パノラマ部門で上映。観客賞2位、エキュメニカル賞、Label Europa Cinemas受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2009 Horizons部門で上映。
 ヨーロッパ映画賞2009 ショート・リスト48作品の1本。

 *当ブログ記事
 ・ベルリン国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_36.html
 ・ベルリン国際映画祭2009 受賞結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200902/article_17.html
 ・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2009 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200906/article_28.html
 ・ヨーロッパ映画賞2009 ショート・リスト発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200909/article_6.html

 ・『沈黙を破る』“Breaking The Silence”(日/2009)  監督:土井敏邦 [ドキュメンタリー]

 劇場公開済み。

 ・『この空を見ていますか ゆず アフリカの子どもたちへ』“Are We Seeing The Same Sky”(日/2009)  制作・著作:NHK [ドキュメンタリー]

 2009年5月 NHK BS2にて放映(8月再放送)。

 ・『大きないちょうの木の下で』“Under The Great Ginkgo Tree”(日/2009)  監督:村井晶子 制作・著作:NHK [ドキュメンタリー]

 2009年7月 NHK総合にて放映。

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 1999年から2009年までの作品が集められていますが、わずか10年の間に、問題の所在(どこを舞台にした物語か)が転々と移り変わっていることが、これらの作品リストを見ても明快に見て取ることができます。こうした作品は世界の現状にヴィヴィッドに反応して作られているということなのでしょう。

 「アジアの問題」の多くは、外部(特にヨーロッパ)のジャーナリストによって告発されることが多いようです。
 問題の渦中にある人々にとっては映画なんか撮っていられない(そういう状況にない)というのと、やはり外部の人間だから客観的に見られるということがあるのでしょうか。
 その中でも北欧や東欧のジャーナリストが遠い異国であるはずのアジアに関心を寄せているのが興味深く感じられます。

 上映作品の中では、『要塞』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で何か賞を獲るのではないかというのと、『ビルマVJ』が2009年度米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞候補になるのではないか(少なくともショート・リストくらいには残るのではないか)、というところも注目されます。

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この記事へのコメント

2009年10月03日 23:07
名古屋でも小規模ながら昨年から難民映画祭が開催されていますが、やはり東京のラインナップは充実してますねぇ。私も出来る限り観に行きたいと思っています。

遅ればせながらリンクの件、ありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。
umikarahajimaru
2009年10月04日 01:21
法水さま
コメント&TBありがとうございました。
名古屋では東京で上映されない作品が上映されるのがいいですね!

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