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zoom RSS 『レイチェルの結婚』に関する約15の覚え書き

<<   作成日時 : 2009/05/17 20:42   >>

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 アン・ハサウェイが主演している映画だということ、シドニー・ルメットの娘ジェニー・ルメットが脚本を手がけた作品であること、それらを含めて2008年の映画賞レースを席捲した映画であること、そのくらいを予備知識として観た『レイチェルの結婚』。

 結婚式という「身近なイベントをプロットの核にして、登場人物の現在と過去、さらに彼らを取り巻く人間模様を鮮やかに浮かび上がらせる」という趣向を持った作品であることは、タイトルからも予想され、実際にその通りだった(そしてそれは見事に成功していたと思う)のだけれど、これはどういうことなんだろう?と思うことも多々ありました。なんでインド風の結婚式なのか?とか、リハーサル・ディナーのスピーチの最後にキムが口にする言葉は何なのかとか……。

 それらのことは、解説を読んだりしたらわかるのかなと思ったんですが、公式サイトとか、劇場パンフとかを見ても、私の知りたいと思ったことはほとんど書かれてありませんでした。気にならないのかなあ、みなさん。

 劇場公開に当たって、監督とか脚本家とか出演者とかを来日させていれば、そういった点に関して誰かが質問してくれていたかとも思うのですが、今回は誰も招かなかったようで、私の感じた疑問は依然疑問のまま残っています。日頃かなり役に立ってくれているIMDbも『レイチェルの結婚』に関してはあまり情報がないし……。

 というわけで、今回は『レイチェルの結婚』に関し、いくつかの覚書を残しておきたいと思います。

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 【リハーサル・ディナー】

 結婚式前夜に(本作の場合は結婚式の2日前)、新郎新婦両家の親族や、式の準備に力を貸してくれた親しい友人などを招いて行なうセミ・フォーマルな食事会のこと。アットホームな雰囲気で、新郎新婦両家やゲスト同士の親交を深め、新郎新婦から感謝の意を込めて小さなプレゼントをしたりもする。北米で行なわれる習慣。

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 【12 ステップ】

 キムが薬物依存から抜け出すために参加しているプログラム(12 Step Meeting)。元々はアルコホリック・アノニマスがアルコール中毒者に対して始めたものが起源で、宗教的な色彩も濃い。
 1.We admitted we were powerless over alcohol—that our lives had become unmanageable. 私たちはアルコール(薬物)に対して無力で、人生がどうしようもならなくなってしまったと認めました。
 2.Came to believe that a Power greater than ourselves could restore us to sanity. 私たちは、「偉大なる力」によって正常な状態に戻ることができると信じられるようになりました。
 3.Made a decision to turn our will and our lives over to the care of God as we understood Him. 私たちは自分の意志と人生をしかるべき神慮に委ねる決心をしました。
 4.Made a searching and fearless moral inventory of ourselves. 私たちは、恐れずに望んで自らのモラルを見直しました。
 5.Admitted to God, to ourselves, and to another human being the exact nature of our wrongs. 私たちは、神に対し、自分自身に対し、そして他者に対し、自らの誤りの本質を正しく認めました。
 6.Were entirely ready to have God remove all these defects of character. 私たちは、これら性格の弱さすべてを取り除くために神慮に委ねる準備がすっかり整いました。
 7.Humbly asked Him to remove our shortcomings. 私たちは自分の短所を取り除いてくれるよう謙虚に神にお願いしました。
 8.Made a list of all persons we had harmed, and became willing to make amends to them all. 私たちは自分が傷つけた人すべてを思い出し、彼らみんなに喜んで罪の償いをする気持ちになりました。
 9.Made direct amends to such people wherever possible, except when to do so would injure them or others. 私たちは、それがかえって仇になるのでない限り、いついかなるところでも彼らに直接償いをしました。
 10.Continued to take personal inventory and when we were wrong promptly admitted it. 私たちは自分を見直し続け、自分が間違っている時はすぐにそれを認めました。
 11.Sought through prayer and meditation to improve our conscious contact with God as we understood Him, praying only for knowledge of His Will for us and the power to carry that out. 私たちは祈りと瞑想を通して神との良心的な触れ合いを深め、神の意思とそれを行なってくれた力のためだけに祈りを捧げました
 12.Having had a spiritual awakening as the result of these steps, we tried to carry this message to alcoholics, and to practice these principles in all our affairs. 私たちはこれらの段階を経て精神的に目覚め、このメッセージをアルコール中毒者に伝え、私たちのあらゆることにこれらの原理を実践するように努めました。

 もっと精神医学的なものかと思ったら、かなり宗教色が濃くて、驚いてしまいます。
 キム・サイドから見た『レイチェルの結婚』という物語は、家族の物語というよりむしろ、これら12ステップを受け入れたいと思っているのに、なかなか受け入れることができず、もがいている彼女の心の葛藤、なのではないか、という気がしてきました。これら12ステップは、映画の中で直接語られることはありませんが、脚本家ジェニー・ルメットが企図した物語の出発点は案外ここらへんにあったのではないでしょうか。そのくらいこの12ステップは、物語と、キムの精神的背景と密接にからみあっています。

 考えてみれば、レイチェルは心理学(とフィアンセ)に救いを求めて(いると考えられ)、一方、フィアンセのシドニーには音楽があり、父には新しい家庭があり、母には新しいパートナーと仕事があるというのに、キムには、自分が過去に犯した罪と、家族以外何もなくて、しかも過去に犯した罪ゆえに家族ともしっくりいかず、心が安らぐところがないというところに、キムの孤独と辛さがある、と考えられます。

 【Halfway House】

 キムが入っている施設。刑務所や精神病院などから出た人が過ごす社会復帰訓練所。

 【ラ・ヘイム(La Chaim)】

 キムがリハーサル・ディナーの挨拶の最後に言う言葉。ヘブライ語で“To Life”、「よき人生を」という意味だそうです。

 『レイチェルの結婚』の、というか、バックマン家の宗教的背景がどうなっているのかはわからないのですが、結婚式の衣装はサリーで、ウェディング・ケーキの上にはインド風の象のデコレーションが乗り、家の中には、ルオー風の宗教画っぽい肖像画がいくつも飾られ、また、キムは、プールで独り灯籠流し(たぶんアジアの風習)をしたりもします。
 ベックマン家がヒンズー教とかインド宗教を信仰しているとも思われないので、結婚式自体は宗教色にこだわらない自由でオープンなものとして行なっている(インド風なのは単にファッション?)と考えていいのでしょうか。

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 【登場人物の名前】

 レイチェルは、Rachaelではなくて、ユダヤ系の名前ラヘルの名残をより強く残すRachel。姓のBuchmanもユダヤ人ぽい苗字で、Rachel Buchmanという同姓同名のユダヤ系の作曲家もいます。(ちなみに、脚本家ジェニー・ルメットの母方の名字はバックリー(Buckley)。)
 キムのスペルはKymで、Kymberlyの略。
 イーサンはEthanで、これもユダヤ系っぽい名前(監督のイーサン・コーエンもユダヤ系)。
 とすれば、バックマン家はやはりユダヤ系(ただし厳格ではない)なのでしょうか。見る人が見れば、簡単にわかることなのかもしれませんが。

 一家以外ではキアラン(Kieran)というのもユダヤ的です。

 それよりももっと興味深いと思うのは、物語の重要な登場人物(結婚式をモチーフとする物語の中のフィアンセの名前)に脚本家ジェニー・ルメットが、自分の父親の名前(シドニー)をつけていることで、どう考えても父親を意識していないはずはなく、これは父親に対するオマージュと考えていいのでしょうか。

 【スペシャル・サンクス】

 エンド・ロールに、
 THANK YOU
 Robert Altman Roger Corman Sidney Lumet Elliot Robert Neil Young
 とあります。
 ロジャー・コーマンは、監督ジョナサン・デミの師匠で本作ではキャメオ出演もしていて、シドニー・ルメットは脚本家ジェニー・ルメットの父、ニール・ヤングは劇中で曲が使われ(新郎が“Unknown Legend”を歌い、判事がそれに応えて「コネチカット州とニール・ヤングの名において2人が夫婦となったことを宣言する」と口にする)、エリオット・ロバートはニール・ヤングのマネージャーだそうです。
 ロバート・アルトマンの名前がここに入っているのは、この映画がアルトマンの『ウェデイング』に対するオマージュでもあるからでしょう。

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 【脚本について】

 この映画の脚本は、ジェニー・ルメットが書いた5つ目の脚本で、映画化された初めての作品だそうです。

 映像による見せ場(母とキムの対決のシーン、キムとレイチェルのシャワールームのシーンなど)もありますが、基本的には台詞で物語が進行する脚本で、よく言えば、脚本として評価されやすい脚本であり、悪く言えば、自己主張が強く、脚本としてあまりこなれていない脚本、でもあります。それを好意的に評価した映画賞では、これを脚本賞に推し、この脚本を若書き、もしくは生硬な脚本とみなしたところ(アカデミー賞とか)は、ノミネーションすらさせなかった、ということができるでしょうか。

 以下、この脚本で気がついたことを書き出してみたいと思います。

 ◆冒頭部分

 EXT. HALFWAY HOUSE PORCH. DAY 1

 KYM, a darkly beautiful girl in her early 20's, is smoking furiously on the porch of an URBAN HALFWAY HOUSE. She glances impatiently at her watch and presses her ear to her cell phone. As she exhales, WE HEAR the rumble of thunder.

 Irritated, she crams her cell phone into her bag. ROSA, a halfway house staff nurse, is patiently handling WALTER, an irate patient who is screeching

 WALTER:I want my fucking Zippo now!
 Walter starts yanking at his hair.

 ROSA:Walter, that is a behavior

 WALTER(raking his nails against his forearm):Fuck you!

 ROSA:And you are making a choice.
 Her cell phone rings

 ROSA(to Walter):Hold on. Hello?

 WALTER:God!

 KYM:Don't you get it yet, Waldo? She's making a choice not to give you your lighter because you'll torch the Self-Help library again.

 WALTER:I'm Walter. Kill anybody recently? Run anybody over with a fucking car?

 [拙訳]

 屋外、ハーフウェイハウスのポーチ、1日目

 キムは、陰のある美しい20年代前半の女の子で、アーバン・ハーフウェイハウスのポーチで激しく煙草を吸っている。彼女は、たまりかねて腕時計を見、携帯電話を耳に押しつける。彼女が息を吐き出した時、雷鳴が聞こえる。

 キムは、イライラして、携帯電話をバッグに投げ入れる。ハーフウェイハウスの看護士であるローサは、金切り声をあげて怒っている患者ウォルターに根気強く対処している。

 ウォルター:今すぐオレのジッポを返してくれよ!
 ウォルターは、自分の髪を引っ張り始める。

 ローサ(ウォルターに):行儀よくしなさい。

 ウォルター(前腕をひっかきながら):クソッ!

 ローサ:そうなったのはあなたのせいでしょう?
 ローサの携帯電話が鳴っている。

 ローサ(ウォルターに「待ってて」と言ってから):もしもし?

 ウォルター:チェッ!

 キム:まだダメよ、ウォルド? 今あんたにライターを渡したら、また自己救済図書館に放火するでしょ?

 ウォルター:ウォルターだよ! 自分こそ今から誰かを殺しに行くのかい? くそいまいましい車で轢き殺すとか?

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 [コメント]

 物語がわかってしまってから読むとちょっとドキッとする台詞のやりとりがあります。

 過去に何があったか、キムはなぜ家族と一緒に暮らしていないのかということは、「イーサン」「車」「酒」などのキーワードを小出しにしていくことによって、物語の中で徐々に明らかになっていくわけですが、冒頭部分で既にそうしたほのめかしがあったことがわかります。単なるののしりあいではなかった、ということです。

 喫煙行為がネガティブな意味を持ってしまうアメリカで、「タバコを吸う」シーンが意味もなく映画の中で使われるということはなく、登場人物に「悪の要素」もしくは「犯罪の匂い」があるということを示す記号として使われる場合がほとんどです。
 このシーンでも、レイチェルに「不良の側面」があることを表す記号として、彼女はタバコを「吸わされて」います。

 ウォルターとのやりとりからは、キムが、思ったことをすぐ口にしてしまうという性格で、ある意味で「あけっぴろげ」であり、言い換えると「無思慮で、相手に対する思いやりに欠ける部分がある(と思われてしまう)」キャラクターであることがほのめかされています。

 この映画では、クライマックスに「雨のシーン」がありますが(あまりにもよくある手ですが)、冒頭で「空がゴロゴロする音」を伏線として入れていた、ということが脚本からもわかります(私は気がつきませんでしたが)。

 この映画の、本当のオープニングは、黒地に白ヌキというシンプルなタイトルバックで、不協和音のような音がやがてウェディング・マーチとして聞こえてくるようになる、というものでしたが、これは脚本には書かれておらず、監督ジョナサン・デミの創作だったようです。
 これは、これから始まるのが結婚式をモチーフとする物語だということを示すとともに、不協和音が美しいメロディーに変わっていく(という物語である)こと)も暗示しているのでしょう。

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 ◆皿洗い機のシーン

 いろんな形やサイズの食器を皿洗い機に上手に収めることができるかと父ポールと花婿シドニーが競うシーンは、ポールが家族作りに失敗してしまったのに対して、この家族にシドニーが加わることですべてがもっとうまく収まることになるという希望を示すという意味で入れられている、と考えられます。(ま、キムのせいで競争は中途半端な感じで終わってしまいますが)

 このシーンは、この映画に関する数少ないトリビアの1つで、ボブ・フォッシーとシドニー・ルメットが実際に行なったことを参考にしていると、脚本家ジェニー・ルメット自身が語っています。

 ◆キムは母親似?

 キムの奔放さは、母親譲りらしい(という設定になっている)ことが脚本のところどころから窺われます。

 ◆家族の設定

 物語の舞台となるバックマン家は、オープンで、リベラルで、いろんな趣味思考の持ち主が自由に出入りする家庭である(という設定になっている)ことは、全編を通して感じることができますが、そういう家庭を作る礎を築いたであろう父親ポールのキャラクターが、この脚本では弱いように思います。(あんな頼りない感じのするポールで、あんなにオープンでリベラルな家庭が築ける?)

 ポールの職業が何だったか、それに関する言及があったかどうかも私は覚えていないのですが(音楽関係という設定だった?)、脚本家ジェニー・ルメットがこの脚本を書くに当たって参考にした家庭の図が、いろんな人が出入りしていたはずのシドニー・ルメット家であっただろうということは想像に難くありません。

 ◆change

 オバマのキャッチフレーズではないけれど(イラクから一時帰国しているという設定の登場人物もいてましたが)、映画中に“change”という言葉が何度も使われたような気がしたんですが、脚本を調べてみた限りでは、下記1箇所のみでした。私の気のせいだったでしょうか。

 “Step-ball-change, step-ball-change.I’m still waiting for the change part.”(リハーサル・ディナーでのキムのスピーチ)

 ◆「ハイになっていたのよ」

 「鎮痛剤でハイになっていたのよ」というキムの台詞があり、鎮痛剤(抑制剤)ではハイにならないはず、ローになる(トロ〜ンとした気分になる)から鎮痛剤なんだと思って、脚本を調べてみたら、その箇所の台詞は以下の通りでした。

 I had taken all these Percoset. I was unbelievable high.

 「鎮痛剤」に当たるのが、“Percoset”(ペルコセット)で、麻酔剤として使われる薬品だそうで、元々の台詞でも確かに「ハイ」と言っています。
 実際には、やはり麻酔剤でハイになったりはしないと思いますが、「麻薬」として使う側の気分は「ハイになる」、という感じ、なのでしょうか。
 ま、日本字幕の間違いじゃなくてよかったというか(笑)。

 ◆エンディング

 脚本に書き込まれているエンディングは以下の通りです。

 Rachel smiles her huge, luminous smile.
 Kym shuts the car door and rolls down the window.

 KYM(quietly):Bye!

 Rachel mouths "Bye" and gives a little wave.

 The car pulls out of the driveway, Carol watching it go from the dining room window.

 THE END

 [拙訳]

 レイチェルは大きく、そして明るく笑う。
 キムは、車のドアを閉めて、窓を下ろす。

 キム:さよなら!

 レイチェルは、声に出さずに「さよなら」と言い、小さく手を振る。

 車はドライブウェイを出て行き、キャロルがダイニングルームからそれを見ている。

 ジ・エンド

 [コメント]

 脚本上では上のようになっていますが、映画では、レイチェルがキムを見送った後、「これでトラブルの種が去った」とでもいうようなホッとした表情を浮かべ、庭にいる友人たちのテーブルに歩いていく、というところで終わっています。

 キムと母親との間に完全な和解があったわけでもなく、この物語に完全なハッピーエンドでは終わらない(いくつかのわだかまりは解決されないまま残されている)ことは、これ以前の段階でもわかっていたことですが、ラストのキムの表情で、エンディングの「ほろ苦さ」は一層極まります。このキムの表情は、もともと脚本にあったものかと思ったのですが、脚本には書かれておらず、ジョナサン・デミの演出か、ローズマリー・デウィットの創作だったようです。

 ◆ジョナサン・デミの功績

 脚本家ジェニー・ルメットは、できあがった映画を見て、自分の書いたものはもっと単純なものだったのに、こういう出来上がりになって驚いたと、インタビューで語っています。
 登場人物の1つでもあるかのように音楽を使うやりかたもジェニー・ルメットの想定していなかったもので、これはジョナサン・デミの全くのオリジナルであり、映画をドキュメンタリー・タッチで撮るというのものジョナサン・デミの発想だそうです。

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 【脚本家ジェニー・ルメットについて】

 1967年 ニューヨーク生まれ。

 父は映画監督のシドニー・ルメット。母はジャーナリストで作家のゲイル・ルメット・バックリー(Gail Lumet Buckley)。ゲイル・ルメット・バックリーは、シドニー・ルメットの3人目の妻だが、ジェニーが11歳の時に離婚。父は4番目の妻を迎えて現在に至っている。シドニー・ルメットの子は、ゲイルとの間にできた2人だけ。
 ゲイル・ルメット・バックリーの母は、女優のリナ・ホーンで、ジェニー・ルメットはリナ・ホーンの孫ということになる(ちょっと面影がある)。

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 キューバ系の俳優のボビー・カナヴェイル(『ヘイヴン 堕ちた楽園』『スネーク・フライト』『Shall We Dance?』などに出演)と1994年に結婚し、1児を設けたが、2003年に離婚。2番目の夫Alex Weinsteinは、ユダヤ系で、彼との間にも昨年1児が誕生した。
 『レイチェルの結婚』に具体的なモデルはいないとしながらも、人種や信条に対するリベラルさは、家庭環境が関係しているかもしれない、ということは認め、異人種間の結婚について、映画の中で全く触れていないことも気にならないし、それは素晴らしいことではないか、と語っている。
 しかし、親たちの世代では、祖母リナ・ホーンが、白人の作曲家Lennie Haytonと1947年に結婚した時は、カリフォルニアでは異人種間の結婚が認められていなかったため、東海岸に移らなければならなかったし、両親が1963年に結婚した時も眉をつりあげられたのだと言う。

 3歳年上の姉エイミー・ルメットも、サウンド・エディターとして映画業界で働いている。
 姉も、作家のP・J・オローク(P.J. O'Rourke)と結婚した(20歳近い年齢差があった)が、離婚している。

 父が監督した映画『旅立ちの時』(1982)、『デストラップ 死の罠』(1988)、『Q&A』(1990)のほか、いくつかの映画に小さな役で女優として出演しているが、女優としてはなかなか役が得られなかった。

 カメラの前に立つ仕事ではなく、母の仕事のように、カメラの後ろに立つ仕事の方が向いているのではないかと思い始め、最初に妊娠した頃から脚本を書き始める。

 その後、長男も通うマンハッタン・カントリー・スクールで教職につき、演劇プログラムを担当する。教壇には8年間いて、現在は妊娠・出産のために休職しているが、また復帰したいと考えている。

 『レイチェルの結婚』の脚本で、ニューヨーク、ワシントンDC、トロント、ユタの各映画批評家協会賞最優秀脚本賞&女性映画批評家協会賞最優秀脚本賞を受賞。その他、オンミネート多数あり。

 次回作は、『ハリウッドランド』などで知られる監督アレン・コールターのロマンスもの“Remember Me”(2010)。

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 *参考サイト
 ・Cinema Blend:http://www.cinemablend.com/new/Interview-Rachel-Getting-Married-s-Jenny-Lumet-10210.html
 ・LA Times:http://articles.latimes.com/2008/sep/28/entertainment/ca-indieeye28

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