本命はパンダだった!? アニー賞2008 ノミネーション発表!

 年に一度のアメリカ・アニメーション界最大の祭典、第36回アニー賞のノミネーションが発表されました(12月1日)。

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 当ブログで、アニー賞を取り上げるのは3年目ですが、ノミネーション段階から記事にするのは今年が始めてです。
 まあ、日本で長編アニメーション賞以外の部分でアニー賞に興味を持つ人は、マニアかプロの人くらいしかいないとは思うのですが、細かく見ていくとなかなか面白いものになっています。日本人もちょっとだけからんでいます!

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 ◆最優秀長編アニメーション賞 Best Animated Feature
 ・“Bolt”
 ・『カンフー・パンダ』
 ・“$9.99”
 ・『ウォーリー』
 ・『バシールとワルツを』

 ◆最優秀監督賞 Directing in an Animated Feature Production
 ・サム・フェル、ロブ・スティーブンハーゲン “The Tale of Despereaux”『ねずみの騎士デスペローの物語』
 ・アリ・フォルマン 『バシールとワルツを』
 ・タティア・ローゼンタール “$9.99”
 ・ジョン・スティーブンソン、マーク・オズボーン 『カンフー・パンダ』
 ・アンドリュー・スタントン 『ウォーリー』

 “Bolt”は作品賞にはノミネートされるが、監督賞を落とし、“The Tale of Despereaux”は監督賞にはノミネートされるが、作品賞を落とす。

 ◆最優秀脚本賞 Writing in an Animated Feature Production
 ・ジョナサン・エイベル、グレン・バーガー 『カンフー・パンダ』
 ・イータン・コーエン、エリック・ダーネル、トム・マクグラス 『マダガスカル2』
 ・アリ・フォルマン 『バシールとワルツを』
 ・シンコ・ポール、ケン・ダウリオ 『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』

 この部門はなぜかノミネートが4人だけです。『ウォーリー』は脚本が弱いのでしょうか?

 ◆最優秀視覚効果賞 Animated Effects
 ・Alen Lai 『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』
 ・Li-Ming Lawrence Lee 『カンフー・パンダ』
 ・Fangwei Lee 『マダガスカル2』
 ・Kevin Lee “Bolt”
 ・Enrique Vila 『ウォーリー』

 ◆最優秀音楽賞 Music in an Animated Feature Production
 ・ケヴィン・マンセイ(Kevin Manthei) 『バットマン ゴッサム・ナイト』“Batman: Gotham Knight”
 ・ジョン・パウエル 『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』
 ・マックス・リクター(Max Richter) 『バシールとワルツを』
 ・ウィリアム・ロス “The Tale of Despereaux”『ねずみの騎士デスペローの物語』
 ・ハンス・ジマー、ジョン・パウエル 『カンフー・パンダ』

 ジョン・パウエルがダブル・ノミネート。

 ◆最優秀キャラクター・アニメーション賞 Character Animation in a Feature Production
 ・James Baxter 『カンフー・パンダ』
 ・Jeff Gabor 『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』
 ・Philippe Le Brun 『カンフー・パンダ』
 ・Victor Navone 『ウォーリー』
 ・Dan Wagner 『カンフー・パンダ』

 ※キャラクター・アニメーション賞といってもよくわかりませんが、優れたアニメーター、もしくはアニメーターの責任者(animation superviser)に贈られる賞のようです。

 ◆最優秀美術賞 Production Design in an Animated Feature Production
 ・ラルフ・エッグルトン(Ralph Eggleston) 『ウォーリー』
 ・Paul Felix “Bolt”
 ・Tang Heng 『カンフー・パンダ』
 ・エフゲニ・トモ(Evgeni Tomov) “The Tale of Despereaux”『ねずみの騎士デスペローの物語』
 ・レイモンド・ズィバック(Raymond Zibach) 『カンフー・パンダ』

 ◆最優秀キャラクター・デザイン賞 Character Design in an Animated Feature Production
 ・Valerie Hadida “Igor”
 ・Sang Jun Lee 『ホートン ふしぎな世界のダレダーレ』
 ・Nico Marlet 『カンフー・パンダ』

 ◆最優秀絵コンテ賞 Storyboarding in an Animated Feature Production
 ・Alessandro Carloni 『カンフー・パンダ』
 ・ロニー・デル・カーメン(Ronnie Del Carmen) 『ウォーリー』
 ・ジョー・マテオ(Joe Mateo) “Bolt”
 ・Jen Yuh Nelson 『カンフー・パンダ』
 ・ロブ・スティーブンハーゲン “The Tale of Despereaux”『ねずみの騎士デスペローの物語』

 ◆最優秀ボイス・キャスト賞 Voice Acting in an Animated Feature Production
 ・ベン・バート 『ウォーリー』(ウォーリー)
 ・ダスティン・ホフマン 『カンフー・パンダ』(シーフー老師)
 ・ジェームズ・ホン 『カンフー・パンダ』(ミスター・ピン:ポーのお父さん)
 ・イアン・マクシェーン 『カンフー・パンダ』(タイ・ラン)
 ・マーク・ウォルトン “Bolt”(Rhino)

 5つのノミネーションのうち、3つが『カンフー・パンダ』ですが、主役ポー役のジャック・ブラックやタイガー役のアンジェリーナ・ジョリー、モンキー役のジャッキー・チェンは選ばれていません。

 ◆最優秀ビデオ・ゲーム賞 Best Animated Video Game
 ・“Dead Space”
 ・『カンフー・パンダ』
 ・『ウォーリー』

 ◆最優秀短編アニメーション賞 Best Animated Short Subject
 ・クリス・ウィリアムズ “Glago’s Guest”
 ・ビル・プリンプトン“Hot Dog”
 ・ダグ・スウィートランド(Doug Sweetland) 『プレスト』“Presto”
 ・Joaquin Baldwin “Sebastian’s Voodoo”
 ・ニック・パーク“Wallace & Gromit: A Matter of Loaf and Death”(ウォレスとグルミット:生きるか死ぬか、それが問題だ)

 クリス・ウィリアムズは“Bolt”の監督で、“Glago’s Guest”は“Bolt”の併映作品。ジョン・ラセターが“Glago’s Guest”を気に入ったので、クリス・ウィリアムズに“Bolt”の監督を任せたのだという。
 『プレスト』は『ウォーリー』の併映作品。

 ◆最優秀ホーム・エンタテインメント・プロダクション賞 Best Animated Home Entertainment Production
 ・『バットマン ゴッサム・ナイト』“Batman: Gotham Knight”
 ・“Christmas Is Here Again”
 ・“Futurama: The Beast with a Billion Backs”
 ・“Justice League: The New Frontier”
 ・『リトル・マーメイドⅢ はじまりの物語』“The Little Mermaid: Ariel’s Beginning”

 『バットマン ゴッサム・ナイト』は『バットマン・ビギンズ』から『ダークナイト』に至る物語を6つのエピソードで語るオムニバス・アニメで、日本のマッドハウス、Production I.G.、STUDIO4℃が制作したもの。

 ◆最優秀テレビ・アニメーション作品賞 Best Animated Television Production
 ・『キング・オブ・ザ・ヒル』
 ・“Moral Orel”
 ・『ファニアスとファーブ』“Phineas and Ferb”
 ・“Robot Chicken: Star Wars Episode II”
 ・『ザ・シンプソンズ』

 “Moral Orel”と“Robot Chicken: Star Wars Episode”は2年連続ノミネート、『キング・オブ・ザ・ヒル』は2年ぶりのノミネートです。

 ◆最優秀監督賞 テレビ・アニメーション部門 Directing in an Animated Television Production or Short Form
 ・ボブ・アンダーソン 『ザ・シンプソンズ』:‘Treehouse of Horror XIX’
 ・Joaquim Dos Santos “Avatar: The Last Airbender”:‘Sozin's Comet: Part 3 - Into the Inferno’
 ・Craig McCracken, Rob Renzetti “Foster’s Home for Imaginary Friends”:‘Destination Imagination’
 ・Chris McKay “Moral Orel”:‘Passing’
 ・Alan Smart 『スポンジ・ボブ』“SpongeBob SquarePants”:‘Penny Foolish’

 ※テレビ部門には、今回から部門名が少し変わって、“or Short Form”が付け加えられたものがあります。「通常のアニメ・シリーズのほかに単発作品も含む」ということでしょうか。

 ◆最優秀脚本賞 テレビ・アニメーション部門 Writing in an Animated Television Production or Short Form
 ・Joel H. Cohen 『ザ・シンプソンズ』:‘The Debarted’
 ・Scott Kreamer “El Tigre: The Adventures of Manny Rivera”:‘Mustache Love’
 ・Paul McEvoy, Todd Berger “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”
 ・Tom Root, Douglas Goldstein, Hugh Davidson, Mike Fasolo,セス・グリーン,Dan Milano, Matthew Senreich, Kevin Shinick, Zeb Wells “Robot Chicken: Star Wars Episode II”
 ・クリス・ウィリアムズ “Glago’s Guest”

 “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”(カンフー・パンダ:マスター・ファイブの秘密)は、『カンフー・パンダ』の番外編のようなもので、24分あり、アメリカでは、DVDとして、DVD『カンフー・パンダ』と2枚組パックで売られましたが、日本でのリリースはない模様です。『カンフー・パンダ』の日本版DVDには、「マスター・ファイブのカンフー・レッスン」(11分)という特典として収録されていますが、どうもこれとは違うようです。

 セス・グリーンは、昨年“Robot Chicken: Star Wars Episode”で監督賞を受賞しています。

 短編部門にノミネートされている“Glago’s Guest”はテレビ部門でもノミネートされています(3部門)。

 ◆最優秀音楽賞 テレビ・アニメーション部門 Music in an Animated Television Production or Short Form
 ・Carl Finch, Brave Combo “Click and Clack’s As the Wrench Turns”
 ・ヘンリー・ジャクソン、ハンス・ジマー、ジョン・パウエル “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”
 ・ケヴィン・カイナー(Kevin Kiner) 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』“Star Wars The Clone Wars: Rising Malevolence”
 ・ガイ・ムーン(Guy Moon) “Back at the Barnyard”:‘Cowman: The Uddered Avenger’
 ・Guy Michelmore “Growing Up Creepie”:‘Rockabye Freakie’

 ハンス・ジマーとジョン・パウエルは、ともに映画部門とダブル・ノミネートです。

 ◆最優秀美術賞 テレビ・アニメーション部門 Production Design in an Animated Television Production or Short Form
 ・Andy Harkness “Glago’s Guest”
 ・Tang Heng “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”
 ・Seonna Hong “The Mighty B!”:‘Bee Patients’
 ・Dan Krall “Chowder”:‘The Heavy Sleeper’
 ・レイモンド・ズィバック(Raymond Zibach) “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”

 Tang Hengとレイモンド・ズィバックは、ともに、映画部門とダブルでノミネートです。

 ◆最優秀キャラクター・デザイン賞 テレビ・アニメーション部門 Character Design in an Animated Television Production or Short Form
 ・Bryan Arnett “Mighty B!”:‘Bat Mitzah Crashers’
 ・Ben Balistreri “Foster’s Home for Imaginary Friends”:‘Mondo Coco’
 ・Sean Galloway “The Spectacular Spider-Man”
 ・Jorge Gutierrez “El Tigre: The Adventures of Manny Rivera”:‘The Good, The Bad, and The Tigre’
 ・Nico Marlet “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”

 Nico Marletは映画部門とダブル・ノミネート。

 ◆最優秀絵コンテ賞 テレビ・アニメーション部門 Storyboarding in an Animated Television Production or Short Form
 ・Butch Hartman “Fairly OddParents”:‘Mission: Responsible’
 ・Andy Kelly “Ni Hao, Kai-Lan”:‘Twirly Whirly Flyers’
 ・Andy Schuler “Kung Fu Panda:Secret of the Furious Five”
 ・Eddie Trigueros “The Mighty B!”
 ・クリス・ウィリアムズ “Glago’s Guest”

 クリス・ウィリアムズはこれで3部門ノミネートです。

 ◆最優秀ボイス・キャスト賞 テレビ・アニメーション部門 Voice Acting in an Animated Television Production or Short Form
 ・アーメッド・ベスト(Ahmed Best) “Robot Chicken: Star Wars Episode II”(ジャー・ジャー・ビンクス)
 ・Seth MacFarlane “Family Guy I Dream of Jesus”(Peter Griffin)
 ・ドワイト・シュルツ(Dwight Schultz) “Chowder Apprentice Games”(Mung Daal)

 アーメッド・ベストは、『スター・ウォーズ』本編でもジャー・ジャー・ビンクスの声を担当した俳優。

 ◆最優秀キャラクター・アニメーション賞 テレビ・アニメーション部門 Character Animation in a Television Production or Short Form
 ・Sandro Cleuzo “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”
 ・Joshua A. Jennings “Robot Chicken: Star Wars Episode II”
 ・Pierre Perifel “Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”

 ◆最優秀キッズ・アニメーション部門 Best Animated Television Production Produced for Children
 ・“A Miser Brothers Christmas”
 ・“Avatar: The Last Airbender”
 ・“Foster’s Home for Imaginary Friends Destination Imagination”
 ・“The Mighty B!”
 ・“Underfist: Halloween Bash”

 ◆最優秀アニメCM賞 Best Animated Television Commercial
 ・“Giant Monster”
 ・“Long Legs Mr. Hyde”
 ・“Rotofugi: The Collectors”
 ・“Sarah”
 ・United Airlines “Heart”

 ◆ウィンザー・マッケイ賞(Winsor McCay recipients)(生涯功労賞)
 ◎マイク・ジャッジ(Mike Judge)
 ◎ジョン・ラセター
 ◎ニック・パーク

 マイク・ジャッジは、『キング・オブ・ザ・ヒル』の製作総指揮・脚本・声の出演、『ビーバス&バッドヘッド』の製作・監督・脚本・声の出演ほか、“Animation Show”の製作など長らくアニメーションに貢献したプロデューサー/俳優。

 ジョン・ラセターとニック・パークがこれまで受賞していなかったのは不思議なくらいですが、ピクサーとアードマンそれぞれの創立メンバーを同じ年に選出したのは、やはり選考委員のバランス感覚でしょうか。ちなみに、ジョン・ラセターは1957年生まれ、ニック・パークは1958年生まれです。

 ◆ジューン・フォーレイ賞(June Foray award)(アニメーションで優れた功績のあった人物に贈られる賞)
 ◎Bill Turner

 ◆Certificate of Merit award(芸術や技術やアニメーション産業に貢献した個人や団体に贈られる賞)
 ◎Amir Avini
 ◎Mike Fontanelli
 ◎Kathy Turner
 ◎Alex Vassilev

 ※昨年、他のどのカテゴリーにも対象とならないプロダクション・アーティスト(背景デザイナー、背景ペインター、レイアウト・アーティスト、モデラーなど)の中から優れた業績を残した個人に贈る「最優秀プロダクション・アーティスト賞 Best Animation Production Artist」部門が新設されましたが、1年でなくなってしまいました。

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 映画部門は、『カンフー・パンダ』が圧倒的に強くて、全11部門で17ノミネーション(ビデオ・ゲーム部門を除くと10部門16ノミネート)。次が『ウォーリー』で、8部門8ノミネート。“Bolt”と『ホートン』がそれぞれ5部門5ノミネートで続き、さらに『バシールとワルツを』と“The Tale of Despereaux”がそれぞれ4部門で4つのノミネートを受けています。

 テレビ部門でも、やはり『カンフー・パンダ』が強くて、“Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”が6部門8ノミネート。次が、“Robot Chicken: Star Wars Episode II”と“The Mighty B!”がそれぞれ4部門4ノミネートになりました。(そんなに評判が高い“Kung Fu Panda:Secrets of the Furious Five”が、日本で観られない(今のところDVDに収録されない)ことは残念ですが、ひょっとすると、そのうち収録版がリリースされるということもあるかもしれません。)

 というわけで、ドリームワークスは、『カンフー・パンダ』と『マダガスカル2』で27もノミネートされることになりました(サテライト・アワードからは無視されてしまいましたが)。

 下馬評では、『ウォーリー』の評判が高いので、『ウォーリー』の圧勝かと思われましたが、映画部門もテレビ部門も『カンフー・パンダ』対「そのほかの作品」という構図になりました。

 ただし、評判の高い『ウォーリー』は、もともと登場するキャラクターの数が少ないので、同一部門で複数のノミネーションを受けることができないというハンデがあり、ノミネーションの数を稼げないのは仕方がない、ということもできます。

 『ウォーリー』がノミネートされている8部門全部で受賞したなら、『カンフー・パンダ』は、脚本賞、音楽賞、キャラクター・デザイン賞の3つしか受賞することができません(そういう可能性も十分あります。

 『崖の上のポニョ』は全くノミネートされませんでしたが、これはひょっとすると資格がなかったからなのかもしれません(資格があったのかなかったのかは、(調べようがないので)来年のノミネーションを見てみないとわかりません)。

 結果発表は2009年1月30日です。

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 【データ】

 昨年は、『レミーのおいしいレストラン』がノミネートされていた11部門のうち、視覚効果賞を除く10部門で受賞したのに加え、短編アニメーション部門まで受賞するという大勝ぶりでした。

 2000年以降の8年間では、ピクサー作品が作品賞を5回受賞し(『トイ・ストーリー2』『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』『カーズ』『レミーのおいしいレストラン』)、現在2連勝中です。他の3回は『シュレック』『千と千尋の神隠し』『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』が受賞しています。

 長編アニメーション賞が設けられた1992年までさかのぼると、1996年に『トイ・ストーリー』(ピクサー/ディズニー)、1997年に『キャット・ドント・ダンス』(ターナー・フィーチャー・アニメーション)、1999年に『アイアン・ジャイアント』(ワーナー)が受賞しているほかは、5回ともディズニーが受賞しています。
 なので、今回『カンフー・パンダ』が受賞すると、ドリームワークスは『シュレック』以来2度目の受賞になり、“$9.99”(Sherman Pictures/Lama Films)、『バシールとワルツを』(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス/他)が受賞すると、それぞれ初となります。“Bolt”が受賞すれば、(ピクサーと組んでいない)ディズニー単独製作作品として11年ぶりの受賞になります。

 最多ノミネートは、ビデオ・ゲーム部門を除くと、16ノミネートが今回を含めて3回あり、2004年度『Mr.インクレディブル』が10部門16ノミネートで10部門全勝、2005年度『ウォレスト・グルミット 野菜畑で大ピンチ!』が同じく10部門16ノミネートで全勝しています。ビデオ・ゲーム部門が新設された2005年度は『ウォレスト・グルミット 野菜畑で大ピンチ!』はビデオ・ゲーム部門にはノミネートされていないので、ビデオ・ゲーム部門まで含めると今年度が最多ノミネートということになるかもしれません。

 監督で見ると、『ウォーリー』のアンドリュー・スタントンは、過去に1998年度『バグズ・ライフ』で4部門4ノミネートを受けて、ブラッド・バードの『アイアン・ジャイアント』に全敗。2003年度は、逆に、『ファインディング・ニモ』で8部門12ノミネートを受け、全勝しています。
 『カンフー・パンダ』のマーク・オズボーンが監督・製作に関わった『スポンジ・ボブ』が2004年度にテレビ部門作品賞、2005年にテレビ部門脚本賞を受賞している (しかし、受賞者はマーク・オズボーンではない)ほかは、他の監督は、それぞれの作品がアニー賞初ノミネーションとなります。

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 *当ブログ記事
 ・第34回(2006年度)アニー賞結果発表!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200702/article_17.html
 ・第35回(2007年度)アニー賞結果発表!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200802/article_5.html
 ・2008年度映画賞レース スケジュール表!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200811/article_10.html

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 追記:
 ・第36回アニー賞発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_39.html

この記事へのコメント

2008年12月05日 00:05
ブログにお越しいただきありがとうございます!
アニー賞でWall-Eを置いてカンフー・パンダが最多ノミニーとなるとは思いませんでした。
でも賞自体はWall-Eにごっそり持っていかれる気がしてなりません!(オスカーも)
Wall-Eが脚本にノミネートされていないのは台詞が少ないからだって予測してる人がAnimated Newsのフォーラムにいました。
umikarahajimaru
2008年12月05日 00:16
un rt03さま
私も結局『ウォーリー』がいろんな賞をさらっていくんじゃないかって気はしてるんですが、これまでアニー賞では最多ノミネート作品がことごとく外してしまうってことはないみたいなんですね。

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