腸があふれ出てきて困る! BLU超短編集1
グラフィティ・アーティストBLUの作品の中から、グラフィティ・アニメーション以外の作品を紹介しておきたいと思います。短いので、サクサク観ることができます。
・No.1(手回しカメラ) 3秒
・No.3(ネクタイ) 7秒
・No.4(腸があふれ出てきて困る) 14秒
・No.7(輪切り) 14秒
・No.8(ゲップ) 14秒
・No.10(脳の入れ替え) 9秒
・No.12(こんな車いらない) 12秒
・No.13(食事) 9秒
・No.15(目を押すと) 9秒
・No.16(耳から口へ抜ける) 9秒
--------------------------------
【コメント】
7分近くある“MUTO”に比べて、短い分、作り手であるBLUの嗜好は明確で、BLUが人間の体の内部や仕組み、体のパーツの形を不思議だと思い、それを連想ゲーム的にいじくって面白がっている(目がボタンみたいだから押してみるとか、脳みそが料理みたいだから切り分けてみるとか)、というのがよくわかります。
生理的に「痛さ」を感じる・感じさせるようなもの(ネクタイをきつく締めたら首がもげたとか、手の指を食材のように切り刻んでしまったとか)も、作品の題材として好きなようです。
No.12だけ他の作品とちょっと毛色が違いますが、たまたまこういうことも思いついたというだけのことなのでしょうか。
ほとんどの作品が、9秒か14秒かですが、これが1つの作品と感じられる最小限の長さということなのでしょうか。もっとも9秒の作品も14秒の作品もループばかりで、もっと短くしようと思えば短くもできるし、もっともっと長くもできると思うのですが。
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※参考:「tantano 短編映画を楽しむ」を楽しむ
・「tantano 短編映画をたのしむ」INDEX
・「tantano 短編映画をたのしむ」 人気動画 トップ39!
◆アーティストについて
BLU
イタリアのボローニャを拠点に活躍するグラフィティ・アーティスト、画家、壁画作家(muralist)、アニメーション作家。
1990年代半ば、15歳からグラフィティ・アートを描き始める。当時、イタリアではグラフィティ・アートのブームがあり、雑誌も出版されていて、大いに刺激を受ける。
元々は無許可で、ストリートや廃屋などに夜中に描くことが多かった。初期に描いたものはほとんど残っておらず、「ストリートなどに描いたものは消されて当然だし、描いた壁や建物が取り壊されてしまうことは決して苦痛ではない」、と語っている。
古い建物、古い壁に触発(「古い壁が語りかけてくる」)されて描くことも多い、という。
最近では依頼を受けて、プロジェクトとしてビルの外壁などに絵を描くことが
多い。
2006年に映像作家ロレンツォ・フォンダLorenzo Fonda(http://www.lorenzofonda.com/index.html?id=hom)からBLUのドキュメンタリー“Megnica”を撮らせてほしいという申し出があり、彼と一緒にメキシコ、グアテマラ、ニカラグア、コスタリカ、アルゼンチンを旅する(http://www.megunica.org/news.php)。 “Megnica”は2008年国際アムステルダム映画祭(http://www.dnerve.com/IAFF_2008/films/competition.html)で上映されて、最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。BLU自身、この旅はとてもインスパイアされるものが多かったと語り、最新ウォール・アニメーション“Muto”もブエノスアイレスで制作している。
2008年6月 第一画集“BLU-2004 2007”を出版。
画家Ericailcane(http://www.ericailcane.org/)とともに(壁画の)仕事をすることが多い。
壁画作品は、公式サイトの「WALL S」(http://blublu.org/sito/walls/walls.htm)で見ることができる。
動画作品は、vimeo(http://www.vimeo.com/blu/videos)やYou Tube(http://jp.youtube.com/user/notblu)に自ら投稿している。
公式には、プロフィール、作品年譜などは発表していない(生年すら明らかになっていませんが、1980年前後の生まれで、現在30歳くらいのようです)。
【フィルモグラフィー】
・2005年 “Child”
・2006年 “ffwd”
・2006年 “fino”
・2006年 “Sulla differenza fra un sorriso e una risata”(微笑と笑いの違いについて)[ミュージック・ビデオ]
・2007年 “LETTER A” [グラフィティ・アニメーション]
・2007年 “WALKING” [グラフィティ・アニメーション]
・2008年5月 “MUTO” [グラフィティ・アニメーション]
・2009年9月 “COMBO” [David Ellisとの共作]
・2010年7月 “BIG BANG BIG BOOM” [グラフィティ・アニメーション]
2008年以前の作品(制作年不詳)
・No.1(手回しカメラ)
・No.3(ネクタイ)
・No.4(腸があふれ出てきて困る)
・No.7(輪切り)
・No.8(ゲップ)
・No.10(脳の入れ替え)
・No.12(こんな車いらない)
・No.13(食事)
・No.15(目を押すと)
・No.16(耳から口へ抜ける)
・No.18(loop)
・No.20(ふたりにクギづけ)
・No.22(死の影)
・No.23(のどにしずく)
・No.24(頭がかゆくて)
・No.26(トランスフォーマー)
・No.27(目からヒョロヒョロ)
・No.29(換気扇)
・No.33(8本手男)
・“Connections”
・“loop #1” [グラフィティ・アニメーション]
※参考サイト
・公式サイト(英語):http://blublu.org/
WALL S(2000年からの年別グラフィティ・アート)、Drawings(スケッチ集)、News、リンク集、Video、Shopなどで構成。
・公式ブログ(英語):http://www.blublu.org/blog/
2008年3月スタートのBLUのブログ。BLUとしては3つ目のブログだとか。
・notblu(BLU video channel):http://jp.youtube.com/user/notblu
・Megunica(インタビュー/英語/PDF):http://www.megunica.org/download/swindle.pdf
・NAMES FEST@プラハ(インタビュー/英語):http://namesfest.net/news.php?extend.19
NAMES FESは、さまざまなグラフィティ・アーティストのフェス。
・STUDIOCROMIE:http://www.studiocromie.org/gallery.php?id_art=56
・POW(Pictures on Wall):http://www.picturesonwalls.com/
・GIZMODO Japan:http://www.gizmodo.jp/2008/07/post_3935.html
2008年7月にBLUを紹介している。
・No.1(手回しカメラ) 3秒
・No.3(ネクタイ) 7秒
・No.4(腸があふれ出てきて困る) 14秒
・No.7(輪切り) 14秒
・No.8(ゲップ) 14秒
・No.10(脳の入れ替え) 9秒
・No.12(こんな車いらない) 12秒
・No.13(食事) 9秒
・No.15(目を押すと) 9秒
・No.16(耳から口へ抜ける) 9秒
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【コメント】
7分近くある“MUTO”に比べて、短い分、作り手であるBLUの嗜好は明確で、BLUが人間の体の内部や仕組み、体のパーツの形を不思議だと思い、それを連想ゲーム的にいじくって面白がっている(目がボタンみたいだから押してみるとか、脳みそが料理みたいだから切り分けてみるとか)、というのがよくわかります。
生理的に「痛さ」を感じる・感じさせるようなもの(ネクタイをきつく締めたら首がもげたとか、手の指を食材のように切り刻んでしまったとか)も、作品の題材として好きなようです。
No.12だけ他の作品とちょっと毛色が違いますが、たまたまこういうことも思いついたというだけのことなのでしょうか。
ほとんどの作品が、9秒か14秒かですが、これが1つの作品と感じられる最小限の長さということなのでしょうか。もっとも9秒の作品も14秒の作品もループばかりで、もっと短くしようと思えば短くもできるし、もっともっと長くもできると思うのですが。
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※参考:「tantano 短編映画を楽しむ」を楽しむ
・「tantano 短編映画をたのしむ」INDEX
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◆アーティストについて
BLU
イタリアのボローニャを拠点に活躍するグラフィティ・アーティスト、画家、壁画作家(muralist)、アニメーション作家。
1990年代半ば、15歳からグラフィティ・アートを描き始める。当時、イタリアではグラフィティ・アートのブームがあり、雑誌も出版されていて、大いに刺激を受ける。
元々は無許可で、ストリートや廃屋などに夜中に描くことが多かった。初期に描いたものはほとんど残っておらず、「ストリートなどに描いたものは消されて当然だし、描いた壁や建物が取り壊されてしまうことは決して苦痛ではない」、と語っている。
古い建物、古い壁に触発(「古い壁が語りかけてくる」)されて描くことも多い、という。
最近では依頼を受けて、プロジェクトとしてビルの外壁などに絵を描くことが
多い。
2006年に映像作家ロレンツォ・フォンダLorenzo Fonda(http://www.lorenzofonda.com/index.html?id=hom)からBLUのドキュメンタリー“Megnica”を撮らせてほしいという申し出があり、彼と一緒にメキシコ、グアテマラ、ニカラグア、コスタリカ、アルゼンチンを旅する(http://www.megunica.org/news.php)。 “Megnica”は2008年国際アムステルダム映画祭(http://www.dnerve.com/IAFF_2008/films/competition.html)で上映されて、最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。BLU自身、この旅はとてもインスパイアされるものが多かったと語り、最新ウォール・アニメーション“Muto”もブエノスアイレスで制作している。
2008年6月 第一画集“BLU-2004 2007”を出版。
画家Ericailcane(http://www.ericailcane.org/)とともに(壁画の)仕事をすることが多い。
壁画作品は、公式サイトの「WALL S」(http://blublu.org/sito/walls/walls.htm)で見ることができる。
動画作品は、vimeo(http://www.vimeo.com/blu/videos)やYou Tube(http://jp.youtube.com/user/notblu)に自ら投稿している。
公式には、プロフィール、作品年譜などは発表していない(生年すら明らかになっていませんが、1980年前後の生まれで、現在30歳くらいのようです)。
【フィルモグラフィー】
・2005年 “Child”
・2006年 “ffwd”
・2006年 “fino”
・2006年 “Sulla differenza fra un sorriso e una risata”(微笑と笑いの違いについて)[ミュージック・ビデオ]
・2007年 “LETTER A” [グラフィティ・アニメーション]
・2007年 “WALKING” [グラフィティ・アニメーション]
・2008年5月 “MUTO” [グラフィティ・アニメーション]
・2009年9月 “COMBO” [David Ellisとの共作]
・2010年7月 “BIG BANG BIG BOOM” [グラフィティ・アニメーション]
2008年以前の作品(制作年不詳)
・No.1(手回しカメラ)
・No.3(ネクタイ)
・No.4(腸があふれ出てきて困る)
・No.7(輪切り)
・No.8(ゲップ)
・No.10(脳の入れ替え)
・No.12(こんな車いらない)
・No.13(食事)
・No.15(目を押すと)
・No.16(耳から口へ抜ける)
・No.18(loop)
・No.20(ふたりにクギづけ)
・No.22(死の影)
・No.23(のどにしずく)
・No.24(頭がかゆくて)
・No.26(トランスフォーマー)
・No.27(目からヒョロヒョロ)
・No.29(換気扇)
・No.33(8本手男)
・“Connections”
・“loop #1” [グラフィティ・アニメーション]
※参考サイト
・公式サイト(英語):http://blublu.org/
WALL S(2000年からの年別グラフィティ・アート)、Drawings(スケッチ集)、News、リンク集、Video、Shopなどで構成。
・公式ブログ(英語):http://www.blublu.org/blog/
2008年3月スタートのBLUのブログ。BLUとしては3つ目のブログだとか。
・notblu(BLU video channel):http://jp.youtube.com/user/notblu
・Megunica(インタビュー/英語/PDF):http://www.megunica.org/download/swindle.pdf
・NAMES FEST@プラハ(インタビュー/英語):http://namesfest.net/news.php?extend.19
NAMES FESは、さまざまなグラフィティ・アーティストのフェス。
・STUDIOCROMIE:http://www.studiocromie.org/gallery.php?id_art=56
・POW(Pictures on Wall):http://www.picturesonwalls.com/
・GIZMODO Japan:http://www.gizmodo.jp/2008/07/post_3935.html
2008年7月にBLUを紹介している。
この記事へのコメント
BLU作の例の長編についてはだいぶ前のGIGAZINEの記事で知ったんですが、短編もあるのですね。
グラフティに対してこちらの作品は絵画における素描みたいなもんでしょうか。
No,10を見て私が思い出したのは「えの素」というマンガの中の1エピソードです。夏休みの宿題ネタなんですが、主人公が息子の宿題をやってあげようとしたら頭がパニックになって・・・というやつで、個人的には同作品の中でもベスト5に入るお話でした。
コメントありがとうございます。
まあ、「例の長編」といっても、アニメーション作品としては全然長くはないのですが(笑)。
上の上げた作品は、元々BLUが描いていたスケッチ作品をアニメーション化したもののようですね。