受賞結果詳細! 第65回ベネチア国際映画祭!

 第65回ベネチア国際映画祭の各賞の受賞結果が発表になりました!

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 ◆コンペティション部門

 ・マルコ・ベキス Marco Bechis “BirdWatchers”(伊・ブラジル) C.I.C.T. UNESCO Enrico Fulchignoni Award

 ・プーピ・アヴァーティ “Il papà di Giovanna(ジョヴァンナの父親)”(伊) 男優賞(シルヴィオ・オルランド)、Francesco Pasinetti (SNGCI) Award 男優賞(シルヴィオ・オルランド)、Leoncino d'oro Award 2008 (Agiscuola)、Nazareno Taddei Award、Don Gnocchi Award スペシャル・メンション(エッジオ・グレッジオ)

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 ・パッピ・コルシカート Pappi Corsicato “Il seme della discordia(不一致の種)”(伊)
 ・フェルザン・オズペテク“Un giorno perfetto(最良の日)”(伊) Francesco Pasinetti (SNGCI) Award 女優賞(イザベラ・フェラーリ)

 ・Patrick Mario Bernard、ピエール・トリヴィディク Pierre Trividic “L’Autre”(仏) 女優賞(ドミニク・ブラン)

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 ・バルベ・シュローデル “Inju, la Bête dans l’ombre(陰獣、陰の中の獣)”(仏)

 ・ヴェルナー・シュレーター “Nuit de chien(犬の夜)”(仏・独・ポルトガル) 特別獅子賞(SPECIAL LION for Overall Work)(ヴェルナー・シュレーター)

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 ・クリスティアン・ペツォルト Christian Petzold “Jerichow”(独)

 ・アレクセイ・ゲルマン Jr. “Bumažnyj soldat (Paper Soldier)”(露) 銀獅子賞(監督賞)、オゼッラ賞:撮影賞(Alisher Khamidhodjaev、Maxim Drozdov)

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 ・Semih Kaplanoglu “Süt”(トルコ・仏・独)
 ・Tariq Teguia “Gabbla (Inland)”(アルジェリア・仏) 国際批評家連盟賞

 ・Haile Gerima “Teza”(エチオピア・独・仏) 審査員特別賞、オゼッラ賞:脚本賞(Haile Gerima)、SIGNIS Award スペシャル・メンション、Leoncino d'oro Award 2008 (Agiscuola) Cinema for UNICEF commendation、“The circle is not round. Cinema for peace and the richness of diversity” Award

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 ・ギジェルモ・アリアガ “The Burning Plain”(米) マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)(ジェニファー・ローレンス)

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 ・キャサリン・ビグロー “Hurt Locker”(米) SIGNIS Award、La Navicella – Venezia Cinema Award、Human Rights Film Network Award、Arca Cinemagiovani Award作品賞
 ・ジョナサン・デミ “Rachel Getting Married”(米) Biografilm Lancia Award(フィクション部門)、CinemAvvenire作品賞

 ・アミール・ナデリ “Vegas: Based on a True Story”(米) SIGNIS Award スペシャル・メンション

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 ・ダーレン・アロノフスキー “The Wrestler”(米) 金獅子賞

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 ・北野武 『アキレスと亀』(日) Bastone Bianco Award (Filmcritica)
 ・宮崎駿 『崖の上のポニョ』(日) Mimmo Rotella Foundation Award、観客賞、Future Film Festival Digital Award スペシャル・メンション
 ・押井守 『スカイ・クロラ』(日) Future Film Festival Digital Award
 ・ユー・リクワァイ “Dangkou (Plastic City)”(中・ブラジル・香港・日)

 ※ 【映画祭紹介記事を書いた時には内容詳細が不明だった作品に関する補足】

 ・Patrick Mario Bernard、ピエール・トリヴィディク Pierre Trividic “L’Autre”(仏)
 出演:ドミニク・ブラン(女優賞受賞)、Cyril Gueï、Peter Bonke、Christèle Tual
 物語:アン=マリーは互いの自由を尊重して、アレックスと円満に別れる。別れはしたもののお互いの生活を見守っていた。ところが、アレックスに新しい恋人ができると、アン=マリーは激しい嫉妬に駆られるのだった……。

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 ・アレクセイ・ゲルマン Jr. “Bumažnyj soldat (Paper Soldier)”(露)
 物語:1961年のカザフスタン。ダニエルは、医学博士で、ソ連初の宇宙飛行計画に参加していた。彼には、ニーナという妻とヴェラという愛人がいた。ダニエルもニーナも国家のために命を犠牲にすることに反対だったが、ダニエルは職を辞することはできず、ニーナと揉めて、ニーナの元を去ることになる。しかし、事故が起こって、未来の宇宙飛行士が死ぬ。ダニエルは責任に押しつぶされて、精神をおかしくしてしまう。その時、ニーナはヴェラの存在を知るが、ダニエルを放っておくことはできない。ニーナの努力も空しく、ダニエルは死んでしまう。ニーナはヴェラをモスクワに誘い、2人で暮らし始める。2人は、その後、他の誰かと結婚することはなかった。ともにダニエルを心から愛していたから。

 ・Tariq Teguia “Gabbla (Inland)”(アルジェリア・仏)
 物語:マレクは隠遁生活者のようなカメラマンだったが、友人のラクダールに引っ張り出されて、アルジェリア北部に来ていた。そこはかつてのベースキャンプだったが、今は原理主義者によって破壊されていた。羊飼いたちが彼にどうしてここにやってきたのかと訊いてくる。彼らはかつてイスラムのテロから逃れて村を捨てたのだが、再び戻ってきたのだという。マレクは彼らの歓待を受ける。夜中、彼は大きな爆発音で目が覚める。翌朝、彼は機雷原に人々が集まっているのを目撃する。その帰り、彼は1人のアフリカ人女性を見つける。彼は彼女を助けてヨーロッパに連れ出そうとするが、彼女が行きたいのは故郷のチャドなのだった。2人の前には果てしない砂漠が広がっていた。

 アミール・ナデリ “Vegas: Based on a True Story”(米)
 物語:エディー・パーカーは、ブルーカラーで、妻トレーシーと12歳の息子ミッチと3人で、ラスベガスの近くに住んでいた。エディーはギャンブル狂だが、これまで大きく勝ったことはなかった。そんな夫に対して妻トレーシーはささやかな幸せを守りたいと考えていた。ある日、見知らぬ者が現れて、この家には何か特別のものが埋まっていると告げる。それは、家族にとって大きな強迫観念となっていった……。

 ◆短編部門
 ※コンペ部門18作品から選出。このほかにオープニング作品としてナタリー・ポートマン監督作品“Eve”とクロージング作品があり、特別上映作品(イタリア映画)が4本上映されました。

 ・短編部門金獅子賞(Corto Cortissimo Lion):Carlos Armella “Tierra y Pan(Land and Bread)”(メキシコ)
 物語:飢えによって人間の心もすっかり磨耗したような、忘れ去られた土地では、誰かの不幸は他の誰かの恵みとなる。
 [審査員評] 短い時間と1つの空間の中で、作り手が、映像によって物語のポテンシャルを最大限に引き出し、悲劇と孤独に関するドラマティックな物語を紡いでいる。

 ・短編部門金獅子賞スペシャル・メンション(Corto Cortissimo Lion Special Mention):Karchi Perlmann“Vacsora(The Dinner)”(ハンガリー)
 物語:2006年9月、暴動があった日の、ハンガリーの田舎の家族。息子が豚小屋でブタにエサをやっていて、滑って、倒れる。朝が来て、いつもと同じように一日が始まる。ラジオは外の世界の状況を伝えるが、誰も息子のことには気づかない。そしてそのまま一日が終わっていく。
 [審査員評] 作り手は、言葉を使って、ある時はリアルに、ある時はグロテスクに、強い感情的な緊張感を伴ったイメージとサウンドの関係を作り出し、生と死という不確実なものに翻弄される人間と社会状況を描いている。

 ・ヨーロッパ短編映画賞(Prix UIP):Koen Dejaegher “De Onbaatzunchtigen(The Altruists)”(ベルギー)
 物語:人々の幸せが家族を売り買いすることで成り立つという世界で、フランツは弟を売って、女の子を買う。
 [審査員評] 作り手は、わかりやすく、特異なやり方で、不条理な状況を創出し、ヨーロッパ社会における人間関係が経済的にどう反応するかを描いている。

 ◆その他の部門

 ・新人監督賞(“LUIGI DE LAURENTIIS” AWARD FOR A DEBUT FILM):Gianni Di Gregorio “Di Pace: Pranzo di Ferragosto(平和:聖母被昇天祭の昼食)”(伊)(批評家週間)
 物語:ジャンニは、中年男性で、ローマの中心部に母とともに暮らしていた。母は、体は衰えていたが、息子に対しては暴君であり、ジャンニに自由を与えていなかった。聖母被昇天の祝日(8月15日)の前日、アパートの管理人が、自分の母親を数日面倒見てくれないかと言ってくる。ジャンニは、伯母を家に連れ帰った時、具合が悪くなり、医者の友人に診てもらいに行く……。

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 ・批評家週間グランプリ:Samuel Collardey “L’Apprenti”(仏)
 農業を学ぶ青年についてのフェイク・ドキュメンタリー。

 ・国際批評家連盟賞(Orizzonti部門&批評家週間):Ramin Bahrani “Goodbye Solo”(Orizzonti部門)
 物語:ノース・カロライナでタクシー・ドライバーをしているセネガル人運転手のソロは、70代らしい男性客ウィリアムが実行しようとしていることを悟り、なんとかそれを思いとどまらせようとする。
 監督のRamin Bahraniは、インディペンデント・スピリット・アワードやゴサッム・アワードなどで、高い評価を受けているインディペンデント系の新鋭。

 ・Francesco Pasinetti (SNGCI) Award 作品賞:Gianni Di Gregorio “Di Pace: Pranzo di Ferragosto”(伊)(批評家週間)

 ・Francesco Pasinetti (SNGCI) Award スペシャル・メンション Marco Pontecorvo “Pa-ra-da”(伊・仏・ルーマニア)(Orizzonti部門)
 物語:フランス系アルジェリア人Miloud Oukiliが1992年のルーマニアにやってくる。チャウシェスク政権が崩壊して3年しか経っておらず、街にはストリート・チルドレンがあふれていた。サーカスをやっていたMiloud Oukiliは、彼らになんとか希望を与えたいと考え、彼らに接触する。
現在、彼は、元ストリート・キッズたちを集めたサーカス団“Pa-ra-da”を率いて、ヨーロッパ中を巡回している。

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 ・Isvema Award for an debut or second feature film:Gianni Di Gregorio “Di Pace: Pranzo di Ferragosto”(伊)(批評家週間)

 ・ヨーロッパ映画賞(Label Europa Cinemas Award – Giornate degli Autori 2008)
Uberto Pasolini “Machan”(伊・独・スリランカ)(ベネチア・デイズ部門)
 物語:スリランカで果物商を営むスタンリーは、商売に失敗して、借金取りに追われていた。彼の妹は中東でメイドになることを夢に見、彼の弟は勉強よりもケチな犯罪の方がましだと考え、友人は女性旅行客相手にジゴロを気取っていた。外国に行きさえすれば何もかもうまくいくはずだと考えたスタンリーは、ババリアでハンドボールの国際大会が行われるのを知って、ハンドボールがどんなゲームかも知らずに、ハンドボール・チームを作ってドイツのビザを手に入れようとするのだった……。
 ウベルト・パゾリーニは『フル・モンティ』などを手がけたイギリス出身のプロデューサーで、本作で監督デビュー。

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 ・ドキュメンタリー作品賞(Doc/it Award – Sicilia Film Commission):Gianfranco Rosi “Below Sea Level”(伊・米)(Orizzonti部門)
 ロサンゼルスの南東190マイル、水面下129フィートで4年暮らした7人についてのドキュメンタリー。限界の生活の中で見えてくる人類の未来……。

 ・ドキュメンタリー作品賞(Doc/it Award – Sicilia Film Commission)スペシャル・メンション:Samuel Collardey “L’Apprenti”(仏)(批評家週間)

 ・アート・シネマ賞(Art Cinema Award):Mikhail Kalatozishvili “Dikoe Pole (Wild Field)”(露)(Orizzonti部門)
 物語:ミーチャは若い医師で、神が見放したようなところで働きたいと考え、ステップ地帯にやってきていた。彼の診療所には酒の飲みすぎで心臓が止まったという男が担ぎ込まれたり、死にそうな牛が連れて来られたりする。この地域は異なる部族も多く、紛争も絶えなかった。ある日、彼の妻が都市から訪ねてくる。彼女は、好きな人ができたから彼に別れてくれと言う。彼はこの地が彼を必要としていることを強く感じていて、黙って彼女を行かせるのだった。

 ・Christopher D. Smithers Foundation Special Awards:Sylvie Verheyde “Stella”(仏)(ベネチア・デイズ部門)
 物語:1977年、パリ。ステラは11歳で、パリの有名校に進学する。そこで彼女はユダヤ系アルゼンチン人のグラディスと出会い、「真実の世界」を知ることになる。

 ・Biografilm Lancia Award ドキュメンタリー部門:“Below Sea Level”(伊・米)(Orizzonti部門)

 ・Don Gnocchi Award:Marco Pontecorvo “Pa-ra-da”(伊・仏・ルーマニア)(Orizzonti部門)

 ・Brian Award:Bahman Mo'tamedian“Khastegi (Tedium)”(イラン)(Orizzonti部門追加作品)
 テヘランで暮らすトランスセクシャルの7人の生活を描く。

 ・Queer Lion Award:Stefano Tummolini “Un altro pianeta(One Day In A Life)”(伊)(ベネチア・デイズ部門)
 物語:夏の日。サルバトーレはビーチで楽しい時間を過ごしていた。しかし、予想もしていなかったことが起こり、新たな人生が始まる……。

 ・Lanterna Magica Award (Cgs):Marco Pontecorvo “Pa-ra-da”(伊・仏・ルーマニア)(Orizzonti部門)

 ・FEDIC Award:Uberto Pasolini “Machan”(伊・独・スリランカ)(ベネチア・デイズ部門)

 ・Arca Cinemagiovani Award最優秀イタリア映画賞:Gianni Di Gregorio “Di Pace: Pranzo di Ferragosto”(伊)(批評家週間)

 ・“Altre Visioni” Award:Yeo Joon Han“Sell Out!”(マレーシア)(批評家週間)

 ・EIUC Human Rights Film Award:Akram Barmak “Kabuli Kid”(仏)
 Barmak Akramは、15歳でフランスにやってきたというアフガン難民出身の監督。タクシーの中に置き去りにされた赤ん坊を母親の元に返そうとする物語。

 ・Lina Mangiacapre Award:Sylvie Verheyde “Stella”(仏)(ベネチア・デイズ部門)

 ・Air For Film Fest Award:Marco Pontecorvo “Pa-ra-da”(伊・仏・ルーマニア)(Orizzonti部門)

 ・Open Award 2008:フィリップ・ハース Philip Haas“The Butcher’s Shop”(米)(Corto Cortissimo部門)
 『マネー・マン』『変態愛 インセクト』などで知られるフィリップ・ハースが、バロック期の画家アンニバーレ・カラッチ(Annibale Carracci)の “The Butcher’s Shop” (c. 1582)からインスパイアされて制作した短編。
 キンベル美術館から依頼されて作った作品で、2スクリーンを使って上映され、一方で絵画“The Butcher’s Shop”を映しつつ、もう一方で画家カラッチの仕事を映し出すという趣向がなされている。そういうやりかたでカラッチの作品や人生を写し出すとともに、カラッチからレンブラントやフランシス・ベーコンに至る肉と人体の表現方法にも迫る。音楽はアンジェロ・バダラメンティ。

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 ・“Poveri ma belli” Award:Paolo Benvenuti “Puccini e la fanciulla”(伊)(特別招待部門)
 物語:1908年。「西部の娘」を作曲中のプッチーニ。彼は家の前にできた「エミリオの家」という店を憩いの場所として利用するようになる。「エミリオの家」にはジュリアという美しい女性がいたが、彼女はプッチーニ家のメイド、ドリアのいとこだった。ある日、彼の妻エルヴィラが夫の浮気現場を目撃する。彼女は浮気相手の顔をはっきりとは確認できなかったが、ドリアだと確信する……。

 ・生涯貢献賞:エルマンノ・オルミ

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 ◆人道賞(Humanity Award)(新設)
 ・ナタリー・ポートマン
 子供の頃からベジタリアンで、動物愛護と絶滅危惧種へ支援活動を行なっていることを評価されて。
 ナタリー・ポートマンは、賞金50000ドルを、ジェーン・グドール・インスティチュートが運営する、タンザニア奨学金(才能があるのに経済的に恵まれない少女のための奨学金)に寄付すると語った、という。ジェーン・グドール・インスティチュートとは、霊長類学者として知られるジェーン・グドール博士の名前にちなんだ機関で、類人猿の研究と居住地の保護に務めている(日本にも支部がある)。

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 【参考】
 ナタリー・ポートマン監督作品“Eve”(米/17分)
 物語:ケイトは、ローラおばあちゃんの家へディナーに行くが、そこにはおばあちゃんのボーイフレンド ジョーがいて、彼女はすっかりおじゃま虫なのだった……。
 出演:ローレン・バコール、ベン・ギャザラ、Olivia Thirbly

 ◆監督・ばんざい!賞 (Glory to the Filmmaker Award/Vive la Cinéaste Award)
 ・アッバス・キアロスタミ

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 ・アニエス・ヴァルダ

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 ◆受賞結果について
 私の予想は、けっこういいセン行きつつも、シルヴィオ・オルランドの男優賞を的中させたほかは、外してしまいました。

 映画祭紹介記事を書いた時には、内容の詳細が不明だった作品がけっこう賞をさらっていっていて、それが予想を難しくしていたということもあります。

 受賞結果の中で、もっとも意外だったのは、『π』『レクエム・フォー・ドリーム』『ファウンテン』と神経衰弱気味の映画ばかり撮ってきたダーレン・アロノフスキーの“The Wrestler”に金獅子賞を与えたことで、この映画も神経衰弱気味の作品に違いないだろうと予測はされるのですが、ダーレン・アロノフスキーを最高の栄誉を与えることにどんな意味があるのかがよくわかりません。審査員が、ダーレン・アロノフスキーの映像美や映画作家としての野心を評価したというところでしょうか。

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 まあ、今回のコンペティション部門は全体的に低調だったので(どう考えてもヴェンダースが『崖の上のポニョ』に金獅子賞を与えるとは思えない)、どれでもよかったということもあるかもしれません。

 ベネチア国際映画祭には、数多くの賞があるわけですが、プーピ・アヴァーティ、Haile Gerima、キャサリン・ビグローの3監督の作品に多くの賞が集中したのが、注目されます。少なくともこれらの作品には評価される点が多々あるということなのでしょう(“The Wrestler”が金獅子賞しか獲っていないのに対して)。
 キャサリン・ビグローの作品以外の2作品はどうみても地味ですが、日本でも劇場公開は難しくてもなんらかの形で上映されるということはありそうです。

 受賞結果が、審査員の出身国を反映しているという傾向もあるようで(というか、かなり顕著!)、審査員の中に日本人が混じっていたら、また違った結果になっただろう(日本の作品にもう少し大きな賞がもらえた?)とも想像されます。

 その他の部門については、例年にも増して、イタリア映画に受賞作品が多いようです。

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 *当ブログ記事
 ・ベネチア国際映画祭2008 コンペティション部門 ラインナップ!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200807/article_29.html
 ・ベネチア国際映画祭2008 コンペティション部門以外のラインナップ!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200807/article_30.html

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