佐藤江梨子 ミーツ クリスティアン・ムンジウ

 放映は、今から1ヶ月前の3月10日だったのですが、佐藤江梨子がNHKの『英語でしゃべらナイト』で、映画『4ヶ月、3週と2日』のクリスティアン・ムンジウ監督に英語でインタビューしています。
 録画したまんまで、すっかり忘れていたのですが、どこにも活字になっていないようなので、遅れ過ぎではありますが、ここで記録に残して置きたいと思います(ま、同じように、書きかけのままでほったらかしになっている記事はいっぱいあるのですが)。

 番組では、2人の英語でのやりとりに日本語のテロップが出ていましたが、ここでは一応ヒアリングして、英語のやりとりを活字に書き起こしてみたいと思います。私のヒアリング力は覚束ないので、書き起こしたものもかなり怪しいのですが、日本語のテロップそのものよりも多少はニュアンスが伝わるのではないかと思うので、恥を忍んで書き出してみました。

画像

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 Christian Mungiu:Hello.

 Eriko Sato:Hello.

 Christian Mungiu:Christian.

 Eriko Sato:Aha ! Eriko.

 Eriko Sato:As a woman, and I was interested in this film. After watching the film, it was so shocking that many scenes played in my head over again. Did you intend for this?

 Christian Mungiu:This film … finally, this story speaks about friendship and solidarity and freedom and decision making as much as it speaks about communism period and abortion and … , but it speaks about all this things. I prefer stories likely this. I just tried to be as much as possible very true, will my story close to life.

 Eriko Sato:For you, why do you think this film won the Palm D’or?

 Christian Mungiu:I don’t know. Why do you think? Who knows?

 Eriko Sato:I think … humanism and … hard reality and ….

 Christian Mungiu:Yes. We’ve never thought to gain the Palm D’or. The purpose of this film, any film trying to make, is to tell you the story, that is important for you as a spectator. That will make you think about what story tells you,not to get any kind of awards. But finally the success of the film filled me to be the kind of flow of emotion that people will see in the film.

 Christian Mungiu:What kind of films do you like ?

 Eriko Sato:I like Godard and Truffault, French movies … and HAYAO MIYAZAKI.

 Christian Mungiu:HAYAO MIYAZAKI !

 Eriko Sato:I want to really act in your film, ahaha. If you cast me in your film, what kind of role do you think I quickly.

 Christian Mungiu:I have to know you first. Because what’s I like to do cast somebody in the film. It doesn’t necessary first to do weight the person look. It’s first to do weight what the person feels then thinks about. It’s not matter of language you can speak Japanese. It’s what you express, that’s important for me.

 Eriko Sato:Thank you for time today. I look forward to see you again in Cannes, be your film.

 Christian Mungiu:You think about good stories, so every can work together.

 Eriko Sato:Haha. Thank you.

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 *以下は画面に出ていた日本語のテロップです(テロップなので、日本語の文章としてはかなりおかしいですが、そのまま書き出しました)

 クリスティアン・ムンジウ(以下CM):どうもクリスティアンです。

 佐藤江梨子(以下サトエリ):私は江梨子です。

 サトエリ:女性としてとても興味深く見ました。この映画を観た後にいろんなシーンが私の頭の中で何度も巡って衝撃的でした。これは意図したものでしょうか?

 CM:この映画は最後には友情 団結心 自由や意思決定について語っている
 共産主義や中絶についてと同じくらいにね
 そうした全ての事柄について語られている作品が僕は好きなんだ
 ストーリーはできるかぎり真実に忠実にそして現実的にしたいんだ

 サトエリ:あなたはどうしてこの作品がパルムドールを受賞したと?

 CM:わからない 君はどう思う? 誰にもわからないさ

 サトエリ:私はとても…
私はヒューマニズムだと思います

 CM:そう

 サトエリ:それと厳しい現実

 CM:パルムドールを獲るなんて思いも寄らなかった…
 まあこの映画や僕が手がけるどんな映画でもその目的は鑑賞者であるあなたにとって
 大切な物語を伝えること
 その物語が自分に何を伝えたいのかを考えさせることであって
 決して…何か賞を獲ろうというものでは無い
 でも結局どの映画でも成功の鍵は観た人々がそこに感情の流れの様なものを感じるというところにあるんだ

 CM:君はどんな映画が好きなの?

 サトエリ:私はゴダールやトリュフォーが好きです
 フランス映画がとても
 それと宮崎駿

 CM:宮崎駿ね

 サトエリ:私はあなたの映画に出たいです
 もしあなたの映画で役をいただけるとしたら私はどんな役が出来るでしょうか?

 CM:まずは君のことを知らないとね
 だって…僕が映画のために配役する時は必ずしもその人の見た目で決めるのではないんだ
 その人の感じ方や考え方によるものだから
 君は日本語が話せるけれど そうした言葉の問題ではない
 要は君の表現力なんだ

 サトエリ:今日はお時間をありがとうございました
 またカンヌでお会い出来ることを期待しています あなたの映画の出演で

 CM:君もぜひ一緒に仕事を出来るように素敵なストーリーを考えてよ

 サトエリ:ありがとうございました

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 放映時間は、3分くらいでしたが、インタビュー時間としては全部で10分くらい(セッティングを含めて20分くらい?)はあったのでしょうか。

 どちらも母語ではない言語でのやりとりで、クリスティアン・ムンジウの映画はいわゆる「外国人の英語」というか比較的ゆっくりした話し方で、一方の佐藤江梨子の英語はカタカナ英語に近い英語で、メモを見ながら質問しているようでした。ま、私の英語力も人のことを言えたものではないので、彼女の英語をとやかく言ったりはできないのですが。

 佐藤江梨子は「英語でしゃべらナイト」のレギュラーではなく、昨年のカンヌ国際映画祭に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で参加したということで、今回のインタビュー相手に起用されたのだろうと考えられます。
 彼女は大学で英語を専攻したというわけでもないし(堀越学園卒)、特に英会話の勉強をしていたという噂も聞こえてこないので、よくこういう仕事を引き受けたものだとも思いますが、このインタビューの中にある通り、実際に、将来的には外国映画にも出てみたいという希望があり、その手始めとしてこの仕事も引き受けた、ということなのかもしれません。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の共演者であった永瀬正敏はそういう活躍をしている俳優の大先輩だし、ひょっとしたら今回も永瀬正敏に相談に乗ってもらったりしているのかもしれません。とはいうものの、というか、だからというか、画面からは、彼女のドキドキ感もちょっと伝わってきました。

 ちなみに、佐藤江梨子には、ブログがありますが、直接このインタビューに関しての記事はないものの、このことだろうと思われる記載が下記にあります。

 SATOERI TIMES:http://ameblo.jp/satoeritimes/day3-20080117.html

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