今年の映画賞の本命はこれだ! NY&LA&SF映画批評家協会賞発表!

 ナショナル・ボード・オブ・レビューに続き、ニューヨーク映画批評家協会賞とロサンゼルス映画批評家協会賞、そしてサンフランシスコ映画批評家協会賞が発表になりました。
 ニューヨーク映画批評家協会賞は、アカデミー賞よりちょっとインディーズ寄りの評価を出す傾向にあるんですが、今年は(メインストリームとの)ズレが少ないように思われます。
 ロサンゼルス映画批評家協会賞は、わざと他の映画賞と違う結果を出そうとしているようなところがあって、今年もかなり異常な結果になっていますが(わざと『ノーカントリー』をはずしてるし、外国映画ばかり選んでる!)、それでも他の映画賞と重なる部分があるので、それが今年の賞レースの本命ということになるのでしょうか。
 サンフランシスコ映画批評家協会賞は、(他の映画賞と比べて)今年はかなりメジャー寄りになっています。

 結果的に、この4映画賞で、今年の映画賞レースの趨勢はほぼ見えちゃった気がしますね。あとは、この結果を踏まえて、アカデミー賞がどれだけ独自性を出してくるかでしょうか。

 ◆ニューヨーク映画批評家協会賞
 ・作品賞 『ノーカントリー』

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 ・監督賞 ジョエル&イーサン・コーエン(『ノーカントリー』)
 ・主演男優賞 ダニエル・デイ・ルイス(“There Will Be Blood”(監督:ポール・トーマス・アンダーソン))
 ・主演女優賞 ジュリー・クリスティー(“Away from Her”(監督:サラ・ポーリー))
 ・助演男優賞 ハビエル・バルデム(『ノーカントリー』)
 ・助演女優賞 エイミー・ライアン(“Gone Baby Gone”(監督:ベン・アフレック))
 ・脚本賞 ジョエル&イーサン・コーエン(『ノーカントリー』)
 ・撮影賞 ロバート・エルスウィット(“There Will Be Blood”)
 ・初監督賞 サラ・ポーリー(“Away from Her”)
 ・アニメーション賞 『ペルセポリス』(監督:マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー)
 ・ドキュメンタリー賞 “No End in Sight”(監督:Charles Ferguson)
 ・外国映画賞 『善き人のためのソナタ』(監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク)
 ・生涯貢献賞 シドニー・ルメット
 ・特別批評家賞 チャールス・バーネット(“Killer of Sheep”(1977))

 ◆ロサンゼルス映画批評家協会賞
 ・作品賞 “There Will Be Blood”(監督:ポール・トーマス・アンダーソン)

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  次点 『潜水服は蝶の夢を見る』(監督:ジュリアン・シュナーベル)
 ・監督賞 ポール・トーマス・アンダーソン(“There Will Be Blood”)
  次点 ジュリアン・シュナーベル(『潜水服は蝶の夢を見る』)
 ・主演男優賞 ダニエル・デイ・ルイス(“There Will Be Blood”
  次点 フランク・ランジェラ(“Starting Out in the Evening”(監督:アンドリュー・ワグナー))
 ・主演女優賞 マリオン・コーティヤール(『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(監督:オリヴィエ・ダアン)
  次点 アナマリア・マリンカ(『4ヶ月、3週と2日』(監督:クリスティアン・ムンジウ))
 ・助演男優賞 ヴラド・イヴァノフ(『4ヶ月、3週と2日』)
  次点 ハル・ホルブルック(“Into the Wild”(監督:ショーン・ペン))
 ・助演女優賞 エイミー・ライアン(“Gone Baby Gone”(監督:ベン・アフレック)、“Before the devil knows you're dead”(監督:シドニー・ルメット))
  次点 ケイト・ブランシェット(『アイム・ノット・ゼア』(監督:トッド・ヘインズ))
 ・脚本賞 タマラ・ジェンキンス(“The Saveges”(監督:タマラ・ジェンキンス))
  次点 ポール・トーマス・アンダーソン(“There Will Be Blood”)
 ・撮影賞 ヤヌス・カミンスキー(『潜水服は蝶の夢を見る』)
  次点 ロバート・エルスウィット(“There Will Be Blood”)
 ・美術賞(プロダクション・デザイン賞) ジャック・フィスク(“There Will Be Blood”)
  次点 ダンテ・フェレッティ(『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』)
 ・楽曲賞 グレン・ハンサード&マルケタ・イグロヴァ(『ONCE ダブリンの街角で』)
  次点 ジョニー・グリーンウッド(“There Will Be Blood”)
 ・アニメーション賞 『レミーのおいしいレストラン』(ブラッド・バード&ヤン・ピンカヴァ)
  次点『ペルセポリス』(監督:マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー)
 ・ドキュメンタリー賞 “No End in Sight”(監督:Charles Ferguson)
  次点 『シッコ』(マイケル・ムーア)
 ・外国語映画賞 『4ヶ月、3週と2日』
  次点 『潜水服は蝶の夢を見る』
 ・The Douglas Edwards Experimental/Independent Film/Video Award “Colossal Youth”(監督:ペドロ・コスタ)
 ・New Generation Award サラ・ポーリー(“Away From Her”)
 ・Legacy film Award Milestone films & Outfest Legacy project
 ・生涯功労賞 シドニー・ルメット
 ・特別賞(Special Citations) The new crowned hope series celebrating the anniversary of Amadeus Mozart's Birth.

 ◆サンフランシスコ映画批評家協会賞

 ・作品賞 『ジェシー・ジェームズの暗殺』(監督:アンドリュー・ドミニク)

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 ・監督賞 ジョエル&イーサン・コーエン(『ノーカントリー』)
 ・主演男優賞 ジョージ・クルーニー(“Michael Clayton”)
 ・主演女優賞 ジュリー・クリスティー(“Away from Her”)
 ・脚本賞 タマラ・ジェンキンス(“The Saveges”)
 ・脚色賞 サラ・ポーリー(“Away from Her”)
 ・助演男優賞 ケイシー・アフレック(『ジェシー・ジェームズの暗殺』)
 ・助演女優賞 エイミー・ライアン(“Gone Baby Gone”)
 ・ドキュメンタリー賞 “No End in Sight”(監督:Charles Ferguson)
 ・外国語映画賞 『潜水服は蝶の夢を見る』
 ・Marlon Riggs Award(for courage & vision in the Bay Area film community) リン・ハーシュマン=リーソン(“Strange Culture”、『クローン・オブ・エイダ』、“Teknolust”
 ・特別賞(Special Citation for under-looked independent film) “Colma: The Musical”(監督:リチャード・ウォン)

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この記事へのコメント

2007年12月12日 20:47
umikarahajimaruさん☆
こんばんは♪

このコーエン兄弟監督作すごく気になってるんですよ~★
ブラピのこの新作、観たわたしの知人らの評価はかなり低いのだけどどうなんでしょうねー?
わたしは長いしきっとダメな気がするけど、、、、(笑)
映画賞の行方、気になります。
そうそう、ペネロピの国内上映の情報ありがとうございました☆
はやく観たいなー♪
2007年12月12日 20:48
クリックしていきますね♪
umikarahajimaru
2007年12月12日 20:55
migさま
毎度ありがとうございます。
早いもので、明日13日は、もうゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表になります。今年は、日本人が1人もからまないので昨年ほどの騒ぎにはならないでしょうが、楽しみですね。
『ジェシー・ジェームズの暗殺』、ダメなんでしょうか。今年の賞レースをにぎわす数少ないメジャー系作品の1つなのですが。

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