華麗なる字幕翻訳家たち!

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 まずは、2007年に日本で劇場公開された外国映画を字幕翻訳者ごとにまとめてみました(リストはこちら)。
 このリストは、2007年に日本でロードショー公開された作品と映画祭等で上映された作品の中から、私が確認したものです。大部分が直接スクリーンで確認したものですが、チラシやパンフ、web上での情報からリストに加えたものもあります。
 フィルムにもパンフにも字幕翻訳者が明記されていない作品もあり(『トランシルヴァニア』『マリアの受難』など)、見慣れない名前だと記憶にとどめる前にクレジットが消えてしまうこともあります(『そして、デブノーの森へ』など)。
 なんとしても観ておくべきなのに観逃してしまった映画も多々ありますが、ロードショー公開された話題作に関してはなんとか半数以上はチェックすることができたでしょうか。

 このリストを見ていると、映画会社がどのような作品をどの翻訳者に任せているかとか、いろいろ見えてくるものもあるのですが、とりあえずは、劇場公開作品の翻訳の多い字幕翻訳者から私なりのコメントをつけていきたいと思います。

 ◆英語圏の翻訳家たち

 石田泰子さん
 音楽ものを中心に、サブカル系の映画に強いということでは定評がある(『トレインスポッティング』とか)。
 以前から音楽ドキュメンタリーを依頼されることが多かったが、『華氏911』あたりから、ドキュメンタリー映画での手腕が評価されるようになって、ドキュメンタリー作品も多く手がけるようになった。
 アッバス・キアロスタミ、アキ・カウリスマキなど継続的に手がけている映画作家も多い。
 コメディー・タッチの作品も得意。
 何冊かの訳書があります。

 稲田嵯裕里さん
 実際はさまざまなジャンルの作品を手がけるが、現在、日本で公開されるアニメーション映画の第一人者のようになっている翻訳家(『ヘラクレス』『ダイナソー』『ラマになった王様』『ファインディング・ニモ』『リロ・アンド・スティッチ』『ブラザー・ベア』『Mr.インクレディブル』『チキン・リトル』『ハービー』……)。
 アニメ作品の字幕が評価されるようになったのは、おそらく『ウォレスとグルミット』以降で、彼女が、一般の実写映画よりもっと幅広い観客層が観る(と思われる)アニメーションに適した字幕を作ることに優れていると認められたからだと考えられます。

 太田直子さん
 英語とロシア語をベースとした翻訳を手がける。
 これまでに手がけた作品名をながめても、ロシア映画やロシア語がからんだ作品も手がけているという以上の傾向性は特に見えてきませんが、それだけ何でも自在に手がけるということなのでしょう。
 『初恋のきた道』以降のチャン・イーモウ作品を水野衛子さんと共同で手がけていることでも知られています。
 映画美学校映像翻訳講座講師(http://www.eigabigakkou.com/subtitles/index.html)も務める。
 「通訳翻訳ジャーナル」誌上で連載あり(http://www.tsuhon.jp/title/title_index.html)
 『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書)という著書があります。

 岡田壯平さん
 アクション映画やホラー映画、それとスポーツ関係の映画(『モハメド・アリ かけがえのない日々』『ザ・ハリケーン』『アリ』『陽だまりのグラウンド』『コーチ・カーター』『プライド』『GOAL!』……)を手がけることが多いようです。
 映像テクノアカデミア講師(http://www.vta.tfc.co.jp/course/script/instructor.html)

 風間綾平さん
 もともとアクション映画やホラー作品の多い翻訳家さんですが、字幕を手がけた『少林サッカー』の大ヒットのあと、同じ配給会社からタイ映画『マッハ!』の翻訳を託され、以降、タイ映画を手がけることも多くなりました。

 菊地浩司さん
 アクション大作が多い。
 菊地さんは、(映画字幕)制作会社ACクリエイト(http://www.ac-create.co.jp/index_j.html)代表としての顔も持っていますが、そこからは多数の字幕翻訳家を輩出しています。
 「社長は字幕翻訳家」というサイトもあります(http://www.mobomoga.info/)

 齋藤敦子さん
 現在手がけている字幕翻訳の仕事は、ケン・ローチ作品を中心にしたシネカノン配給作品ばかりですが、もともとは、言語の区別なく、作家主義的な作品を手がけることが多い。
 字幕の位置(白地に白い字幕を出さない)とか、テロップのタイミング(時代や場所、話者の名前や肩書きを示すテロップの翻訳字幕を読みやすいタイミングで出す)とかを意識した字幕作りは、齋藤さんが最初だったんじゃないかという気がします。誰かに確認を取ったわけではありませんが。
 何冊か映画関係の訳書があります。

 佐藤恵子さん
 東北新社の外画制作事業部翻訳室に所属する社員翻訳家で、東北新社の翻訳室を代表する翻訳家(字幕翻訳者のクレジットで「佐藤恵子」とあると、「おっ、(東北新社の)エース登板!」と私は心の中でつぶやいてしまいます)。自社配給作品でなくても依頼があれば手がけるようです(もちろん東北新社を通してでしょうが)。
 『ファインディング・ニモ』『マダガスカル』『オープン・シーズン』などの吹替版、『ディープ・ブルー』『ホワイト・プラネット』などのドキュメンタリーなど、仕事の幅は広い。
 英語の劇場公開作品で、このくらいのビッグ・タイトルを字幕でも吹替版でも手がけるというのは佐藤さんくらいかもしれません。
 映像テクノアカデミア講師(http://www.vta.tfc.co.jp/course/script/instructor03.html)

 関美冬さん
 デイヴィッド・リンチの映画字幕をたくさん手がけていることで知られています。
 ちょっと難解さを感じさせる作品や観念的な作品(『ヴィトゲンシュタイン』『グレン・グールドをめぐる32章』『ゴリラは真昼、入浴す』『ティコ・ムーン』『KUJAKU 孔雀』『ネズの木』『サンサーラ』など)、専門の字幕翻訳家がいないような言語の作品を多く手がけているという印象があります。
 何冊か映画関係の訳書もあります。

 戸田奈津子さん
 字幕翻訳家になりたいと希望して、字幕翻訳家になった日本で初めての翻訳家。
 (作品のビデオ・テープと素材を渡して依頼を済ませてしまうというのではなく)試写室での2~3回の試写のみで字幕翻訳を完成させるという従来のスタイルで映画字幕を完成させるやりかた(すなわち、映画のニュアンスを瞬時につかんでしまう能力)では、戸田さんの右に出る者はなく、仕事も早い(らしい)。
 ラインナップの中で、どの作品を誰に訳してもらうかと考える際、その年のイチオシの作品を戸田さんに任せるという映画会社も多い。
 来日映画人の通訳としても活躍中。自分の話はちゃんと伝わっているのか、来日した外国人を不安にさせる通訳もいる(という)中で、戸田さんの通訳は来日サイドにも評判がよく、そのお母さん的な風貌とも相俟って、彼女を慕う映画スターも多い。
 『映画字幕は翻訳ではない』(早川書房)ほか、映画字幕について書いた著書が何冊かあります。

 林完治さん
 林さんの名前を意識するようになったのは、1997年の『スター・ウォーズ』3部作のリバイバル公開と、翌年の『LAコンフィデンシャル』以降からでしょうか。
 アクション大作が多いのですが、『マトリックス』や『ブレイド』などのように、一度手がけた作品がシリーズ化されることもしばしば。
 映像テクノアカデミア講師(http://www.vta.tfc.co.jp/course/script/instructor06.html)

 古田由紀子さん
 一連のウディ・アレン作品の翻訳で知られる古田さん。やはり小粋でしゃれた作品や感動的なドラマ、それからアート系というより、むしろ「芸術的」といった方がふさわしい作品 (『デュラス 愛の最終章』『マリー・アントワネットの首飾り』『アルマーニ』『永遠のマリア・カラス』『サロメ』『真実のマレーネ・ディートリヒ』『真珠の耳飾りの少女』『マザー・テレサ』『クリムト』『敬愛なるベートーベン』……) を多く手がけられています。
 映像テクノアカデミア講師(http://www.vta.tfc.co.jp/course/script/instructor06.html)

 松浦美奈さん
 現在、活躍中の日本の字幕翻訳家の中で、もっとも優れている字幕翻訳家といえば、やはり松浦さんでしょうか。
 聞こえてくる英語(くらいしか私にはわかりませんが)と日本語字幕にもっともギャップが少ないのが松浦さんの字幕で、松浦さんの日本語字幕は読んでいて字幕を意識させる(字幕を読んでいて立ち止まらされる)ことがほとんどありません。日本語の選択も無理がなく、自然なんですね、きっと。
 ハリウッドのアクション大作などを手がけることはほとんどありませんが、依頼されている作品(のタイトル)を見れば、松浦さんが映画会社に深い信頼を寄せられていることは一目瞭然だと思います。

 松岡葉子さん
 おつきあいのある映画会社が限られているということもあるのでしょうが、非常に作家性の強い作品を手がけることが多いようです。
 何冊か映画関係の訳書もあります。
 映画美学校映像翻訳講座講師(http://www.eigabigakkou.com/subtitles/index.html)も務める。

 ◆フランス語の翻訳家たち
 石木まゆみさん、加藤リツ子さん、齋藤敦子さん、関美冬さん、寺尾次郎さん、古田由紀子さん、松浦美奈さん、松岡葉子さん、丸山垂穂さん

 コンスタントに字幕翻訳の発注があって、職業として字幕翻訳の専門家が成立するのは、英語のほかではフランス語しかありません(今は韓国語もそうかも)。

 石木まゆみさん
 シネマパリジャンやクレスト インターナショナルの作品を手がけることが多い。『おとぼけオーギュスタン』『メランコリー』『天使が見た夢』『クリクリがいた夏』『ピエロの赤い鼻』……。
 劇場パンフの「シナリオ採録」というところで名前を見かけることもあります。

 加藤リツ子さん
 『サルサ!』『エトワール』『ベルヴィル・ランデヴー』……。アーティスティックな感じのする作品を手がけることが多い、という印象でしょうか。

 寺尾次郎さん
 ゴダールをはじめとする作家性の強い映画作家の作品が多い(オタール・イオセリアーニ、アニエス・ヴァルダ、マノエル・デ・オリヴェイラ、フィリップ・ガレル、ダルデンヌ兄弟、アルノー・デプレシャン、ミヒャエル・ハネケ、ジャック・リヴェット、エリック・ロメール……)。
 映画美学校映像翻訳講座講師(http://www.eigabigakkou.com/subtitles/index.html)も務める。

 丸山垂穂さん
 パトリス・ルコントの『仕立て屋の恋』でその名前を印象づけた丸山さん。いろんなタイプのフランス映画を手がけている中で、特徴的と言えるのは、『etre et voir ぼくの好きな先生』『バティニョールおじさん』『パピヨンの贈りもの』『ぼくセザール10歳半 1m39cm』など子どもが出てくる映画が多いことでしょうか。

 ◆その他の言語の翻訳家

 ・イタリア語~岡本太郎さん、吉岡芳子さん、山田香苗さん

 吉岡芳子さん
 ベルトルッチ、モレッティ、ベニーニなど、イタリア映画字幕の第一人者。

 ・ドイツ語~吉川美奈子さん
 ドイツ語専門の字幕翻訳家というのはこれまではほとんどいないといっていい状態でしたが、ドイツ映画があちこちで劇場公開され、毎年のようにドイツ映画祭も開催されるようになって、そろそろドイツ語専門の翻訳家が登場してもいい頃合ではないでしょうか。吉川美奈子さんは、劇場公開作品を手がけることはまだあまり多くありませんが、映画祭上映作品などでよくお名前を見かけるようになりました。

 ・オランダ語~謝敷尚子さん
 オランダ映画祭が3年連続で開催された時には、クレジットされてるのをよく見かけましたが、最近は……?

 ・チェコ語~木村有子さん、ペトル・ホリーさん
 木村有子さんとペトル・ホリーさんは、日本でのチェコ映画人気を反映して登場すべく登場した翻訳家さんということになるでしょうか。ペトル・ホリーさんは、チェコ・センターの所長でもあります。

 ・ギリシャ語~池澤夏樹さん
 ご存知、作家の池澤夏樹さんは、テオ・アンゲロプロス作品専門の翻訳家です。

 ・ロシア語~太田直子さん、児島宏子さん

 ・中国語(北京語・台湾語)~小坂史子さん、樋口(渋谷)裕子さん、水野衛子さん
 小坂史子さんはツァイ・ミンリャンやジャ・ジャンクー等、水野衛子さんは一連のチャン・イーモウ他を、樋口裕子さんは『セブンソード』『SPRIT』『PROMISE 無極』などを手がけています。

 ・広東語~小木曽三希子さん、鈴木真理子さん、世良田のり子さん、水田菜穂さん
 香港映画は日本でもたくさん紹介されてきたのに、広東語から直接翻訳する専門の翻訳家というのは長らく存在しませんでした。広東語を解する方には、英語版台本から翻訳された香港映画の字幕というのはあまり評判はよくなかったのですが、この10年くらいで広東語から直接翻訳される翻訳家が何人も現れたのは、本来あるべき理想的な状態だったとはいえ、素晴らしいことです。
 鈴木真理子さんは、『インファナル・アフェア』を松浦美奈と組んで字幕をつけたところから知られるようになった翻訳家ですが、以後、数々の香港映画の字幕を手がけ、香港映画を広東語から直接翻訳するという流れを確かなものにした1人という印象があります。
 水田菜穂子さんは、字幕翻訳自体はそんなに多くはないと思うのですが、香港映画ラバーとして様々な活躍をされているようで、ブログHongKong Addict(http://hkaddict.blog26.fc2.com/)も絶好調です!

 ・韓国語~大塚毅彦さん、全雪鈴さん、根本理恵さん、尹春江(ユン・チュンガン)さん

 根本理恵さん
 「めざましテレビ」から「はなまるマーケット」「笑っていいとも!」「うたばん」「SMAP×SMAP」まで、韓流スターがゲスト出演するテレビ番組に通訳として軒並み顔を覗かせている根本理恵さん。まあ、テレビではほとんど名前が紹介されることはないので、一般的にはどれだけ認知されているかわかりませんが、日本で最もテレビ露出の多い翻訳家と言っていいかもしれません。根本さんが映像翻訳を手がけるようになったのは韓流ブームが到来するずっと以前からですが、今や、通訳と字幕翻訳の本数だけでもかなりのもので、それ以外にも大学の先生もして、訳書も出して、おそらく今、日本で一番忙しい翻訳家でもあります。

 ここ数年で、根本さん以外の翻訳家の名前も映画のクレジットで見かけるようになりましたが、その中では、大塚毅彦さんの仕事量が突出しています。

 ・ベトナム語~秋葉亜子さん
 このところベトナム映画の劇場公開がないので、名前をお見かけしていませんが、ベトナム語から直接翻訳される字幕翻訳家というのは、秋葉さん以外知りません。映画祭の上映作品等は今も変わらず手がけていらっしゃるでしょうか。秋葉さんはベトナム語の入門書も出されています。

 ・インドネシア語~西咲広子さん
 西咲広子さんは、通訳や翻訳などで、長年にわたってインドネシアとの文化交流に尽力されています。

 ・タイ語~高杉美和さん
 高杉美和さんは、タイ映画の字幕翻訳と、タイからの来日映画人の通訳をされています。
 タイ映画が普通に劇場公開されるようになって数年経ちますが、高杉さんのことがまだ知られていないのか、タイ映画をタイ語から直接翻訳しようという流れはまだ本流にはなっていません。これからに期待、でしょうか。

 ・ヒンディー語~岡口良子さん、松岡環さん
 岡口良子さんは、インド映画がブームになった頃からコンスタントにヒンディー語映画の字幕を手がけています。松岡環さんは、英語はもちろん、ヒンディー語、タミル語、広東語(それから確か東南アジアの言語もいくつか)解される語学の達人で、インド映画に関しては、字幕のコーディネートのようなこともされています。

 ・ペルシャ語~ショーレ・ゴルパリアンさん
 このところ、一時ほどはイラン映画が劇場公開されなくなったので、ショーレさんの名前を見かけることも少なくなりましたが、やはりイラン映画の翻訳(&通訳)といえばショーレさんでしょう。アッバス・キアロスタミが日本に初紹介された頃、ショーレさんはペルシャ語の翻訳(ペルシャ語から日本語に直に翻訳すること)は私にやらせてほしいと名乗り出たそうで、そういうこともあって、日本にイラン映画が根付いたのはショーレさんの存在に寄るところが大きかったとも聞きます。
 字幕翻訳に関しては、他の字幕のプロと組んで行なうことが多い。

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 以上、駆け足ではありますが、現在第一線で活躍中の字幕翻訳家の方の中から翻訳本数の多い方を中心にご紹介してみました。

 字幕翻訳家を目指される方には自分の目標とする翻訳家を探すヒントになるかもしれませんし、普通の映画ファンにとっても、先に字幕翻訳家を知ることで、映画を観る楽しみがふえる(この映画はどういうタイプの映画なのかわかったりもする?!)ということもあるかもしれません。

 いろんな言語の字幕翻訳家がいるものだなあと驚かれた方もいるかもしれませんが、実は、コンスタントに映画が紹介されているのに、その国(言語)の専門の字幕翻訳家がいないという言語もあります。以前は広東語(香港映画)もそうだったのですが、これは現在解消されつつあります。
 現在、もっとも専門の字幕翻訳家の登場が望まれているのは、まず第一にスペイン語、それからポルトガル語でしょうか。これから字幕翻訳家を目指される方は、英語やフランス語のほかに、これらの言語もできると有利かもしれません。あと、北欧、バルカン諸国、中央アジア諸国、トルコ、モンゴルあたりも、専門の翻訳家がいれば、その国の映画がぐっと入ってきやすく、親しみやすくなると思われます。

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 なお、これまで当ブログで書いた字幕翻訳関係の記事に「字幕翻訳フォーラム」というカテゴリー(テーマ)を振り当てましたので、よかったら、下記「テーマ」から辿ってそちらも覗いてみてください。

この記事へのコメント

もにかる
2007年11月08日 01:14
インド映画のところに是非、『ムトゥ 踊るマハラジャ』『ラジュー出世する』の松岡環さんをお願いします!
umikarahajimaru
2007年11月08日 08:43
もにかるさま
松岡環さんも追記させていただくことにしました。どうもありがとうございました。
2007年11月09日 23:33
こんにちはー。私がブログを通じてお友達になった字幕翻訳者さんのお名前も載っていたので、楽しく記事拝見しました。
字幕翻訳者も昔はシェアが狭く限られていましたが、ケーブルテレビやビデオ、DVDの時代になって、いろんな方が活躍されていますよね。
奥が深く、面白い世界だと思います!
umikarahajimaru
2007年11月10日 20:35
ぴむさま
コメントありがとうございました。
>私がブログを通じてお友達になった字幕翻訳者さんのお名前も載っていた
リストに挙げた翻訳家さんでブログをやっているのは水田菜穂さんくらいしか思い浮かばないんですが、誰なんでしょう? ちょっと気になりますね~。当ブログにも、クリスチャン・ストームズさんや進藤照光さんからコメントをいただいたりしていますが……。
LENNON
2010年03月17日 13:10
初めまして。映画鑑賞を心の糧としておりますが、字幕屋さん(この呼び方が相応しいか定かではありませんが、太田さんの著作タイトルより拝借です)にスポットが当たることが少なすぎることをとても残念に思っていました。どなたが付けられたかさえ不明な作品も多く、なんとか、自分が鑑賞した映画の一覧表に「字幕」という欄を設けて埋めたいと思い、ネットなどを中心に検索しておりました。しかし、映画の評論ブログの中でも字幕屋さんを扱ってコメントされているものがなく、落胆していた時に、たどり着いた次第です。「君の瞳に乾杯」に代表されるように、心に残る台詞は日本語で流通しているのに、字幕の技術や言葉の力に言及されないのが不思議でなりません。どうか、今後も字幕屋さんにスポットをお願いいたします。この記事はもちろんの事、様々参考にさせていただきます。
umikarahajimaru
2010年03月17日 22:28
LENNONさま
コメントはすべてチェックさせていただいておりますので、大丈夫です。
この記事を書いた頃はもう少し字幕翻訳のことに力を入れて記事を書こうと思っていたのですが、そう思いつつ、そのまま放ったらかしになってしまいました。
そのうちなんとかしたいとは思っているのですが、どうなりますか……。
個人的な関心はともかく、世間的にはエンタメ系翻訳(字幕翻訳を含む)への興味は以前ほどではなくなっているみたいですね。以前は、専門誌が2誌ありましたが、1つは廃刊し、もう1つは月刊から隔月刊となり、今は季刊になってしまっていますから。
現在の映像翻訳に関しては、個人的印象としては、若干、翻訳が荒れてるような気がしますね。ひょっとすると映像翻訳の一時代を築いた人がどんどん引退していっていることと関係があるのかもしれません。
LENNON
2010年03月18日 18:52
コメントの件、良かったです。お返事まで頂き恐縮です。

頻繁に更新をされているご様子で楽しみにさせていただきます。仰せのように、清水俊二御大が切り開かれた頃からすると、字幕がぞんざいに扱われている様に思います。字幕の力は実際の脚本を凌ぐものがあるというのに、残念です。話題の3Dが主流になった暁には文字通り字幕の出る幕はなくなり、吹き替えが好まれること必至です。個人的なことですがアバターで激しい3D酔いを経験し、文字を追いながらなんて絶対無理!と思った次第です。言葉の壁だけでなく、慣習・宗教観・倫理観等々の違いまでを乗り越えて伝えられる映画の本質を担う大事な字幕が廃れず、より心に残る名セリフを世に残してくれる事を願って止みません。

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  • さようなら、岡枝慎二先生

    Excerpt: 今ごろ気づいた、っていうか、遅いニュースで申し訳ないのですが…。 Weblog: 毎日が映画記念日 racked: 2007-11-09 23:37