3分間だけハエになれる映画 『ハエ』 フランツ・ロフュシュ

 1981年の米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞作品。まずはご覧あれ!

 

 ハエの主観のみで描いた作品で、知る人ぞ知るというか、アニメーション愛好家の間ではよく知られた作品のようです。
 魚眼レンズを通して見たようにハエの主観を描いているわけですが、ハエは複眼なので、実際はあんな風には見えないんじゃない?などと野暮なことを言うのはなしにして(笑)、ハエになったつもりの3分間を味わってみましょう。
 というか、ハエになってみると、“何か光ったもの”には思わず吸い寄せられてしまいますし、窓ガラスに何度もぶつかって外に出ようともがく気分もとってもよくわかります。
 この作品がアカデミー賞に匹敵するかどうかはともかく、そういう意味ではケッサクと言えると思います。

 監督についても調べてみたのですが、ハンガリー語で書かれたものはありますが、日本語もしくは英語で書かれたものは見つかりませんでした。ハンガリー語のWeb辞書を使って、ハンガリー語のサイトを読むという手もなくはないのですが、なかなかねえ……。

 手塚治虫の『ジャンピング』(1984)も、この作品と同じ主観アニメーションですが、手塚治虫はこの作品にインアスパイアされて『ジャンピング』を作ったそうです。

画像

 ◆作品データ
 1980年/ハンガリー/3分
 台詞なし/字幕なし
 アニメーション

 *『世界と日本のアニメーションベスト150』(ふゅーじょんぷろだくと)で463位。

 *この作品は、米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞しています。

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 ◆監督について
 フランツ・ロフュシュ Ferenc Rofusz
 1946年 ハンガリーのブダペスト生まれ。

 ・1973年 “A kő”
 ・1976年 “Gusztáv olvasna”
 ・1976年 “Gusztáv az ABC-ben”
 ・1980年 “A Légy(The Fly)”
 米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞、クラクフ映画祭ドン・キホーテ・アワード受賞、オタワ国際アニメーションフェスティバル3分以内の作品部門で2位
 ・1982年 “Holtpont”
 ・1984年 “Gravitáció(Gravitation)”
 オタワ国際アニメーションフェスティバル5分以内の作品部門でグランプリ受賞 、1985年広島国際アニメーションフェスティバル カテゴリーA(5分以内の作品部門)で1位入賞
 ・2003年 “Ceasefire!”
 ・2004年 “Szerencsi, fel!”(TVシリーズ)
 ・2005年 “A dog’s life”
 イタリアの2005年 デルヴィオ国際アニメーション&コミック映画祭で1位入賞(First Prize)

 *参考サイト
 ・Ferenc Rofusz に関するWikipedia:http://hu.wikipedia.org/wiki/R%C3%B3fusz_Ferenc
 残念ながらハンガリー語なのでよくわかりません(眺めているとぼんやりと意味らしきものは見えてはきますが)
 ・PORT.hu:http://www.port.hu/pls/pe/person.person?i_pers_id=126900&i_direction=2&i_city_id=3372&i_county_id=1
 これもハンガリー語のサイト

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