『Dear フランキー』の監督が撮ったCM “Just Children”

 大好きだった映画『Dear フランキー』のショーナ・オーバック監督の他の作品が観られないかとずっとネット上で検索していたのですが、この度、ようやく1本のCMを見つけることができました。

 

 これは、NSPCCの“Just Children”というCMです。
 NSPCCとは National Society for the Prevention of Cruelty to Childrenの略で、日本では英国児童虐待防止協会と訳されています。NSPCCは、1884年設立という長い歴史を持つ団体で、啓発のための広告やキャンペーンにも積極的で、You Tubeで“NSPCC”と検索するとたくさんのCMがヒットします。

 ショーナ・オーバックの作品は、父親から虐待を受ける子ども、叔父から暴力を受ける少女、親から省みられない幼児というナレーションとともに、映像で子どもたちの姿を次々と映し出していき、「月々2ポンドの寄付金でこれらの子どもを救うことができます」といい、「現在知られているだけで32000人の子どもたちが虐待の犠牲になっています」、とテロップで示しています。
 そしてCMの中で繰り返される言葉が“Just Children”。

 個人的には、CMであってももっと物語性の強い作品が観たいという気もするんですが、作品の内容が『Dear フランキー』に通じる部分もあるので、その点でとても興味深かったですね。『Dear フランキー』の前にこのCMを作ったのか、『Dear フランキー』の後にこのCMを作ることになったのかは不明ですが。

 なお、NSPCCについては、例えばここ(DV子どもプロジェクト 英国視察レポート その1:http://www.annshinn.com/project/pro_dv/england/01/index.html)に詳しく書かれています。

画像

 ◆作品データ
 製作年不詳/英/1分
 英語ナレーションあり/字幕なし
 実写CM

 ◆監督について
 ショーナ・オーバック
1967年イギリス生まれ。カメラマンだった父親に18歳の誕生日にカメラをもらい、写真に夢中になる。いったんはカメラマンを志すが、やがて興味は映画へ。マンチェスター大学で映画を学んだ後、リーズ大学で映画撮影を学び、ポーランド国立映画学校で修士号(MA)を獲得。
 卒業制作で作った短編“Seven”(96)が、1996年の英国短編映画祭の最優秀英国短編賞を受賞。“Seven”はたくさんの映画祭をまわり、高い評価を得る。
 数々のCMの監督を務めながら、2004年に、6年かけた第一長編『Dearフランキー』を完成させる。

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