これも韓流? KISS 『女だから』

 偶然に見つけた韓国もの。見たことのある俳優(シン・ヒョンジュン)が出てて、プロモーション・ビデオ? 映画の予告?と思いつつ、見ていたら、ちゃんとストーリー仕立てになっていて、しかもなかなかよかったですね。


 【物語】
 美容師をしているク・ヘジュは、たまたま撮影現場を横切って、カメラに写りこんでしまう。
 後日、そのカメラマン シン・ヒョンジュンが彼女の働いている店にやってくる。彼は彼女に気づかなかったが、彼女の方は気づいて、彼についた女性に担当を代わってもらう。しかし、シャンプーでミスをして、店長に叱られてしまう。
 そんなことがあって、彼と彼女はつきあうようになり、彼は彼女をモデルのようにして、撮影してくれたりもする。
 ある日、彼女が彼の事務所に遊びに来ていた時、彼女は棚にあった現像液をかぶって、失明の危機に陥ってしまう。ショックを受ける彼。
 彼は、彼女が2枚の写真をくっつけて、2人がキスしてるようにしていたものを発見するが、それを切り離し、彼女の写真だけを残す。そして、何か、意を決したような表情をしてでかけていく。
 彼女の手術は成功し、職場にも復帰する。
 しかし、彼は現れない。彼かと思うと郵便で、中には彼女を写した彼の写真が載った雑誌が入っている。
 彼女は、彼を探してまわる。
 2人がデートしたこともあるレースのサーキットで彼を見つける。彼は目が不自由になっていて、彼女は、彼が自分のために角膜を提供してくれたことを知るのだった……。

 調べてみると、この作品に関する情報はたくさんあって、実はやはりPVで、KISS(키스)という女性3人グループの「여자이니까」」(女だから)という作品なのでした。
 最初に見て、PVなのかなとは思い、それにしては歌っている歌手の映像が全くないので、どうなんだろうとは思ったのですが、韓国のPVはこれ(歌手の映像が全くない)が普通なのでしょうか。それとも、歌っている歌手のシーンも織り込まれているバージョンもあるのでしょうか。

 まあ、それにしてはなかなかよくできた作品で、突っ込みどころはたくさんあるにせよ、起承転結があり、出会って、恋をして、悲劇があり、そして泣かせるという、“韓流の基本”がここにもしっかり生きているのでした。

画像

 ◆作品データ
 2001年/韓国/7分59秒
 台詞は少しありますが、わからなくても特に気になりません(曲の歌詞は当然あります)/字幕なし
 実写作品

 出演:シン・ヒョンジュン(カメラマン)、ク・ヘジュ(美容師)

 KISSというグループは、2001年にデビューして、デビュー・アルバムはリリースしたものの、その後すぐに消えていったようです。
 ということもあってか、このPV自体はいろんなところで観られるものの、PVについての基本情報はもうほとんど得られないのでした。下記「韓国ミュージックビデオの世界」には、監督・脚本・撮影までが記されていて、裏づけを取りたかったのですが、叶いませんでした。いずれも一個の作品としての完成度が高く、けっして素人ではないなと思わせるものがあったと思います。

 PVの曲自体がほとんど過去のものになり、歌っていた歌手が芸能界から消え去っても、PVだけがこうして残って、独立したメディアとして人に観られて、新たな感動を呼んでいくっていうのはいいですよね。

 *参考サイト
 ・シン・ヒョンジュンの公式ファンクラブのサイト(日本):http://www.so-net.ne.jp/shinhyunjoon/

 ・このPVについて触れてあるブログはたくさんありますが、中でも「韓国ミュージックビデオの世界」(http://k-mv.info/kmv/archives/51/)がとても参考になります。

 *「女だから」の歌詞はここにあります。http://dongta.lix.jp/kpops/kashi/8.html

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