「ミスター手榴弾の驚異の才能」 シェーン・アッカー

 『9』のシェーン・アッカー監督が、学生時代に作った2つ目の短編 “The Astounding Talents of Mr. Grenade”(「手榴弾氏の驚異の才能」)。



 ジャグリングをする手榴弾を主人公とした短編。

 最初の作品“Hangnail”はいわゆるイラストを動かすタイプのCGアニメでしたが、第2作ではストップ・モーション・アニメに挑戦しています。ブラザーズ・クエイやシュヴァンクマイエルが好きだと言っているところからしても、“Hangnail”のような作品より、ストップ・モーション・アニメの方が好きで、制作意欲がそそられたということでしょう。

 物語自体、最初からオチがわかってしまっているような作品ですが、いきなり長い作品にも挑戦できないので、手始めにこういうものをやってみたという感じでしょうか。

 監督は凝り性なので、より凝ったものに挑戦しようとすると、『9』みたいに完成までに長期間かかってしまったりするのがわかっていたんでしょうね。

 ◆作品データ
 2003年/米/1分
 アニメーション
 台詞なし/字幕なし

画像

 ◆監督について
 シェーン・アッカー
 1971年イリノイ州ホイートン生まれ。
 1994年フロリダ大学で建築を学んだ後、さらにUCLAに進むが、そこでアニメーションの授業でアニメーションに目覚め、一生の仕事にすることに決める。1998年に建築学の修士を取得した後、UCLAのアニメーションのワークショップへ。
 学生時代に“The Hangnail”と“The Astounding Talents of Mr. Grenade”を発表。
 “9”にとりかかりながら、途中で、ピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』の視覚効果を手がけるWETAで仕事をするためにニュージーランドに行き、アニメーターを務める。
 その後、4年の歳月をかけた“9”を完成(3年の課程のフィルム・スクールも5年かけて卒業)。“9”は、学生アカデミー賞アニメーション部門ゴールド・アワードを受賞し、アカデミー賞短編アニメーション賞にもノミネートされる。

 ・1999年 “The Hangnail”「ささくれ」[監督]
 ・2003年 “The Astounding Talents of Mr. Grenade”「ミスター手榴弾の驚異の才能」 [監督]
 ・2003年 『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』[アニメーター]
 ・2005年 “9”(短編版) [監督]
 ・2007年 “9”(長編版) [監督]

 *参考サイト

 ・シェーン・アッカーの公式サイト:http://www.shaneacker.com/
 “The Astounding Talents of Mr. Grenade”の本編はここでも観ることができます。

 ・frame per second》animation lives here(監督ロング・インタビュー):http://www.fpsmagazine.com/feature/050929acker.php

 ・Animwatch:http://www.animwatch.com/Spotlight-9.php

 ・Animwatch(監督インタビュー):http://www.animwatch.com/F17-ShaneAckers9.php

 ・UCLAlumni Assciation NOBLE ALUMINI:http://www.uclalumni.net/AlumniStories/Notable/Acker.cfm

 ・Animation Trip.com(監督シンタビュー):http://www.animationtrip.com/item.php?id=742

 ・Daily Bruin(監督インタビュー):http://dailybruin.com/news/articles.asp?ID=33692

 *この作品を他の誰かにも教えてあげたいと思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 

 *当ブログ関連記事

 ・ティム・バートンが絶賛した才能 シェーン・アッカー 『9』

 ・シェーン・アッカー 「ささくれ」“Hangnail”

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック