2006年ナショナル・ボード・オブ・レビュー発表!

画像 2006年の賞レースの前哨戦であるナショナル・ボード・オブ・レビューの結果が発表になりました。

 ・最優秀作品賞:『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド)

 ・上位10作品:『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド)、『バベル』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウ)、『ブラッド・ダイアモンド』(エドワード・ズウイック)、『ディパーテッド』(マーティン・スコセッシ)、『プラダを着た悪魔』(デイヴィッド・フランケル)、『父親たちの星条旗』(クリント・イーストウッド)、『ヒストリー・ボーイズ』(ニコラス・ハイトナー)、『リトル・ミス・サンシャイン』(ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス)、“Notes On A Scandal”(リチャード・エア)、“The Painted Veil”(John Curran)

 ・最優秀外国語映画賞:“Volver”(ペドロ・アルモドバル)

 ・外国語映画の上位5作品:“Volver” (ペドロ・アルモドバル)、“満城尽帯黄金甲(Curse of the Golden Flower)”(チャン・イーモウ)、“Indigènes (Days Of Glory)”(Rachid Bouchareb)、“El Laberinto del Fauno (Pan's Labyrinth)”(ギレルモ・デル・トロ)、“Water”(ディーパ・メータ)

 ・最優秀ドキュメンタリー賞:『不都合な真実』

 ・ドキュメンタリーの上位5作品:『不都合な真実』、“ 51 Birch Street”、“Iraq In Fragments”、 “Shut Up & Sing”、“Wordplay”

 ・インディペンデント映画の上位作品:“Akeelah And The Bee”(Doug Atchison)、“Bobby”(エミリオ・エステベス)、『輝く夜明けに向かって』(フィリップ・ノイス)、『敬愛なるベートーヴェン』(アニエスカ・ホランド)、“A Guide To Recognizing Your Saints”(Dito Montiel)、“Half Nelson”(Ryan Fleck)、“The Illusionist”(Neil Burger)、“Lonesome Jim”(スティーヴ・ブシェーミ)、“Sherrybaby”(Laurie Collyer)、“10 Items Or Less”(ブラッド・シルバーリング)、『サンキュー・スモーキング』(ジェイソン・ライトマン)

 ・最優秀主演男優賞:フォレスト・ウィテカー(“The Last King Of Scotland”()ケヴィン・マクドナルド)

 ・最優秀主演女優賞:ヘレン・ミレン(“The Queen”(スティーブン・フリアーズ))

 ・最優秀助演男優賞:ジャイモン・ハンスゥ(『ブラッド・ダイアモンド』)
 *『不法侵入』(1992年)、『スターゲイト』(1994年)、『アミスタッド』(1997年)、『グラディエーター』(2000年)、『ル・ブレ』(2002年)、『トゥームレイダー2』(2003年)、『サハラに舞う羽根』(2003年)、『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』(2003年)、『コンスタンティン』(2005年)、『エラゴン 遺志を継ぐ者』(2005年)などに出演

 ・最優秀助演女優賞:キャサリン・オハラ(“For Your Consideration”(クリストファー・ゲスト))

 ・最優秀アンサンブル賞:『ディパーテッド』

 ・新人男優賞:ライアン・ゴスリング(“Half Nelson”)

 ・新人女優賞:ジェニファー・ハドソン(『ドリームガールズ』(ビル・コンドン))、菊池凛子(『バベル』)

 ・最優秀監督賞:マーティン・スコセッシ(『ディパーテッド』)

 ・最優秀新人監督賞:ジェイソン・ライトマン(『サンキュー・スモーキング』)

 ・最優秀脚色賞:Ron Nyswaner(“The Painted Veil”)

 ・最優秀オリジナル脚本賞:Zach Helm(『ストレンジャー・ザン・フィクション』)

 ・最優秀アニメーション賞:『カーズ』

 ・生涯貢献賞 (Career Achievement Award):イーライ・ウォラック(『荒野の七人』『続・夕陽のガンマン』『ゴッド・ファーザーPARTⅢ』他)

 ・ビリー・ワイルダー賞(優れた監督に与えられる):ジョナサン・デミ

 ・ウィリアム・K・エヴァーソン賞(映画史的な貢献に対して与えられる):“Donald Krim”

 ・生涯貢献賞(プロデューサーに対して):アーウィン・ウィンクラー(『ロッキー』『レイジング・ブル』『ライトスタッフ』『ラウンド・ミッドナイト』『グッドフェローズ』他)

 ・ブルガリ賞(表現の自由に対して):“Water”、『ワールド・トレード・センター』

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 まずは、クリント・イーストウッドにしては普通の出来の作品であるという評価がもっぱらである『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』が高評価なのと、オリジナル版に比べて……という評判であるマーティン・スコセッシの『ディパーテッド』が高評価なのに驚きましたね。
 いずれもワーナー・ブラザーズの作品で、やったね!ワーナーって感じですが、ワーナーはイーストウッドの前作『ミリオンダラー・ベイビー』を手放してしまったことを悔やんでいたはずなので、これでその思いが吹っ切れるのかどうかというのがちょっと気になるところ。

 当ブログでも、これまでカンヌ国際映画祭ベネチア国際映画祭トロント国際映画祭のラインナップと受賞結果を見てきたわけですが、それが順当に反映されるんですねえという感慨があります。全然未知の作品は食い込んでこなかったというか……。

 しかしながら、ナショナル・ボード・オブ・レビューは、ちょっとジャーナリスティックな作品を評価する傾向にあって、アカデミー賞などとは重なりつつも結果は微妙にズレたものになるので、今回のこの結果がこのまま各映画賞で踏襲されることになるということはまずありません。ノミネートすらされない作品やスタッフもあるかもしれません。
 ちなみに、昨年の作品賞は『グッドナイト&グッドラック』、監督賞はアン・リー、主演男優賞はフィリップ・シーモア・ホフマン、主演女優賞はフェリシティ・ハフマン、助演男優賞はジェイク・ギレンホール、助演女優賞はコン・リー、脚本賞は『イカとクジラ』、脚色賞は『シリアナ』、ドキュメンタリー賞は『皇帝ペンギン』、アニメーション賞は『ティム・バートンのコープスブライド』でした。

画像 注目は、『バベル』出演で新人女優賞を受賞した菊池凛子さんです。
 彼女は、1981年生まれの女優さんで、これまで「学校の怪談f」『生きたい』『三文役者』『空の穴』『17才』『八月の幻』「私立探偵濱マイク」『69』『茶の味』『SURVIVE STYLE5+』『誰がために』『ナイスの森』『笑う大天使』『海でのはなし。』などに出演。
 『バベル』では役所広司さんの娘役です。
 現在も視聴できるCMにはまずキリン円熟のCM(♪お~シャンゼリゼ~ってやつ)があって、あああの娘さんかってわかるんですが、このCMでは顔まではっきりとはわかりません。(http://www.kirin.co.jp/about/toku/ad/enjuku/index.html
 「ムシューダ」(http://www.st-c.co.jp/topics/050324b.html)のCMもありますが、これもあんまり好印象が残るというCMではなかったですね。
 で、今も流れているCMには、「FMV」があって、あのウサギ男篇(正式には「変身篇」)でキムタクの相手役をやっているのが彼女なんですね~。やっぱり彼女にスポットライトを当てるCMじゃないというか、モデルさんやいわゆる売出し中の“若手女性タレント”が演じるような役ではありませんが、こんな役も喜んでやる女優さんだということのようです。まあ、監督が石井克人さんなので(彼女も石井組の常連!)、こういうテイストになるのは仕方がないかもしれないんですが。(http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/09/1.html
 これから『バベル』公開に合わせて、露出も増えていくはずなので、大注目ですね。
 公式サイトはこちら(http://www.anore.co.jp/rinko/index.html)。←けっこう充実!

 ナショナル・ボード・オブ・レビューの表彰式は、2007年1月9日です。

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