アルメニア映画について調べてみました!

画像 8月11日、12日、19日と「アルメニア・フィルム・セレクション」が開催されるのに合わせて、アルメニア映画について調べてみました。

 アルメニアと言って思い浮かぶのは、パラジャーノフ、ドン・アスカリアン、そしてアトム・エゴヤン(『アララトの聖母』)ですが、今回の映画祭のラインナップには、パラジャーノフ(『ざくろの色』)やアトム・エゴヤンの名はあっても、そのほかは知らない監督の作品ばかり(全7作品)。どういうものがセレクトされているのか、事前に知っておきたかった、というわけです。

 参考にしたのは、大部分は、IMDbです。IMDbのデータにも間違いは多く、また、各国の映画の公開情報がそのまま反映されているわけでもありませんが、まあ、これ以上のデータベースもないので、これをベースとしました。

 以下のリストは、基本的には、タイトルの羅列になってしまいますが、まあ、これでもじっくり見ていれば、見えてくるものがあります。
 今回の映画祭にパンフレットのようなものは作られるのか。作られたとして、このようなデータが載っているのかどうか、ちょっと楽しみでもあります。

 映画祭公式サイト:http://www.fiberbit.net/user/yoshida_m/

--------------------------------

 ◆アルメニアという国について

 黒海とカスピ海の間にある国として、地理的にはグルジアに近いのです(真北に位置する)が、映画から受けるそれぞれの国、もしくは国民性に対する印象はかなり違います。
ともに東西南北の強国(ローマ帝国、ペルシャ帝国、ロシア、トルコ等)に翻弄された歴史を持ちつつも、グルジア人は反骨精神に富んで、ユーモアとバイタリティーが感じられる(オタール・イオセリアーニやナナ・ジョルジャーゼ等)のに対して、アルメニア人は悲壮的で内省的なイメージがあります。
 今回の上映作品を観ることで、アルメニアに対する印象は、もっと具体的で明確なものになるとは思いますが……。

 アルメニア出身、もしくはアルメニア人の有名人には――
 画家のアーシル・ゴーキー
 作曲家のアラム・ハチャトゥリヤン(出身はグルジア)
 テニス・プレイヤーのアンドレ・アガシ
 小説家のウィリアム・サローヤン
 女優のシェール
 男優のグレゴリー・ペック、エリック・ボゴシアン
 シャンソン歌手のシャルル・アズナブール
 写真家のブラッサイ(トランシルバニア出身)
 などがいます。

 ・アルメニアに関するWikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A2

 ・アルメニア人に関するWikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A2%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

--------------------------------

 ◆アルメニア映画 1974~2005
 *1936年にアルメニア社会主義共和国としてソ連邦を構成
 *1991年にアルメニア共和国として独立
 *今回の映画祭上映作品は赤字で示しています。

 1960年代~70年代の作品

 ・『ざくろの色』セルゲイ・パラジャーノフ [1968/ソ連/72分](言語=アルメニア) DVD

 ・“Promise of Love” Sarky Mouradian [1974/米/?](言語=アルメニア・英・仏)

 ・“Tears of Happiness” Sarky Mouradian [1974/米/105分](言語=アルメニア)

 ・“Sons of Sassoun” Sarky Mouradian [1975/米/?](言語=アルメニア)

 ・『ナーペト』“Nahpet(Life Triumphs)”ヘンリク・マリャン [1977/ソ連/93分](言語=アルメニア)

 1990年代の作品

 ・“Qamin unaynutyan(The Wind of Emptiness)(Wind of Oblivion)”ハルチュン・ハチャトゥリヤン [1990/アルメニア/97分](言語=アルメニア)

 ・“Amen inch lav e”Robert Sahakyants [1991/米/4分](言語=露・アルメニア) アニメーション、短編、コメディー

 ・“Anitzvatznere(The Damned Ones)” Dmitri Kesayants [1991/アルメニア/136分] 犯罪映画、ドラマ

 ・“Bobo”Arsen Azatian、Narine Mkrtchian [1991/アルメニア/68分] (言語=アルメニア) ドキュメンタリー
 *セルゲイ・パラジャーノフに関する、精神分析的アプローチによるドキュメンタリー

 ・“Dzayn barbaro...(The Voice in the Wilderness)” ヴィゲン・チャルドゥラニヤン [1991/アルメニア/132分](言語=アルメニア) ドラマ
 *1993年 モスクワ国際映画祭出品

 ・“Korsvats drakht(Lost Paradise)” D. Safaryan [1991/アルメニア/70分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Patandner(Hostages)”Sergei Israelyan [1991/アルメニア/89分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・『リターン・トゥ・ザ・プロミスト・ランド』“Veradardz avetyats yerkir(Return to the Promised Land)”ハルチュン・ハチャトゥリヤン [1991/アルメニア/87分](言語=アルメニア) ドキュメンタリー、ドラマ

 ・“Zhamkete yot or(Deadline in Seven Days)” Ara Ernjakian [1991/アルメニア/97分](言語=アルメニア) ドラマ、ミステリー

 ・『アヴェティック』ドン・アスカリアン [1992/アルメニア・独/100分](言語=アルメニア) ドラマ
 *今年のシンガポール国際映画祭では、スペシャル・プログラムの1つとして、ドン・アスカリアン特集が組まれ、日本でも劇場公開された『アヴェティック』『コミタス』、映画祭で上映された『ミュージシャン』を含む5作品が上映されました。
 参考:http://www.filmfest.org.sg/display.php?catid=507
 ドン・アスカリアンの公式HP:http://www.don-askarian.am/bio_german.html

 ・“Avlos” Alik Asatryan [1992/アルメニア/10分](言語=アルメニア) 短編

 ・“Enker Panjuni(Comrade Panjuni)” Arman Manaryan [1992/アルメニア/101分](言語=アルメニア) コメディー

 ・“Idea” Pablo Guarnaccia [1992/アルメニア・アルゼンチン/1分](言語=西語) 短編

 ・“Klamek ji bo Beko(A Song for Beko)” Nizamettin Ariç [1992/アルメニア・独/100分](言語=クルド語) 戦争映画
 *1993年 Angers European First Film Festival 観客賞受賞、1993年 サンパウロ国際映画祭観客賞受賞、1994年フライバーグ国際映画祭観客賞&審査員特別賞受賞

 ・“Parajanov: The Last Spring(Paradjanov: The Confession)”Mikhail Vartanov、セルゲイ・パラジャーノフ [1992/アルメニア・米/55分](言語=ロシア・アルメニア・ウクライナ・グルジア・英) ドキュメンタリー
 *パラジャーノフと親しかったMikhail Vartanovによるドキュメンタリーで、パラジャーノフの未完成の遺作“The Confession”の映像のほか、『ざくろの色』のメイキング映像、ウクライナ刑務所の労働キャンプからパラジャーノフがVartanovに送った手紙、などが収められている。
 *1993年 Nika Award受賞(モスクワ)、1995年 サンフランシスコ国際映画祭 ゴールデン・ゲート賞受賞、2003年 ビバリーヒルズ映画祭 ゴールデン・パルム賞受賞

画像

 ・『カレンダー』アトム・エゴヤン [1993/アルメニア・カナダ・独/74分](言語=英・アルメニア) コメディー、ドラマ

 ・“Hin astvatzner(Ancient Gods)” A. Kajvoryan [1993/アルメニア/92分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“P.S.(Hetgrutyun)”Suren Babayan [1993/アルメニア/19分](言語=アルメニア) 短編、ドラマ

 ・“Kyanq(Life)”Artavazd Peleshian [1993/アルメニア/7分](言語=アルメニア)  、短編、ドキュメンタリー
 *この監督はゴダールに絶賛されたそうです。

 ・“Quyrike Los-Anjelesits(The Sister from Los Angeles)” Ruben Gevorkyants、Georgi Kevorkov [1994/アルメニア・米/76分](言語=ロシア語) コメディー

 ・“Verj(End)” Artavazd Peleshian [1994/アルメニア/10分](言語=アルメニア) 短編、ドキュメンタリー

 ・“Verjin kayan(Last Station)”ハルチュン・ハチャトゥリヤン [1994/アルメニア/98分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Labirintos(Labyrinth)”Mikael Dovlatyan [1995/アルメニア・仏・チェコ/90分](言語=アルメニア) ドラマ、ミステリー

 ・“Parajanov. Verjin kolazh(Parajanov. The Last Collage)” Ruben Gevorkyants [1995/アルメニア・仏/70分](言語=アルメニア) ドキュメンタリー
 *ゴダールやトニーノ・グエッラがパラジャーノフについて語っている映画のようです。

 ・“Anverj patmutyun(Endless Story)” Martyn Shakhbazyan [1996/アルメニア/100分] ドキュメンタリー

 ・“Mer bake(Our Backyard)”Mikael Dovlatyan [1996/アルメニア/101分](言語=アルメニア)(V) ミュージカル、コメディー

 ・“Sev spitak(Black&White)” Tigran Khzmalyan [1996/アルメニア/28分](言語=アルメニア) 短編、ドラマ
 *1996年 アンタリア国際ショート・フィルム・ビデオ・フェスティバル(トルコ) ゴールデン・オレンジ賞受賞

 ・“Hosq(Black Wall)” エドガー・バグダサリアン [1997/アルメニア/62分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Khatabalada” Vahe Khachatryan、Artur Sahakyan [1997/アルメニア/138分](言語=アルメニア)(V) コメディー

 ・『神よ、あわれみたまえ』“Ter voghormya(Load Have Mercy)” ヴィゲン・チャドゥラニヤン [1997/アルメニア/101分] (言語=アルメニア) ドラマ
 *コトブス・ヤング東欧映画映画祭 審査員特別賞スペシャル・メンション(ドイツ)

 ・“La Fakin contra los hombres mosca” Rocío Muñoz [1998/アルゼンチン・アルメニア/12分](言語=西語) 短編

 ・“Linel. payqari 10 tarin(To Be: 10 Years of Struggle)”Ruben Gevorkyants [1998/アルメニア/190分](言語=アルメニア)(V) ドキュメンタリー、戦争映画

 ・“Mer bake 2(Our Backyard2)”Mikael Dovlatyan [1998/アルメニア/138分](言語=アルメニア)(V) ミュージカル、コメディー

 ・“Paradzhanov”ドン・アスカリアン [1998/アルメニア/60分](言語=ロシア語) ドキュメンタリー
 *パラジャーノフに関するドキュメンタリー

 ・“Yerevan Blues” Vahe Khachatryan [1998/アルメニア/95分](言語=アルメニア)(V) コメディー

 ・“Children of Artsakh”Gary Bayer [1999/米・アルメニア/29分] 短編、ドキュメンタリー
 *2000年 バーバンク国際チルドレンズ・フィルム・フェスティバル 短編ドキュメンタリー賞受賞

 ・“Mer verje(Our Finale)” Vahram Sahakyan [1999/アルメニア/92分] (言語=アルメニア)(V) SF、コメディー

 2000年以降の作品

 ・『ミュージシャン』“The Musicians”ドン・アスカリアン [2000/アルメニア/76分](言語=アルメニア) ドキュメンタリー
 *2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭 アジア千波万波 招待作品として上映。
 参考:http://www.yidff.jp/2001/cat043/01c076.html

 ・“Passeurs de rêves(Beyond Our Dreams)” Hiner Saleem [2000/仏・アルメニア・伊/100分](言語=仏) アドベンチャー、ドラマ

 ・“Andmicht(Forever)” Ruben Gevorkyants [2001/アルメニア/?] ドキュメンタリー、短編、ドラマ、ファミリー映画、恋愛映画

 ・“Herostratus” Rouben Kochar [2001/アルメニア・米/118分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Khent hreshtak” Suren Babayan [2001/アルメニア/80分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“On the Old Roman Road”ドン・アスカリアン [2001/アルメニア・独・オランダ/76分](言語=英語) ドラマ

 ・“Pierlequin”Tigran Khzmalyan [2001/アルメニア/100分](言語=アルメニア) 伝記、コメディー、ドラマ
 *『虹を渡る男』(1964)などで知られる俳優レオニード・エンギバロフを主人公とした伝記的寓話。

 ・“Symphony of Silence” ヴィゲン・チャルドゥラニヤン [2001/仏・アルメニア/110分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Urakh avtobus(The Merry Bus)” Albert Mkrtchyan [2001/アルメニア/113分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Alicia” Sarky Mouradian [2002/アルメニア/?]

 ・“Aratte-spazanm, tservery, erkir” エドガー・バグダサリアン [2002/アルメニア/52分] ドキュメンタリー

 ・『ドキュメンタリスト』“Vaveragrogh(Documentalist)”ハルチュン・ハチャトゥリヤン [2003/アルメニア/62分] ドキュメンタリー
 *2003年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞スペシャル・メンション、2003年 Nika Award出品(モスクワ)

 ・“Vodka Lemon” Hiner Saleem [2003/仏・伊・スイス・アルメニア/84分](言語=アルメニア・クルド・ロシア・仏)  コメディー、ドラマ
 *2003年 ベネチア国際映画祭 サンマルコ賞受賞、2004年 ニューポート・ビーチ映画祭 審査員賞受賞、2004年Mons International Festival of Love Filmsグランプリ受賞(ベルギー)、2004年 バンコク国際映画祭出品
 *コンペ外ではあるが、ベネチア国際映画祭に出品されて、サンマルコ賞を受賞した、アルメニア映画の近年の最大の注目作。
 [物語] アルメニアの小村。ハモは、息子3人を抱えて、妻に先立たれ、宿を営みつつも、妻の墓に日参するような生活を送っていた。そんなハモの前に夫を亡くした女性ニナが現れる。ニナはバーを営んでいたが、女手ひとつでは経営はうまく行かず、つぶれる寸前であった。ハモはニナに好意を示し、2人は互いに手を取り合って、生きる力を取り戻そうとしていた……。

画像

 ・“Intervention”Moushegh Baghdasaryan [2004/アルメニア/2分] 短編
 *シカゴ国際チルドレンズ・フィルム・フェスティバル(2004年) モンゴメリー賞受賞

 ・“Jeano” Suren Babayan  [2004/アルメニア/100分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Lovember”Tigran Khzmalyan [2004/アルメニア/99分](言語=なし) ドラマ、恋愛映画

 ・“Proshanie(Farewell)”Maria Saakyan [2004/アルメニア・ロシア/27分](言語=アルメニア) 短編

 ・“Tak erkir, tsurt dzmer” D. Safaryan [2004/アルメニア/100分](言語=アルメニア)
 コメディー、ドラマ

 ・“Arahet” (2005) Rouben Kochar [2005/アルメニア・米/105分](言語=英・アルメニア) ドラマ

 ・『マリアム』“Mariam”エドガー・バグダサリアン [2005/仏・アルメニア/126分](言語=アルメニア) ドラマ

 ・“Poeti veradardze(Return of the Poet)”ハルチュン・ハチャトゥリヤン [2005/アルメニア/88分](言語=アルメニア) ドキュメンタリー
 *ジャンル的にはドキュメンタリーということになっていますが、ハチャトゥリアン監督が、19世紀のアルメニア人詩人Ashugh Jivaniの詩から自由に発想した詩的ビジョンが展開される作品のようです。

画像

 *アルメニア映画としてIMDbでデータベース化されている作品には、以上の60本程の作品があり、アルメニア語が使われている映画には(これらを含んで)280本あまりの作品があります。

--------------------------------

 ◆リストを見ていてわかること

 ・60本程の作品の中に、30分以内の短編が10本もあり、60分前後の作品も6~7本ある。
 短編が映画監督への道を切り開くためのものとしてあるのか、中編がテレビでの放映を目的としたものなのかどうかは、わかりません。

 ・60本程の作品の中に、13本もドキュメンタリー作品があります。
 これらはどう考えても商業映画ではなさそうで、短編と合わせて、劇場公開用の商業映画は40本程しかないことになります。

 ・とは言うものの、独立した1991年以降、少しずつ映画製作が進められてきているようで、合作映画が増えているのも象徴的なできごとととらえてよさそうです。

 ・ささやかなリストの中にパラジャーノフに関するドキュメンタリーが4本もあって、アルメニアにおけるパラジャーノフの偉大さを伺わせます。

 ・このリストには――
 ハルチュン・ハチャトゥリヤン~5作品
 ドン・アスカリアン~4作品
 Ruben Gevorkyants~4作品
 Sarky Mouradian~4作品(うち独立以前の作品が3作品)
 ヴィゲン・チャルドゥラニヤン~3作品
 エドガー・バクダサリアン~3作品
 Mikael Dovlatyan~3作品(うちシリーズものが2作品)
 Suren Babayan~3作品
 Tigran Khzmalyan~3作品
Artavazd Peleshian~2作品(ともに短編)
 D. Safaryan~2作品
 Hiner Saleem~2作品
 Vahe Khachatryan~2作品
 が挙がっています。
 日本でドン・アスカリアン作品が先行して紹介されたことがアルメニア(または、アルメニア映画)にとってよかったことかどうかはわかりませんが、今回の映画祭でアルメニア映画祭をリードする3人の映画監督(ハルチュン・ハチャトゥリヤン、ヴィゲン・チャルドゥラニヤン、エドガー・バクダサリアン)の作品が上映されることは非常に重要なことだと思われます。
 アルメニアのヒットメーカーとしては、Mikael DovlatyanとHiner Saleemがいるようですが、これらの作品は日本でもいずれ観る機会があるでしょうか?

 ・本映画祭は、第3回映画上映専門家養成講座(http://www.eigabigakkou.com/management/txt.html)の実習として行なわれる企画上映で、第2回は、2005年3月にユーロスペースのレイトショー枠で行なわれた「天然のカオス、大森南朋」という俳優・大森南朋の出演作の特集上映と、同じく2005年3月にアテネ・フランセ文化センターで上映された「リアル/アラブ映画祭」でした。第1回は不詳。
 日本で上映されたことのある2作品以外は、DVDもしくはビデオでの上映というのが残念といえば残念ですが(スクリーン・サイズ、音声、画質の点で)、こうして調べてみた結果は、なかなか意欲的な映画祭であることがわかりました。
 調べる前は、アトム・エゴヤン作品だけ観ておけばいいかなとも思ったのですが、実は全作必見なのでした。上映したくてもそれが叶わなかった作品もきっとあったと思われます。

 *ちょっとアルメニア映画に興味をそそられたと思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 

 *関連記事:[アルメニア・フィルム・セレクション 鑑賞記録]

 追記:
 1995年の山形国際ドキュメンタリー映画祭では、アルタヴァスト・ペレジャンの特集が組まれ、『始まり』『我ら』『住人』『四季』『我々の世紀』『生命』『終わり』が上映されました(すべて1967年の短編)。

この記事へのコメント

2006年08月10日 02:40
こんばんは。
紹介読ませていただきました。
このセレクションでは、パラジャーノフとエゴヤンの2作品くらいしか観られないと思います。
でも、他の上映作品も面白そうですね。
はるか昔に観た時の印象が強烈な『ざくろの色』は、もう1度観て確認したいです。
umikarahajimaru
2006年08月10日 08:23
いわいさま
またまたコメントありがとうございます。
それでは、映画祭会場で会ったり、会わなかったりしましょう(笑)。
2006年08月11日 22:14
こんばんは。
TBありがとうございました。
すごい調査されていますね~。
日程的にキツイのですが、ハチャトゥリアン監督が気になっています。
umikarahajimaru
2006年08月12日 06:33
わかばさま
コメントありがとうございました。
アルメニア・フィルム・セレクション。当記事へのアクセスもささやかなもので、やっぱりシネフィル以外は来ないのかなあと思っていたら、初日の最終回とその前の回がほぼ満席でした!アトム・エゴヤンの回が混むのはわかってましたけど、その前の回もとはねえ~。
日本アルメニア友好協会の方々がいらしてらしたらしいのと、朝日新聞で告知されたのが効いたんですね、たぶん。比較的年齢層は高かったですよ。

この記事へのトラックバック

  • 【雑感】8月も映画祭

    Excerpt:  7月、新作を1本しか観なかった…(映画祭で日本未公開の新作は観たけど)。いかがなものかと思うけれど、観たい!と思うのが映画祭モノばっかりだったからいいや。  8月は新作をもう少し観たいと思いつつ、.. Weblog: working title -annex- racked: 2006-08-11 22:11
  • [cinema]アルメニア・フィルム・セレクション続報

    Excerpt: お盆休みも返上で出勤だったわけだが、ちゃっかり抜けて御茶の水アテネ・フランセまでアルメニア・フィルム・セレクションを観にいったのである。なんとか観ることができたのはハチャトゥリアンの「ドキュメンタリ.. Weblog: たましいの魚たち racked: 2006-08-13 02:03