今年はメキシコ映画の当たり年?! 『ダック・シーズン』『カクタス・ジャック』など。

 今年は、メキシコ映画の当たり年で、4本もの新作が劇場公開されます(しかもすべて違うタイプの作品) 。
 そこで、日本で公開されたメキシコ映画をリストアップしてみました。
 1984年以降としたのは、私がリアルタイムで観られた作品に限定したからで、これ以前の日本公開作は、1997年に開催された「メキシコ映画祭」のパンフに資料として掲載されています(1949年~1997年6月まで)。
 本当は、『ダック・シーズン』の東京公開中に、このリストをアップしたかったのですが、いろいろ手間取ってしまい、残念ながら間に合いませんでした(トホホ)。ですが、まだ、夏休みには、話題のメキシカン・クライム・ムービー『カクタス・ジャック』が控えています。是非参考にどうぞ!

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 ◆日本で公開されたメキシコ映画(1984年~)

 1984年

エレンディラ(83 監督:ルイ・ゲーラ 出演:イレーネ・パパス、クラウディア・オハナ 原作:ガルシア・マルケス)[メキシコ・仏・西独]

<第7回ぴあフィルムフェスティバル ルイス・ブニュエル特集>
*グラン・カジノ(46 監督:ルイス・ブニュエル 出演:リベルタ・ラマルケ、ホルヘ・ネグレテ)[メキシコ]
*のんき大将(49 監督:ルイス・ブニュエル 出演:フェルナンド・ソレル、ロザリオ・グラナドス)[メキシコ]
*忘れられた人々(50 監督:ルイス・ブニュエル 出演:エステラ・インダ、ミゲル・イングラン)[メキシコ]
*スサーナ(50 監督:ルイス・ブニュエル 出演:ロシーナ・キンタナ、フェルナンド・ソレル)[メキシコ]
*ペテン師の女(ドン・キンティン 間違えられた娘)(賭博師の娘)(51 監督:ルイス・ブニュエル 出演:フェルナンド・ソレル、アリシア・カーロ)[メキシコ]
*愛なき女(51 監督:ルイス・ブニュエル 出演:フリオ・ビリャレアル、ロザリオ・グラナドス)[メキシコ]
*昇天峠(51 監督:ルイス・ブニュエル 出演:エステバン・マルケス、カルメン・ゴンザレス)[メキシコ]
*乱暴者(52 監督:ルイス・ブニュエル 出演:ペドロ・アルメンダリス、カティ・フラード)[メキシコ]
*ロビンソン漂流記(52 監督:ルイス・ブニュエル 出演:ダン・オハーリィ、ハイメ・フェルナンデス)[メキシコ・米]
*エル(52 監督:ルイス・ブニュエル 出演:アルトゥーロ・デ・コルドバ、デリア・ガルセス)[メキシコ]
*嵐が丘(53 監督:ルイス・ブニュエル 出演:イラセマ・ティリアン、ホルヘ・ミストラル)[メキシコ]
*幻影は市電に乗って旅をする(53 監督:ルイス・ブニュエル 出演:リリア・プラド、カルロス・ナバロ)[メキシコ]
*河と死(54 監督:ルイス・ブニュエル 出演:コルンバ・ドミンゲス、ミゲル・トロッコ)[メキシコ] 
*犯罪の試み(アルチバルド・デ・ラ・クルスの犯罪的人生)(55 監督:ルイス・ブニュエル 出演:エルネスト・アロンソ、ミロスラバ・ステルン)[メキシコ]
*この庭での死(56 監督:ルイス・ブニュエル 出演:シモーヌ・シニョレ、ジョルジュ・マルシャル)[メキシコ・仏] 
*ナサリン(58 監督:ルイス・ブニュエル 出演:フランシスコ・ラバル、マルガ・ロペス)[メキシコ] 
*熱狂はエル・パオに達す(59 監督:ルイス・ブニュエル 出演:ジェラール・フィリップ、マリア・フェリックス)[メキシコ・仏]
*若い娘(60 監督:ルイス・ブニュエル 出演:ツァカァリー・スコット、バーニー・ハミルトン)[メキシコ・米]
*皆殺しの天使(62 監督:ルイス・ブニュエル 出演:シルビア・ピナル、ジャクリーヌ・アンデーレ)[メキシコ・西] 
*砂漠のシモン(65 監督:ルイス・ブニュエル 出演:クライディオ・ブルック、シルビア・ピナル)[メキシコ] 

<現代企画室主催 ラテンアメリカ映画祭>
*反乱するメキシコ(リード、反乱するメキシコ)(73 監督:ポール・ルデュク 出演:クラウディオ・オブレゴン、エドゥアルド・ロペス・ロハス、エルネスト・ゴメス・クルス)[メキシコ]
*オロスコ 詳細不明 メキシコの壁画画家ホセ・クレメンテ・オロスコに関するドキュメンタリー“Walls of Fire”(71 監督:ヘルベルト・クライン、エドモンド・ペニー)[米]のこと?
*エレンディラ
*メキシコ万歳(79 監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン 出演:イザベル・ビラセニョール)[ソ連]

 1985年

<第1回東京国際映画祭>NTTベスト30・アラウンド・ザ・ワールド
*ノックアウト 若きボクサーの野望(84 監督:ホセ・ルイス・ガルシア・アグラス 出演:ゴンザロ・ベガ、ブランカ・グエッラ)[メキシコ]

 1986年

<東京国際ファンタスティック映画祭86>
*エル・トポ(70 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー 出演:)[メキシコ・米] DVD

 1987年

エル・トポ

昇天峠

スサーナ

愛なき女

嵐が丘

乱暴者

エル

 1988年

ホーリー・マウンテン(73 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー 出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス)[メキシコ・米] DVD

<ラテンアメリカ映画祭>
*フリーダ(フリーダ・カーロ)(84 監督:ポール・ルデュク 出演:オフェリア・メディーナ、クラウディオ・ブルック)[メキシコ]

<メキシコ時代のブニュエル映画祭>
*グラン・カジノ
*のんき大将
*忘れられた人々
*スサーナ
*昇天峠
*エル
*嵐が丘
*幻影は市電に乗って旅をする

 1989年

<第3回東京国際映画祭>インターナショナル・コンペティション
*ゴイティア、私が神だ!(88 監督:ディエゴ・ロペス・リヴェラ 出演:ホセ・カルロス・ルイス、アンヘリカ・アラゴン)[メキシコ]

 1990年

フリーダ・カーロ

<新ラテンアメリカ映画祭’90>
*モンティエルの未亡人(79 監督:ミゲル・リティン 出演:ジェラルディン・チャップリン、ネルソン・ビジャグラ、カティ・フラード 原作:ガルシア・マルケス)[メキシコ・キューバ・ベネズエラ]
*フォルベス夫人の夏(88 監督:ハイメ・ウンベルト・ヘモシージョ 出演:ハンナ・シグラ、フランシスコ・ガットルノ、アレクシス・カッタニャレス 原作:ガルシア・マルケス)[メキシコ・西]
*リード、反乱するメキシコ

 1991年

グラン・カジノ

のんき大将

幻影は市電に乗って旅をする

ナサリン

<第4回東京国際映画祭>
ヤングシネマ1991
*インティマシー・密会(89 監督:ダナ・ロトベルグ 出演:エミリオ・エケベリア)[メキシコ]
カネボウ国際女性映画週間
*女性隊長アングスティアス(49 監督:マティルデ・ランデタ 出演:マリア・エレーナ・マルケス)[メキシコ]
*ローラ(89 監督:マリア・ノヴァロ 出演:レティシア・ウィハラ)[メキシコ・西]

 1992年

賭博師の娘

河と死

<第5回東京国際映画祭>インターナショナル・コンペティション
*ひきさかれた愛(公開題『赤い薔薇ソースの伝説』)(92 監督:アルフォンソ・アラウ 出演:ルミ・カバソス、マルコ・レオナルディ)[メキシコ]

<ラテンアメリカ映画の秋’92>
*フォルベス夫人の夏
*モンティエルの未亡人

 1993年

赤い薔薇ソースの伝説

PNDC エル・パトレイロ(91 監督:アレックス・コックス 出演:ロベルト・ソサ、ブルーノ・ミチール、ペドロ・アルメンダリスJr. )[メキシコ・日・米] DVD

<神戸国際インディペンデント映画祭>
*ロスト・オブジェクト(91 監督:エヴァ・ロペス・サンチェス 出演:セシリア・トゥーサント)[メキシコ]

<第6回東京国際映画祭>ヤングシネマ・コンペティション
*ロロ(92 監督:フランシスコ・アティエ 出演:ロベルト・ソサ)[メキシコ]

 1994年

苺とチョコレート(93 監督:トマス・グティエレス・アレア 出演:ホルヘ・ペルゴリア、ウラジミール・クルス、ミルタ・イバラ、フランシスコ・ガットルノ)[メキシコ・キューバ・西] DVD

 1995年

ガルシアの首(73 監督:サム・ペキンパー 出演:ウォーレン・オーツ、イセラ・ベガ、エミリオ・フェルナンデス)[米・メキシコ] DVD

独りぼっちのジョニー(93 監督:グスタボ・グラフ=マリーノ 出演:アルトマン・アライサ、パトリシア・リヴェラ)[チリ・米・メキシコ]

 1996年

ベンハミンの女(91 監督:カルロス・カレラ 出演:エドゥアルド・ロペス・ロハス、アルセリア・ラミレス)[メキシコ]

アルチバルド・デ・ラ・クルスの犯罪的人生

 1997年

デス&コンパス(監督:アレックス・コックス 出演:ピーター・ボイル、クリストファー・エクルストン、ミゲル・サンドバル、ペドロ・アルメンダリスJr.、アイーデ・シルビア・グティエレス)[メキシコ・米・日]

<メキシコ映画祭>
*真珠(45 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:ペドロ・アルメンダリス、マリア・エレーナ・マルケス 原案:ジョン・スタインベック)[メキシコ]
*エナモラーダ(46 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:マリア・フェリックス、ペドロ・アルメンダリス、フェルナンド・フェルナンデス)[メキシコ]
*昇天峠
*砂漠のシモン
*黄金の鶏(85 監督:アルトゥーロ・リプステイン 出演:エルネスト・ゴメス・クルス、ブランカ・ゲーラ)[メキシコ]
*フリーダ(フリーダ・カーロ)
*カベッサ・デ・バカ(監督:ニコラス・エチェバーリア 出演:フアン・ディエゴ、ロベルト・ソサ)[メキシコ]
*ベンハミンの女
*赤い薔薇ソースの伝説
*クロノス(92 監督:ギジェルモ・デル・トロ 出演:フェデリコ・ルッピ、ロン・パールマン、クラウディオ・ブルック) [メキシコ] DVD
*夜の女王(93 監督:アルトゥーロ・リプステイン 出演:パトリシア・レジェス・スピンドラ、ブランカ・ゲーラ、アレックス・コックス)[メキシコ]
*アスタ・モリール(94 監督:フェルナンド・サリニャーナ 出演:デミアン・ビチール、ベロニカ・ベルチャント)[メキシコ]
*ナサリン
*メキシコ万歳
*ガルシアの首
*PNDC エル・パトレイロ
*デス&コンパス
*サント対女バンパイヤ(62 監督:アルフォンソ・コロナ・ブレイク、マヌエル・サン・フェルナンド 出演:エル・サント)[メキシコ]
*ミル・マスカラス 仮面の真実(ミル・マスカラス 愛と宿命のルチャ)(88 監督:フェルナンド・ドゥラン・ロハス 出演:ミル・マスカラス、ドン・マスカラス、ドラゴンⅠ&Ⅱ)[メキシコ]

<撮影監督ガブリエル・フィゲロア追悼>
*パンチョ・ビジャと進め(35 監督:フェルナンド・デ・フエンテス 出演:ドミンゴ・ソレル、アントニオ・R・フラウスト)[メキシコ]
*ランチョ・グランデへ急げ(36 監督:フェルナンド・デ・フエンテス 出演:ディト・ギザール、ルネ・カルドナ)[メキシコ]
*マリア・カンデラリア(43 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:ドロレス・デル・リオ、ペドロ・アルメンダリス)[メキシコ]
*運命の女(44 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:ドロレス・デル・リオ、ペドロ・アルメンダリス)[メキシコ]
*ブーゲンビリア(44 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:ドロレス・デル・リオ、ペドロ・アルメンダリス)[メキシコ]
*隠された河(47 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:マリア・フェリックス、ドミンゴ・ソレル)[メキシコ]
*暗黒街の天使(48 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:マルガ・ロペス、ミゲル・インクラン)[メキシコ]
*マクロビア(48 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:マリア・フェリックス、ペドロ・アルメンダリス)[メキシコ]
*雷雲(48 監督:エミリオ・フェルナンデス 出演:コロンビア・ドミンゲス、ロベルト・カニェード)[メキシコ]
*マカリオ(59 監督:ロベルド・ガバルドン 出演:イグナシオ・ロペス・タルソ、ピナ・ペリセル)[メキシコ]

 1998年

クロノス

シングル・アクション(96 監督:カルロス・ガラルド 出演:カルロス・ガラルド、アレハンドラ・ブラド)[メキシコ]

ミル・マスカラス 愛と宿命のルチャ

 1999年

<第12回東京国際映画祭>・シネマプリズム部門
*大佐に手紙は来ない(99 監督:アルトゥーロ・リプステイン 出演:フェルナンド・ルハン)[メキシコ・仏・西]

 2000年

差出人のない手紙(95 監督:カルロス・カレラ 出演:フェルナンド・トレ・ラファム、ルイサ・ウエルタス、ティアレ・スカンダ)[西]

深紅の愛 DEEP CRIMSON(96 監督:アルトゥーロ・リプステイン 出演:レヒナ・オロスコ、ダニエル・ヒメネス・カチョ)[仏・メキシコ・西] DVD

 2001年

 2002年

バスを待ちながら(00 監督:ファン・カルロス・タビオ 出演:ウラジミール・クルス、タイミ・アルバリーニョ、ホルヘ・ベルゴリア、ノエル・ガルシア)[キューバ・西・仏・メキシコ]

アモーレス・ペロス(99 監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 出演:エミリオ・エチェヴァリア、ガエル・ガルシア・ベルナル、ゴヤ・トレド、アルヴァロ・ゲレロ、グスタボ・ムニョス、グスターヴォ・サンチェス・パラ)[メキシコ] DVD

天国の口、終りの楽園。(01 監督:アルフォンソ・キュアロン 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、マリベル・ベルドゥー、ディエゴ・ルナ)[メキシコ] DVD

 2003年

アマロ神父の罪(02 監督:カルロス・カレラ 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、サンチョ・グラシア、アナ・クラウディア・タランコン、アーネスト・ゴメス・クルス、ペドロ・アルメンダリスJr.)[メキシコ] DVD
 公式サイト:http://www.sonypictures.jp/archive/movie/worldcinema/amaro/

 2004年

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(03 監督:ロバート・ロドリゲス 出演:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック、ペドロ・アルメンダリスJr.)[米・メキシコ] DVD

カーサ・エスペランサ 赤ちゃんたちの家(03 監督:ジョン・セイルズ 出演:マギー・ギレンホール、ダリル・ハンナ)[米・メキシコ] DVD

マイ・ボディガード(04 監督:トニー・スコット 出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング) [米・メキシコ] DVD
 公式サイト:http://www.herald.co.jp/official/man_on_fire/index.shtml

 2005年

 2006年

イノセント・ボイス 12歳の戦場(04 監督:ルイス・マンドーキ 出演:カルロス・パディジャ、レオノア・ヴァレラ、ホセ・マリア・ヤスピク、ダニエル・ヒメネス・カチョ、グスタボ・ムニョス、オフェリア・メディーナ、ヘスス・オチョア) [メキシコ]
 公式サイト:http://www.innocent-voice.com/

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タブロイド(04 監督:セバスチャン・コルデロ 出演:ジョン・レグイザモ、レオノール・ワトリンク、ダミアン・アリカザール、ホセ・マリア・ヤスピク、カミロ・ルスリアーガ)[メキシコ・エクアドル]
 公式サイト:http://www.tabloid-movie.jp/

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ダック・シーズン(04 監督:フェルナンド・エインビッケ 出演:ダニエル・ミランダ、ディエゴ・カターニョ、エンリケ・アレオーラ、ダニー・ペレア)[メキシコ] メキシコ・アカデミー賞11部門受賞
 公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/duck_season/

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カクタス・ジャック(04 監督:アレファンドロ・ロサーノ 出演:トニー・ダルトン、クリストフ、ペドロ・アルメンダリスJr.、アナ・クラウディア・タランコン)[メキシコ]  2005年サンダンス映画祭正式出品作品 2005年メキシコMTVアワード最優秀作品賞・最優秀男優賞受賞 2006年7月29日よりシネセゾン渋谷にてロードショー
 公式サイト:http://elephant-picture.jp/saboten/

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 ◆メキシコ映画の傾向と対策

 ・メキシコ映画といえば、独特の死生観を背景にした映画が多く、カーニバルなどで骸骨のコスチュームが日常感覚で登場することでもわかるように、「死」は身近で、親しみ深いものであるようです。

 ・一般的には、大雑把で、ワイルドで、猥雑性に富んだ大衆映画(痛快で、娯楽性が豊富で、無法的でありながらも勧善懲悪を好み、刺激も強い。イメージ的にはウェスタンやルチャ・リブレ(プロレス))を想像しがちですが、けっこうシリアスなものも多い。
 これは、富裕層と低所得者層の間に越えがたい壁があって、そういう厳しい現実を、シリアスに受け止めるか、それとも、荒唐無稽な物語の中の正義の味方に夢と希望を託すか(あるいは、笑いとばすしかない)、という二者選択の結果であると思われます。
 前者には、エミリオ・フェルナンデスの『真珠』(原案はスタインベック)やルイス・ブニュエルの『忘れられた人々』から、現代のアルトゥール・リプステイン作品まであって(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウの『アモーレス・ペロス』もこれに連なる)、メキシコ映画をつなぐ1つの系譜を作り出しています。
 後者には、『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』(米との共同製作)をはじめ、“タランティーノの初期の作品や『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を彷彿とさせる”と評判の『カクタス・ジャック』にまで続く一連の作品群があります。

 ・これら2つの流れの間に、アルフォンソ・アラウ(『赤い薔薇ソースの伝説』)やアルフォンソ・キュアロン(『天国の口。終りの楽園。』)といった物語作家と、アレハンドロ・ホドロフスキーやギジェルモ・デル・トロといった特異な作品世界を持つ映画監督たちがいます。

 ・いつの時代にも、こうしたメキシコ文化に魅かれる映画監督がいるようで、古くは、ルイス・ブニュエル(彼の場合は好んでやってきたわけではないのかもしれないけど)、時代が下がってくるとサム・ペキンパー、近年ではアレックス・コックス、最近ではロバート・ロドリゲスらがいて、メキシコで映画製作を行なっています。

 ・メキシコは、歴史的文化的にはスペインに近く、地理的にはアメリカに近いというポジションにあって、両国に対する近さや愛憎半ばする感情は映画の中でもしばしば言及されます。それぞれの国と共同製作で映画を作ることも多く、映画人はアメリカかスペインか、そのどちらかへ向かう傾向があります。

 ・メキシコでは、2000年に政権交代があって、71年間政権の座にいた制度的革命政党(PRI)が国民行動党(PAN)に政権を譲り渡すという事態となったらしいのですが、新しく政権を取った国民行動党は、大幅に予算を割いて映画製作を支援しているようです。

 ・最近では、『アモーレス・ペロス』や『天国の口、終りの楽園。』『ダック・シーズン』など、“メキシコの今”や“現代のメキシコの若者たち”の気持ちに寄り添った作品を生み出そうとする意欲が感じられる作品も多い。

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 ◆メキシコ映画に関して私が知っている2、3の事柄

 ・『エレンディラ』は、パルコが初めて映画配給に乗り出した外国映画です。
 当時は、ちょうど『族長の秋』や『予告された殺人の記録』などでガルシア・マルケス(コロンビア出身)が注目されていた頃で、トレンドに目ざといパルコが、ガルシア・マルケスやラテンアメリカ・ブームに乗った結果なのだと思いますね。確か、パルコのイメージ・キャラクターとして主演のクラウディア・オハナが起用されて、キャンペーンにも登場していたように記憶しています。

 ・『ベンハミンの女』と『差出人がない手紙』は、メキシコで記録的ヒットを残した『アマロ神父の罪』で知られるカルロス・カレラの旧作ですが、この2作品は、メキシコで学び、メキシコ映画が大好きになったという間宮敏行さんが、個人で権利を買って、輸入して、日本公開にまでもっていった作品です。
 日本で、どうやったら映画が上映できるかなど、間宮さんは全く知らなかったのですが、日本でもこの作品を観せたいという強い思いがあれば、そこまでできるということですね。ちなみに、前者は配給も間宮さん個人、後者はレン・コーポレーションに配給はお願いしています。

 ・『アモーレス・ペロス』公開に先駆けて、日本の配給会社は、これから人気が出るイケメンとして女性誌に取り上げてもらえるよう、ガエル・ガルシア・ベルナルをプッシュしていました。
 それを聞いて、私は、ピンと来なかったし、そういう取り上げ方は作品にとってどうなのか、と思ったのですが(実際に何誌かは彼を中心にした特集記事を組んでくれたようです)、その後はご存知の通り、彼への注目度は急上昇しました! いまや世界で最もセクシーな男優の1人ですもんね。正直なところ、あの時点での彼への着眼はちょっと早すぎたと思うのですが……。

 ・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、『アモーレス・ペロス』や『21g』で世界で最も新作が期待される監督になりました(最新作は、今年のカンヌに出品された、ブラッド・ピット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司ら出演の『バベル』)。
 元々はCM監督で、「♪ご~まりさ~ん、エドゥイン!」で有名な、ブラッド・ピット出演のエドウィンのCMも彼が手がけたもの。

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 ◆メキシコ出身の映画人

 【監督】

 ・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 1963年メキシコ・シティ生まれ。『アモーレス・ペロス』『11’09”01/セプテンバー11』『21g』『バベル』を監督。ロドリゴ・ガルシア監督の『美しい人』を製作総指揮。

 ・アレファンドロ・ロサーノ 1975年生まれ。『カクタス・ジャック』で長編デビュー。

 ・アルフォンソ・アラウ 1932年メキシコ・シティ生まれ。『赤い薔薇ソースの伝説』『雲の中で散歩』で知られる監督であるが、監督としては70年代から活躍し、それ以前に20年近い俳優としてのキャリアを持つ。近年はアメリカのTV作品の演出を手がけることが多かったが、最近ではメキシコに戻って映画の撮影もしている。俳優としての出演作には、『ワイルド・バンチ』『ロマンシング・ストーン』『ノンストップ・ガール』『ヴァージン・ハンド』など。

 ・アルフォンソ・キュアロン 1961年メキシコ・シティ生まれ。メキシコ出身で、今最も忙しい映画監督。監督作に『リトル・プリンセス』『大いなる遺産』『天国の口、終りの楽園。』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、製作を手がけた作品に『タブロイド』『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』。
 元々はテレビ・ドラマのデレクターで、アメリカへもテレビ・ドラマのデレクターとして渡米。
 最新作は、P.D.ジェイムズ『人類の子供たち』の映画化。そのほか、『2/3の不在』で知られるニコール・クラウスの第2作“History of Love”の映画化、1968年のメキシコの若者たちを描いた“México '68”、俳優ロン・マクラーティが書いた小説“The Momory of Running”の映画化など面白そうな企画が目白押し。

 ・アルトゥーロ・リプステイン 1943年メキシコ・シティ生まれ。メキシコ映画界の巨匠。日本での知名度は低いが、監督作品は既に50本以上。上記の作品のほか『フォックストロット』がビデオで紹介されている。
 ブニュエルの『ナサリン』に衝撃を受け、ブニュエルの“カバン持ち”からキャリアをスタート。“El Sato Oficio”(74)でカンヌのコンペに初参加した後、『夜の女王』『大佐に手紙は来ない』をコンペに送り出している。『深紅の愛』でベネチア国際映画祭の脚本賞など3賞を受賞、2002年の“La Virgin de la lujuria”で同映画祭サン・マルコ賞特別賞を受賞。

 ・カルロス・カレラ 1962年メキシコ・シティ生まれ。日本で公開されているのは『ベンハミンの女』『差出人のない手紙』『アマロ神父の罪』の3作品だけれど、監督作品は20本近くあるベテラン。人生の悲哀を描くのがうまい。

 ・ギジェルモ・デル・トロ(ギレルモ・デル・トロ) 1964年グアダラハラ生まれ。長編デビュー作『クロノス』が評価され、早々に渡米。監督作品に『ミミック』『デビルズ・バックボーン』『ブレイド2』『ヘルボーイ』など。最新作は、久々にメキシコに戻っての“El Laberinto del Fauno”。『ヘルボーイ2』も控えている。

 ・ダナ・ロトベルグ 1960年メキシコ・シティ生まれ。日本では東京国際映画祭で『インティマシー・密会』が上映されたくらいで、劇場公開作品はまだないが、本国では既に中堅。他には『オティリア』(01 出演:ガブリエラ・カヌーダス、アルベルト・エストレーラ 2001年アミアン映画祭グランプリ)など。

 ・フェルナンド・エインビッケ 1970年生まれ。MTV出身。『ダック・シーズン』で長編デビュー(ジム・ジャームッシュと小津安二郎に捧げられた)。次回作は、サンダンス・NHK賞ラテンアメリカ部門を受賞した脚本『タホ湖』の映画化。

 ・ルイス・マンドーキ 1954年メキシコ・シティ生まれ。『ぼくの美しい人だから』『ボーン・イエスタデイ』『女が男を愛する時』『メッセージ・イン・ア・ボトル』『エンジェル・アイズ』『コール』『イノセント・ボイス』などを手がける。1980年からメキシコで監督としてキャリアをスタートさせ、80年代後半にハリウッドに招かれる。企画段階の作品に“One More Day for Hiroshima”。

 【脚本家】

 ・ギジェルモ・アリアガ 1958年メキシコ・シティ生まれ。『アモーレス・ペロス』『21g』『メルキデアデス・エストラーダの3度の埋葬』『バベル』などを手がける。

 【俳優】

 ・ガエル・ガルシア・ベルナル 1978年グアダラハラ生まれ。出演作品は、上記のほかに『ブエノスアイレスの夜』『ウェルカム!ヘヴン』『モーターサイクル・ダイヤリーズ』『ドット・ジ・アイ』など。

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 ・サルマ・ハエック 1966年ベラクルス出身。注目され始めたのは、『ミラグロの瞳』(94 監督:ホルヘ・フォンス)、『デスペラード』(95 監督:ロバート・ロドリゲス)辺りから。出演作多数。『フリーダ』では製作も務める。

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 ・ディエゴ・ルナ 1979年メキシコ・シティ生まれ。『天国の口、終りの楽園。』『フリーダ』『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』『クリミナル』『ダンシング・ハバナ』『ターミナル』などに出演。

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 ・ペドロ・アルメンダリスJr. 1940年メキシコ・シティ生まれ。『西部番外地』(70)『荒野の七人/真昼の決闘』(72)から『大地震』(74)、『カクタス・ジャック』(04)『レジェンド・オブ・ゾロ』(05)まで、キャリアは長く、メキシコ映画界を代表するベテラン男優。父ペドロ・アルメンダリス(12-63)も『真珠』『運命の女』『乱暴者』から『007/ロシアより愛をこめて』(63)まで数多くの作品に出演したメキシコ映画界が誇る名優。

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 ・ロベルト・ソサ 1970年メキシコ・シティ生まれ。『PNDC エル・パトレイロ』『ロロ』など日本に紹介されている作品は少ないが、メキシコでは子役時代から活躍してキャリア30年を誇るベテラン俳優。

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ルイス・ブニュエル DVD-BOX 1 (河と死/皆殺しの天使/幻影は市電に乗って旅をする)

この記事へのコメント

2006年06月17日 23:27
こんばんは、TBありがとうございました!
こちらからもお返ししようとしたのですが、うまく行かなかったようで、コメントで失礼します。
日本で公開されたメキシコ映画のリストから観たことのある作品を探したのですが、見事に1本もありませんでした(汗)。
『忘れられた人々』『ガルシアの首』(これメキシコ資本が入ってたんですね)みたいな所謂名作も観てないんだよなあ・・・。
気になったのは『大佐に手紙は来ない』。これ、ガルシア=マルケスですよね?観てみたいです。
それにしてもすごく丁寧な記事ですね。メキシコ映画の全貌がよくわかりました。

umikarahajimaru
2006年06月18日 01:33
KENさま
コメントありがとうございました。
いろいろ広がりのある映画の楽しみ方をされているようで、むしろ私の方が羨ましくなっていまいます。
『大佐に手紙は来ない』に興味を持たれたようですが、どこか奇特なところが監督のレトロスペクティヴでもしてくれない限り、この作品を日本で観られる可能性は極めて低いと思われます。
メキシコ映画は他には1本もご覧になっていないということですが、今のような映画の楽しみ方で少しずつ映画をつなげていけば、いつのまにかいろんなメキシコ映画を観ていた、ということにもなると思います。私の場合もそうでしたから。
手始めに『カクタス・ジャック』あたりから始められてはいかがでしょうか?
2006年06月18日 09:31
日本で毎年こんなに沢山のメキシコ映画が上映されているとは知りませんでしたこれからはもっと気をつけて見落とさないようにします

一番気に入っているのは[黒い嵐]Viento Negroで70年代に上映されて以来出ていないようです

ソノラ砂漠の鉄道を建設主題に父息子愛を描いたものでメキシコとしては超硬派で女性との会話が全く無いのも珍しいでした

再上映を期待します

umikarahajimaru
2006年06月18日 10:09
どら猫さま
コメントありがとうございました。
1971年に草月ホールでメキシコ映画祭が開かれ、ここで『黒い風』という映画が上映されたようですが、これのことでしょうか(映画祭上映作品の邦題は上映後ころころ変わるので当てにはなりませんが)。
このメキシコ映画祭は3年連続で開催された後、途切れてしまっています。
どら猫さんのオススメ作品も観たいし、最新作&過去の名画を集めたメキシコ映画祭開催も期待したいですね~。
2006年06月18日 22:57
ぶえなす・のーちぇす。メキシコ映画もこんなにあったのですね。私にとってのメキシコ映画というとやっぱりガエルくんからみものかなぁ。アモペロの衝撃は忘れがたいです。あの時からガエルくんには注目していましたよん。配給会社のよみは素晴らしいじゃないですかー。ディエゴ・ルナくんもかわいいし♪
昔のは『ガルシアの首』くらいしか観たことないです。『エル・トポ』も観てなかった。メキシコ映画祭をぜひまたやってほしいです。あと、メキシコ行きたーい。(治安よくなってね。)
umikarakahajimaru
2006年06月19日 06:45
かえるさま
コメントありがとうございます。
そーとーなシネフィルであるはずのかえるさんは、どのくらいメキシコ映画を観てますか?「昔のは」とあるからには、最近の目ぼしい作品はほぼ押さえてあるということでしょうか?ビデオやDVDでも観られないものが多いのですが、まだご覧になってなければ『深紅の愛』をオススメしておきます(ほかの人にはなかなか薦められませんが、かえるさんなら大丈夫かと)。
あ、そうそう、『GOAL!』の主演のクノ・ベッカーくんもメキシコ出身です(ストーリー上も)。
2006年08月30日 07:09
ここ・・・私的に、とってもツボで・・・
感涙のページです!umikarahajimaruさん、本当に綺麗に調べ上げてくださったんですね!
あの、お手を煩わしては申し訳ないのですが、是非ともTBいただけませんか。
今後、参考にさせていただき、私、よく参照させていただくと思いますので・・・
すみません、もしよろしければで構いませんので。
umikarahajimaru
2006年08月30日 08:00
とらねこさま
コメント&TBありがとうございました。
久々に読み返してみると、あの頃は頑張ってたなあなんて、しみじみしたりして……。たった2ヶ月前の記事なんですけどねえ~。

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