ミシェル・ウィリアムズ インタビュー記事

画像 このところ、「ミシェル・ウィリアムズ」で検索して、当ブログ(2005年12月25日の記事)にたどりつく方が多いようです。

 これもやっぱりアカデミー賞効果なんでしょうね。

 好アクセスに感謝して、何かミシェル・ウィリアムズ関係のネタがないだろうかと探していたところ、「LAタイムズ」に、彼女へのインタビュー記事を見つけました。

 中学生レベルの英語力では太刀打ちできない部分もあったのですが、なんとか翻訳してみましたので、『ブロークバック・マウンテン』の鑑賞のお供にでもどうぞ!

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 Q:あなたとヒースにとって、今は、映画賞シーズンの真っ只中ということより、赤ちゃん(マチルダ)ができたことの方が大きな関心事じゃないかと思うんだけど。その2つは自分の中ではどうなっているの?

 A(ミシェル・ウィリアムズ):目下、猛スピードで学習中よ。

 Q:というと?

 A:どうやってバランスを取るかっていうことね。ここ数日、外出するのが、とっても難しくなってきているの。時間がかかるのね、でかける準備をするのも、マチルダに必要なものが全部用意できているかどうか確認するのも、それから、お留守番役が世話のやり方をちゃんとわかっているかどうかも気になるし。彼女を家に残していくことについては、多少やましさもあるわ。だけどいったん出かけてしまえば、楽しんでしまう。映画を観るのは楽しいし、意味があることだと思う。気晴らしになると言ってもいいわ。

 Q:あなたとヒースは、今度の映画賞のノミネート仲間をよく知ってるんじゃないかと思うんだけど。

 A:クールっていうのは、まさに私と同じカテゴリーの女性たち(助演女優賞候補)に捧げられる言葉だと思うわ。嘘っぽく聞こえるかもしれないけど――あなたはそう思わないと思うけど――彼女たちはあらゆる女性たちの中で最もクールな人たちだと思う。だから私は彼女たちが大好きなの。キャサリン・キーナー、彼女はとっても面白い人だわ。エイミー・アダムス、彼女はファニーで思いやりがある。フランシス・マクドーマンドにはまだ会ったことがないんだけど。そして、レイチェル・ワイズ。彼女は現在妊娠中で、赤ん坊のことについていろいろ話すの。私は彼女たちと話したり、会ったりするのは、とても楽しいわ。授賞式で彼らに会うのを本当に楽しみにしているの。

 Q:アカデミー賞の授賞式前は、映画のためにニューヨークに行ったりしないの?

 A:ちょうど今制作に入っている映画があるわ。仕事に復帰するお母さんの役で、“The Hottest State”っていう作品。イーサン・ホークが監督で、自分で書いた小説の映画化なのよ。

 Q:マチルダはセットに連れていくつもり?

 A:ええ。彼女は私が行くところはどこへでも連れて行くつもり。

 Q:『ブロークバック・マウンテン』の台本を読んだ時、すぐにアルマに親近感を持つことができた?

 A:そうね。2人の男性のラブ・ストーリーに引き込まれる以前に、私は彼女に夢中になったわ。

 Q:それはどうして?

 A:いろんな理由があると思うの。自分に思い当たることがあったり、たとえ思い当たらなくても好奇心をそそられたり。でも本当の理由はわからないわ。何かに感動した時、それを言葉にするのって難しいものよ。例えば、絵画を見ていて、目を逸らすことができなくなることってあるでしょう。そういう時、自分の中で何が起こっているのか説明するのって簡単なことじゃないわ。言葉を超えた感動があって、誰かの説明を求めたくなる。私が台本を読んで、アルマに感じたのはそういうことなの。

 Q:セットに入る前に、彼女をどういう風に演じるか、考えていた?

 A:私は本能的に彼女について知っていたと思う。でも、アン・リーは、まだ私がわかってはいないことを知っていたの。だから発見が多かった。私は、自分を模倣するようなことはしたくないの。

 Q:監督のイメージしていたアルマって?

 A:私たちはアルマについてたくさん話し合ったわ。私は、アルマの辛さや気持ちの移ろいについて想像を広げた。でもいつ彼女をイメージできるようになったのかはわからない。アニー・プルーの小説にはヒントとなるようなものが示されている。例えば、彼女のみじめな声を通したりしてね。娘たちは物心ついた時にはアルマの元を離れているし、彼女みたいな人がまわりにいたら不快に思うのかもしれない。私にはよくわからないんだけど、アン・リーには探り出したいと思うようなアルマの内に秘めた何か、心の中に溜まった澱のようなもの、があったの。

 Q:アルマはとても長い間、自分の怒りを内に秘めていた……。

 A:そのことについて考えると気持ちが重くなるわ。私は、彼女の心が傷んで、どうしようもなくなったんだと思うの。彼女には、振り払うことができない哀しみがあったの、この映画を観れば誰でもわかると思うけど。いくらでも理想を言うこともできるとは思うけど、彼女は、もっと大きな視野で物事を考えることができなかったし、もっと大きなラブ・ストーリーがあるっていうこともわからなかったんだと思うわ。

 Q:彼女の取った態度というのは、彼女が育った「時代」も関係しているんじゃない?

 A:彼女は、自分の人生がどういう風に進むかわかっている、と思っていたんだと思う。まず真っ当に結婚することが人生の第一段階で、それから赤ん坊が生まれ、ちょっと大きなアパートに引っ越せるようになり、やがて孫もできる。そしてロッキング・チェアに座って、静かに人生を終えるってね。

 Q:アン・リーと組んで仕事をしてみて、どうだった?

 A:私が彼についてようやくわかってきたことの1つは、彼は何も書かれていない黒板のようなもので、自分がベストだと考えるようなことをどんどんやってみていいの。彼は時間を惜しまないし、演技できるようになるまで待っていてくれる。彼は、物静かで、注意深く、途中で口をはさんだりしない。最初は、役者の言うことに耳を傾け、キャラクター作りに専念させて、決して自分から手助けしようとはしない。彼は、役者が自分の力で目指すものに達し、役柄と関係性がつかめるようにしてくれる。その後で、自分がどう考えているか話すの。彼の頭の中には映画がどういう風に進むべきかはっきりしたイメージができているんだと思う。そうして、そこに役者を導くのね。

 Q:ヒースについても話して!といっても、フィアンセとしてとか、娘のパパとしてじゃなくて、役者としての彼についてね。彼とは、一緒に、力強く、そして難しいシーンを演じたと思うんだけど、彼は、セットではどんな風に仕事をするの?

 A:彼は、一緒のシーンで役者として演じるほかに、共演者が演じやすいように、環境が安全で落ち着いたものになるように守護天使のような存在にもなってくれるの。それは、限られた時間や場所だけのことじゃない。役者として自分の仕事をするのはもちろん、日々何が起こっているのか、人々が互いにどう感じているのかを把握し、セットで誰もが最高の仕事ができるように気配りしている。彼は、一度にたくさんのことを考えることができるのよ。

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 オリジナル記事は、こちら(http://theenvelope.latimes.com/columnists/contenderqa/env-contenderwilliams16feb16,0,202837.column)

 ミシェル・ウィリアムズは、趣味が読書というだけあってか、こうしたQ&Aであっても、しっかりした受け答えをしてますね~。3分もかからずに読めちゃうような記事ですが、いざ訳すとなると、これがけっこう大変でした(笑)。直訳調にならないように工夫してみたつもりですが、いかがでしょうか。

 ゴールデン・グローブ賞のセレモニーでのレイチェル・ワイズは、何か違和感があったんですが、おめでただったんですね~。アカデミー賞では、どんな姿を見せてくれるでしょうか。

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