『キング・コング』に関するトリビア

画像 ・ピーター・ジャクソンには、この映画を監督するために2000万ドル支払われた。これは製作前に監督に支払われるギャラとしては史上最高額である。

 ・2005年のエイプリル・フールに、ピーター・ジャクソンは自分が書いているweb日記www.kongisking.netで悪ふざけをした。それは、『キング・コング:コングの息子』と『キング・コング:イントゥ・ザ・ウルフス・ライアー』という続編のプロジェクトを既にスタートさせていると「ポロッっと漏らして」しまったことである。それによると、その2本の映画は、2006年公開予定で、主人公たちがコングの息子に乗り、背中にかついだマシンガンを使って、ヒトラーが生み出した、突然変異で誕生した生物と闘うというものだ。この映画は、「ビッグ・プライメイト・プロダクションズ」で製作されるという。ピーター・ジャクソンは以前にもこの手の悪ふざけをしている。詳しくは『コリン・マッケンジー物語』を見よ。

 ・ピーター・ジャクソンは、元々この映画を『さまよう魂たち』(96)の次にすぐ取り掛かりたいと思っていた。その権利を獲得した後で、彼は『ロード・オブ・ザ・リング』を撮ることになった。そこでゴースト・エフェクトを用い、『キング・コング』でそれをさらに発展させることになる。『ロード・オブ・ザ・リング』の大成功によって、ついに『キング・コング』に挑むことができるようになった。

 ・アレックス・ノートンは本作への出演を打診されたが、テレビ番組と日程が重なっていたので、引き受けることができなかった。

 ・主にテレビ・ドラマで活躍している俳優シルベスター・マッコイは本作のカメラ・テストを受けている。

 ・1933年版『キング・コング』に出演しているフェイ・レイは、本作への出演交渉中に亡くなってしまった。ピーター・ジャクソンは、伝説的な最後の台詞を彼女に言ってもらいたかったのだ。「いいえ、キング・コングを殺したのは飛行機じゃない。野獣は美女によって殺されたのよ」。

 ・ピーター・ジャクソンは、少なくとも一度、ディナーのシーンで、フェイ・レイがオリジナル版『キング・コング』でかぶっていたのと同じ帽子をナオミ・ワッツにかぶらせている。

画像

 ・1933年のオリジナル版と同様の恐竜登場シーンでは、オリジナル版にあった肉食ブロントザウルスを参考にして2つのタイプの恐竜が作られた。

 ・製作の間、ピーター・ジャクソンは、ビデオ版製作日記をつけていたが、それはとりわけファン向けのウェブサイトkongisking.netのためだった。日記は、ウェブサイト・スタッフによる映像つきで、2~3日ごとにエントリーされた。時々キャストやクルーもガイド役として登場し、今、映画がどこまで進んでいるかを独占的に配信した。ウェブサイトの訪問者は実際にメールで質問することもできたが、それについての回答が後のビデオ日記の中で示されることもあった。→www.kongisking.netでは、現在も世界各国でのプレミア、キャンペーン、TVでのプロモーションなどを多数の写真を使って紹介している。否が応でも期待は高まるばかり……。

 ・ウェリントンにあるスタジオは、空港にとても近く、野外撮影地で撮影していると、その空港に発着する飛行機が上空を横切るので、しばしば問題が起きた。

 ・本作は、オリジナル版が公開されたのと同じ1933年という設定になっている。→恐竜がまだどこかに生き残っていると信じられる最後の時代だったから。

 ・本作でのキング・コングは、立った時の身長が25フィート(7.62m)で、50フィートあった1933年版のキング・コングの半分の大きさしかない。しかし、人や建物の大きさと対比させると、オリジナルのコングと新コングの大きさは変わらないように見える。

 ・アンディ・サーキスは、キング・コングを演じるに当たって、アフリカでゴリラを観察した。それは、『ロード・オブ・ザ・リング』で彼がゴラムを演じるのに用いたのと同じやり方である。→アンディ・サーキスは、コック役とキング・コングの2役を演じている。

 ・エイドリアン・ブロディは、運転シーンで、スタントを使わずに自ら運転している。

 ・本作のティラノザウルスは、3本指である。生物学的には2本指が正しいのだが、1933年のオリジナル版に敬意を表して同じにしてあるのだ。スカル島では、6500万年もの間に恐竜が独自の進化を遂げたので、2本指のティラノザウルスは世界のどこかへ消滅してしまった、という解釈になっている。

 ・アン(ナオミ・ワッツ)がリンゴを盗るシーンや、デナム(ジャック・ブラック)がアンにカメラを回さずに「見えない危険なもの」に対して絶叫するよう演技指導するシーンなど、多くのシーンは1933年のオリジナル版からの引用である。←「デナムがアンにカメラを回さずに「見えない危険なもの」に対して絶叫するよう演技指導するシーン」は本編にはない?

 ・約800のミニチュア撮影が使われている。

 ・エイドリアン・ブロディは、ジャック・ドリスコル役として最初から、そして唯一の候補であった。しかし、ブロディは他の俳優とその役を争っていると思っていたので、プロデューサーは、彼にしか興味がないということを伝えなければならなかった。

 ・撮影監督のアンドリュー・レスリーは、白黒で撮影した方がいいのではないかと撮影したことがあった。→アンドリュー・レスリーは、『ベイブ』や『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影監督。

 ・ハワード・ショアは、この映画のためにたくさんの曲を書き、レコーディングした。しかし、彼は、発表直前に、このプロジェクトから離れている。ピーター・ジャクソンによれば、2人の目指すものが違ったためで、ショアにとって最善の策はジェームズ・ニュートン・ハワードに交替することだと2人で相談して決めたそうだ。ジェームズ・ニュートン・ハワードには2ヶ月しか残されていなかった。→ハワード・ショアは、『アビエイター』や『ロード・オブ・ザ・リング』の作曲家、ジェームズ・ニュートン・ハワードは、『ザ・ロック』『シックス・センス』『バットマン・ビギンズ』の作曲家。

 *元ネタはIMDb 

 [キャッチ・コピーで選ぶ2006年お正月映画]

 [小説版『キング・コング』の読み比べ]

 [作品レビュー]


 *この記事が参考になったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。


 キング・コングができるまで 製作日記
キング・コングができるまで 製作日記 [DVD]

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 「キング・コング」

    Excerpt: 「キング・コング」KING KONG / 製作:2005年、アメリカ 2005. Weblog: 映画通の部屋 racked: 2006-01-06 00:09