松任谷由実が字幕を手がけた映画って知ってますか?

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 字幕翻訳・字幕翻訳者関係のサイトをピック・アップしてみました。といっても、映像翻訳・映像翻訳者関係のサイトは本当に少ない。あっても中断されたり、閉鎖されたり。やはり各翻訳家が忙しいのと、外に対して自己主張していこうというネットの精神と、裏方でありたいという映像翻訳家たちの意識が相容れないためなのかもしれません。

 翻訳家のサイトでは、まずSIGGYというwebネームで、映像翻訳に関するエッセイと掲示板を設けている堀上香さんのサイトhttp://www.tvgroove.com/articles/list.php?c=c01)。字幕翻訳FAQ、字幕翻訳に向いている人って、どんな人?等、現役の映像翻訳家ならではのエッセイが楽しめます。掲示板では映像翻訳家をめざす人や映像翻訳に興味がある人からの質問にプロならではのコメントを寄せています。以前は、使用している辞書のリストや個人的な趣味のことなど多彩な情報が盛り込まれていましたが、現在はエッセイと掲示板と自身のプロフィールのみ掲載の模様(ここに→http://homepage1.nifty.com/k-horigamiその一部が残っています)。堀上さん自身はこのサイトを‘名刺代わり’にスタートさせ、当初は仕事に繋がることもなかったけれど、ある時期からこのサイトを見たという方から仕事の発注が舞い込むようになったということです。

 追記:堀上さんは現在ブログ「うたっておどるじまくやさん」(http://star.ap.teacup.com/siggy/)をやられています。

 映像翻訳家のサイトで最も充実した内容なのは、映像翻訳家・進藤照光さんと彼のスタッフのサイト、進藤翻訳工房(http://www.honyakukoubou.com)。進藤照光さんの略歴から、業務内容、主な翻訳作品、スタッフ紹介、スタッフの動き、スタッフ募集まであります。中でも‘翻訳道場’というコンテンツでは、字幕翻訳のルール、吹替翻訳のルール、翻訳に必要な文献、座右の辞書、おすすめの翻訳作品まであって、字幕翻訳に詳しくない者にとってもわかりやすくて、とても面白い。‘お見積書’というコンテンツでは、言語別の翻訳単価が提示されていて、英語→日本語が最も安くて、日本語→韓国語、日本語→ロシア語が最も高いとわかったりもします。

 映像翻訳家の翻訳作品に関するエッセイが読めるサイトは、日本ヘラルド映画(角川ヘラルド・ピクチャーズ)のHP内にある‘一語一映’http://www.herald.co.jp/ichigoichiei/021-030/index.shtml)。同社配給作品だけに限られていますが、古田由紀子『コーラス』、石田泰子『THE JUON/呪怨』、林完治『モーターサイクル・ダイアリーズ』など、翻訳作品に関するエッセイに、翻訳者自身による(略歴に止まらない)プロフィールが添えられています。

 追記:‘一語一映’というコンテンツはなくなってしまいました。

 字幕制作会社のサイトでは、字幕制作会社の老舗のひとつ、日本シネアーツ社のもの(http://www.cinearts.co.jp/index.htm)が面白い。字幕の制作方式、洋画が日本で見られるまで、タイトルライターの話、映画と字幕Q&Aなど、ここでしか読めない情報が満載。以前は会社紹介的な色彩が強かったのですが、今後は‘映画翻訳者のページ’も開設されるとのことなので、字幕翻訳と字幕制作の今を伝えるサイトとして成長しつつあります。

 どの作品の字幕を誰が手がけているか、誰がどんな作品の字幕を手がけているのかに関して情報を網羅的に掲載しているサイトは現在ありません。しかしキネマ旬報全映画データベースhttp://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi)やgoo映画http://movie.goo.ne.jp/index.html)では、翻訳者名で検索すると、その翻訳者の担当作品がリストアップされてきます。ともに網羅にはほど遠いですが、大きな作品であれば大体押さえられるようになっているようです。網羅性ではキネマ旬報全映画データベースよりgoo映画の方が多少上でしょうか。
 映画大辞典(http://www.jtnews.jp/dict.html)でも、字幕翻訳検索ができます。

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