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zoom RSS イスタンブール国際映画祭2018 受賞結果!

<<   作成日時 : 2018/05/01 19:15   >>

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 第37回イスタンブール国際映画祭(4月6日-17日)の受賞結果です。

 【イスタンブール国際映画祭】

 イスタンブール国際映画祭(The Istanbul International Film Festival)は、1982年に始まったトルコで初めての国際映画祭で、映画のみならず、演劇や音楽、アートやデザインなども扱う非営利団体のイスタンブール文化芸術基金(The Istanbul Foundation for Culture and Arts:iKSV)が運営を手がけています。

 プログラムの柱は、インターナショナル・コンペティションとナショナル・コンペティションという2つのコンペティションで、インターナショナル・コンペティションでは、マイケル・ウィンターボトム『トリストラム・シャンディの生涯と意見』、ホウ・シャオシェン『珈琲時光』、ツァイ・ミンリャン『楽日』、ディエゴ・レルマン『ある日、突然』、ジャファール・パナヒ『鏡』などがグランプリに輝いていますが、最近ではもう少し知られざる映画監督たちの作品を積極的に評価していこうとしているようで、ジュリア・ロクテフ(Juria Loktev) 『ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星』“The Loneliest Planet”、Ahmad Abdalla “Microphone”、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン “The Misfortunates”、パブロ・ラライン『トニー・マネロ』、ヨアキム・トリアー 『リプライズ』“Reprise”などがグランプリを受賞しています。
 ナショナル・コンペティションでは、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン(『うつろいの季節』『冬の街』『五月の雲』)、イェスィム・ウスタオウル(『遥かなるクルディスタン』)、レハ・エルデム(『時間と風』)、セミフ・カプランオール、ゼミ・デミルクブズ、オメル・カヴール、ネスリ・チョルゲチェンなどがグランプリを受賞しています。

 本年度は(本年度から?)さらに人権映画コンペティション部門(Human Rights In Cinema Competition)が設けられています。

 そのほかの部門も非常に充実していて、ガラ、トルコ・クラシック 修復作品、ヤング・マスターズなどのほか、「世界の映画祭から」、ドキュメンタリー・タイムwith NTV、Mined Zoneといったプログラムが組まれています。

 実に多彩なプログラムが組まれていますが、特に重要なのは、この映画祭が最新トルコ映画のショーケースとなっていることで、その年の代表的なトルコ映画の多くはここでお披露目されています。

 特集もユニークで、2018年は―
 ・コメディー映画9本(Antidepressant):“Abracadabra”、『セラヴィ!』、『クレアのカメラ』、“July Tales”、『愛と銃弾』、“Pig”、“Sergio & Sergei”、“The Prince of Nothingwood”、“Under The Tree”
 ・ミュージシャンを主人公としたドキュメンタリー&ドラマ11本(Musicians):“Black, Not Gray: Ankara Rocks!”、“Distant Sky - Nick Cave & The Bad Seeds Live in Copenhagen”、“Eric Clapton: Life In 12 Bars”、“Grace Jones: Bloodlight and Bami”、“Looking For Oum Kulthum”、“Maria By Callas: In Her Own Words”、“Matangi / Maya / M.I.A”、“Radiogram”、『Ryuichi Sakamoto: CODA』、“Shut Up and Play the Piano”、“Song Of Granite”
 ・愛をテーマにした映画6本(Where Are You My Love?):『マーヴィン、あるいは素晴らしい教育』、“Saturday Church”、“The Cakemaker”、“The Heiresses”、“The Marriage”、“The Miseducation of Cameron Post”
 ・われらのフィルムメイカーの目を通して見たベルイマン/トルコの監督9人によるセレクション(Berman:100Years/Bergman through the eyes of our filmmakers)9本:『秋のソナタ』(イェスィム・ウスタオウル)、『叫びとささやき』(Aslı Özge)、『仮面/ペルソナ』(ジャン・エヴレノル(Can Evrenol))、『ある結婚式の風景』(Melik Saraçoğlu & Hakkı Kurtuluş)、『恥』(Ümit Ünal)、『第七の封印』(エミン・アルパー)、『沈黙』(レハ・エルデム)、『野いちご』(Kazım Öz)、『冬の光』(セミフ・カプランオール)。
 ・シネマニア10本:『24フレーム』、『パリ、テキサス』、『黒衣の花嫁』など
 ・“No More Flowers”10本:“Alanis”、『アヴァ』、“Bikini Moon”、“Madeline’s Madeline”、“Negar”、“Number One”、“Of Skin and Men”、“Scary Mother”、“So Help Me God”、“The Sounding”
 ・“Architectuaral Utpias−Cinematic Dystpias”3本(ベルリン在住のアーティストAli Mahmut Demirelの作品との関連プログラム):『ストーカー』、『ラスト・オブ・イングランド』、“The Well”
 といったプログラムが組まれています。

 今回の受賞結果は以下の通り。


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 【インターナショナル・チューリップ・コンペティション部門】

 ・“Dog(Chien)”(仏) 監督:サミュエル・ベンシェトリ(Samuel Benchétrit)
 ・“Western”(独・ブルガリア・オーストリア) 監督:ヴァレスカ・グリーゼバッハ(Valeska Grisebach)
 ・“Once upon a Time in November(Pewnego Go Razu W Listopadzie…)”(ポーランド) 監督:アンジェイ・ヤキモフスキ(Andrzej Jakimowski)
 ・“Soldiers. Story from Ferentari(Soldatii. Poveste Din Ferentari)”(ルーマニア・セルビア・ベルギー) 監督:Ivana Mladenovic
 ・“Winter Brothers(Vinterbrødre)”(デンマーク・アイスランド) 監督:Hlynur Pálmason
 ・“The Pillar of Salt(Tuzdan Kaide)”(トルコ) 監督:Burak Çevik
 ・『ザ・ホーム 父が死んだ』“The Home”(イラン) 監督:アスガー・ユセフィネジャド(Asghar Yousefinejad)
 ・『殺人者マルリナ』“Marlina the Murderer in Four Acts”(インドネシア・仏・マレーシア・タイ) 監督:モーリー・スリヤ(Mouly Surya)
 ・“The Rider”(米) 監督:Chloé Zhao
 ・“Cocote”(ドミニカ共和国・アルゼンチン・独・カタール) 監督:Nelson Carlo de los Santos Arias
 ・“Good Manners(As Boas Maneiras)”(ブラジル・仏) 監督:Juliana Rojas、Marco Dutra

 ※審査員:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、Marcelo Martinessi(パラグアイの映画監督)、Tiina Lokk(タリン・ブラック・ナイツ映画祭の設立者・ディレクター)、アンゲリキ・パプーリァ(Angeliki Papoulia:ギリシャの女優)

 ◆ゴールデン・チューリップ賞(Golden Tulip)
 ◎“Western”(独・ブルガリア・オーストリア) 監督:ヴァレスカ・グリーゼバッハ(Valeska Grisebach)
 物語:ドイツの建設労働者が、ブルガリアのカントリーサイドの辺鄙な建設現場で、タフな仕事をスタートさせる。外国にいるということが、男たちの冒険心を目覚めさせる一方、言葉の壁と文化の相違から偏見と不信にも直面する。やがて、男たちは、村人から認知と好意を得ようと競争を始める。
 “Mein Stern”(2001)がベルリン国際映画祭2001ニュー・ジャーマン・シネマ部門に、 『渇望』“Sehnsucht”(2006)がベルリン国際映画祭2006のコンペティション部門に選出されているヴァレスカ・グリーゼバッハの第3監督作品。
 『ありがとう、トニ・エルドマン』のマーレン・アデがプロデューサーを務めている。ヴァレスカ・グリーゼバッハは、『ありがとう、トニ・エルドマン』でスクリプト・アシスタントを担当している。
 カンヌ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 Art映画祭(スロヴァキア)2017出品。
 ミュンヘン映画祭2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ホライズンズ部門出品。
 ゴールデン・アプリコット国際映画祭2017 長編コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 エルサレム映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。オナラブル・メンション受賞。
 ラックス賞2017 ノミネート。
 モトヴン映画祭2017 メイン・プログラム出品。最優秀作品賞/プロペラ賞、国際批評家連盟賞受賞。
 Fünf Seen映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ、国際批評家連盟賞受賞。
 サラエボ映画祭2017出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション出品。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2017出品。エメリック・プレスバーガー賞受賞。
 CPH:PIX 2017出品。
 ゴールデン・ローズ映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Dare部門出品。
 バルディヴィア国際映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 ウィーン国際映画祭2017出品。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2017 オフィシャル・セレクション出品。審査員大賞受賞。
 デンバー映画祭2017出品。
 FilmBath映画祭(英)2017出品。
 ロス・カボス国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。
 Scanorama映画祭ヴィリニュス2017出品。
 AFIフェスト2017出品。
 ブラチスラヴァ国際映画祭2017出品。
 リスボン&エストリル映画祭2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017出品。監督賞受賞。
 カンヌ映画祭週間(アルゼンチン)2017出品。
 パームスプリングス国際映画祭2018出品。
 トロムソ国際映画祭2018出品。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2018出品。
 ドイツ映画批評家協会賞2018 作品賞、男優賞(Meinhard Neumann)受賞。脚本賞、撮影賞ノミネート。
 ドイツ映画賞2018 作品賞、監督賞ノミネート。作品賞ブロンズ賞受賞。


 ◆審査員特別賞
 ◎“Cocote”(ドミニカ共和国・アルゼンチン・独・カタール) 監督:Nelson Carlo de los Santos Arias
 物語:アルベルトは、福音主義者の庭師で、有力者によって殺された父の葬儀に出席するために、故郷の街に戻って来る。死者を悼むために、彼は、彼の意思と信念に反して行なわれる宗教的儀式に出席させられる。それは、前植民地時代から伝わる低所得階級に伝わる宗教である。アルベルトは、家族が、彼に父親の復讐をしてもらいたいと考えていることを知る。
 ロカルノ国際映画祭2017 サイン・オブ・ライフ部門出品。サイン・オブ・ライフ賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 WAVELENGTHS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ホライズンズ・ラティーノ部門出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017 ラテン・アメリカ・コンペティション部門出品。最優秀ラテン・アメリカ映画賞、FEISAL賞受賞。
 リスボン&エストリル映画祭2017出品。審査員特別賞受賞。
 ポートランド国際映画祭2018出品。
 マイアミ国際映画祭2018出品。
 ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ2018出品。
 ルッカ映画祭(伊)2018出品。


 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“The Rider”(米) 監督:Chloé Zhao
 物語:ブラディーは、若いカウボーイで、かつてはロデオで注目のスターだったが、ほとんど命を落としかねないケガを頭に負って、ロデオができなくなってしまう。生きて行かなければならないと思うものの、家に帰っても、人生に意味を見出すことができない。彼は、再び運命をつかまえるために、アメリカの中部地帯へと新しいアイデンティティーを求めて出発する。実話に基づく物語。
 第2監督長編。
 カンヌ国際映画祭2017 監督週間出品。The Art Cinema Award受賞。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サラエボ映画祭2017 キノスコープ部門出品。
 テルライド映画祭2017出品。
 ドーヴィル・アメリカン映画祭2017出品。グランプリ受賞。
 アテネ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。作品賞(The Golden Athena Award)受賞。
 レイキャビク国際映画祭2017 コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 BFIロンドン映画祭2017 Journey部門出品。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。Art Cinema賞受賞。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 ゲント国際映画祭2017出品。
 バリャドリッド国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション 長編部門出品。銀のスパイク賞、男優賞(Brady Jandreau)、新人監督賞受賞。
 ピンヤオ国際映画祭2017出品。ロベルト・ロッセリーニ賞監督賞受賞。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 「ヴァラエティー」誌が選ぶ、観るべき10人の監督たち2018。
 シネマ・アイ・オナーズ2018 ヘテロドックス賞ノミネート。
 サンダンス映画祭2018 スポットライト部門出品。
 インディペンデント・スピリット・アワード2018 作品賞、監督賞、撮影賞、編集賞ノミネート。


 【人権 in シネマ・コンペティション部門】(Human Rights in Cinema Competition)

 ・“A Season In France(Une Saison En France)”(仏) 監督:マハマット=サレー・ハルーン
 ・“Styx”(独・オーストリア) 監督:Wolfgang Fische
 ・“Birds Are Singing in Kigali(Ptaki Spiewaja W Kigali)”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス・クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ
 ・“Obscuro Barroco”(仏・ギリシャ) 監督:Evangelia Kranioti
 ・“And Breathe Normally(Andid Edlilega)”(アイスランド・スウェーデン・ベルギー) 監督:Ísold Uggadóttir
 ・“Frost(Šerkšnas)”(リトアニア・仏・ウクライナ・ポーランド) 監督:シャルナス・バルタス(Sharunas Bartas)
 ・“Muhi – Generally Temporary”(独・イスラエル) 監督:Rina Castelnuovo-Hollander、Tamir Elterman
 ・“The Escape(Kaçış)”(トルコ・独) 監督:Kenan Kavut
 ・『アンダーグラウンド』“Underground(Pailalim)”(フィリピン) 監督:ダニエル・R・パラシオ(Daniel Palacio)
 ・“Central Airport THF”(独・仏・ブラジル) 監督:カリム・アイノズ(Karim Aïnouz)
 ・“Razzia”(仏・モロッコ・ベルギー) 監督:Nabil Ayouch

 ※審査員:Pivio(イタリアの音響エンジニア)、シリン・ネシャット、Christine Masson(フランスのジャーナリスト、ドキュメンタリーの映画監督)、Erol Mintaş(トルコのプロデューサー、映画監督)

 ◆最優秀作品賞
 ◎“Frost(Šerkšnas)”(リトアニア・仏・ウクライナ・ポーランド) 監督:シャルナス・バルタス(Sharunas Bartas)
 出演:ヴァネッサ・パラディ、ヴェロニカ・ロサティ(Weronika Rosati)、アンジェイ・ヒラ(Andrzej Chyra)、Boris Abramov、Mantas Janciauskas、Lyja Maknaviciute
 物語:若いリトアニア人ローカスは、戦争を理解したいと考えたが、そうすることが人々のことを理解することになると思ったからだった。リトアニアからウクライナへの人道的支援の輸送過程で、彼は、男女のレポーターと知り合い、同行することにした。3人は、精神的な限界を乗り越えることを強いられ、強い絆で結ばれた。それこそが、戦争騒ぎのど真ん中で、ただ1つ確かなものだった。彼らは、何事にも同意しないが、唯一の例外が自分の意思で行きたいところに行くということだった。
 『ポーラX』の出演者として知られ、『フュー・オブ・アス』(1996)、『自由』(2000)などの監督を手がけるリトアニアのシャルナス・バルタス監督最新作。
 カンヌ国際映画祭2017 監督週間出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2017 Supernova部門出品。
 オデッサ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 ロカルノ国際映画祭2017ライモンド・レッツォニコ賞/最優秀インディペンデント・プロデューサー賞:ミヒェル・メルクト関連上映。
 トゥー・リバーサイズ・フィルム&アート・フェスティバル2017出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 釜山国際映画祭2017ワールド・シネマ部門出品。
 リスボン&エストリル映画祭2017出品。
 トリエステ映画祭2018出品。


 【ナショナル・コンペティション部門】

 ・“Birds Are Singing in Kigali(Ptaki Spiewaja W Kigali)”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス・クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ
 ・“Butterflies(Kelebekler)”(トルコ) 監督:Tolga Karaçelik
 ・“Colorless Dream(Hewno Bêreng)”(トルコ) 監督:Mehmet Ali Konar
 ・“Debt(Borç)”(トルコ) 監督:Vuslat Saraçoğlu
 ・『グレイン』“Grain(Buğday)”(トルコ・独・仏・スウェーデン・カタール) 監督:セミフ・カプランオール
 ・“Halef”(トルコ) 監督:Murat Düzgünoğlu
 ・“Put to the Things”(トルコ) 監督:Onur Ünlü
 ・“Road to the Moon(Aydede)”(トルコ) 監督:Abdurrahman Öner
 ・“Serial Cook(Sofra Sırları)”(トルコ) 監督:Ümit Ünal
 ・“Sideway(Yol Kenari)”(トルコ) 監督:Tayfun Pirselimoğlu
 ・“The Gulf(Körfez)”(トルコ・独・ギリシャ) 監督:Emre Yeksan
 ・“The Pigeon(Güvercin)”(トルコ) 監督:Banu Sıvacı
 ・“The Pillar of Salt(Tuzdan Kaide)”(トルコ) 監督:Burak Çevik

 ※“Birds Are Singing in Kigali(Ptaki Spiewaja W Kigali)”は、製作国にトルコは含まれていませんが、ナショナル・コンペティション部門に選出されています。

 ※審査員:Pelin Esmer(トルコの映画監督)、ゲクハン・ティリヤキ(Gökhan Tiryaki:トルコの撮影監督)、Selen Uçer(トルコの女優)、Küçük İskender(トルコの詩人)、Barbara Lorey De La Charrière(パリを拠点とする独立系ジャーナリスト、映画批評家)

 ◆ゴールデン・チューリップ賞(Golden Tulip)
 ◎“Debt(Borç)”(トルコ) 監督:Vuslat Saraçoğlu
 物語:Tufanは、妻Mukaddesと娘SimgeとEskişehirで暮らしている。仕事は小さな印刷店だ。Huriyeは、彼らの隣人で、ある夜、病気になる。彼女は、頼るべき親族もおらず、ひとり暮らしだったが、医者からそういう暮らしはやめた方がいいとアドバイスされる。それを知ったTufanは、Huriyeを自分の家に住まわせる決心をする。不安と心配の中で始まった共同生活で、Tufanの親切の真価が問われる。



 ◆監督賞
 ◎Tayfun Pirselimoğlu “Sideway(Yol Kenari)”(トルコ)

 “Sideway(Yol Kenari)”(トルコ) 監督:Tayfun Pirselimoğlu
 物語:奇妙な徴が、最後の審判の日の到来を告げる。狂気の淵にいる小さな町の住人たちは、反キリストは既にまわりにいると考える。だとしたら誰がキリストなのだろうか?背中に聖痕のある哀れな者はコーヒーショップで働いているのだろうか?嵐の海と不吉な森に挟まれた小さな町の住人たちは、最後の審判の日を告げる徴がいくつも現れたために正気を失っていく。黒い船が遠くで錨を下ろしている。町に金切り声が響く。放火。行方不明の人々。太陽が突然暗くなる。人々は疑り深くなり、反キリストは近くにいると信じ始める。不幸は限りなく広がる。人々は配偶者を殺し始める。こんな陰鬱な雰囲気の中、若く慎み深い者がやってきて、働き始める……。
 ワルシャワ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 アンカラ国際映画祭2018 ナショナル・フィルム・コンペティション部門出品。美術賞受賞。



 ◆審査員特別賞(Special Jury Prize – In memory of Onat Kutlar)
 ◎“Butterflies(Kelebekler)”(トルコ) 監督:Tolga Karaçelik
 出演:Hakan Karsak、Tolga Tekin、Bartu Küçükçaglayan、Ezgi Mola、Ercan Kesal、Serkan Keskin
 物語:Cemalは宇宙飛行士。Kenanは、生活のためにホームビデオの吹き替えをしている。Sevtapは、幼稚園の先生だ。3人は、Mazharの息子と娘で、彼らはMazharによってHasanlarにあるトルコの村に集められる。彼らは、30年もバラバラに暮らしていて、今、なぜ集められたのかは知らない。Hasanlarに着いた時、彼らは、父が死んでいて、自分を埋めてもらうために、3人を呼んだことを知る。この村には、死ぬときに蝶が集まるという言い伝えがある。3人は、お互いのことは知らないし、父のことも知らない。だが、次第にお互いのことや父のこと、そして自分自身のことを知っていくようになる。
 Tolga Karaçelikは、初監督長編“Gise Memuru(Toll Booth)”(2010)でアンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭2010で第1回作品賞・撮影賞・男優賞を受賞し、第2監督作品“Sarmasik(Ivy)”(2015)はサンダンス映画祭2015に選出され、アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ国際映画祭で作品賞・監督賞・男優賞を受賞していて、本作が第3監督長編となる。2016年にはカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門の審査員を務めた。
 サンダンス映画祭2018出品。グランプリ受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 アンカラ国際映画祭2018ナショナル・フィルム・コンペティション部門出品。監督賞、主演女優賞(Tuğçe Ahmad)、助演女優賞(Gedeon Cultural Sahin)、編集賞受賞。



 ◆男優賞
 ◎Tolga Tekin “Sideway(Yol Kenari)”

 ◆女優賞
 ◎Demet Evgar “Serial Cook(Sofra Sırları)”

 “Serial Cook(Sofra Sırları)”(トルコ) 監督:Ümit Ünal
 物語:Neslihanは、完璧なコックで、トルコ料理のエキスパートで、夫には忠実であり、非の打ちどころのない主婦であり、そして……シリアル・キラーである。
 アダナ映画祭2017出品。
 マラティヤ国際映画祭2017出品。


 ◆脚本賞
 ◎Ümit Ünal “Serial Cook(Sofra Sırları)”

 ◆撮影賞
 ◎Florent Herry “The Escape(Kaçış)”
 ※“The Escape(Kaçış)”は、(公式サイトの)ナショナル・コンペティション部門のラインナップには入っていませんでしたが、なぜか撮影賞に選ばれています。

 “The Escape(Kaçış)”(トルコ・独) 監督:Kenan Kavut
 物語:シリア人移民のCabirは、戦争で引き裂かれた祖国から逃げて、ギリシャとトルコの国境にやってきた。川で国境を越えようとして、国境警備隊の襲撃から命からがら逃れる。食べ物を手に入れようとして、過って人を殺してしまう。高熱と罪の意識から正気を失いそうになっていたところで、Aliyeに助けられる。彼女は、国境近くで夫と暮らしているトルコ人女性だ。2人は、共通の言語すら持たなかったが、孤独な2つの魂はお互いの中に癒しを見出していく。


 ◆編集賞
 ◎Osman Bayraktaroğlu “Serial Cook(Sofra Sırları)”

 ◆オリジナル音楽賞
 ◎Canset Özge Can “The Pigeon(Güvercin)”

 “The Pigeon(Güvercin)”(トルコ) 監督:Banu Sıvacı
 物語:トルコのアダナの郊外。ユスフは、姉と兄と一緒に暮らしている。住んでいる家の屋上で、彼は死んだ父が遺したハトの世話をしている。中でもMaverdiという名のメスのハトと彼は特別なつながりを感じている。そのライト・グレーのハトは、ハト小屋の中でアウトサイダーであり、ユスフと似ているのだ。ユスフは、ハトの世話以外、何も知らない。だが、兄は働いて金を稼げという。彼も、外に出て働き、現実の世界を知らなければならない。
 初監督長編。
 ベルリン国際映画祭2018 ジェネレーション14plus部門出品。
 ソフィア国際映画祭2018 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 アンカラ国際映画祭2018 ナショナル・フィルム・コンペティション部門出品。第1回作品賞、主演男優賞(Jialiang Alper)受賞。


 ◆最優秀デビュー映画賞(Seyfi Teoman Best Debut Film Award)
 ◎“The Pigeon(Güvercin)”(トルコ) 監督:Banu Sıvacı

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“The Gulf(Körfez)”(トルコ・独・ギリシャ) 監督:Emre Yeksan
 物語:Selimは、30代で、失敗したキャリアと苦々しい離婚を忘れようとして、故郷イズミルに戻って来る。すぐに将来に向けて動き出すことは気が進まず、ふらふらとさまよって、昔の知り合いを訪ねたりする。親族とか、クラスメートとか、元カノとか。偶然に軍隊時代の友人のCihanと出会う。彼は、無精者だが、人を惹きつけるエナジーを持っている。ミステリアスな海事事故の後、恐ろしい異臭騒ぎがあり、人々はイズミルを離れ出していくが、彼は、これまでとは全く違う世界に次第に魅力を感じ、人生の可能性を見出していく。
 初監督長編。
 ベネチア国際映画祭2017 国際批評家週間出品。
 アダナ映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 サンパウロ国際映画祭2017出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2017出品。
 Exgroundフィルムフェスト2017出品。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 トルコ映画批評家協会賞2018 作品賞、監督賞、助演男優賞(Ahmet Melih Yılmaz)、脚本賞、編集賞、音楽賞ノミネート。


 【ナショナル短編映画コンペティション部門】(National Short Film Competition)

 ◆最優秀短編賞
 ◎“I Don’t Believe In You But Then There Is Gravity(Sana İnanmıyorum Ama Yerçekimi Var”(トルコ) 監督:Umut Subaşı

 ◆スペシャル・メンション
 ◎“East Side(Doğu Yakası)”(トルコ) 監督:Harun Durmuş

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎『悪い子』“Wicked Girl (Kotu Kiz /Vilaine fille)”(仏・トルコ) 監督:アイス・カルタル(Ayce Kartal)
 物語:Sは、8歳のトルコ人の少女で、豊かなイマジネーションを持っている。彼女は、自然と動物を愛している。病院のベッドから、彼女は、おばあちゃんの村で過ごした幸福な時を振り返る。だが、何か暗く恐ろしい記憶がよぎる。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2017 短編コンペティション部門出品。審査員賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 SHORT CUTS部門出品。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2017短編コンペティション部門出品。カトゥーン・ネットワーク賞受賞。
 リーズ国際映画祭2017 出品。最優秀短編アニメーション賞受賞。
 セントルイス国際映画祭2017出品。最優秀インターナショナル・ショーツ受賞。
 アンジェ・ファースト・フィルム・フェスティバル2018出品。
 クレルモンフェラン国際映画祭2018 ナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 トルコ映画批評家協会賞(SiYAD Awards)2018 短編映画賞受賞。
 ファーゴ映画祭2018出品。最優秀アニメーション・オナラブル・メンション受賞。
 香港国際映画祭2018 短編コンペティション部門出品。グランプリ(Firebird Award/火鳥大獎)受賞。
 アンカラ国際映画祭2018 ナショナル短編コンペティション部門出品。最優秀短編賞受賞。


 【ナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門】(National Documentary Competition)

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞
 ◎“Fragments(Parçalar)”(トルコ) 監督:Rojda Akbayır
 監督Rojda Akbayırのエモーショナルな旅。彼女は、自分の家族と向き合い、自分の過去を掘り下げる。それは、そのままトルコの近代史とも関わってくる。


 【特別賞・名誉賞】

 ◆名誉賞
 ◎Cevdet Pişkin
 トルコのマネージング・ディレクター


 ◎Osman Şahin
 トルコの作家


 ◎Perihan Savaş
 トルコの女優


 ◎Aram Gülyüz
 トルコの映画監督


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 今年のトルコ映画は、なかなかいいんじゃないかな。
 サンダンスのグランプリがあるし、“The Pigeon(Güvercin)”もよさそうだし、“Serial Cook(Sofra Sırları)”も何らかの形では日本に紹介されるんじゃないかと思うし。

 
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 *当ブログ記事

 ・イスタンブール国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_26.html
 ・イスタンブール国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_14.html
 ・イスタンブール国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_26.html
 ・イスタンブール国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_33.html
 ・イスタンブール国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_18.html

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