海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2018 『いぬやしき』が作品賞!

<<   作成日時 : 2018/04/30 18:05   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 第36回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF)(4月3-15日)の受賞結果です。

 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭は、ヨーロッパ国際ファンタスティック映画祭連盟に加盟している22の映画祭の1つです。

 ヨーロッパ国際ファンタスティック映画祭連盟加盟映画祭は、「ヨーロッパ」と銘打ちながら、3つの北米の映画祭と2つの中南米の映画祭、1つのアジアの映画祭を含み、

 ブリュッセル、シッチェス・カタロニア(西)、ストラスブール(仏)、ヌーシャテル(スイス)、ルンド(スウェーデン)、プチョン(韓)、Fantaspoa(ブラジル)の各ファンタスティック映画祭のほか、アベルトワール・ホラー映画祭(アベリストウィス、ミッド・ウェールズ)、MOTELxリスボン国際ホラー映画祭(ポルトガル)、サンセバスチャン・ホラー&ファンタジー映画祭(西)、ファンシネ・マラガ国際ファンタスティック映画祭(マラガ、西)、モリンス・デ・レイ・ホラー映画祭(西)、レンヌ短編映画祭(仏)、ラゾール・リール・ファンタスティック映画祭(ブリュッヘ、ベルギー)、イマジン・フィルム・フェスティバル(アムステルダム)、トリエステ国際サイエンス・フィクション映画祭(伊)、グロスマン・ファンタスティック・フィルム&ワイン・フェスティバル(スロヴェニア)、ハープサル・ホラー&ファンタジー映画祭(エストニア)、ファンタジア国際映画祭(モントリオール)、スクリームフェスト・ホラー映画祭(LA)、ファンタスティック・フェスト(オースティン、米)、Mórbidoフェスト(メキシコ)

 があります。
 これらの映画祭の中で、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭は、12月以降、最初に開催される大きなファンタスティック映画祭であり、100人以上のゲスト、6万人以上の観客を集め、ファンタスティック映画祭の中ではもちろん、ヨーロッパで開催される映画祭の中でもトップクラスの規模の映画祭になっています。

 プログラムの柱は、5つのセクションで行なわれるコンペティションで、インターナショナル・コンペティション、メリエス・コンペティション(旧ヨーロッパ・コンペティション)、スリラー・コンペティション、「第七軌道」コンペティション、短編映画コンペティション、があります。

 コンペティション部門以外では、メイキャップ・コンテストやボディー・ペインティング・コンテスト、ゾンビ・パレードといった人気企画が組まれています。

 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭は、このジャンルの日本映画を実にコンスタントに評価してきた映画祭として知られ、たとえば、過去に以下のような作品が賞を受賞しています――

 2016年:『アイ アム ア ヒーロー』(監督:佐藤信介)インターナショナル・コンペティション グランプリ
 2013年:『アブダクティ』(監督:山口雄大) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞
 2012年 『ラビット・ホラー3D』(監督:清水崇) インターナショナル・コンペティション 準グランプリ
 2012年 『ヒミズ』(監督:園子温) 「第七軌道」コンペティション グランプリ
 2010年 『しんぼる』(監督:松本人志)  インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞、「第七軌道」コンペティション グランプリ
 2007年 『デスノート』(監督:金子修介) 観客賞
 2005年 『稀人 まれびと』(監督:清水崇) インターナショナル・コンペティション グランプリ
 2005年 『ヴィタール』(監督:塚本晋也) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞
 2005年 『茶の味』(監督:石井克人) 「第七軌道」コンペティション グランプリ
 2004年 『牛頭 GOZU』(監督:三池崇史) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞
 2003年 『荒神』(監督:北村龍平) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞
 2002年 『仄暗い水の底から』(監督:中田秀夫) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞
 2001年 『バンパイアハンターD』(監督:川尻義昭) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞
 1999年 『リング』(監督:中田秀夫) インターナショナル・コンペティション グランプリ
 1992年 『鉄男U〜TETSUO U:THE BODY HAMMER』(監督:塚本晋也) インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞

 今年の受賞結果は以下の通りです。

画像

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【インターナショナル・コンペティション部門】

 ・『アンダー・ザ・ウォーター』“Man Divided(QEDA)”(デンマーク・フィンランド・スウェーデン) 監督:マックス・ケストナー(Max Kestner) [ベルギー・プレミア]
 ・『ラスト・ウォリアー 最強騎馬民族スキタイを継ぐ者』“The Scythian”(ロシア) 監督:ラスタム・モサフィール(Rustam Mosafir) [インターナショナル・プレミア]
 ・『怪怪怪怪物!』“Mon Mon Mon Monster”(台湾) 監督:ギデンズ・コー [ベルギー・プレミア]
 ・『レジェンド・オブ・パール/ナーガの真珠』“Legend of the Naga Pearls”(中) 監督:ヤン・レイ(Yang Lei) [インターナショナル・プレミア]
 ・“Along with the Gods : The Two Worlds”(韓) 監督:キム・ヨンファ [ベルギー・プレミア]
 ・『時間回廊の殺人』“House of the Disappeared”(韓) 監督:イム・デウン [ベルギー・プレミア]
 ・『亜人』“Ajin : Demi-Human”(日) 監督:本広克行 [ベルギー・プレミア]
 ・『いぬやしき』“Inuyashiki”(日) 監督:佐藤信介 [ワールド・プレミア]
 ・“Parallel”(カナダ) 監督:イーサーク・エスバン(Isaac Ezban) [ワールド・プレミア]
 ・“Tigers Are not Afraid(Vuelven)”(メキシコ) 監督:Issa Lopez [ベルギー・プレミア]
 ・“Terrified”(アルゼンチン) 監督:Demian Rugna [ヨーロッパ・プレミア]

 ※審査員:ロイド・カウフマン(Lloyd Kaufman:アメリカの映画監督)、ジュリア・デュクルノー、ローラン・リュカ(Laurent Lucas)

 ◆最優秀作品賞/ Golden Raven
 ◎『いぬやしき』“Inuyashiki”(日) 監督:佐藤信介

画像

 ◆銀賞/Silver Raven
 ◎『怪怪怪怪物!』“Mon Mon Mon Monster”(台湾) 監督:ギデンズ・コー
 物語:ティーンエイジャーのリンは、クラスの仲間はずれで、レンハオとその仲間に定期的にいじめられて、苦しんでいる。ところが、お金を盗んだとあらぬ疑いをかけられて、いじめっ子たちと一緒に、あるコミュニティー・サービスに従事させられることになる。他の者たちが、次第に彼を仲間と見なし始めたので、リンも自分を認めてもらうため、彼らの悪行に参加するようになる。夜中、グループは、姉妹の食人鬼に出くわし、妹の方を捕まえる。彼らは、その食人鬼を学校の地下室に閉じ込め、食人鬼が日光に弱いことを知ってからは、それを利用して、折檻を始める。一方、妹をさらわれた姉の食人鬼は、意気消沈し、夜にさまよいだしては、妹を捕まえた少年たちを思い出させる者たち、すなわち、学校の制服を着た者を殺し始める。
 『あの頃、君を追いかけた』のギデンズ・コー監督の第2監督長編。
 香港国際映画祭2017出品。
 ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭2017出品。
 ウーディネ・ファーイースト映画祭2017出品。
 ニューヨーク・アジアン映画祭2017出品。
 プチョン国際ファンタスティック映画祭2017 プチョン・チョイス 長編作品。観客賞受賞。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 東京国際映画祭2017台湾電影ルネッサンス2017出品。
 Mórbido フェスト2017出品。
 サンディエゴ・アジアン映画祭2017出品。
 台湾・金馬奨2017 音響賞受賞。視覚効果賞ノミネート。
 アジア映画賞2018 編集賞、視覚効果賞、音響賞ノミネート。
 イマジン・フィルム・フェスティバル2018出品。
 デッド・バイ・ドーン・ホラー映画祭2018出品。
 Horrorant映画祭2018出品。

画像

 ◆銀賞/Silver Raven
 ◎“Tigers Are not Afraid(Vuelven)”(メキシコ) 監督:Issa Lopez [ベルギー・プレミア]
 物語:Estrellaの母親は、地元メキシコのカルテルによって殺されていて、10歳のEstrellaは、同じ様にしてメキシコのドラッグ・ヴァイオレンスで孤児になった子どもたちで児童ギャング団を結成する。母親の亡霊は、そんな息子を見守り、Estrellaがカルテルのターゲットになって危険が迫った時、スーパーナチュラルな力で息子を助ける。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 スクリームフェスト・ホラー映画祭2017出品。作品賞、監督賞、男優賞、女優賞、編集賞受賞。
 Mórbido フェスト2017出品。
 パリ国際ファンタスティック映画祭2017出品。
 Film Club's The Lost Weekend 2018出品。
 フライトフェスト・グラスゴー2018出品。
 ブラッド・ウィンドウ・フェスト2018出品。
 リヨン・フェスティバルHallucinations Collectives 2018出品。
 イマジン・フィルム・フェスティバル2018出品。

画像

 ◆観客賞(Price of The Public)
 ◎“Tigers Are not Afraid(Vuelven)”(メキシコ) 監督:Issa Lopez [ベルギー・プレミア]

画像

 【メリエス・コンペティション部門】

 ・“Charismata”(英) 監督:Andy Collier、Toor Mian [ベルギー・プレミア]
 ・『パーティで女の子に話しかけるには』“How to Talk to Girls at Parties”(英・米) 監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル [ベルギー・プレミア]
 ・“The Cured ”(アイルランド・英・仏) 監督:David Frayne [ベルギー・プレミア]
 ・“Cold Skin”(西) 監督:グザヴィエ・ジャン(Xavier Gens) [ベルギー・プレミア]
 ・“Errementari”(西) 監督:Paul Urkijo Alijo [ベルギー・プレミア]
 ・“La Femme la plus Assassinée du Monde”(ベルギー) 監督:フランク・リビエール(Franck Ribiere) [ワールド・プレミア]
 ・“Ederlezi Rising”(セルビア) 監督:Lazar Bodroza [インターナショナル・プレミア]
 ・“Frontier”(ロシア) 監督:Dmitriy Tyurin [ベルギー・プレミア]
 ・“Killing God”(西) 監督:Albert Pinto、Caye Casas [ベルギー・プレミア]
 ・“Painkillers”(ベルギー) 監督:Roxy Shih [ワールド・プレミア]
 ・“Snowflake”(独) 監督:Adolfo Kolmerer、William James [ベルギー・プレミア]
 ・“Party Hard, Die Young”(オーストリア) 監督:Dominik Hartl [インターナショナル・プレミア]

 ※審査員:Philippe Logie(Be TV)、Marie Manzah(Air Europa)、Olivier Imfeld(DOP)、したMichel Nabokoff(ベルギーの男優)、Jean-Yves Roubin(FraKas Productions)

 ◆シルバー・メリエス賞(Silver Melies/Méliès d'argentn)
 ◎“The Cured ”(アイルランド・英・仏) 監督:David Frayne
 出演:エレン・ペイジ、サム・キーリー(Sam Keeley)、トム・ヴォーン=ローラー(Tom Vaughan-Lawlor)、スチュアート・グレアム、Amy De Bhrún、Patrick Murphy、Peter Campion、Chelsea Debo、Tj O'Grady Peyton、Natalia Kostrzewa
 物語:人々をゾンビに変えた病気が広まって、4年が過ぎ、治療法が発見される。一度ゾンビに感染した患者の75%は、完治して、社会復帰が認められる。Senanもそうした元感染者で、義妹と姪の許に戻される。しかし、それでハッピーエンドとはならない。彼は確かに治ったかもしれないが、自分が犯した凶悪な行為を忘れたわけではない。さらに、元感染者は嫌悪や差別に直面する。彼らをキャンプに拘留してくれという意見も出る。現状でも25%は治ってはいない。軍隊が最終的な解決を課した時、治癒者の中から暴力に転じる者が現れる……。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Cult部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2017 ファンタスティック・ディスカバリー部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 トリノ映画祭2017出品。
 アンジェ・ファースト・フィルム・フェスティバル2017出品。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2018出品。
 グラスゴー映画祭2018出品。
 アイルランド・アカデミー賞2018 メイキャップ&ヘア賞ノミネート。
 リヨン・フェスティバルHallucinations Collectives 2018出品。
 イマジン・フィルム・フェスティバル2018出品。
 ベルファスト映画祭2018出品。
 ファンタジー・フィルムフェスト・ナイツ2018出品。

画像

 【スリラー・コンペティション部門】

 ・“Crooked House”(英) 監督:ジル・パケ=ブレネール(Gilles Paquet- Brenner) [ベルギー・プレミア]
 ・『目撃者 闇の中の瞳』“Who Killed Cock Robin”(台湾) 監督:チェン・ウェイハオ [ベルギー・プレミア]
 ・『ショックウェーブ』“Shock Wave”(中) 監督:ハーマン・ヤウ [ベルギー・プレミア]
 ・『殺人者の記憶法:新しい記憶』“Memoir of a Murderer”(韓) 監督:ウォン・シニョン [ベルギー・プレミア]
 ・『善惡の刃』“New Trial”(韓) 監督:キム・テユン [ベルギー・プレミア]
 ・『修羅の華』“A Special Lady”(韓) 監督:イ・アンギュ(An-Kyu Lee) [ベルギー・プレミア]
 ・“Downrange”(米) 監督:北村龍平 [ベルギー・プレミア]
 ・“Hunting Emma”(南ア) 監督:Byron Davis [ヨーロッパ・プレミア]

 ※審査員:François Troukens(ベルギーの作家)、Antoine Bours(ベルギーの作家、脚本家)、Koen Mortier(ベルギーの映画プロデューサー、映画監督)

 ◆スリラー賞(Thriller prize)
 ◎『殺人者の記憶法:新しい記憶』“Memoir of a Murderer”(韓) 監督:ウォン・シニョン

 ◆スペシャル・メンション(Special motion)
 ◎『修羅の華』“A Special Lady”(韓) 監督:イ・アンギュ(An-Kyu Lee) [ベルギー・プレミア]
 出演:キム・ヘス、イ・ソンギュン、イ・ヒジュン
 物語:Hyun-jungは、元娼婦で、今はギャングのナンバー2になり、組織自体もトップにのし上がった。San-hoonは、Hyun-jungに拾われた男で、今はギャングの最強の殺し屋になった。Hyun-jungこそは、彼が闇社会で汚れ仕事に甘んじている理由でもある。残忍な検察官Dae-sikは、Hyun-jungの罠にはめられて、ギャングのビジネスを手助けするよう仕向けられているが、復讐の機会を窺っている。一方、Hyun-jungには、致命的な弱点があった。それは、刑務所で男の子を産んでいることで、秘密にしていたが、知られてしまい、息子は敵たちに狙われることになる。その中には、San-hoonもいて、嫉妬に狂った彼はギャングの壊滅を計画し、Dae-sikと取引する。Hyun-jungは、息子を守るために、孤独な戦いを開始する。息子は、まだ母親の存在を知らなかったが……。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2017 フォーカス・アジア部門出品。最優秀作品賞受賞。
 ロンドン・イーストアジア映画祭2017出品。
 ハワイ国際映画祭2017出品。
 ウーディネ・ファーイースト映画祭2018出品。

画像

 【「第七軌道」コンペティション部門】(7th Orbit Competition)

 ・“Bees Make Honey”(英) 監督:Jack Eve [インターナショナル・プレミア]
 ・“Freehold”(英) 監督:Dominic Bridges [ベルギー・プレミア]
 ・“Dhogs”(西) 監督:Andres Goteira [ベルギー・プレミア]
 ・『ザ・プレイス』“The Place”(伊) 監督:パオロ・ジェノヴェーゼ(Paolo Genovese) [ベルギー・プレミア]
 ・“The Man with the Magic Box”(伊・ポーランド) 監督:Bodo Kox [ベルギー・プレミア]
 ・“Blue my Mind”(スイス) 監督:Lisa Brühlmann [ベルギー・プレミア]
 ・『無言の激昂』“Wrath of Silence(暴裂無聲)”(中) 監督:シン・ユークン(Yukun Xin/忻ト坤) [ベルギー・プレミア]
 ・“The Nightmare ”(韓) 監督:Jay Song [ワールド・プレミア]
 ・『ユリゴコロ』“Yurigokoro”(日) 監督:熊澤尚人 [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“Marjorie Prime”(米) 監督:マイケル・アルメレイダ [ベルギー・プレミア]

 ※審査員:Pascal Vandelanoitte(ベルギーの映画史家)、Mathieu Mortelmans(ベルギーの監督)、Gaetan Delferière(ベルギーの脚本家、コメディアン、ラジオ/プレゼンター)、Koen Monserez(フラマン語の男優、監督)

 ◆第七軌道賞(Price of the 7th track)
 ◎“Blue my Mind”(スイス) 監督:Lisa Brühlmann
 物語:ミアは、15歳で、夏休みの直前に両親とともに、チューリヒの郊外に引越しをする。彼女は、両親との間に長らくよそよそしさを感じていて、自分は養女なのかと尋ねてもみたが、母親は怒るだけで答えてはくれなかった。ミアは、そうした諸々に対処しようとして、ワイルドな10代に突入していく。すると、彼女の体が奇妙な変化を始める。最初はほとんど気づかなかったが、影響力が大きくなって、気も狂わんばかりになっていく。絶望の中で、彼女は、セックスとドラッグで自分を麻痺させようとし、自分を圧倒する潮の満ち引きを食い止めようとする。しかし、自然の力はもっと大きかった。
 スイスの女優Lisa Brühlmannの初監督長編。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ部門出品。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 チューリヒ映画祭2017 ドイツ語長編作品コンペティション部門出品。最優秀作品賞、スイス映画ジャーナリスト協会賞 デビュー賞受賞。
 グラスゴー映画祭2018出品。
 スイス映画賞2018 作品賞、主演女優賞(Luna Wedler)、脚本賞受賞。助演賞(Zoë Pastelle Holthuizen)、撮影賞、編集賞、作曲賞ノミネート。

画像

 ◆スペシャル・メンション(Special motion)
 ◎『ザ・プレイス』“The Place”(伊) 監督:パオロ・ジェノヴェーゼ(Paolo Genovese)
 出演:ヴァレリオ・マスタンドレア、マルコ・ジャリーニ(Marco Giallini)、アレサンドロ・ボルギ(Alessandro Borghi)、シルヴィオ・ムッチーノ(Silvio Muccino)、アルバ・ロルヴァケル、ヴィットリア・プッチーニ(Vittoria Puccini)、サブリナ・フェリッリ(Sabrina Ferilli)、シルヴィア・ダミーコ(Silvia D'Amico)、ロッコ・パパレオ(Rocco Papaleo)、ジュリア・ラッツァリーニ(Giulia Lazzarini)、ヴィニーチョ・マルキオーニ(Vinicio Marchioni)、マリアンヌ・ミラージュ(Marianne Mirage)
 物語:謎めいた男性が、毎日、同じレストランの同じ席に座る。彼は、客たちの最大の望みを聞き入れ、叶ったらその見返りとして特別な務めを課す。客たちは、自分の欲しいものを手に入れるために、何を差し出すつもりがあるのだろうか。
 ローマ映画祭2017 クロージング作品。
 Mittelシネマ・フェスト(プラハ)2017出品。
 イタリア2018 イタリア映画トゥデイ(ロサンゼルス)出品。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2018出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2018 監督賞、主演男優賞(ヴァレリオ・マスタンドレア)、助演女優賞(ジュリア・ラッツァリーニ)、脚色賞、撮影賞、編集賞、オリジナル歌曲賞、ヤング・ダヴィッド賞ノミネート。
 イマジン・フィルム・フェスティバル2018出品。
 イタリア映画祭2018出品。

画像

 ◆プレス賞(Press Price)
 ◎“Dhogs”(西) 監督:Andres Goteira
 「Dhogs」は、忠実で従順な動物Dogs(犬)と、汚らしくて邪悪な動物Hogs(ブタ)を合わせた造語。
 物語:6つの物語が、異なる主人公によって並行して展開する。美しい女性、ダークな生活を送っている男性、タクシー運転手、元軍人の老人。
 ひどくみじめな顔をしたタクシー運転手が、夜、ビジネスマンRamonを乗せて、ホテルで降ろす。Ramonは、奥さんとケンカ中で、バーでAlexと出会う。Alexは、あけすけに中年男性Ramonにセックスしようと誘う。しかし、Ramonは誘いには乗らず、Alexは、ホテルを出て歩き出す。彼女の後を欲求不満を抱えた若者John Doeが続く。アルメリアの暗黒街のピックアップ・トラック。生々しいレイプ。田舎でガソリンスタンドを経営している母子。ひどく殴られたウサギのお面の男と死にかけた犬。
 ガリシア人の監督Andres Goteiraによって制作されたガリシア語の初監督作品。
 デイヴィッド・リンチやミヒャエル・ハネケ、『タクシードライバー』、『わらの犬』、『ホーリー・モーターズ』などの影響が指摘されている。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017アヴァンギャルド&ジャンル・コンペティション部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2017 オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門出品。
 Mórbido フェスト2017出品。
 Mestre Mateo Awards 2018 作品賞、監督賞、主演男優賞(Iván Marcos)、主演女優賞(Melania Cruz)、助演男優賞(アントニオ・デュラン・モリス(Antonio Durán 'Morris'))、助演女優賞(María Costas)、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、サウンド・プロダクション賞、プロダクション・マネージャー、オリジナル音楽賞受賞。助演男優賞(Carlos Blanco)、助演女優賞(ミゲル・デ・リラ(Miguel de Lira))、メイキャップ&ヘア賞、衣裳賞ノミネート。
 イマジン・フィルム・フェスティバル2018出品。
 D’A映画祭2018出品。

画像

 ※「第七軌道」コンペティション(The 7th Orbit Competition)は、「映像の大胆さやストーリーにおける発想のユニークさなどの観点から選出されるコンペティション部門」と説明されていますが、実際にところは、「スリラー・コンペティション」が、スリラーやサスペンス、クライム、アクション、ミステリなどのジャンル作品を対象とするのに対し、「SFコンペティション」のようなもので、SF、ファンタジーからホラーよりの作品までをピックアップする部門になっているようです。

 【ヨーロッパ短編コンペティション部門】(European Short Films Competition)

 [ベルギー短編映画](Belgian Short Movies)
 ◆大賞&Fedex賞(Big price and Fedex prize)
 ◎“Lost in the Middle”(ベルギー/ 16 min 42) 監督:Senne Dehandschutter

 ◆BeTV
 ◎“Les Naufragés”(ベルギー/15min) 監督:Mathieu Mortelmans

 ◆La Trois
 ◎“Les Naufragés”(ベルギー/15min) 監督:Mathieu Mortelmans

 ◆ユース賞(Youth prize)
 ◎“The Day the Dog disappeared”(ベルギー/20 min27) 監督:Ruth Mellaerts & Boris Kuijpers

 ◆SABAM prize
 ◎“The Nest(Het Nest)”(ベルギー/22 min) 監督:Matthias De Bondt

 [ヨーロッパ短編賞](European Short Movie)

 ◆ヨーロッパ短編賞
 ◎“Belle à croquer”(仏/15min) 監督:Axel Courtière

 【特別賞・名誉賞】

 ◆レイヴン騎士勲章(Knights of The Order of The Raven)
 ◎ギレルモ・デル・トロ

画像

 【その他の賞】

 ◆第31回インターナショナル・ボディー・ペインティング・コンテスト
 ◎第1席:c'est Linda Hompesch et son Kali:Goddess of Time, Creation, Rebirth and Power.

画像

 ◎第2席:applaudissons Palix avec Le Corbeau-Garou

画像

 ◎第3席:nous avons Mathieu Jadin et son bodypainting qui porte le titre de Rancœur

画像

 ・Cinemafantastique.net:http://cinemafantastique.net/BIFFF-2018-PHOTOS-Body-Painting.html
 ・atelier32.be:https://atelier32.be/concerten/body-painting-contest-n-a-v-het-filmfestival-in-brussel/
 ・science-fiction-fantastique.com :http://science-fiction-fantastique.com/2018/04/bifff-2018-palmares-body.html

 ◆第35回メイキャップ・コンテスト
 ・science-fiction-fantastique.com :http://science-fiction-fantastique.com/2018/04/bifff-2018-laureats-maquillage-visage.html

 ※今年は、コスプレ・コンテストは開催されなかったのか、記事が見つかりませんでした。もともとボディー・ペインティング・コンテストやZomBIFFF Dayなどとかぶっている部分はあったし、今年はThe 501stFanWarsなんてイベントもありましたからね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 本年度は、トロント国際映画祭、ファンタスティック・フェスト、シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭以降の新作で目ぼしい作品はあまりなかったのか、既にいろんなところで上映されたり、受賞したりしている作品が多かったようです。

 一方で、アジア映画のピックアップが多く、(ヨーロッパ映画のみを対象とするメリエス・コンペティションを除く)3つの長編コンペティション部門で14本も選出されています。中でも韓国映画の健闘が目につきました。(香港映画はゼロでしたが。)

 受賞作は、何らかの形で日本にも紹介されるんじゃないかなという作品が多そうですね。

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_24.html
 ・ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_9.html
 ・ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_27.html
 ・ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_19.html
 ・ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年3月〜9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_33.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2018 『いぬやしき』が作品賞! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる