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zoom RSS 詳細!カンヌ国際映画祭2018 コンペティション部門ラインナップ!

<<   作成日時 : 2018/04/14 15:56   >>

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 第71回カンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクションが発表されました。(4月12日)

 【コンペティション部門】
 ・“Everybody Knows(Todos lo saben)”(西・仏・伊) 監督:アスガー・ファルハディ [オープニング・ナイト作品]
 ・“En Guerre (At War)”(仏) 監督:ステファーヌ・ブリゼ
 ・“Le Livre D’image(The Image Book)”(仏) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
 ・“Plaire Aimer Et Courir Vite (Sorry Angel)”(仏) 監督:クリストフ・オノレ
 ・“Les Filles Du Soleil (Girls of The Sun)”(仏・ベルギー・ジョージア・スイス) 監督:エヴァ・ユッソン(Eva Husson)
 ・“Dogman”(伊・仏) 監督:マッテオ・ガローネ
 ・“Lazzaro Felice(My Bitter Land)”(伊・スイス・仏・独) 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
 ・“Zimna Wojna (Cold War)”(ポーランド・仏・英) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
 ・“Leto (L’été/The Summer)”(ロシア) 監督:キリル・セレブレニコフ(Kirill Serebrennikov)
 ・“Capharnaüm (Capernaum)”(レバノン・仏) 監督:ナディーン・ラバキー
 ・“3 Faces”(イラン) 監督:ジャファール・パナヒ
 ・“Ash Is Purest White(江湖児女)”(中・仏・日) 監督:ジャ・ジャンクー
 ・“Buh-Ning (Burning)”(韓) 監督:イ・チャンドン
 ・『寝ても覚めても』“Netemo Sametemo (Asako I & II)”(日) 監督:濱口竜介
 ・『万引き家族』“Shoplifters”(日) 監督:是枝裕和
 ・“Blackkklansman”(米) 監督:スパイク・リー
 ・“Under The Silver Lake”(米) 監督:デイヴィッド・ロバート・ミッチェル
 ・“Yomeddine”(エジプト・米・オーストリア) 監督:A.B Shawky

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 ・“Everybody Knows(Todos lo saben)”(西・仏・伊) 監督:アスガー・ファルハディ [オープニング・ナイト作品]
 出演:ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、バルバラ・レニー(Bárbara Lennie)、リカルド・ダリン、Jaime Lorente、Carla Campra、インマ・クエスタ(Inma Cuesta)、エルビラ・ミンゲス(Elvira Mínguez)、エドゥアルド・フェルナンデス(Eduard Fernández)、ロジェ・カサマジョール(Roger Casamajor)、Sara Sálamo、Sergio Castellanos、ラモン・バレア(Ramón Barea)
 物語:ブエノスアイレスに暮らすスペイン人女性カロリーナが、アルゼンチン人の夫と子どもたちと一緒にマドリッド郊外のホームタウンに帰郷する。ところが思いがけないことが起こって、旅行は狂い始め、秘密の幕が開く。
 [3大映画祭との関わり]
 2009年 『彼女が消えた浜辺』:ベルリン〜銀熊賞(監督賞)を受賞
 2011年 『別離』:ベルリン〜金熊賞、銀熊賞(女優賞:女性キャスト・アンサンブル)、銀熊賞(男優賞:男性キャスト・アンサンブル)、エキュメニカル審査員賞、Berliner Morgenpost Reader's Prize受賞
 2013年 『ある過去の行方』:カンヌ〜女優賞(ベレニス・ベジョ)、エキュメニカル審査員賞
 2016年 『セールスマン』:カンヌ〜脚本賞、男優賞(シャハブ・ホセイニ)

画像

 ・“En Guerre (At War)”(仏) 監督:ステファーヌ・ブリゼ
 出演:ヴァンサン・ランドン
 物語:ペラン製造工場は、ドイツのシェーファー・グループと提携している自動車部品の会社として知られ、1100人の従業員を抱えている。2年前、最低でも向こう5年間の彼らの仕事を保証するために、シニア・マネージャーと労働者は賃金のカットに応じた。ところが、今日、工場の閉鎖が決定された。スポークスパーソン、エリック・ローランによって指揮された労働者たちは、こうした結果を拒否し、自分たちの仕事を守ろうとする。
 [3大映画祭との関わり]
 1999年 “Le bleu des villes”:カンヌ(監督週間)
 2015年 『ティエリー・トグルドーの憂鬱』:カンヌ〜男優賞(ヴァンサン・ランドン)、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション
 2016年 『女の一生』:ベネチア〜国際批評家連盟賞


 ・“Le Livre D’image(The Image Book)”(仏) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
 出演:
 物語:静寂そのもの。まさに革命的な歌。手に5本の指があるごとく、5つのチャプターがある物語。
 [3大映画祭との関わり]
 1960年 『勝手にしやがれ』:ベルリン〜監督賞(銀熊賞)
 1961年 『女は女である』:ベルリン〜審査員特別賞(銀熊賞)
 1962年 『女と男のいる舗道』:ベネチア〜審査員特別賞、Pasinetti Award
 1964年 『恋人のいる時間』:ベネチア
 1965年 『アルファヴィル』:ベルリン〜金熊賞
 1965年 『気狂いピエロ』:ベネチア
 1966年 『男性・女性』:ベルリン〜Youth Film Award、Interfilm Award - Honorable Mention
 1967年 『中国女』:ベネチア〜審査員特別賞
 1968年 『ウイークエンド』:ベルリン
 1969年 『楽しい知識』:ベルリン
 1969年 『愛と怒り』:ベルリン
 1973年 『万事快調』:ベルリン(フォーラム部門)〜Interfilm Award - Recommendation
 1980年 『勝手に逃げろ/人生』:カンヌ
 1982年 『パッション』:カンヌ
 1982年 ベネチア〜生涯金獅子賞
 1983年 『カルメンという名の女』:ベネチア〜金獅子賞
 1985年 『ゴダールのマリア』:ベルリン〜Interfilm Award - Otto Dibelius Film Award、OCIC Promotional Award - Honorable Mention
 1985年 『ゴダールの探偵』:カンヌ
 1987年 『アリア』:カンヌ
 1987年 『ゴダールのリア王』:カンヌ(非コンペ)
 1990年 『ヌーヴェルヴァーグ』:カンヌ
 1991年 『新ドイツ零年』:ベネチア〜The President of the Italian Senate's Gold Medal
 1993年 『ゴダールの決別』:ベネチア
 1995年 『JLG/自画像』:ベルリン(パノラマ部門)
 1996年 『フォーエヴァー・モーツァルト』:ベネチア
 2001年 『愛の世紀』:カンヌ
 2004年 『アワーミュージック』:カンヌ(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2010年 『ゴダール・ソシアリスム』:カンヌ(ある視点部門)
 2013年 “3×3D”:カンヌ(批評家週間)
 2014年 『さらば、愛の言葉よ』:カンヌ〜審査員賞、パルム・ドッグ第2席(Roxy Mieville)(ゴダールの愛犬)
 2014年 “Ponts de Sarajevo”:カンヌ(特別上映作品)


 ・“Plaire Aimer Et Courir Vite (Sorry Angel)”(仏) 監督:クリストフ・オノレ
 出演:ヴァンサン・ラコスト(Vincent Lacoste)、ピエール・ドゥラドンシャン(Pierre Deladonchamps)、ドゥニ・ポダリデス(Denis Podalydès)、Rio Vega、Willemijn Kressenhof
 物語:ジャックは、パリに住む作家。彼は、まだ40歳にもなっていないが、もう人生の最良の時は来ないんじゃないかと疑っている。アーサーは、ブルターニュに住む学生。彼は、読書をし、たくさん笑い、人生で不可能なことなんてないと考えている。そして、ジャックとアーサーは愛し合う。愛らしい夢のように。哀しい物語のように。
 [3大映画祭との関わり]
 2002年 “17 fois Cécile Cassard”:カンヌ(ある視点部門)
 2006年 『パリの中で』“Dans Paris”:カンヌ(監督週間)
 2007年 『愛のうた、パリ』“Les chansons d'amour”:カンヌ
 2011年 『愛のあしあと』“Les bien-aimés”:カンヌ(アウト・オブ・コンペティション部門、クロージング作品)
 2014年 『変身物語〜神々のエロス〜』“Métamorphoses”:ベネチア(ベネチア・デイズ)


 ・“Les Filles Du Soleil (Girls of The Sun)”(仏・ベルギー・ジョージア・スイス) 監督:エヴァ・ユッソン(Eva Husson)
 出演:ゴルシフテ・ファラハニ、エマニュエル・ベルコ、エロール・アフシン(Erol Afsin)、Arabi Ghibeh、Behi Djanati Atai、Zübeyde Bulut
 物語:クルディスタンのどこか。少し前の話。若い弁護士バハール(ゴルシフテ・ファラハニ)は、家族の許を訪れている時、過激派に攻撃されて、夫を殺され、自分の子どもと数千人の女子どもと一緒に投獄された。そこから逃走して数カ月後、彼女は女性中隊“Girls of the Sun”の司令官になった。目的は、捕まえられた町に帰ることと、人質になっている息子を取り戻すことである。マチルド(エマニュエル・ベルコ)は、ベテランの戦場記者で、3日間の攻撃の間、“Girls of the Sun”に同行し、一連の出来事をバハールと分かち合った。バハールは、女たちを引き連れ、希望と正義のための活動によってまとめ上げた。信じられないような状況の中で、ユニバーサルな女同士の連帯が生まれた。それが“Girls of the Sun”の絆だ。
 [3大映画祭との関わり]
 3大映画祭参加は初めて。


 ・“Dogman”(伊・仏) 監督:マッテオ・ガローネ
 出演:アダモ・ディオニージ(Adamo Dionisi)、エドアルド・ペッシェ(Edoardo Pesce)、Marcello Fonte、Nunzia Schiano、ジャンルカ・ゴビ(Gianluca Gobbi)
 物語:Dogmanとは、この映画に出てくる犬のグルーミング・ショップの名前である。主人公は、その店を経営している男性で、虚弱で、やさしい。彼には娘があり、暴力で近所を怖がらせている元ボクサーに支配されている。彼は、自分の屈辱的な人生を取り戻したいと考えていて、自分自身だけでなく、近隣を、そして世界をも解放させるのだと自分に信じ込ませようとする。物語は、次第にわれわれの誰の心の中にある隠された暴力性の中に入り込んでいく。
 本作は、1980年代末に、ローマ郊外の裏社会で、狂気にかられたドッグ・グルーマーによって実際に起こされた殺人にインスパイアされている。この事件は、戦後イタリア史の中でも最も壮絶なものと見なされているが、実際に何があったのかははっきりしていない。
 [3大映画祭との関わり]
 1998年 “Osipiti”:ベネチア(非コンペ)〜FEDIC Award - Special Mention受賞
 2000年 “Estate romana”:ベネチア(Cinema del Presente部門)
 2002年 『剥製師』“L'imbalsamatore”:カンヌ(監督週間)
 2004年 “Primo Amore”:ベルリン〜銀熊賞(音楽)受賞
 2008年 『ゴモラ』:カンヌ〜グランプリ受賞
 2012年 『リアリティー』:カンヌ〜グランプリ受賞
 2015年 『五日物語-3つの王国と3人の女-』:カンヌ


 ・“Lazzaro Felice(My Bitter Land/Happy as Lazzaro)”(伊・スイス・仏・独) 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
 出演:ニコレッタ・ブラスキ、セルジ・ロペス、アルバ・ロルヴァケル、Natalino Balasso、トマーゾ・ラーニョ(Tommaso Ragno)、Adriano Tardiolo、Luca Chikovani、Leonardo Nigro、Agnese Graziani、Gala Othero Winter
 物語:これは、ささやかな聖性についての話だが、奇跡や超越的な力が描かれたりはしないし、特殊効果も使われない。世界が神聖であること、人に悪意を持たないこと、ただ単純に他人を信じること。そして、いつも人々が無視しているような善意の可能性について語ること。
 物語は、ひとりの男性の視点で描かれる。Lazzaroは、まだ20歳にもなっていない農夫で、あまりも善良すぎて愚かそうで、実際の年齢よりも若く見える。彼は、50年の時を旅する。だが、SFではない。
 脚本は、2016年にThe Film Society of Lincoln CenterとJaeger-LeCoultre’s filmmaker in residenceで書かれた。詳しいプロットは明らかにされていない。
 [3大映画祭との関わり]
 2011年 『天空のからだ』:カンヌ(監督週間)
 2014年 『夏をゆく人々』:カンヌ〜グランプリ
 2014年 『9X10 90』“9×10 Novanta”:ベネチア(ベネチア・デイズ)
 2015年 “De Djess”:ベネチア(ベネチア・デイズ/ The Miu Miu Women's Tales)


 ・“Zimna Wojna (Cold War)”(ポーランド・仏・英) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
 出演:ヨアンナ・クーリグ(Joanna Kulig)、Tomasz Kot、ボリス・シィッチ(Borys Szyc)
 物語:1950年代と60年代のポーランドを舞台とする。物語は、ひとりの女性と2人の男性の複雑な恋愛関係を描いていて、戦後共産主義政権下に文化省の命令で1948年に設立された、ポピュラー・フォーク・ミュージック&ダンス・グループのMazowsze(マゾフシェ)の活動を背景としている。Mazowszeは、コーラスとバレエと国立のオーケストラからなっている。物語は、題材から予想されるように、少なくとも2つの局面から描かれる。政治面とパーソナルな面だ。
 撮影のために、ヴロツワフでキャンプが行なわれた。それは、スピルバーグが『ブリッジ・オブ・スパイ』を撮影し、マイケ・ファン・ディムが『キャラクター 孤独な人の肖像』を撮影した場所の近くでもある。撮影は、グループのツアーに沿って、四季を通して行なわれ、クロアチアやパリでもロケされた。
 ヨアンナ・クーリグは、アンサンブルのソロ・シンガーの役を演じる。
 モノクロ。
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 1998年 “The Stringer”:カンヌ(監督週間)
 2000年 “Last Resort”:ベネチア(Cinema del Presente部門)
 2005年 “My Summer of Love”:ベルリン(ジェネレーション14plus部門)


 ・“Leto (L’été/The Summer)”(ロシア) 監督:キリル・セレブレンニコフ(Kirill Serebrennikov)
 出演:テオ・ヨー(Teo Yoo)、イリーナ・ストラシェンバウム(Irina Starshenbaum)、Roman Bilyk
 物語:1981年のレニングラードの夏。レッド・ツェッペリンやデイヴィッド・ボウイなど西側のロックスターの影響を受けたアンダーグラウンド・ロックが花開こうとしていた。時代の熱気。青春。人気を獲得していく若きロック・シンガーたち。その中には、ロシアン・ロックのパイオニアとなったヴィクトル・ツォイ(1962-1990)もいた。本作では、ヴィクトル・ツォイと、彼の師に当たるミュージシャンのMike Naumenko(1955-1991)とその妻Natashaとの愛の三角関係が描かれる。“Leto (L’été/The Summer)”は、政治的な映画ではないが、80年代のレニングラードの音楽シーンが、自由の風を巻き起こし、それが地元の若者を活気づけたという面があるため、それに付随して、政治的な面も描かれている。
 ヴィクトル・ツォイは、ソ連唯一のレコード会社と契約していなかったため、非公式、未検閲での活動になったが、それでもリリースした作品は大ヒットした。1990年、28歳で交通事故で亡くなった。Mike Naumenkoは、80年代後半にアルコールで問題を起こすようになっていたが、1991年に、脳溢血で亡くなった。36歳だった。
 監督のキリル・セレブレンニコフは、2017年8月22日、この映画の撮影中に、公金横領の容疑で逮捕され、10月19日まで自宅軟禁となった。キリル・セレブレンニコフは、前衛的な芸術家であり、政権批判や社会風刺を行なう姿勢が問題視され、弾圧を受けたのではないかと見られている。それに先がけて、キリル・セレブレンニコフ演出のボリショイ劇場での新作バレエ「ヌレエフ」も初演直前に公演延期になっていた(12月に上演され、大盛況になった)。
 [3大映画祭との関わり]
 2009年 “Korotkoe zamykanie(Crush /Short Circuit)”:ベネチア(Orizzonti部門)
 2012年 “Izmena(Betrayal)”:ベネチア
 2016年 “(M)uchenik(The Student)”:カンヌ(ある視点部門)〜François Chalais Award


 ・“Capharnaüm (Capernaum)”(レバノン・仏) 監督:ナディーン・ラバキー
 出演:
 物語:政治的社会的危機に陥っている中東のどこか。ひとりの子どもが押し付けられた生活に抵抗し、裁判を起こす。(詳しいプロットは明らかになっていない。)
 撮影に6カ月、ラッシュに500時間、編集に1年半が費やされた。キャストは、ほぼ非職業俳優が起用された。
 タイトルの「カペナウム」は、新約聖書に登場する、ガリラヤ湖の北西岸の町で、イエスが多くの人々を癒したり、五千人の給食やいのちのパンの説教、マタイの召命を行なったりしたとされる。だが、それにも拘わらず、カペナウムの人々は悔い改めなかったため、この町は滅ぶと預言された。
 第3長編。
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 2007年 『キャラメル』:カンヌ(監督週間)
 2011年 “Et maintenant on va où?(Where Do We Go Now?)”:カンヌ(ある視点部門)〜エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション、François Chalais Award


 ・“3 Faces”(イラン) 監督:ジャファール・パナヒ
 出演:
 物語:人生において異なるステージにいる3人のイラン人女優の物語。1人目は、革命前から活動している女優で、演技をやめざるを得なくなっていた。2人目は、国中に知られている人気女優。3人目は、女優の卵で、演劇学校に通いたいと思っている。
 今回、ジャファール・パナヒが映画祭入りするかどうかは明らかになっていない。2010年にはカンヌの審査員に選ばれていたが、直前になってイラン政府に渡航を禁じられた。
 [3大映画祭との関わり]
 カンヌのコンペティション部門出品は初めて。
 1995年 『白い風船』:カンヌ(監督週間)〜カメラドール受賞。
 2000年 『チャドルと生きる』:ベネチア〜金獅子賞、国際批評家連盟賞受賞。
 2003年 『クリムゾン・ゴールド』:カンヌ(ある視点部門)〜審査員受賞。
 2006年 『オフサイド・ガールズ』:ベルリン〜銀熊賞(審査員グランプリ)受賞。
 2010年 “The Acordion”:ベネチア(ベネチア・デイズ)
 2011年 Special Jafar Panahi screenings(『白い風船』『チャドルと生きる』『クリムゾン・ゴールド』『オフサイド・ガールズ』“Untying the Knot”(2007)):ベルリン(5部門で上映)
 2011年 『これは映画ではない』:カンヌ(特別上映作品)
 2013年 『閉ざされたカーテン』“Closed Curtain(Pardé)”:ベルリン〜脚本賞
 2015年 『人生タクシー』:ベルリン〜金熊賞、国際批評家連盟賞


 ・“Ash Is Purest White(江湖児女)”(中・仏・日) 監督:ジャ・ジャンクー
 出演:タオ・チャオ、リャオ・ファン(廖凡)、フォン・シャオガン、ディアオ・イーナン、Zheng Xu(徐崢)、チャン・イーバイ(張一白)
 物語:2001年、山西省塞外城市。モデルの巧巧は、タクシー会社の社長(で地元のギャングでもある)斌哥と恋に落ちる。巧巧は、できるだけ早く結婚したいと考えているが、斌哥は、毎日、友人を誘ってでかけてしまう。ある日、斌哥がライバルに襲われる。巧巧は、斌哥のブリーフケースの中にハンドメイドの銃が入っているのを見つけ、斌哥を守るために発砲する。その結果、巧巧は、5年間、刑務所に入れられる。釈放された後、彼女はすべてをやり直すために、斌哥を捜す。2001年から2017年に及ぶ激しい愛の物語。
 ジャ・ジャンクーにとって、もっともスケールの大きな作品だという。
 [3大映画祭との関わり]
 1998年 『一瞬の夢』:ベルリン(フォーラム部門)〜NETPAC賞、ウォフガング・シュタウデ賞受賞
 2000年 『プラットホーム』:ベネチア〜NETPAC賞受賞
 2002年 『青い稲妻』:カンヌ
 2004年 『世界』:ベネチア
 2006年 『長江哀歌』:ベネチア〜金獅子賞受賞
 2006年 『東』:ベネチア(非コンペ)〜Doc/It Award、Open Prize受賞
 2007年 『無用』:ベネチア(Orizzonti Doc部門)〜グランプリ受賞
 2008年 『四川のうた』:カンヌ
 2008年 『河の上の愛情』:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2010年 『海上伝奇』:カンヌ(ある視点部門)
 2013年 『罪の手ざわり』:カンヌ〜脚本賞受賞
 2013年 “Venice 70: Future Reloaded”:ベネチア(70周年記念作品)
 2015年 『山河ノスタルジア』:カンヌ
 2015年 カンヌ〜黄金の馬車賞


 ・“Buh-Ning (Burning)”(韓) 監督:イ・チャンドン
 出演:: ユ・アイン、スティーヴン・ユァン(Steven Yeun)、Jong-seo Jeon
 物語:ジョンスは、アルバイトをしていて、配送の間に、以前近所に住んでいたヘミとぶつかる。ヘミは、ジョンスに、アフリカに旅行に行っている間に、私のネコを捜してくれと頼んでくる。ヘミが帰ってきた時、彼女はアフリカで知り合ったというミステリアスなベンを紹介する。ある日、ベンは、ヘミと一緒にジョンスを訪ねてきて、自分には秘密の趣味があると告白する。
 村上春樹の短編『納屋を焼く』の映画化。
 これが第6長編。
 [3大映画祭との関わり]
 2000年 『ペパーミント・キャンディー』:カンヌ(監督週間)
 2002年 『オアシス』:ベネチア〜監督賞、国際批評家連盟賞、SIGNIS Award、マルチェロ・マストロヤンニ賞(ムン・ソリ)
 2007年 『シークレット・サンシャイン』:カンヌ〜女優賞(チョン・ドヨン)
 2010年 『ポエトリー アグネスの詩(うた)』:カンヌ〜脚本賞、エキュメニカル審査員賞スペシャル・メンション


 ・『寝ても覚めても』“Netemo Sametemo (Asako I & II)”(日) 監督:濱口竜介
 出演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)、仲本工事、田中美佐子
 物語:「東京。カフェで働く朝子は、コーヒーを届けに行った先の会社で亮平と出会う。真っ直ぐに想いを伝えてくれる亮平に、戸惑いながらも朝子は惹かれていきふたりは仲を深めていく。しかし、朝子には亮平には告げていない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦に顔がそっくりだったのだ−−。」
 [3大映画祭との関わり]
 3大映画祭参加は初めて。


 ・『万引き家族』“Shoplifters”(日) 監督:是枝裕和
 出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美、柄本明、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林
 物語:「高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。」
 [3大映画祭との関わり]
 1995年 『幻の光』:ベネチア〜金のオゼッラ賞受賞
 2001年 『DISTANCE』:カンヌ
 2004年 『誰も知らない』:カンヌ〜主演男優賞受賞
 2009年 『空気人形』:カンヌ(ある視点部門)
 2013年 『そして父になる』:カンヌ〜審査員賞、エキュメニカル審査員賞 特別表彰受賞
 2015年 『海街diary』:カンヌ
 2016年 『海よりもまだ深く』:カンヌ(ある視点部門)
 2017年 『三度目の殺人』:ベネチア


 ・“Blackkklansman”(米) 監督:スパイク・リー
 出演:ジョン・デイヴィッド・ワシントン(John David Washington)、アダム・ドライヴァー、トファー・グレイス(Topher Grace)、ローラ・ハリアー(Laura Harrier)、ライアン・エッゴールド(Ryan Eggold)、ポール・ウォルター・ハウザー(Paul Walter Hauser)、コーリー・ホーキンス(Corey Hawkins)、ロバート・ジョン・バーク(Robert John Burke)
 物語:コロラド州コロラドスプリングスの刑事(intelligence officer)で、アフリカン・アメリカンのRon Stallworthは、1979年に地元紙に掲載されたKKKのメンバー募集に応募し、KKKに潜入する。彼は、次第に支部の中で昇格していき、ついに支部のトップに立つ。
 実話に基づく。
 Ron Stallworthは、2006年に大衆に向けて自分の物語を話し、初めて新聞の見出しになった。2014年には“Black Klansman”という本も出版している。警察は既に引退している。本作は“Black Klansman”の映画化。
 デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デイヴィッド・ワシントンが、Ron Stallworthを演じ、『ゲット・アウト』の監督ジョーダン・ピールがプロデューサーを務めている。
 [3大映画祭との関わり]
 3大映画祭のコンペティション部門参加は、『25時』を出品した2003年のベルリン以来15年ぶり。カンヌのコンペティション部門出品は、1991年の『ジャングル・フィーバー』以来27年ぶり。
 1986年 『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』:カンヌ(監督週間)〜Award of the Youth
 1989年 『ドゥ・ザ・ライト・シング』:カンヌ
 1990年 『モ‘・ベター・ブルース』:ベネチア〜Filmcritica "Bastone Bianco" Award - Special Mention
 1991年 『ジャングル・フィーバー』:カンヌ
 1993年 『マルコムX』:ベルリン
 1995年 『クロッカーズ』:ベネチア
 1996年 『ガール6』:カンヌ(特別上映作品)
 1997年 『ゲット・オン・ザ・バス』:ベルリン〜スペシャル・メンション
 1997年 “4 Little Girls”:ベネチア(非コンペ)
 1998年 『ラストゲーム』:ベネチア(Notti e stelle部門)
 1999年 『サマー・オブ・サム』:カンヌ(監督週間)
 2001年 “Bamboozled”:ベルリン
 2003年 『25時』:ベルリン
 2002年 『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』:カンヌ(ある視点部門)
 2004年 『セレブの種』:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2005年 『それでも生きる子供たちへ』:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2006年 “When the Levees Broke: A Requiem in Four Acts”:ベネチア(Orizzonti部門)〜ドキュメンタリー賞、人権映画ネットワーク賞、国際批評家連盟賞
 2012年 “Bad25”:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)〜Future Film Festival Digital Award、Biografilm Award
 2012年 ベネチア〜Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker Award
 2015年 『シャイラク』“Chi-Raq”:ベルリン(アウト・オブ・コンペティション部門)
 ※映画本編のヴィジュアル、および、ポスターは、まだ出ていないようです。


 ・“Under The Silver Lake”(米) 監督:デイヴィッド・ロバート・ミッチェル
 出演:アンドリュー・ガーフィールド、ライリー・キーオ、サマー・ビジル(Summer Bishil)、ジミ・シンプソン
 物語:現代のロサンゼルスを舞台にしたネオ・ノワール。
 サムは、愛想はよいが、目的のない若者で、ひょんなことから探偵になって、自分が恋していた美しい隣人の失踪事件を調査することになる。手がかりを求めて、イースト・ロサンゼルスを調べてまわるうち、億万長者やセレブ、都市伝説、ポップ・カルチャーを巻き込んだ、想像して以上に積み深い陰謀に巻き込まれてしまう。
 『イット・フォローズ』のデイヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の4年ぶりの第3長編。
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 2010年 『アメリカン・スリープオーバー』:カンヌ(批評家週間)
 2014年 『イット・フォローズ』:カンヌ(批評家週間)


 ・“Yomeddine”(エジプト・米・オーストリア) 監督:A.B Shawky
 出演:: Rady Gamal、Ahmed Abdelhafiz、シャヒア・ファーミー(Shahira Fahmy)、Mohamed Abdel Azim、Osama Abdallah、Shehab Ibrahim
 物語:Beshayは、妻が死んだ時、彼が住んでいるライ病患者のコロニーを出て、見習いのShikaとともにロバに乗り、家族を捜して、エジプト中を旅する。彼は、まだ小さかった頃に、コロニーの門のところに棄てられたのだ。なぜ父親は彼の許に戻ってきてくれなかったのか。2人は、コロニーの外の厳しい世界を知る。
 A.B Shawkyが、ライ病患者のコロニーを撮影した15分の短編ドキュメンタリー“The Colony”(2008)での制作を通して、実際に知った話を基に映画化。
 [3大映画祭との関わり]
 初監督長編。


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 あと1〜2本追加になる可能性があるそうです。

 日本から2作品が選出されるのは、2013年以来5年ぶりです。

 本年度は、ステファーヌ・ブリゼ、マッテオ・ガローネ、ジャ・ジャンクー、是枝裕和と4作品が2015年と重なり、2015年に『キャロル』で映画祭入りしていたケイト・ブランシェットが審査員長を務めるというめぐり合わせになっています。マッテオ・ガローネ、ジャ・ジャンクー、是枝裕和は、2015年には、いずれも無冠に終わっています。

 初監督長編の作品が選出されるのは、ネメシュ・ラースロー以来3年ぶり。

 初監督長編以外で、3大映画祭初参加の監督作品が選出されるのは2年ぶり。

 国とのトラブルを抱えている監督が2人。

 金熊賞を受賞したことがある監督が3人、金獅子賞を受賞したことがある監督が3人、パルムドールを受賞したことのある監督はゼロ。ジャン=リュック・ゴダールかジャファール・パナヒがパルムドールを受賞すれば、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー、ミケランジェロ・アントニオーニ、ロバート・アルトマンに続いて、4人目の3冠達成。

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 ・カンヌ国際映画祭2018 短編部門&シネフォンダシオン部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201804/article_12.html

 ・Awards Dailyが選ぶ、2018年期待の258作品!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_26.html
 ・カンヌ国際映画祭2018 コンペティション部門予想リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_16.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2018年3月〜9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201803/article_33.html

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