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zoom RSS 君こそスターだ!シューティング・スター授賞式@ベルリン国際映画祭2018

<<   作成日時 : 2018/02/18 06:35   >>

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 シューティング・スター2018(The Shooting Stars2018)のプレス・プレゼンテーションが行なわれました。(2月17日)

 【シューティング・スター】
 シューティング・スター(The Shooting Stars)というのは、ヨーロッパ映画界に登場したニュー・スターをいち早く取り上げて紹介しつつ、彼らの栄光を讃え、これを今後のステップ・アップに役立ててもらおうという趣旨で始められたイベントで、EUのメディア・プログラムとEFP(European Film Promotion)のサポートで、毎年、ベルリン国際映画祭期間中に授賞式が行なわれています。

 これまでこの賞に選ばれた俳優というのが、なかなか凄くて、フランカ・ポテンテ(1998年)、レイチェル・ワイズ(1998年)、モーリッツ・ブライプトロイ(1999年)、マチュー・ドゥミ(1999年)、ケリー・マクドナルド(1999年)、エドゥアルド・ノリエガ(1999年)、マリア・シュラーダー(1999年)、レオノール・ワトリング(1999年)、ダニエル・クレイグ(2000年)、アウグスト・ディール(2000年)、ニーナ・ホス(2000年)、マヤ・サンサ(2000年)、ハイケ・マカシュ(2001年)、リュディヴィーヌ・サニエ(2001年)、ジェレミー・レニエ(2002年)、ダニエル・ブリュール(2003年)、セシル・ド・フランス(2003年)、リカルド・スカルマチョ(2006年)、ヨハンナ・ヴォカレク(2006年)、メラニー・ロラン(2007年)、ヤスミン・トリンカ(2007年)、アナマリア・マリンカ(2008年)、アフシア・エルジ(2009年)、デイヴィッド・クロス(2009年)、アルバ・ロルヴァケル(2009年)、キャリー・マリガン(2009)、アレクサンダー・フェーリング(2011年)、アリシア・ヴィキャンデル(2011年)、アンドレア・ライズブロー(2011年)、アデル・エネル(2012年)、リズ・アーメッド(2012年)、ラウラ・ビルン(2013年)、ジョージ・マッケイ(2014年)、ルイス・ホフマン(2017年)などがいます。

 シューティング・スター選出のための本年度の審査員は、マイケ・デ・ヨング(Mijke de Jong:オランダの映画監督)、アンキツァ・ユリッチ・ティリッチ(Ankica Juric Tilic:クロアチアのプロデューサー)、Nicole Schmied(オーストリアのキャスティング・ディレクター)、エドゥアルド・ノリエガ、Mode Steinkjer(ノルウェーの批評家、編集者)という5人です。

 シューティング・スターは、審査員によって、10人(初期は20人)に絞り込まれるのですが、その前に、ヨーロッパ映画プロモーション(EFP)によるノミネーションが行なわれています。現在のノミネーションの条件は―

 ・英語が流暢であること。
 ・16歳から32歳まで。
 ・ノミネーションに先立つ過去18ヶ月以内に映画で主役を演じていること。
 ・初受賞など、自国でプロの俳優として成功したキャリアを築いていること。

 受賞者には、キャスティング・ディレクターやエージェント、国際的に活躍する映画人たちとミーティングや集会など各種イベントが予定されています。

 本年度の受賞者は、以下の10人です。

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 ・ミカエラ・コーエル(Michaela Coel)(英)
 1987年生まれ。
 テレビ・ドラマ『チューインガム』(2015、2017)、『エイリアンズ』(2016)に出演。『チューインガム』では脚本も手がけている。
 映画では『モンスターズ/新種襲来』(2014)、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)に出演。最新作は、Tinge Krishnan監督の“Been So Long”(2018)で、主役を務めている。
 2016年には、『チューインガム』により、コメディー番組における最優秀女性演技賞とブレイクスルー・タレント賞を受賞。
 テレビや映画出演に先がけて、音楽活動や舞台出演、詩人としての活動もしていて、2008〜2010年まで3年連続でTheatre Royal Stratford East Poetry Slamを受賞。2011年にはローレンス・オリヴィエ賞を受賞している。

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 ・Matteo Simoni(ベルギー)
 1987年生まれ。
 早くからベルギーの映画、テレビ、舞台で活躍。
 ステイン・コニンクス監督の映画“Marina”(2013)で注目され、Ensor賞2014男優賞、マグリット賞2015 有望男優賞にノミネート。
 2016年のヒット・シリーズ“Callboys”では主役を務め、2017年のインターナショナル・エミー賞にノミネートされた。
 最新作は、Adil El Arbi&Bilall Fallah監督の“Gangsta(Paster)”(2018)で、主役を務めている。

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 ・Jonas Smulders(オランダ)
 1994年生まれ。
 8年くらいのキャリアで、20本以上の映画やテレビ・シリーズに出演している。
 最初の主演は、Mees Peijnburg監督の卒業制作“Even Cowboys Get to Cry(Cowboys janken ook”(2013)。それから、Menno Meyjes監督の“Het Diner(The Dinner)”、Rogier Hesp監督の“Ketamine”(2014)に出演。
 Mees Peijnburg監督のテレビ作品“We Will Never Be Royals(Geen Koningen in ons Bloed)”(2015)でGolden Calf 2015 男優賞テレビ・ドラマ部門受賞。
 2015年には、The Spotlight European Breakthrough in Kilkenny受賞。
 2017年には、Bram Schouwの初監督長編“Brothers(Broers)”で主演。
 最新作は、Michiel van Erp監督の“Open Seas(Niemand in de stad)”と、Shady El-Hamus監督の短編“Being There”。後者では脚本も手がけている。

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 ・マティルダ・デ・アンジェリス(Matilda De Angelis)(伊)
 1995年生まれ。
 幼い頃からバイオリンとピアノを学び、それから演技に目覚めた。
 マッテオ・ロヴェーレの『ゴッド・スピード・ユー!』(2016)で主演、続く“Youtopia”(2017)、マルコ・ポンティの“Reckless (Una Vita Spericolata)”(2018)でも主演している。『ゴッド・スピード・ユー!』では、ナストロ・ダルジェント賞2016 ビラーギ賞新人賞受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 主演女優賞・オリジナル歌曲賞ノミネート。
 最近の活動は、『リメンバーミー』のイタリア語版吹替、“Parenthood”イタリア版リメイク サード・シーズンへの出演、舞台“The Award”への出演。

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 ・Luna Wedler(スイス)
 1999年生まれ。
 コンテンポラリー・ダンスの学位を持ち、現在、チューリヒにあるユーロッパ映画俳優学校で学んでいる。
 2015年に“Amateur Teens”でキャリアをスタートさせた(同作は、チューリヒ映画祭2015作品賞受賞。スイス映画賞2016 作品賞、主演女優賞、助演賞ノミネート)。
 2017年には、出演作“Blue My Mind”がサンセバスチャン国際映画祭 ニュー・ディレクターズ部門に出品され、スイス映画賞2018主演女優賞にノミネートされている。
 最新作は、Hannes Baumgartner監督の“Midnight Runner (Der Läufer)”(2018)、Aron Lehmann監督の“Das Schoenste Maedchen Der Welt”(2018)。

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 ・フランツ・ロゴフスキ(Franz Rogowski)(独)
 1986年生まれ。
 プロのダンサーとして活動を始めた後、Jakob Lass監督の“Frontalwatte”(2011)から俳優活動を始める。続いて、同監督の“Love Steaks”(2013)にも出演。
 2015年よりThe Münchner Kammerspiele theatreに参加。同年、主演したゼバスティアン・シッパー監督の『ヴィクトリア』により国際的に知られるようになる。
 Jan Henrik Stahlberg監督の“Fikkefuchs”(2017)、ミヒャエル・ハネケ監督の『ハッピーエンド』(2017)、Daniel Wild監督の“Lux - Krieger des Lichts (LUX - Warrior of Light)”、テレンス・マリック監督の“Radegund”と映画出演が続く。ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門出品作、クリスティアン・ペツォールト監督の“Transit”、Thomas Stuber監督の“In den Gängen (In the Aisles)”にも出演している。

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 ・レーカ・テンキ(Reka Tenki)(ハンガリー)
 1986年生まれ。
 舞台一家の中で育つ。
 幼い頃から舞台に立ち、テレビや映画にも出演し、The University of Theatre and Film Artsで学んだ。ブダペストのThe Örkény Theatre Companyのメンバー。
 ベルリン国際映画祭2017で上映されたイルディゴ・エンエディ監督の『心と体と』に出演し、「ヴァラエティー」誌が選ぶ「観るべき10人のヨーロッパ人」にも選ばれている。
 そのほかの出演作には、Eva Gardos監督の“Budapest Noir”などがある。最新作は、Orsi Nagypal監督の“Nyitva”(2018)。

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 ・Alba August(スウェーデン)
 1993年生まれ。
 ビレ・アウグストとペルニラ・アウグストの娘。
 有名な両親の下で育ったが、コペンハーゲンのドラマ・スクールで学び、自力で自らの道を切り拓いた。
 スウェーデン映画“Irl”(2013)、William Olsson監督の“Reliance (Förtroligheten)”(2013)、スウェーデンのテレビ・ドラマ“Jordskott”(2015)、ペルニラ・アウグスト監督の“Den allvarsamma leken(A Serious Game)”(2016)など、キャリアを重ねている。“Reliance (Förtroligheten)”では主役を務めた。
 最新作は、ベルリン国際映画祭2018 ベルリネーレ・スペシャル・ガラで上映されるペアニル・フィシャー・クリステンセン(Pernille Fischer Christensen)監督の“Becoming Astrid (Unga Astrid)”で、主役を務めている。さらに、デンマークで最初のNetflixオリジナル・シリーズ“The Rain”(2018)でも主演している。

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 ・Eili Harboe(ノルウェー)
 1994年生まれ。
 Stian Kristiansen監督の“Kiss Me You Fucking Moron (Kyss Meg For Faen I Helvete!)”(2013)、『THE WAVE ザ・ウェイブ』(2015)などを経て、ノルウェー・チェコ・アイルランド共同製作の“The Ash Lad In The Hall Of The Mountain King (Askeladden – I Dovregubbens Hall)”(2017)に主演陣の1人として出演。ヨアキム・トリアー監督の“Thelma”(2017)で国際的に知られるようになり、同作でマル・デル・プラタ国際映画祭2017女優賞を受賞した。

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 ・Irakli Kvirikadze(ジョージア)
 Shota Rustaveli TheatreとFilm State Universityで、演技を学ぶ。
 2014年にTamar Shavgulidze監督のオムニバス映画“Tbilisi I Love You”(ジョージア・米)に主演陣の1人として参加。
 演技の勉強を続けたいと思った彼は、ニューヨークのStella Adler Studioの演技クラスを取る。ニューヨーク滞在中に、Rezo Gigineishviliと出会い、同監督の“Hostages (Mdzevlebi)”(2017/ジョージア・ポーランド・ロシア)の主役に抜擢された。
 ジョージアでの撮影が済んだ後、ロサンゼルスに移り住み、トレーニングを続けている。
 ※『ロビンソナーダ』や『ロナ・パパ』、『シビラの悪戯』などの脚本を手がけているイラクリ・クヴィリカーゼとは別人です。

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 シューティング・スターは、できるだけいろんな国から選ぼうという意図があるためか、ここ2-3年は、シューティング・スターに選ばれるのは、まだ早いんじゃないかという人が多かったり、シューティング・スターに選ばれた後、あまり続報を聞かなかったりもしたんですが、本年度はわりと有望な人が多いような気がしますね。

 現在の活動状況から考えると、まずは、マティルダ・デ・アンジェリスやAlba Augustあたりが期待できそうに見えます。おそらく今後、よりいっそう注目度を上げて、日本でももっと知られるようになるんじゃないかな。

 [追記]

 セレモニーは、19日に行なわれ、プレゼンターはアルバ・ロルヴァケルが務めました。

 ・審査員メンバーと

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 ・アルヴァ・ロルヴァケルと

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 ・映画祭ディレクター Dieter Kosslick、連邦政府コミッショナー文化&メディア担当 Monika Gruettersらと

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 *当ブログ記事

 ・シューティング・スター2017:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_32.html
 ・シューティング・スター2016:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_32.html
 ・シューティング・スター2014:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_23.html
 ・シューティング・スター2013:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_27.html
 ・シューティング・スター2012:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_29.html
 ・シューティング・スター2011:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_32.html
 ・シューティング・スター2010:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_30.html

 ・ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_67.html
 ・ベルリン国際映画祭2018 コンペティション部門追加作品 +傾向と予想!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_18.html
 ・ベルリン国際映画祭2018 ベルリナーレ・スペシャル、パノラマ部門、フォーラム部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_33.html
 ・ベルリン国際映画祭2018 ジェネレーション部門、パースペクティヴ・ドイツ映画部門、短編コンペティション部門、NATIVe部門、カリナリー・シネマ部門、レトロスペクティヴ、クラシックス、オマージュ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_34.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

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