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zoom RSS 脚色賞もこれで確定! USCスクリプター2018 受賞結果!

<<   作成日時 : 2018/02/11 17:55   >>

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 第30回USCスクリプターの受賞結果が発表になりました。(2月10日)

 USC スクリプターとは、正しくは、南カリフォルニア大学図書館スクリプター賞(The University of Southern California (USC) Libraries Scripter Award)のことで、南カリフォルニア大学図書館が、映画化された原作本の原作者と脚本家、および脚本を表彰するものです。

 30年も続けていればそれだけで十分に価値がありますが、この映画賞がいろんな映画情報サイト(アメリカの)に取り上げられるのは、たぶんそういう理由より、この賞がアカデミー賞脚色賞を占うもの、というポジションを築きつつあるからだろうと思われます。

 2000年以降のUSCスクリプターとアカデミー賞脚色賞ノミネーションとの合致度を調べてみると、以下のようになっています。

 2016年度:『ムーンライト』〇
 2015年度:『マネー・ショート 華麗なる大逆転』〇
 2014年度:『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』○
 2013年度:『それでも夜は明ける』○
 2012年度:『アルゴ』○
 2011年度:『ファミリー・ツリー』○
 2010年度:『ソーシャル・ネットワーク』○
 2009年度:『プレシャス』○
 2008年度:『スラムドッグ$ミリオネア』○
 2007年度:『ノーカントリー』○
 2006年度:『トゥモロー・ワールド』×(アカデミー賞は『ディパーテッド』)
 2005年度:『カポーティ』×(アカデミー賞は『ブロークバック・マウンテン』)
 2004年度:『ミリオンダラー・ベイビー』×(アカデミー賞は『サイドウェイ』)
 2003年度:『ミスティック・リバー』『シービスケット』×(アカデミー賞は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
 2002年度:『めぐりあう時間たち』×(アカデミー賞は『ピアニスト』)
 2001年度:『ビューティフル・マインド』○
 2000年度:『ワンダー・ボーイズ』×(アカデミー賞は『トラフィック』)

 アカデミー賞との合致度はそんなには高くありませんが、ここ10年は同一作品が受賞していて、しかも2009年はアカデミー賞での予想が難しかった『プレシャス』で受賞しています。

 本年度のノミネーション(ファイナリスト)&受賞結果は、以下の通り。

 なお、2015年度からテレビ部門が新設されています。

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 【映画部門】

 ◎『君の名前で僕を呼んで』(Sony Pictures Classics and Picador)
 脚本家:ジェームズ・アイヴォリー 原作者:Andreì Aciman

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 ・“The Disaster Artist” (A24 and Simon & Schuster)
 脚本家:スコット・ノイスタッター(Scott Neustadter)、マイケル・H・ウェバー(Michael H. Weber) 原作者:Greg SesteroとTom Bissell ノンフィクション“The Disaster Artist: My Life Inside the Room, the Greatest Bad Movie Ever Made”

 ・『LOGAN/ローガン』(20th Century Fox and Marvel Comics)
 脚本家:スコット・フランク、ジェームズ・マンゴールド、マイケル・グリーン 原作者:Roy Thomas、レン・ウェイン(Len Wein)、ジョン・ロミタ・シニア(John Romita Sr.)

 ・『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』“The Lost City of Z”(Amazon Studios and Simon & Schuster)
 脚本家:ジェームズ・グレイ 原作者:デイヴィッド・グラン(David Grann)

 ・『モリーズ・ゲーム』(STX Entertainment and Dey Street Books)
 脚本家:アーロン・ソーキン 原作者:Molly Bloom

 ・『マッドバウンド 哀しき友情』(Netflix and Algonquin Books)
 脚本家:ヴァージル・ウィリアムズ(Virgil Williams)、ディー・リース 原作者:ヒラリー・ジョーダン(Hillary Jordan)

 ・『ワンダーウーマン』(Warner Bros. and DC Comics)
 脚本家:アラン・ハインバーグ(Allan Heinberg) 原作者:ウィリアム・モールトン・マーストン(William Moulton Marston)

 【テレビ部門】

 ・『またの名をグレイス』“Alias Grace”(Netflix and Anchor)
 脚本家:サラ・ポーリー 原作者:マーガレット・アトウッド

 ・『ビッグ・リトル・ライズ〜セレブママたちの憂うつ〜』“Big Little Lies”(HBO and Berkley)
 脚本家:デイヴィッド・E・ケリー(David E. Kelley)(エピソード:‘You Get What You Need’ 原作者:Liane Moriarty

 『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』“Genius”(National Geographic and Simon & Schuster)
 脚本家:ノア・ピンク(Noah Pink)、ケネス・ビラー(Ken Biller)(エピソード:‘Einstein: Chapter One’) 原作者:ウォルター・アイザックソン(Walter Isaacson) “Einstein: His Life and Word”

 ◎『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(Hulu and Anchor)
 脚本家:ブルース・ミラー(Bruce Miller)(エピソード‘Offred’) 原作者:マーガレット・アトウッド

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 ・『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』“The Immortal Life of Henrietta Lacks”(HBO and Broadway Books)
 脚本家:ピーター・ランデスマン、ジョージ・C・ウルフ(George C. Wolfe)、アレクサンダー・ウー(Alexander Woo) 原作者:レベッカ・スクルート(Rebecca Skloot)

 ・『マインドハンター』“Mindhunter”(Netflix and Gallery Books)
 脚本家:ジョー・ペンホール(Joe Penhall)、ジェニファー・ヘイリー(Jennifer Haley)(Episode 10) 原作者:ジョン・ダグラス(John Douglas)、マーク・オルシェイカー(Mark Olshaker) ノンフィクション『マインドハンター──FBI連続殺人プロファイリング班』“Mindhunter: Inside the FBI’s Elite Serial Crime Unit”

 【特別賞・名誉賞】

 ◆USCライブラリー リタラリー貢献賞(The USC Library Literary Achievement Award)
 ◎フランシス・フォード・コッポラ

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 前哨戦では、『君の名前で僕を呼んで』が最も多く脚色賞で受賞を重ねていて、米国アカデミー賞2018の脚色賞でも『君の名前で僕を呼んで』が本命になっていますが、USCスクリプターで受賞したことで、受賞の可能性はさらに高くなりました。まあ、『君の名前で僕を呼んで』以外が受賞する可能性はまるでなさそうですが。

 ◆米国アカデミー賞2018 脚色賞ノミネーション
 ・『君の名前で僕を呼んで』 脚本:ジェームズ・アイヴォリー
 ・“The Disaster Artist” スコット・ノイスタッター(Scott Neustadter)、マイケル・H・ウェバー(Michael H. Weber)
 ・『LOGAN/ローガン』 スコット・フランク、マイケル・グリーン ストーリー:ジェームズ・マンゴールド
 ・『モリーズ・ゲーム』 アーロン・ソーキン
 ・『マッドバウンド 哀しき友情』 ディー・リース、ヴァージル・ウィリアムズ(Virgil Williams)

 USCスクリプター2018の映画部門のノミネーションから『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』と『ワンダーウーマン』を除いた5作品が、米国アカデミー賞2018 脚色賞のノミネーションになっています。

 なお、トップに置いた写真の、左が『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の脚本家のブルース・ミラー、真ん中が『君の名前で僕を呼んで』で脚本を手がけたジェームズ・アイヴォリー、右がUSCスクリプター賞チェアのHoward Rodmanです。
 本年度も、映画賞の授賞式やそれに類する行事はたくさん行なわれていて、『君の名前で僕を呼んで』もたくさん受賞しているわけですが、ジェームズ・アイヴォリーが姿を見せたのは初めてのような気がしますね。AFIアワードでも米国アカデミー賞ノミニーズ・ランチョンでも見かけなかったし。(ゴッサム・アワードには出席していたみたいですが。)

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 *当ブログ記事

 ・米・脚本家組合賞(WGA)2018 映画部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_16.html
 ・米・脚本家組合賞(WGA)2018 テレビ部門、ニューメディア、ラジオ部門ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_101.html

 ・USCスクリプター2018 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201801/article_52.html
 ・USCスクリプター2017 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_37.html
 ・USCスクリプター2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_28.html
 ・USCスクリプター2016 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_22.html
 ・USCスクリプター2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_37.html
 ・USCスクリプター2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201502/article_6.html
 ・USCスクリプター2014 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_27.html
 ・USCスクリプター2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_22.html
 ・USCスクリプター2013 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_42.html
 ・USCスクリプター2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_18.html
 ・USCスクリプター2012 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_26.html
 ・USCスクリプター2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_33.html
 ・USCスクリプター2011 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_10.html
 ・USCスクリプター2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_9.html
 ・USCスクリプター2010 ノミネーション発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_6.html
 ・USCスクリプター2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_14.html

 ・全米映画賞レース2017 前半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_38.html
 ・全米映画賞レース2017 後半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_85.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

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