海から始まる!?

アクセスカウンタ

zoom RSS ヨーテボリ国際映画祭2018 受賞結果!

<<   作成日時 : 2018/02/08 19:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 第41回ヨーテボリ国際映画祭(1月26日-2月5日)の各賞が発表されました。

 ヨーテボリ国際映画祭(Göteborg International Film Festival)は、スウェーデンのヨーテボリで開催されている映画祭で、1979年にスタートしたスカンジナビア最大の映画祭です。
 約80カ国から、450本を超える映画が上映され、毎年13万枚以上のチケットの売り上げがあるといいますから、その規模の大きさが知れようというものです。

 近年では、2017年には『サーミの血』がノルディック映画賞とスヴェン・ニクヴィスト賞/撮影賞、『トム・オブ・フィンランド』が国際批評家連盟賞、『ハートストーン』がLorens Award、『人生はシネマティック!』が観客賞、
 2016年には『ヒトラーの忘れもの』がノルディック映画賞、『スパロウズ』が国際批評家連盟賞、『失われた美』がイングマール・ベルイマン インターナショナル・デビュー賞、
 2015年には『ザ・レッスン/授業の代償』がイングマール・ベルイマン インターナショナル・デビュー賞、『ルック・オブ・サイレンス』がノルディック・ドキュメンタリー賞、『マイ スキニー シスター』が観客賞、
 2014年には『国王への手紙』がノルディック映画賞、『馬々と人間たち』が観客賞と国際批評家連盟賞
 をそれぞれ受賞しています。

 スタート年度と映画祭の開催回数が合いませんが、これは、ヨーテボリ国際映画祭の元になった映画祭Greenwichs filmfestivalが前年の1978年に開催されていて、あとからこれも勘定に入れようということになったので(1992年大会を第13回とせずに、第14回にした)、1回ずつズレているのだそうです。

 本年度の受賞結果は、以下の通り。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 【ノルディック・コンペティション部門】

 ・“And Breathe Normally(Andið eðlilega)”(アイスランド・スウェーデン・ベルギー) 監督:Isold Uggadottir [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“Holiday”(デンマーク・オランダ・スウェーデン) 監督:Isabella Eklöf [ヨーロッパ・プレミア]
 ・“The Charmer(Charmøren)”(デンマーク) 監督:Milad Alami [ノルディック・プレミア]
 ・“The Return”(デンマーク) 監督:Malene Choi [ノルディック・プレミア]
 ・“Euphoria”(スウェーデン・独) 監督:リサ・ラングセット(Lisa Langseth) [ノルディック・プレミア]
 ・“Amateurs(Amatörer)”(スウェーデン) 監督:Gabriela Pichler [ワールド・プレミア]
 ・“Jimmie”(スウェーデン) 監督:Jesper Ganslandt [ノルディック・プレミア]
 ・“The Violin Player(Viulisti)”(フィンランド) 監督:パーヴォ・ウェステルバリ(Paavo Westerberg) [インターナショナル・プレミア]
 ・“What Will People Say(Hva vil folk si)”(ノルウェー・独・スウェーデン) 監督:Iram Haq [スウェーデン・プレミア]

 ※審査員:Steve Gravestock(トロント国際映画祭シニア・プログラマー)、Dani Kouyate(ブルキナファソの映画監督)、Linda Wassberg(スウェーデンの撮影監督)、Maria Blom(スウェーデンの映画監督)

 ◆ドラゴン賞/最優秀ノルディック映画賞(Dragon Award Best Nordic Film) one million SEK
 ◎“Amateurs(Amatörer)”(スウェーデン) 監督:Gabriela Pichler [ワールド・プレミア]
 物語:フレッシュなスタートを渇望しているスウェーデンの小さな町Lafors。ここにドイツの大手スーパーSuperbillyが進出することになって、期待が高まる。500人の新たな雇用が生み出されれば、すべてが変わる。地元官庁のMusseは、Laforsを売り出すCMを作る名誉を得る。ところが、AidaとDanaは、これに難癖をつけ、CM参加を求められていない人々に向けて、携帯電話と自撮り棒を向ける。Laforsの物語を語る権利をめぐって、バトルが始まる。
 “Eat Sleep Die”(2012)が評判になったGabriela Pichlerの、6年ぶりの第2長編。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。



 ◆スペシャル・メンション
 ◎“What Will People Say(Hva vil folk si)”(ノルウェー・独・スウェーデン) 監督:Iram Haq
 物語:17歳のNishaは、二重生活を送っている。家に家族といる時は、完全にパキスタン人の娘だが、友だちと出かける時は、普通にノルウェーのティーンエージャーになる。Nishaがベッドにボーイフレンドといるのを父親に見つかった時、Nishaの2つの世界が容赦なく衝突する。両親は、Nishaを引きずり出して、パキスタンの親戚の家に預けることに決める。パキスタンではいままで通りというわけにはいかない。ここでは両親たちの文化に合わせなければならない。
 トロント国際映画祭2017 PLATFORM部門出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 ムンバイ映画祭2017出品。
 AFIフェスト2017観客賞受賞。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2017 出品。ヤング審査員賞、Femme de cinéma Sisley/Les Arcs賞、観客賞受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。


 ◆スヴェン・ニクヴィスト賞/撮影賞(The Sven Nykvist award for cinematographers)
 ◎オフィア・オルソン(Sophia Olsson) “The Charmer(Charmøren)”(デンマーク)

 “The Charmer(Charmøren)”(デンマーク) 監督:Milad Alami
 物語:Esmailは、若いイラン人で、デンマークで暮らすのを助けてくれるような女性たちに会いたいと考えている。時間が流れ、彼は恋をし、過去に追いつかれてしまう。人種と階級とよりよい生活への闘いの物語。
 第2監督長編。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ部門出品。
 シカゴ国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。準作品賞/シルバー・ヒューゴ賞受賞。
 ワルシャワ国際映画祭2017 1-2コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 サンパウロ国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。
 リューベック・ノルディック・フィルム・デイズ2017出品。NDR Film Prize受賞。
 ザグレブ映画祭2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017出品。
 トビリシ国際映画祭2017出品。ヒューマン・ライツ賞、シルバー・プロメテウス賞(監督賞)受賞。
 パームスプリングス国際映画祭2018出品。ニュー・ボイス/ニュー・ヴィジョン賞受賞。



 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“And Breathe Normally(Andið eðlilega)”(アイスランド・スウェーデン・ベルギー) 監督:Isold Uggadottir
 出演:Kristin Thóra Haraldsdóttir、Babetida Sadjo、Patrik Nökkvi Pétursson
 物語:アイスランドのレイキャビク半島の末端で2人の女性の人生が交わる。ひとりはアイスランド人の母親で、もうひとりはギニア・ビサウからやってきた難民だ。彼らは、ささやかな絆を通して、それぞれの人生を立ち直らせようとする。
 短編で高い評価を受けてきたIsold Uggadóttirの初監督長編。
 サンダンス映画祭2018出品。監督賞受賞。


 ◆国際批評家連盟賞スペシャル・メンション
 ◎“The Return”(デンマーク) 監督:Malene Choi
 物語:韓国で生まれ、すぐ養女に出されてデンマークにやってきた30代のKarolineは、自分が生まれた国を知りたいのは、自分ひとりだけではないことに気づく。彼女は、自分と境遇が似ているヨーロッパとアメリカの養子仲間の助けを借りて、自分の子ども時代のブラックホールを埋めようとする。これは、ある者にとっては苦痛であり、他の者にとっては、フラストレーションであるが、Karolineの場合は後者だった。彼女は、生まれた国を知り、出生時の名前を知る。だが、もっと必要なことは、実の母親を見つけることだった。
 監督Malene Choi Jensen自身の経験に基づく物語。
 初監督長編。
 ロッテルダム国際映画祭2018 Bright Futureコンペティション部門出品。Bright Future賞スペシャル・メンション受賞。



 ◆スウェーデン教会賞(Angelo Award/The Swedish Church’s award) SEK 50,000
 ◎“Amateurs(Amatörer)”(スウェーデン) 監督:Gabriela Pichler


 ◆観客賞 ノルディック映画部門
 ◎“And Breathe Normally(Andið eðlilega)”(アイスランド・スウェーデン・ベルギー) 監督:Isold Uggadottir


 【ノルディック・ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 ※審査員:Finlay Pretsell(イギリスの映画プロデューサー)、Karin Ekberg(スウェーデンの映画監督)、Mohamad Siam(エジプトの映画監督)

 ◆ドラゴン賞/最優秀ノルディック・ドキュメンタリー賞(Best Nordic Film Dragon Award Best Nordic Documentary) SEK 100,000
 ◎“The Distant Barking of Dogs”(デンマーク) 監督:Simon Lereng Wilmont [ノルディック・プレミア]
 紛争の最前線となっているウクライナの東部。10歳の少年オレグの目を通して見た1年が映し出される。Hnutoveの小さな町に、オレグは、大好きなおばあちゃんアレクサンドラと一緒に暮らしている。オレグとアレクサンドラにはどこか引っ越すことができるようなあてもなく、他の村人が去っていくのを見送るしかない。生活はどんどん厳しくなり、紛争は終わる気配がない。いまではこの半ば荒涼とした村で、2人にとって、本当に変わらぬものと言えば、お互いしかない。本作では、この2人の親密な関係が、生き延びるために、いかに脆弱であり、それでいてとても大切なものであるかを示す。オレグの視線を通して、紛争地帯で成長することの意味を問う。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2017出品。First Appearance Award受賞。



 ◆スペシャル・メンション
 ◎“My Heart Belongs To Daddy”(ノルウェー・スウェーデン) 監督:Sofia Haugan [ワールド・プレミア]
 若い女医が、犯罪の常習犯で、アンフェタミン中毒の父親と再び連絡を取る。彼女は、父親が破綻の瀬戸際にいることを知って、彼を助けようと決心する。



 【その他の賞】

 ◆イングマール・ベルイマン インターナショナル・デビュー賞(The Ingmar Bergman International Debut Award)

 ※審査員:Nanna Frank Rasmussen(デンマークの映画批評家)、ペルニラ・アウグスト、Behtash Sanaeeha(イランの映画監督)

 ◎“Menina”(仏) 監督:Christina Pinheiro [ノルディック・プレミア]
 物語:わたしの名前はLuisa Palmeiraで、10歳の女の子。わたしの家族はみんなポルトガル人だけれど、わたしはフランス人で、みんなとは違う。ママはマリリン・モンローより美しい。メガネをかけていない時はだけど。パパは赤いバイクを持っていて、腕ずもうをするといつもわたしに勝たせてくれる。ある日、パパはわたしにいつか自分はいなくなるからと言ったけど、わたしはそんなこと信じない。
 初監督長編。



 ◆ドラゴン・アワード 最優秀インターナショナル映画賞(Dragon Award Best International Film) [新設]
 観客の投票によって選ばれる。
 ◎“Men Don't Cry(Muskarci ne placu )”(ボスニア ヘルツェゴビナ・クロアチア・スロヴェニア・独) 監督:Alen Drljević [スウェーデン・プレミア]
 物語:1990年代の旧ユーゴスラヴィアでは、武力的衝突によって、国土を破壊しただけでなく、互いの交戦国の人々の記憶にも最悪の傷を残している。荒れ果てた過去に対する解釈は、まさに関わった国の数だけ存在する。そんな戦争に従事した多様な元軍人たちが、戦後約20年を経て、辺鄙な山のホテルに数日間のセラピーのために集まる。彼らに絶対的な調和を求めることは難しく、それどころか考えもなく言葉を発したり、明らかに汚い態度を取ったりして、一触即発の危険な状態になる。彼らは、元軍人であり、男らしさを原則とし、偏見を持ち、自分たちが仕掛けたにせよ、相手が仕掛けたにせよ、起こったことの無残さを認めようとはしなかった。
 Alen Drljević監督の初長編フィクション作品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション コンペティション部門出品。審査員特別賞、Europa Cinemas Label award受賞。
 モンテネグロ映画祭2017出品。
 サラエボ映画祭2017 ヤング観客賞受賞。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 釜山国際映画祭2017 フラッシュ・フォワード部門出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。国際批評家連盟賞受賞。
 ブラチスラヴァ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 ザグレブ映画祭2017出品。最優秀作品賞受賞。
 米国アカデミー賞外国語映画賞ボスニア・ヘルツェゴビナ代表。



 ◆最優秀短編映画賞(Startsladden/Best short film of the year)
 ◎“Götaplatsen #flerochfler”(スウェーデン/13min) 監督:Shahab Mehrabi [ワールド・プレミア]
 物語:男性監督が、文化領域における、腹立たしい白人の優越主義に関する映画を作ろうとする。しかし、実際のところ、どんな言葉を使うつもりなのだろうか。チームの女性2人が自分たちは自分たちをどう表現すればいいのかと問うた時、休憩が必要となる。



 ◆観客賞 短編部門
 ◎“The Artist has a baby”(スウェーデン) 監督:Sanna Lenken [ワールド・プレミア]
 物語:天才の男性アーティストが、数日間、世界を離れ、創造とインスピレーションの別世界へと姿を消し、完全なアートを作るべく、苦悩する。ところが、アーティストに何かが起こり、突然、女性の体が何かほかのもののために働き始める。何かとはアートよりも偉大なものなのだろうか。



 【特別賞・名誉賞】

 ◆名誉ドラゴン賞
 ◎ジュリエット・ビノシュ


 ◆ノルディック名誉ドラゴン賞
 ◎アリシア・ヴィキャンデル


 ◆Mai Zetterling Artist Foundation Stipend 200,000 SEK
 ◎ヨナス・オデル(Jonas Odell:スウェーデンのミュージック・ビデオ・アーティスト)

 ◆Doris award 10 000 SEK
 ◎アンナ・ビェルケルード(Anna Bjelkerud:スウェーデンの女優)

 ◆Håkon Liu grant 15 000 SEK
 ◎Anders Hazelius(スウェーデンの映画監督)

 ◆Bonnie stipend
 ◎Caroline Ingvarsson(スウェーデンの映画監督)
 ◎Caroline Drab(スウェーデンの映画プロデューサー)

 ◆Nordisk Film & TV Fond Prize
 ◎デンマーク・テレビ・シリーズ “Ride Upon the Storm”とその脚本家Adam Price

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 *この記事がなかなか参考になった!と思ったら、人気ブログランキングにクリックをお願いします。
 ↓ ↓ ↓ ↓
 
 ↑ ↑ ↑ ↑
 クリックしてね!

 *当ブログ記事

 ・ヨーテボリ国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_18.html
 ・ヨーテボリ国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_26.html
 ・ヨーテボリ国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_12.html
 ・ヨーテボリ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_13.html
 ・ヨーテボリ国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_16.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ヨーテボリ国際映画祭2018 受賞結果! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる