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zoom RSS マグリット賞(ベルギー・アカデミー賞)2018 ノミネーション! あれもこれもベルギー映画でした!

<<   作成日時 : 2018/01/20 12:37   >>

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 第8回マグリット映画賞(Les Magritte du cinéma/ベルギー・アカデミー賞)のノミネーションが発表になりました。(1月11日)

 マグリット映画賞(Les Magritte du cinéma)は、2010年にベルギー国内の5つの映画団体を統合して設立されたベルギー映画アカデミー「アカデミー・アンドレ・デルヴォー」(Académie André Delvaux:『黒の過程』などで知られるベルギーの映画監督アンドレ・デルヴォー(1926-2002)にちなんで名づけられた)によって、翌2011年から始められた映画賞です。

 いわゆるベルギーのアカデミー賞と言われる映画賞ですが、モデルとしたのはフランスのセザール賞で、画家のルネ・マグリットにちなんでこの名前がつけられています。

 本年度のノミネーションは以下の通りです。

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 ◆作品賞(Meilleur film)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)”(仏・ベルギー) 監督:リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 ・『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』“Dode hoek(Blind Spot)”(Blind Spot)”(ベルギー) ナビル・ベン・ヤディル(Nabil Ben Yadir)
 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)”(ベルギー・仏・レバノン) 監督:フィリップ・ヴァン・レウ(Philippe Van Leeuw)
 ・『婚礼』“Noces”(ベルギー・仏・ルクセンブルク・パキスタン) 監督:Stephan Streker
 ・『ロスト・イン・パリ』“Paris pieds nus”(仏・ベルギー) 監督:ドミニク・アベル、フィオナ・ゴードン

 “Chez nous(This Is Our Land)”は、ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 『シリアにて』は、ベルリン国際映画祭2017 パノラマ部門 Label Europa Cinemas受賞。パノラマ部門 観客賞第1席。
 『婚礼』“Noces”は、トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 『ロスト・イン・パリ』は、テルライド映画祭2016出品。

 ◆監督賞(Meilleure realization)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)” リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 ・『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』“Dode hoek(Blind Spot)” ナビル・ベン・ヤディル(Nabil Ben Yadir)
 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)” フィリップ・ヴァン・レウ(Philippe Van Leeuw)
 ・『婚礼』“Noces” Stephan Streker

 ◆主演男優賞(Meilleur acteur)
 ・“King of The Belgians”(ベルギー・オランダ・ブルガリア)(監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、ジェシカ・ウッドワース(Jessica Woodworth)) ピーター・ファン・デン・ビギン(Peter Van den Begin)
 ・“L'amant double”(仏・ベルギー)(監督:フランソワ・オゾン) ジェレミー・レニエ
 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)”(ベルギー・仏・オランダ)(監督:ミヒャエル・R・ロスカム) マティアス・スーナールツ
 ・“Otez-moi d'un doute(Just to Be Sure)”(仏・ベルギー)(監督:Carine Tardieu) フランソワ・ダミアン

 フランソワ・ダミアンは4年連続7回目のノミネートで、無冠。

 ◆主演女優賞(Meilleure actrice)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)” エミリー・デュケンヌ
 ・“King of The Belgians” Lucie Debay
 ・“Otez-moi d'un doute(Just to Be Sure)” セシル・ド・フランス
 ・『ロスト・イン・パリ』“Paris pieds nus” フィオナ・ゴードン

 Lucie Debayは、助演女優賞でもノミネート。

 ◆助演男優賞(Meilleur acteur dans un second role)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)” パトリック・デカン(Patrick Descamps)
 ・『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』“Dode hoek(Blind Spot)” ダヴィッド・ミュルジア(David Murgia)
 ・“Faut pas lui dire(Don't Tell Her)”(ベルギー・仏)(監督:Solange Cicurel) ローラン・カペリュート(Laurent Capelluto)
 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)” Jean-Benoît Ugeux

 ダヴィッド・ミュルジアは、7年連続7回目のノミネート。2012年と2013年に新人男優賞にノミネートされて、2013年に受賞。
 ローラン・カペリュートは3年連続6回目のノミネート。2014年と2016年に助演男優賞受賞。

 ◆助演女優賞(Meilleure actrice dans un second rôle)
 ・“La confession”(仏・ベルギー)(監督:ニコラ・ブークリエフ(Nicolas Boukhrief)) Lucie Debay
 ・“La fille de Brest(150 Milligrams)”(仏)(監督:エマニュエル・ベルコ) イザベル・ド・ハートー(Isabelle de Hertogh)
 ・『婚礼』“Noces” Aurora Marion
 ・『女の一生』 ヨランド・モロー

 Lucie Debayは、主演女優賞でもノミネート。

 ◆脚本賞(Meilleur scénario original ou adaptation)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)” リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)” フィリップ・ヴァン・レウ(Philippe Van Leeuw)
 ・“King of The Belgians” ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、ジェシカ・ウッドワース(Jessica Woodworth)
 ・『婚礼』“Noces” Stephan Streker

 ◆撮影賞(Meilleure image)
 ・『RAW 少女のめざめ』 ルーベン・インペンス(Ruben Impens)
 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)” ヴィルジニー・スルデー(Virginie Surdej)
 ・“Mon Ange(Angel)”(ベルギー)(監督:ハリー・クレヴェン(Harry Cleven)) ジュリエット・ヴァン・ドルマル(Juliette Van Dormael)

 ◆編集賞(Meilleur montage)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)” ルド・トロフ(Ludo Troch)
 ・“Home”(ベルギー) ニコ・ルーネン(Nico Leunen)
 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)” Alain Dessauvage
 ・『婚礼』“Noces” ジェローム・ギオ(Jérôme Guiot)
 ・『ロスト・イン・パリ』“Paris pieds nus” サンドリーヌ・ディーガン(Sandrine Deegen)

 ◆美術賞(Meilleurs décors)
 ・『RAW 少女のめざめ』 Laurie Colson
 ・“Mon Ange(Angel)” Luc Noël
 ・『婚礼』“Noces” Catherine Cosme

 ◆衣裳賞(Meilleurs costumes)
 ・『RAW 少女のめざめ』 エリス・アンチオン(Elise Ancion)
 ・“King of The Belgians” Claudine Tychon
 ・『婚礼』“Noces” Sophie Van Den Keybus

 エリス・アンチオンは、3年連続ノミネート。前回受賞。

 ◆録音賞(Meilleur son)
 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)” ポール・ヘイマンス(Paul Heymans)、アレック・ゴッス(Alek Goosse)
 ・『婚礼』“Noces” Olivier Ronval、ミシェル・シリング(Michel Schillings)
 ・“Sonar”(ベルギー・仏)(監督:Jean-Philippe Martin) Félix Blume、Benoît Biral、フレデリック・メール(Frédéric Meert)

 ◆オリジナル音楽賞(Meilleure musique originale)
 ・“Chez nous(This Is Our Land)” フレデリック・ヴェルシュヴァル(Frédéric Vercheval)
 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)” ジャン=リュック・ファシャン(Jean-Luc Fafchamps)
 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)” ラフ・コイネン(Raf Keunen)

 ◆新人男優賞(Meilleur espoir masculine)
 ・『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』“Dode hoek(Blind Spot)” ソフィアン・シラー(Soufiane Chilah)
 ・“Home” Mistral Guidotti
 ・“Le passé devant nous(Past Imperfect)”(ベルギー・オランダ・デンマーク・仏)(監督:Nathalie Teirlinck) アリエ・ワルトアルテ(Arieh Worthalter)
 ・“Sonar” Bapstiste Sornin

 ◆新人女優賞(Meilleur espoir feminine)
 ・“Even lovers get the blues”(ベルギー)(監督:Laurent Micheli) Adriana da Fonseca
 ・『ハッピーエンド』 ファンティーヌ・アルデュアン(Fantine Harduin)
 ・“Home” Lena Suijkerbuijk
 ・“Mon Ange(Angel)” Maya Dory

 Lena Suijkerbuijkは、オステンデ映画祭2017主演女優賞受賞。

 ◆第1回作品賞(Meilleur premier film)
 ・“Even lovers get the blues”(ベルギー) 監督:Laurent Micheli
 ・“Faut pas lui dire(Don't Tell Her)”(ベルギー・仏) 監督:Solange Cicurel
 ・“Je suis resté dans les bois”(ベルギー) 監督:Michaël Bier、エリカ・サント(Erika Sainte)、Vincent Solheid
 ・“Sonar”(ベルギー・仏) 監督:Jean-Philippe Martin
 ・“Spit'n'Split”(ベルギー・オーストリア・クロアチア・仏・独・ハンガリー・伊・オランダ・スロヴェニア・スイス・セルビア・モンテネグロ) 監督:Jérôme Vandewattyne

 ◆短編映画賞(Meilleur court métrage de fiction)
 ・“Avec Thelma”(ベルギー) 監督:Ann Sirot、Raphaël Balboni
 ・“Kapitalistis”(ベルギー・仏) 監督:Pablo Munoz Gomez
 ・『サマーフィルム』“Le film de l'été(The Summer Movie)”(仏・ベルギー) 監督:Emmanuel Marre
 ・“Les petites mains”(ベルギー・仏) 監督:Rémi Allier

 “Kapitalistis”は、グアヤキル国際映画祭2017 最優秀短編賞受賞。ヨーロッパ映画賞2017 短編映画賞 バリャドリッド代表。
 『サマーフィルム』“Le film de l'été(The Summer Movie)”は、クレルモン・フェラン国際短編映画祭2017 ナショナル・コンペティション部門 グランプリ受賞。

 ◆短編アニメーション賞(Meilleur court métrage d'animation)
 ・“69 Sec”(ベルギー) 監督:Laura Nicolas
 ・“La licorne”(ベルギー・仏) 監督:Rémi Durin
 ・“Le lion et le singe”(ベルギー) 監督:Benoît Feroumont
 ・“Le vent dans les roseaux”(仏・ベルギー・スイス) 監督:Nicolas Liguori、アルノー・デミュインク(Arnaud Demuynck)

 “69 Sec”は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2017 卒業制作コンペティション部門出品。
 “La licorne”は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2017 短編コンペティション部門出品。
 “Le vent dans les roseaux”は、アヌシー国際アニメーションフェスティバル2017 TV作品コンペティション部門出品。

 ◆ドキュメンタリー賞(Meilleur documentaire)
 ・“Burning out”(ベルギー) 監督:ジェローム・ル・メール(Jérôme le Maire)
 ・“Enfants du Hasard(Children of Chance)”(ベルギー) 監督:ティエリー・ミシェル(Thierry Michel)、Pascal Colson
 ・“La belge histoire du festival de Cannes(The Belgian's Road to Cannes)”(ベルギー) 監督:Henri de Gerlache
 ・“Rester vivants(Still Alive)”(ベルギー) 監督:Pauline Beugnies

 “La belge histoire du festival de Cannes(The Belgian's Road to Cannes)”は、カンヌ国際映画祭2017 カンヌ・クラシック部門出品。

 ◆フラマン語映画賞(Meilleur film flamand)
 ・“Cargo”(ベルギー・オランダ・仏) 監督:Gilles Coulier
 ・“Home”(ベルギー) 監督:Fien Troch
 ・“King of The Belgians”(ベルギー・オランダ・ブルガリア) 監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、ジェシカ・ウッドワース(Jessica Woodworth)
 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)”(ベルギー・仏・オランダ) 監督:ミヒャエル・R・ロスカム

 ◆外国との共同製作作品賞(Meilleur film étranger en coproduction)
 ・『エリザのために』(ルーマニア・仏・ベルギー) 監督:クリスティアン・ムンジウ
 ・『ラブレス』(ロシア・ベルギー・独・仏) 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
 ・『RAW 少女のめざめ』(仏・ベルギー・伊) 監督:ジュリア・デュクルノー
 ・『わたしは、ダニエル・ブレイク』(英・仏・ベルギー) 監督:ケン・ローチ

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 主な作品のノミネート状況は、以下の通り。

 ・『婚礼』(8):作品・監督・助演女優・脚本・編集・美術・衣裳・録音
 ・“Chez nous(This Is Our Land)”(7):作品・監督・主演女優・助演男優・脚本・編集・音楽
 ・『シリアにて』(6):作品・監督・脚本・撮影・録音・音楽
 ・“King of The Belgians”(5):主演男優・主演女優・脚本・衣裳・フラマン語
 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)”(5):主演男優・助演男優・編集・音楽・フラマン語
 ・『ブラインド・スポット 隠蔽捜査』(4):作品・監督・助演男優・新人男優
 ・『RAW 少女のめざめ』(4):撮影・美術・衣裳・共同
 ・“Home”(4):編集・新人男優・新人女優・フラマン語
 ・『ロスト・イン・パリ』(3):作品・主演女優・編集
 ・“Mon Ange(Angel)”(3):撮影・美術・新人女優
 ・“Sonar”(3):録音・新人男優・第1回
 ・“Otez-moi d'un doute(Just to Be Sure)”(2):主演男優・主演女優
 ・“Faut pas lui dire(Don't Tell Her)”(2):助演男優・第1回
 ・“Even lovers get the blues”(2):新人女優・第1回

 『シリアにて』とか、“King of The Belgians”とか、『RAW 少女のめざめ』とか、“Home”とか、映画祭人気が高い作品や、いろいろと賞を受賞している作品もありましたが、最多ノミネートの1位と2位は意外な作品が来ました。“King of The Belgians”や『RAW 少女のめざめ』や“Home”は、作品賞にもノミネートされていませんし。

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・『婚礼』“Noces”(ベルギー・仏・ルクセンブルク・パキスタン) 監督:Stephan Streker
 物語:ザヒラ(Zahira)は、ベルギーで暮らすパキスタン人の娘。彼女は、自分が妊娠していることを知って、幼なじみのAuroreと兄のアミール(Amir)に相談する。家族は、彼女の状況を理解して親身になってくれるが、両親には別の考えがあった。両親は、ザヒラの姉と同じく、親が決めたパキスタン人に嫁いでほしいと考えていた。両親は、彼女の前に、3枚の遠縁のいとこの写真を出してくる。ザヒラは、自分が望む未来と、両親が望む伝統的文化的世界の間で引き裂かれる。いずれにしても何かを犠牲にして、自分で自分の未来を選択しなければならない。
 アングレーム・フランス語映画祭2016出品。
 トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 ローマ映画祭2016出品。
 Sarlat映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2017出品。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 Movies That Matterフェスティバル(オランダ)2017出品。
 全州国際映画祭2017出品。
 イスタンブール国際映画祭2017 出品。
 エジンバラ国際映画祭2017出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 リュミエール賞2018 フランス語映画賞ノミネート。
 マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2018にて配信。


 ・“Chez nous(This Is Our Land)”(仏・ベルギー) 監督:リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 出演:エミリー・デュケンヌ、アンドレ・デュソリエ、ギヨーム・グイ、カトリーヌ・ジャコブ、アンヌ・マリヴァン(Anne Marivin)、パトリック・デカン(Patrick Descamps)
 物語:フランスの北部の小さな町。一見すると静かで、夜になるとストリートに人通りはなくなり、最後の家を通り過ぎると、自然しか目に入らなくなる。だが、ここにも歴史の痕跡は残されていて、原野には榴散弾が投下されたそのままに発見される。そんな町で、選挙が行なわれる。ローカルな選挙だが、国やヨーロッパで起こっていることの影響は避けられない。極右翼政党「愛国連合」(The National Popular Rally)の党首アニエスは、医者で地元の有力者であるフィリップの助けを借りて、選挙戦を進めていて、誰からも愛されているようなリベラルな看護婦ポーリーヌを出馬させようとする。ポーリーヌは、恋人であるStankoとの恋愛を通して、ゆっくりと、だが、確実に、彼女の政治資金と準軍事組織のメンバーとの関係が曖昧にぼかされていることに気づく。そして、あらゆるプロパガンダのメカニズムは、ポーリーヌを表看板とすることで覆い隠されてしまう。
 2017年4月のフランス大統領選を前に、国民戦線(FN)を揶揄している映画だとして、国民戦線(FN)から非難を受け、議論を巻き起こした。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 イスタンブール国際映画祭2017 インターナショナル・チューリップ・コンペティション部門出品。
 香港国際映画祭2017出品。
 シアトル国際映画祭2017出品。
 ミュンヘン映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Debate部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。


 ・『シリアにて』“Insyriated(In Syria)”(ベルギー・仏・レバノン) 監督:フィリップ・ヴァン・レウ(Philippe Van Leeuw)
 出演:ヒアム・アッバス、Diamand Abou Abboud、Juliette Navis、Mohsin Abbas、Moustapha Al Kar、Alissar Kaghadou、Ninar Halabi、Mohammad Jihad Sleik
 物語:家の外が戦争で荒れ狂っている中、エネルギッシュなOum Yazanは、必死になって、家族生活を維持しようとしている。日中、家族が大きなテーブルを囲んで座り、誰もが、爆弾の連続砲撃やマシンガンの銃撃の音に耳を澄ましている。水はほとんどなく、玄関から外に出ることは、屋上から狙撃手に狙われる危険を冒すことになる。祖父が小さな孫と遊んでいる時、年長の娘は自分の部屋でボーイフレンドといちゃついている。隣の部屋では、若い夫婦が、赤ん坊を連れて、逃げる計画を立てている。上方から、穏やかならぬ物音が聞こえてくる。誰が玄関をノックしているのか? それは、Oum Yazanが帰りを待っている夫なのだろうか。それとも金目のものを探している見知らぬ男たちだろうか。アパートはかつては居心地のいい家だったが、今では牢獄と化してしまった。
 ベルリン国際映画祭2017 パノラマ部門出品。Label Europa Cinemas受賞。パノラマ部門 観客賞第1席。
 シアトル国際映画祭2017出品。監督賞第3席。
 シドニー映画祭2017出品。
 台北電影節2017 インターナショナル・ニュー・タレント・コンペティション部門出品。
 ゴールウェイ映画祭2017出品。
 アングレーム・フランス語映画祭2017出品。
 トロント国際映画祭2017CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 ケベック・シティー映画祭2017出品。
 CPH:PIX2017 観客賞受賞。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 フィラデルフィア映画祭2017出品。
 東京国際映画祭2017 ワールド・フォーカス部門出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2017出品。観客大賞、Eurimages賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2017 観客賞受賞。
 バージニア映画祭2017出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 カイロ国際映画祭2017出品。シルバー・ピラミッド賞(女優賞:ディアマンド・アブ・アブード(Diamand Bou Abboud))
 リュミエール賞2018 主演女優賞(ヒアム・アッバス)、フランス語映画賞ノミネート。


 ・“King of The Belgians”(ベルギー・オランダ・ブルガリア) 監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、ジェシカ・ウッドワース(Jessica Woodworth)
 物語:ベルギー国王が、公式訪問でイスタンブールを訪れている時、国で緊急事態が起こる。彼は、国を救うために急いで帰国しなければならない。ところが太陽嵐のおかげで、飛行機は飛ばないし、通信もできない。国王と側近は、イギリス人のフィルムメイカーとブルガリアのフォーク・シンガーのグループの助けを借りて、偽名での国境超えに挑む。バルカン半島を縦断する旅は、彼に本当の世界と本当の自分を発見させることになる。
 『ステート・オブ・ドッグ』『フィフス・シーズン〜春の来ない村』が日本に紹介されているピーター・ブロッセンの最新作。
 ベネチア国際映画祭2016 Orizzonti部門出品。
 アンタルヤ・ゴールデン・オレンジ映画祭2016 出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2016出品。
 釜山国際映画祭2016 ワールド・シネマ部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2016 オフィシャル・セレクション出品。
 テッサロニキ国際映画祭2016出品。
 ドバイ国際映画祭2016出品。
 レザルク国際映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2017出品。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。KNF賞受賞。
 シネクエスト/サンホセ映画祭2017出品。グリーバル・ヴィジョン賞受賞。
 ソフィア国際映画祭2017出品。
 クリーヴランド国際映画祭2017出品。
 ミネアポリス・セントポール国際映画祭2017出品。
 トランシルヴァニア国際映画祭2017 Unirii Square部門出品。
 シドニー映画祭2017出品。
 台北電影節2017出品。
 ラックス賞2017 オフィシャル・セレクション。
 オデッサ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ/観客賞受賞。
 オステンデ映画祭2017 脚本賞受賞。作品賞、男優賞(Peter Van den Begin)、メイキャップ賞ノミネート。
 ゴールデン・ローズ映画祭2017 作品賞ノミネート。
 ザグレブ映画祭2017出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 コメディー賞ノミネート。


 ・“Le Fidèle(Racer And The Jailbird)”(ベルギー・仏・オランダ) 監督:ミヒャエル・R・ロスカム
 出演:マティアス・スーナールツ、アデル・エグザルコプロス
 物語:1980年代末のブリュッセル。ジジことジーノは、野心を持つブリュッセルのギャングで、ビビことベネディクトは、上流階級出身のレーシング・ドライバー。2人はレーストラックで出会って、一目で恋に落ちる。だが、引き裂かれる。2人は、愛のために、それぞれ障害と自分たちの弱さとを相手に闘わなければならない。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 ベネチア国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 エドモントン国際映画祭2017出品。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Thrill部門出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 ライデン国際映画祭2017出品。
 パームスプリングス国際映画祭2018出品。


 ・“Home”(ベルギー) 監督:Fien Troch
 出演:Kevinは、17歳で、更生施設を出所する。彼は、母親から、父親ともめごとを起こしてほしくないので、叔母Sonjaと暮らしてくれと頼まれる。Sonjaには、Kevinより年下のいとこSammyがいて、Kevinは、すぐに仲良くなり、また、叔母の店で見習いとしても働き始め、新しい生活を順調にスタートさせる。Kevinは、高校の最終学年に通い、そこで、Sammyを通して、Johnとも仲良くなる。Kevinは、Johnと母親の関係がうまくいっていないことを知って、彼の力になろうとする。
 共同脚本のニコ・ルーネンは、『オーバー・ザ・ブルースカイ』などを手がける編集技師で、監督Fien Trochの夫でもある。
 ガス・ヴァン・サントやラリー・クラークを彷彿とさせると評された作品。Fien Trochの第4監督長編。
 ベネチア国際映画祭2016 Orizzonti部門出品。監督賞受賞。
 トロント国際映画祭2016 PLATFORM部門出品。
 AFIフェスト2016出品。
 ゲント国際映画祭2016出品。Georges Delerue Prize、ヤング審査員賞スペシャル・メンション、観客賞受賞。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2016出品。審査員大賞受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2017出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。
 イスタンブール国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 香港国際映画祭2017出品。
 全州国際映画祭2017出品。
 インディーリスボア/リスボン国際インディペンデント映画祭2017出品。
 ミュンヘン映画祭2017CineMasters コンペティション部門出品。ARRI/OSRAM Award スペシャル・メンション受賞。
 モスクワ国際映画祭2017 8 1/2 Films部門出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 オステンデ映画祭2017 作品賞、監督賞、主演男優賞(Loïc Bellemans、Mistral Guidotti、Sebastian Van Dun)、主演女優賞(Lena Suijkerbuijk)、助演女優賞(Els Deceukelier)、編集賞受賞。助演女優賞(Karlijn Sileghem)、脚本賞、音楽賞、デビュー賞(Lena Suijkerbuijk、Loïc Bellemans、Mistral Guidotti、Sebastian Van Dun)ノミネート。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション。ヨーロッパ大学映画賞2017ノミネート。


 ・『サマーフィルム』“Le Film De L'été(The Summer Movie)”(仏・ベルギー/30min) 監督:Emmanuel Marre
 物語:フランスの8月。バケーションに向かう車の列。コンクリート製のピクニック・テーブル。トイレへと続く長い行列。生ぬるいメロンのスライス。洗車。嵐が近いのか、空は曇っている。3人の男が車に乗っている。運転しているのは、フィリップで、友人のオーレリアンと、9歳の息子のバルタザールが同乗している。フィリップは、バルタザールを母親に引き渡さなければならないが、何日も遅れてしまっている。語られることもあり、語られないこともあるが、バルタザールは幼いながらにそれを感じ取っている。フィリップは、新しいガールフレンドと一緒に暮らしたいと話す。望むのはそれだけ。単純なことだ。一方、オーレリアンはイマジネーションの世界に生きている。そこは性的なイメージに満ちていて、現実とは無縁だ。彼は、深遠な危機にあり、解決できそうにない。目の前に思いがけない光景が広がる。ある朝、フィリップが眠っている時、バルタザールとオーレリアンが顔を合わせる。バルタザールは、オーレリアンを地上へと、現実の世界へと連れ戻す。
 クレルモン・フェラン国際短編映画祭2017 ナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 ベルリン国際映画祭2017 短編映画部門出品。
 Rencontres du moyen métrage de Brive 2017出品。
 ブリュッセル短編映画祭2017出品。
 パンタン映画祭2017出品。
 インディーリスボア/リスボン国際インディペンデント映画祭2017 短編コンペティション部門出品。最優秀短編フィクション賞受賞。
 ハンブルク国際短編映画祭2017出品。
 ジャン・ヴィゴ賞2017 短編部門受賞。
 Cinema Jove ヴァレンシア国際映画祭2017出品。
 マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2018にて配信。
 セザール賞2018 短編映画賞 オフィシャル・セレクション。


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 受賞結果の発表は、2月3日です。

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 ※美術賞にノミネートされている『RAW 少女のめざめ』のLaurie Colson。
 作品の日本語公式サイトには全く情報はありませんが、日本語の映画データベースでは、読みは「ローリー・コレシン」となっています。いずれの映画データベースでも「ローリー・コレシン」となっていますから、プレスリリースで流した資料にそう書かれていたんだと思いますが、Laurie Colsonを「ローリー・コレシン」と読むことはないのではないでしょうか?
 『RAW 少女のめざめ』はフランス語の映画で、Laurie Colsonもフランス語を使う可能性が高そうですが、そうでないとしたら、これまでのキャリアから考えて、おそらくオランダ語(フラマン語)かドイツ語のはずで(その他の言語である可能性もあるけど)、いずれにしても「コレシン」とは読みそうにありません。ちなみに、日本語の映画データベースにLaurie Colsonが載るのは今回が初めてで、Laurie Colsonは、AlloCiné ではNationalité Indéfini(国籍未定)になっています。

 *当ブログ記事

 ・マグリット映画賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_57.html
 ・マグリット映画賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_8.html
 ・マグリット映画賞2016 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_4.html
 ・マグリット映画賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201602/article_12.html
 ・マグリット映画賞2014(Les Magritte du cinéma 2014):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_41.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

 追記:
 ・マグリット賞2018 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_9.html

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マグリット賞(ベルギー・アカデミー賞)2018 ノミネーション! あれもこれもベルギー映画でした! 海から始まる!?/BIGLOBEウェブリブログ
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