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zoom RSS ドイツ映画批評家賞2018 ノミネーション!

<<   作成日時 : 2018/01/19 08:54   >>

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 ドイツ映画批評家賞(Preis der deutschen Filmkritik)2018のノミネーションが発表になりました。(1月12日)

 ◆作品賞(Bester Spielfilm)
 ・“Casting”(独) 監督:Nicolas Wackerbarth
 ・“Der traumhafte Weg(The Dreamed Path)”(独) 監督:アンゲラ・シャーネレク(Angela Schanelec)
 ・“Selbstkritik eines bürgerlichen Hundes (Self-criticism of a Bourgeois Dog)”(独) 監督:Julian Radlmaier
 ・“Streetscapes [Dialogues]”(独・イスラエル) 監督:ハインツ・エミグホルツ(Heinz Emigholz)
 ・“Western”(独・ブルガリア・オーストリア) 監督:ヴァレスカ・グリーゼバッハ(Valeska Grisebach)

 “Casting”は、ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。
 “Der traumhafte Weg(The Dreamed Path)”は、ロカルノ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 “Selbstkritik eines bürgerlichen Hundes (Self-criticism of a Bourgeois Dog)”は、ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 “Streetscapes [Dialogues]”は、ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。
 “Western”は、カンヌ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。

 ◆男優賞(Bester Darsteller)
 ・ゲオルク・フリードリヒ(Georg Friedrich)、トリスタン・ゲーベル(Tristan Göbel) “Helle Nächte(Bright Nights)”(独・ノルウェー)(監督:トマス・アルスラン)
 ・Godehard Giese “Liebmann(The Strange Summer)”(独)(監督:Jules Herrmann)
 ・Tom Lass “Blind & Hässlich(Ugly & Blind)”(独)(監督:Tom Lass)
 ・Andreas Lust “Casting”
 ・Meinhard Neumann  “Western”

 ゲオルク・フリードリヒは、ベルリン国際映画祭2017 男優賞受賞。

 ◆女優賞(Beste Darstellerin)
 ・ヤスナ・フリッツィ・バウアー(Jasna Fritzi Bauer) “Axolotl Overkill”(独)(監督:ヘレーネ・ヘーゲマン(Helene Hegemann))
 ・マリア・ドラグシ(Maria Dragus)、エラ・ルンプフ(Ella Rumpf) “Tiger Girl”(独)(監督:Jakob Lass)
 ・Judith Engel “Casting”
 ・Clara Schramm、Naomi Achternbusch “Blind & Hässlich(Ugly & Blind)”
 ・Ursula Werner “Sommerhäuser(The Garden)”(独)(監督:Sonja Kröner)

 ◆脚本賞(Bestes Drehbuch)
 ・ハインツ・エミグホルツ(Heinz Emigholz)、Zohar Rubinstein “Streetscapes [Dialogues]”
 ・ヴァレスカ・グリーゼバッハ(Valeska Grisebach) “Western”
 ・Julian Radlmaier “Selbstkritik eines bürgerlichen Hundes (Self-criticism of a Bourgeois Dog)”

 ◆撮影賞(Beste Kamera)
 ・Till Beckmann、ハインツ・エミグホルツ(Heinz Emigholz) “Streetscapes [Dialogues]”
 ・Julia Daschner “Sommerhäuser(The Garden)”
 ・Bernhard Keller “Western”
 ・ラインホルト・フォルシュナイダー(Reinhold Vorschneider) “Der traumhafte Weg(The Dreamed Path)”

 ◆編集賞(Bester Schnitt)
 ・Till Beckmann、ハインツ・エミグホルツ(Heinz Emigholz) “Streetscapes [Dialogues]”
 ・ベッティナ・ボーラー(Bettina Böhler) “Axolotl Overkill”
 ・アンネ・ファビニ(Anne Fabini)、Robert Thomann “Denk ich an Deutschland in der Nacht(If I Think of Germany at Night)”(独)(監督:Romuald Karmakar)
 ・Halina Daugird、Angela Schalenec、Maja Tennstedt “Der traumhafte Weg(The Dreamed Path)”
 ・Daniel Hacker、Tom Lass、Maja Tennstedt “Blind & Hässlich(Ugly & Blind)”

 ◆音楽賞(Beste Musik)
 ・Beat Solèr “Der Mann aus dem Eis(Iceman)”(独・伊。オーストリア)(監督:Felix Randau)
 ・リカルド・ヴィラロボス(Ricardo Villalobos)、Sonja Moonear、Ata、ローマン・フリューゲル(Roman Flügel)、David Moufang、Romuald Karmarkar “Denk ich an Deutschland in der Nacht(If I Think of Germany at Night)”

 ◆長編デビュー映画賞(Bestes Spielfilmdebüt)
 ・“Liebmann(The Strange Summer)”(独) 監督:Jules Herrmann
 ・“Selbstkritik eines bürgerlichen Hundes (Self-criticism of a Bourgeois Dog)”(独) 監督:Julian Radlmaier
 ・“Sommerhäuser(The Garden)”(独) 監督:Sonja Kröner

 ◆ドキュメンタリー賞(Bester Dokumentarfilm)
 ・“6 Jahre, 7 Monate und 16 Tage - Die Morde der NSU”(独) 監督:Sobo Swobodnik
 ・“Alles gut”(独) 監督:Pia Lenz
 ・『ニンホアの家』“Ein Haus in Ninh Hoa”(独・ベトナム) 監督:Nguyen Phuong-Dan、フィリップ・ヴィトマン(Philip Widmann)
 ・“Happy”(独・タイ) 監督:Carolin Genreith
 ・“Zwischen den Stühlen(To Be a Teacher)”(独) 監督:Jakob Schmidt

 『ニンホアの家』は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 “Happy”は、DOKライプチヒ2016、クラクフ映画祭2017 フォーカス・オン・ドイツ部門出品。

 ◆児童映画賞(Bester Kinderfilm)
 ・“Die Pfefferkörner und der Fluch des schwarzen Königs(The Peppercorns and the Curse of the Black King)”(独) 監督:Christian Theede
 ・“Nur ein Tag”(独) 監督:Martin Baltscheit
 ・“Timm Thaler oder das verkaufte Lachen(The Legend of Timm Tyler or The Boy Who Sold His Laughter)”(独) 監督:アンドレアス・ドレーゼン

 “Timm Thaler oder das verkaufte Lachen(The Legend of Timm Tyler or The Boy Who Sold His Laughter)”は、ドイツ映画賞2017 音響デザイン賞、児童映画賞ノミネート。プチョン国際ファンタスティック映画祭2017 ファミリー・ゾーン部門出品。児童審査員賞受賞。

 ◆実験映画賞(Bester Experimentalfilm)
 ・『集立態』“Das Gestell”(独・日/30min) 監督:フィリップ・ヴィトマン(Philip Widmann)
 ・“Lass den Sommer nie wieder kommen(Let the Summer Never Come Again)”(独/202min) 監督:Alexandre Koberidze
 ・“Manifesto”(独/95min) 監督:Julian Rosefeldt

 『集立態』“Das Gestell”は、イメージフォーラムフェスティバル2017にて上映。
 “Lass den Sommer nie wieder kommen(Let the Summer Never Come Again)”は、バルディヴィア国際映画祭2017 審査員スペシャル・メンション受賞。
 “Manifestoは、”Biografilmフェスティバル2017 Guerrilla Staff Award受賞。

 ◆短編映画賞(Bester Kurzfilm)
 ・“Tara”(独/60min) 監督:Felicitas Sonvilla
 ・“Final Stage”(独/27min) 監督:Nicolaas Schmidt
 ・“KA·PUTT”(独/24.49min) 監督:Anna Irma Hilfrich

 “Tara”は、ベルリン国際映画祭2017 パースペクティヴ・ドイツ映画部門出品。
 “Final Stage”は、ベルリン国際映画祭2017 パースペクティヴ・ドイツ映画部門出品。Compass-Perspektive-Award 審査員特別賞受賞。

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 主な作品のノミネート状況は、以下の通り。

 ・“Western”(4):作品・男優・脚本・撮影
 ・“Streetscapes [Dialogues]”(4):作品・脚本・撮影・編集
 ・“Casting”(3):作品・男優・女優
 ・“Der traumhafte Weg(The Dreamed Path)”(3):作品・撮影・編集
 ・“Selbstkritik eines bürgerlichen Hundes (Self-criticism of a Bourgeois Dog)”(3):作品・脚本・デビュー
 ・“Blind & Hässlich(Ugly & Blind)”(3):男優・女優・編集
 ・“Sommerhäuser(The Garden)”(3):女優・撮影・デビュー
 ・“Liebmann(The Strange Summer)”(2):男優・デビュー
 ・“Axolotl Overkill”(2):女優・編集
 ・“Denk ich an Deutschland in der Nacht(If I Think of Germany at Night)”(2):編集・音楽

 部門数が多くはないので、ノミネーションではあまり差は出ませんが、映画祭人気というか、国際映画祭での上映歴と作品の評価の高さでは、“Western”が他を圧倒しています。

 米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 ドイツ代表は、ファティ・アキンの『女は二度決断する』だったわけだし、ヴェンダースの“Submergence”もあったし、共同製作だっていっぱいあったし、もうちょっとポピュラリティーのあるノミネーションにすることもできたはずですが、製作サイドからノミネートを辞退されたりしているのか(“Submergence”はドイツ国内ではまだ劇場公開されていないみたいだけど)、(“Western”以外は)上記のようなあまり知られていないような作品ばかりが並びました。

 これだけの部門しかないのに、ドキュメンタリー賞と実験映画賞と短編映画賞とキープし続けているところを見ると、あまり陽が当たらないような映画に光を当てることを使命と考えている映画賞だということなのかもしれません。前回は、『ありがとう、トニ・エルドマン』が作品賞と脚本賞と編集賞を受賞したし、『ワイルド わたしの中の獣』や『50年後のボクたちは』もノミネートされていて、(今回に比べたら)けっこう華やかだったんですが。

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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Western”(独・ブルガリア・オーストリア) 監督:ヴァレスカ・グリーゼバッハ(Valeska Grisebach)
 物語:ドイツの建設労働者が、ブルガリアのカントリーサイドの辺鄙な建設現場で、タフな仕事をスタートさせる。外国にいるということが、男たちの冒険心を目覚めさせる一方、言葉の壁と文化の相違から偏見と不信にも直面する。やがて、男たちは、村人から認知と好意を得ようと競争を始める。
 “Mein Stern”(2001)がベルリン国際映画祭2001ニュー・ジャーマン・シネマ部門に、 『渇望』“Sehnsucht”(2006)がベルリン国際映画祭2006のコンペティション部門に選出されているヴァレスカ・グリーゼバッハの第3監督作品。
 『ありがとう、トニ・エルドマン』のマーレン・アデがプロデューサーを務めている。ヴァレスカ・グリーゼバッハは、『ありがとう、トニ・エルドマン』でスクリプト・アシスタントを担当している。
 カンヌ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 Art映画祭(スロヴァキア)2017出品。
 ミュンヘン映画祭2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ホライズンズ部門出品。
 ゴールデン・アプリコット国際映画祭2017 長編コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 エルサレム映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。オナラブル・メンション受賞。
 ラックス賞2017 ノミネート。
 モトヴン映画祭2017 メイン・プログラム出品。最優秀作品賞/プロペラ賞、国際批評家連盟賞受賞。
 Fünf Seen映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ、国際批評家連盟賞受賞。
 サラエボ映画祭2017出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション出品。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2017出品。エメリック・プレスバーガー賞受賞。
 CPH:PIX 2017出品。
 ゴールデン・ローズ映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Dare部門出品。
 バルディヴィア国際映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 ウィーン国際映画祭2017出品。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 セビリヤ・ヨーロッパ映画祭2017 オフィシャル・セレクション出品。審査員大賞受賞。
 デンバー映画祭2017出品。
 FilmBath映画祭(英)2017出品。
 ロス・カボス国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。
 Scanorama映画祭ヴィリニュス2017出品。
 AFIフェスト2017出品。
 ブラチスラヴァ国際映画祭2017出品。
 リスボン&エストリル映画祭2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017出品。監督賞受賞。
 カンヌ映画祭週間(アルゼンチン)2017出品。
 パームスプリングス国際映画祭2018出品。
 トロムソ国際映画祭2018出品。
 ロッテルダム国際映画祭2018出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2018出品。


 ・“Streetscapes [Dialogues]”(独) 監督:ハインツ・エミグホルツ(Heinz Emigholz)
 ひとりの映画監督が、対話者を信頼して話をしている。彼は、ワーキング・プロセスや素材(creative blocks)、アーティスティックな危機や表現力について話す。ある時点から、この対話は映画になりうるという発想が湧いてくる。そして、われわれが今観ている映画がその映画になる。
 本作の脚本は、映画制作の根本的な疑問に焦点を当てていて、ハインツ・エミグホルツが、
トラウマ・スペシャリストのZohar Rubinsteinと交わした5日間の分析的なやりとりに基づいている。彼らの再現されたやりとりは、Streetscapesシリーズのキーになっているだけでなく、ハインツ・エミグホルツの全作品のキーとなっていて、その多くは建築学へと向かっていく(エミグホルツの最新作は伝説的な建築家Shmuel Bickelsについての映画“Bickels [Socialism]”である)。
 建築家のJulio VilamajóやEladio Dieste、そしてArno Brandlhuberが設計した建物の中と周辺で、John Erdmanが監督を演じ、Jonathan Perelがアナリストを演じる。彼らは、行き詰まりや打開、カメラの介在効果について議論し、アーティストの子ども時代についてクルーを調べる。建築学的な背景は、題材がいつもそこにあることを教える。この映画において、エミグホルツは、長らく追及してきたものをまとめようとしている。過去と未来を等しく見つめながら。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。
 エルサレム映画祭2017 The Jewish Experience部門出品。
 「フィルム・コメント」誌が選ぶベスト・フィルム・オブ・ザ・イヤー2017 最優秀劇場未公開作品2017第3位。

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 ・“Casting”(独) 監督:Nicolas Wackerbarth
 物語:監督のVeraは、初めてのテレビ映画で、ファスビンダーの『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』のリメイクをしようとしていて、完璧なキャスティングを望んでいる。ところが撮影の初日が近づいてきているのに、キャスティングのセッションばかり多くて、適した主演女優が見つからない。プロデューサーやクルーは彼女をいらつかせる。一方、Gerwinは、オーディションの読み手として、様々なキャスティングで、スター候補たちとセリフのやりとりをしてお小遣いを稼ぐことができてハッピーだ。突然、主演男優が降板する。Gerwinは、これはチャンスかもしれないと考える。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。
 イスタンブール国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Dare部門出品。
 ウィーン国際映画祭2017出品。
 トリノ映画祭2017出品。

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 ・“Der Traumhafte Weg(The Dreamed Path)”(独) 監督:アンゲラ・シャーネレク(Angela Schanelec)
 物語:1984年のギリシャ。イギリス人のケネスとギリシャ人のTheresは愛し合っていた。ところが、ケネスの母が事故に遭い、彼は国に帰らなければならなくなる。のちに、彼は、Theresがいかに大切な存在であったかに気づくが、手遅れだった。30年後のベルリン。Arianeは、40歳のTV女優で、夫は、人類学者として成功していたが、結婚生活は破綻してしまう。駅に近いアパートに引っ越した夫は、窓下にホームレスを見かけるようになる。それは、ケネスで、彼は、Theresもまた現在ベルリンに住んでいることを知らなかった。
 ロカルノ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2016 WAVELENGTHS部門出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2016出品。
 バンクーバー国際映画祭2016出品。
 ケルン映画祭2016出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2016出品。
 ポートランド国際映画祭2017出品。
 ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ2017出品。
 香港国際映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 パリ・ドイツ映画祭2017出品。

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 ・“Selbstkritik eines bürgerlichen Hundes (Self-criticism of a Bourgeois Dog)”(独) 監督:Julian Radlmaier
 物語:ブルジョア犬が、自分はいかにしてフィルムメイカーから犬になったかを告白する。映画の資金作りがうまくいかなくて、Julianは農場で季節労働者として働かざるを得なくなる。パーティーで、彼は若いカナダ人娘Camilleと知り合い、自分は、フィルムメイカーで、コミュニストのフェアリーテールのためにリサーチしているところだと信じさせ、彼女に主役をオファーする。驚いたことに、CamilleはJulianについてきて、そこからロマンティックなファンタジーがスタートする。こうして、彼らは、偽りのシーンのためにリンゴ農園にやってくる。肉体労働は辛く、つつましい宿舎のコンテナで、Julianは変わり者のルームメイトに脅える。一方、Camilleはまやかしのリサーチにのめり込み、幸福を求めて、人を信じやすい2人のプロレタリアート、HongとSanchoと友だちになる。Julianにとって、コミュニストのフィルムメイカーを演じることがどんどん難しくなってくる。さらに、そこに、気の短い、アメリカン・ドリームを夢見る模範労働者と、口を利かない謎の僧侶が入り込んでくる……。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 ベルリン国際映画祭2017パースペクティヴ・ドイツ映画部門出品。
 UNAM国際映画祭(メキシコ)2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭(ポーランド)2017出品。
 Scanorama映画祭ヴィリニュス2017出品。

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 ・“Blind & Hässlich(Ugly & Blind)”(独) 監督:Tom Lass
 物語:フェルディは、自分のことを醜いと思っていた。ヨナが彼のことを好きでいてくれるのは気に入っていたが、それはおそらく彼女が盲目だからだ。だが、ヨナが盲目だというのは、政府が補助金を出している住宅に安く住めるからで、盲目だという演技をしているだけだというのは、疑うべくもなかった。だが、そんな茶番はいつまで続けられるだろうか? 愛があれば、やり通すことができるだろうか?
 監督のTom Lassは、古い仲間たちと盲目の俳優たちを起用し、自ら主演している。
 ミュンヘン映画祭2017 ニュー・ジャーマン・シネマ部門出品。国際批評家連盟賞受賞。
 オルデンブルク映画祭2017出品。シーモア・カッセル賞(アンサンブル賞)受賞。


 ・“Sommerhäuser(The Garden)”(独) 監督:Sonja Kröner
 物語:1976年のうだるような暑い夏。大人たちは、ファミリー・ガーデンを売るかどうかで口論し、子どもたちは、謎めいた近隣の区画を自由に探検する。そんな時、ひとりの少女が行方不明になっていることを耳にする。
 初監督作品。
 ミュンヘン映画祭2017 ニュー・ジャーマン・シネマ部門出品。ジャーマン・ニュー・タレント賞 監督賞、プロダクション賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 DISCOVERY部門出品。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 トロムソ国際映画祭2018出品。

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 ・“Liebmann(The Strange Summer)”(独) 監督:Jules Hermann
 物語:教師のAntek Liebmannが、ドイツでの生活を棄ててフランスの片田舎にやってくる。彼は、そこで仕事を見つけ、シングルマザーのジュヌヴィエーヴや陽気なセバスティアンと知り合いになる。だが、彼らは、Antekがドイツに残してきた恐ろしい秘密のことは知らない。ところが、ドイツから思いもかけない訪問者がやってきて、彼は過去の記憶と向き合わざるを得なくなる。
 ベルリン国際映画祭2016 パースペクティヴ・ドイツ映画部門出品。
 ミラノ国際レズビアン&ゲイ映画祭2016 審査員大賞第3席。
 ヨーロッパ映画賞2016 ディスカバリー賞ノミネート。


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 受賞結果の発表は、2月19日です。
 おそらく作品賞は、“Western”で、“Western”くらいは日本でも劇場公開されるんじゃないでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・ドイツ映画批評家賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_33.html
 ・ドイツ映画批評家賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_12.html
 ・ドイツ映画批評家賞2014 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_72.html
 ・ドイツ映画批評家賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201402/article_27.html
 ・ドイツ映画批評家賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201302/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201202/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_43.html
 ・ドイツ映画批評家賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201102/article_26.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_24.html
 ・ドイツ映画批評家賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201002/article_31.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

 追記:
 ・ドイツ映画批評家賞2018 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201802/article_45.html

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