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zoom RSS 全米映画批評家協会賞2018 受賞結果!

<<   作成日時 : 2018/01/07 12:39   >>

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 第52回全米映画批評家協会賞が発表されました。(1月6日)

 【全米映画批評家協会賞】
 全米映画批評家協会賞(National Society of Film Critics award)は、「全米」といいながら実はニューヨークを拠点とした映画批評家グループの選ぶ映画賞で、元々は、ニューヨーク映画批評家協会への入会を断られた映画批評家が集まって作ったもので、1966年に設立されています。(歴史の古さではニューヨーク映画批評家協会に次ぐ歴史があります。)
 メンバーには、「ニューヨーカー」誌のポーリン・ケール、「ニューズウィーク」誌のジョー・モルゲンステルン、「ライフ」誌のリチャード・シッケルなど、影響力のある映画評論家が多く顔を揃えていたということもあって、協会と協会員は映画通から高い評価を受けています。
 国際批評家連盟賞のアメリカ代表も実はここ全米映画批評家協会だったりします。
 受賞作品には、アメリカ映画のみならず、外国映画が入ってくることもしばしばで、アカデミー賞とはほとんど重ならず、また同じにしようというつもりもないようで、過去50年間で作品賞が同じになったことはたった5回しかありません(『アニー・ホール』『許されざる者』『シンドラーのリスト』『ミリオンダラー・ベイビー』『ハート・ロッカー』)。
 以前の作品賞には、『戦場でワルツを』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『パンズ・ラビリンス』、『カポーティ』、『ミリオンダラー・ベイビー』、『アメリカン・スプレンダー』、『戦場のピアニスト』、『マルホランド・ドライブ』、『ヤンヤン 夏の想い出』“Topsy-Turvy”、『マルコヴィッチの穴』などがあります。

 設立年:1966 会員数:61
 公式サイト:http://www.nationalsocietyoffilmcritics.com/
 Wikipedia(英語):http://en.wikipedia.org/wiki/National_Society_of_Film_Critics
 Wikipedia(日本語):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E7%B1%B3%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%89%B9%E8%A9%95%E5%AE%B6%E5%8D%94%E4%BC%9A%E8%B3%9E

 [賞の特徴]
 ・各部門で次点2位まで発表される。
 ・獲得ポイントも併せて発表している。
 ・最優秀劇場未公開映画、実験映画賞、映画遺産といった賞を設けている。
 ・故人に弔意を示す部門を設けている。
 ・2017年の作品賞は『ムーンライト』、2016年の作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』、2015年の作品賞は.『さらば、愛の言葉よ』、2014年の作品賞は『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』、2013年の作品賞は『愛、アムール』、2012年の作品賞は『メランコリア』、2011年の作品賞は『ソーシャル・ネットワーク』。

 今年の受賞結果は以下の通りです。

画像

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 ◆作品賞
 1.『レディ・バード』 監督:グレタ・ガーウィグ(41)
 2.『ゲット・アウト』 監督:ジョーダン・ピール(39)
 3.『ファントム・スレッド』 監督:ポール・トーマス・アンダーソン(28)

 ◆監督賞
 1.グレタ・ガーウィグ 『レディ・バード』(37)
 2.ポール・トーマス・アンダーソン 『ファントム・スレッド』(36)
 2.ジョーダン・ピール 『ゲット・アウト』(36)

 ◆主演男優賞
 1.ダニエル・カルーヤ 『ゲット・アウト』(44)
 2.ダニエル・デイ=ルイス 『ファントム・スレッド』(34)
 3.ティモシー・シャラメ 『君の名前で僕を呼んで』(24)

 ◆主演女優賞
 1.サリー・ホーキンス 『シェイプ・オブ・ウォーター』『しあわせの絵の具 愛を描く人』(49)
 2.シアーシャ・ローナン 『レディ・バード』(44)
 3.シンシア・ニクソン 『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』(24)
 3.フランシス・マクドーマンド 『スリー・ビルボード』(24)

 ◆助演男優賞
 1.ウィレム・デフォー “The Florida Project”(62)
 2.マイケル・スタールバーグ 『君の名前で僕を呼んで』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(25)
 3.サム・ロックウェル 『スリー・ビルボード』(23)

 ◆助演女優賞
 1.ローリー・メトカーフ(Laurie Metcalf) 『レディ・バード』(74)
 2.レスリー・マンヴィル 『ファントム・スレッド』(36)
 3.アリソン・ジャネイ “I,Tonya”(24)

 ◆脚本賞
 1.グレタ・ガーウィグ 『レディ・バード』(50)
 2.ジョーダン・ピール 『ゲット・アウト』(49)
 3.ポール・トーマス・アンダーソン 『ファントム・スレッド』(31)

 ◆撮影賞
 1.ロジャー・ディーキンス 『ブレードランナー 2049』(40)
 2.ホイテ・ヴァン・ホイテマ 『ダンケルク』(39)
 3.アレクシス・サベ(Alexis Zabe) “The Florida Project”(36)

 ◆ドキュメンタリー賞(Best Non-Fiction Film)
 1.“Faces Places(Visages,Villages)”(仏) 監督:アニエス・ヴァルダ、JR(70)
 2.『エクス・リブリス ― ニューヨーク公共図書館』“Ex Libris: The New York Public Library”(米) 監督:フレデリック・ワイズマン(34)
 3.『ドーソン・シティー:凍結された時間』“Dawson City: Frozen Time” 監督:ビル・モリソン(Bill Morrison)(32)

 ◆外国語映画賞
 1.『エリザのために』(ルーマニア・仏・ベルギー) 監督:クリスティアン・ムンジウ(35)
 2.“Faces Places(Visages,Villages)”(仏) 監督:アニエス・ヴァルダ、JR(30)
 3.『BPM ビート・パー・ミニット』(仏) 監督:ロバン・カンピヨ(29)

 ◆実験映画賞(Best Experimental Film)
 ◎“Good Luck”(仏・独) 監督:ベン・ラッセル(Ben Russell)
 金鉱を求める希望と犠牲の物語。戦禍で引き裂かれたセルビアでは、ヨーロッパでも有数の金鉱床が確認されている。地下600メートルの国が所有する鉱床では、フラッシュライトが労働者たちの顔を照らす。酸素が送り込まれるシューシューいう音がディーゼルのドコドコいう音に交じる。地下深くの爆発音が事務所の壁を震わせる。一方、熱帯のスリナムの違法の金鉱では、まぶしい太陽が照りつける中、水道のポンプがうなる。サラマッカン・マルーンの手から銀色の液体が噴き出し、泥の中の金を探る。闇と光、寒さと暑さ、北と南。2つの異なる自然的社会的環境の中で、金を求める2つのグループの姿が示される。
 ロカルノ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2017 WAVELENGTHS部門出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。


 ◆映画遺産賞(Film Heritage Award)
 ◎“One Way or Another: Black Women’s Cinema, 1970-1991” curated by the Brooklyn Academy of Music Cinématek

 ◆特別表彰(Special commendation)
 ◎Dan Talbot
 アメリカで世界中の映画を上映し、配給したパイオニアとしての仕事に対して(for his pioneering work as an exhibitor and distributor, in bringing world-wide cinema to the United States)

 ◆特別表彰(Special citation)
 ◎アメリカでの配給が待たれるアニエスカ・ホランドの“Spoor (Pokot)”
(for a film awaiting U.S. distribution: Spoor (Pokot), by Agnieska Holland)

 本年度の全米映画批評家協会賞は、37冊の本の著者であり、37のドキュメンタリーの監督であり、協会の創立メンバーでもある伝説的な映画批評家リチャード・シスケルに捧げられた。(This year’s National Society of Film Critics awards are dedicated to Richard Schickel, the legendary film critic and historian, author of 37 books and director of 37 documentaries, and a founding member of the Society.)

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 *当ブログ記事

 ・全米映画批評家協会賞2017 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201701/article_23.html
 ・全米映画批評家協会賞2016 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201601/article_2.html
 ・全米映画批評家協会賞2015 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201501/article_4.html
 ・全米映画批評家協会賞2014 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201401/article_9.html
 ・全米映画批評家協会賞2013 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201301/article_9.html
 ・全米映画批評家協会賞2012 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201201/article_11.html
 ・全米映画批評家協会賞2011 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_12.html
 ・全米映画批評家協会賞2010 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_1.html
 ・全米映画批評家協会賞2009 結果発表:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200901/article_1.html

 ・全米映画賞レース2017 前半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_38.html
 ・全米映画賞レース2017 後半戦の受賞結果をまとめてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_85.html

 ・全米の映画批評家協会系映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201101/article_2.html

 ・全米の映画賞について調べてみました:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201001/article_45.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

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