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zoom RSS ドバイ国際映画祭2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/12/17 20:05   >>

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 第14回ドバイ国際映画祭(12月6日-13日)の受賞結果です。


 【長編部門】(Muhr Feature Awards)

 ※審査員:マルティナ・ゲデック(審査員長)、Raed Andoni(パレスチナの映画監督、プロデューサー)、Ahmad Abdalla(エジプトの編集技師、映画監督)、ドミニク・カブレラ(Dominique Carbera:アルジェリア出身の、フランスのフィルムメイカー)、Sahar Dolatshahi(イランの女優)

 ◆作品賞(Best Muhr Fiction Feature)
 ◎“Wajib”(パレスチナ・仏・独・コロンビア・カタール・UAE) 監督:Annemarie Jacir
 出演:モハマド・バクリ(Mohammad Bakri)、サレ・バクリ(Saleh Bakri)
 物語:Shadiの妹が結婚することになっている。彼は、父親と一緒に故郷ナザレスの人々に結婚式の招待状を配らなければならない。Shadiは、ここ数年、イタリアで暮らしていて、故郷のことはほとんどわかっていない。彼は、10代の頃の「政治」活動のおかげで、何年も前にナザレスを離れたのだ。父親のAbu Shadiは、妻が亡くなって以来、2人の子どもを男手ひとつで育ててきた。息子のShadiが外国に行ってしまってからは、娘と2人きりの生活だった。今、彼は不安を感じている。娘が嫁いでしまうと家に独りぼっちになってしまうからだ。父と息子の間には屈折した思いがある。2人は、結婚式の招待状を配って、友人や親戚など様々な階級の家を回る。息子のShadiは、自分が旅立った後、ナザレスはすっかり変わってしまったことを知る。だが、それ以上に、父についても再発見をする。
 “When I Saw You”(2012)が、ベルリン国際映画祭2013 NETPAC賞などを受賞し、高い評価を受けたAnnemarie Jacirの5年ぶり第3監督長編。
 ロカルノ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。FICC/IFFS, Don Quijote Prize、«Environment is Quality of Life» Prize受賞。
 トロント国際映画祭2017CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 CPH:PIX 2017 出品。
 BFIロンドン映画祭2017 オフィシャル・コンペティション部門出品。特別コメンデーション受賞。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 釜山国際映画祭2017 アジア映画の窓部門出品。
 ムンバイ映画祭2017出品。
 モンペリエ地中海映画祭2017出品。ヤング観客賞受賞。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。
 フィルムズ・フロム・ザ・サウス映画祭2017 メイン・コンペティション部門出品。
 AFIフェスト2017出品。
 マル・デル・プラタ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。作品賞、男優賞(モハマド・バクリ)、SIGNIS賞、ACCA Jury Prize受賞。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2017 男優賞(モハマド・バクリ(Mohammad Bakri)、サレ・バクリ(Saleh Bakri))ノミネート。
 米国アカデミー賞2018 外国語映画賞パレスチナ代表。



 ◆審査員特別賞(Special Jury Prize Muhr Feature)
 ◎“Heaven Without People(Ghada El Eid)”(レバノン) 監督:Lucien Bourjeily
 物語:Josephineは、バラバラな家族の家長で、2年ぶりにイースターのランチにみんなで集まれることに喜んでいた。ところが楽しいはずの食事会は、ふとしたことから眠っていた家族間の緊張に火をつけ、次第にカオスになっていく。



 ◆監督賞(Best Director)
 ◎Sophia Djama “The Blessed(Les Bienheureux)”(仏・ベルギー)

 “The Blessed(Les Bienheureux)”(仏・ベルギー) 監督:Sophia Djama
 出演:サミ・ブアジラ(Sami Bouajila)、ナディア・カッチ(Nadia Kaci)、Amine Lansari、Lyna Khoudri
 物語:内戦から数年後のアルジェ。アマルとサミールは、結婚20周年をレストランで祝うことにする。その道すがら、アマルは幻想に耽り、サミールは気持ちを落ち着かせようとする。一方、息子のFahimと、その友人のFerielとRedaは、次第に再建されつつある、荒廃したアルジェの街をさまよう。
 ベネチア国際映画祭2017 Orizzonti部門出品。女優賞(Lyna Khoudri)、Brian Award、Lina Mangiacapre Award受賞。
 ワルシャワ国際映画祭2017出品。
 モンペリエ地中海映画祭2017長編コンペティション部門出品。メンション受賞。
 リュミエール賞2018 第1回作品賞ノミネート。



 ◆男優賞(Best Actor)
 ◎モハマド・バクリ(Mohammad Bakri)、サレ・バクリ(Saleh Bakri) “Wajib”


 ◆女優賞(Best Actress)
 ◎Menha Al Batraoui “Cactus Flower”(エジプト・ノルウェー・UAE・カタール)

 “Cactus Flower(Zahret Al Sabar)”(エジプト・ノルウェー・UAE・カタール) 監督:Hala Elkoussy
 物語:暑く、政治的に課題を抱えるカイロ。30代初めの女優のAidaと隣人で年輩のディーヴァSamihaが、お金もなく、行くべき当てもなく、ストリートに放り出される。彼らは、物知りのストリート・キッドのYassinとともに、住む場所を探して、疎遠な家族や昔の友人や恋人と会い、自分の過去と向き合うことになる。
 ロッテルダム国際映画祭2017 Bright Future部門出品。



 ◆ドキュメンタリー賞(Best Muhr non-Fiction Feature)
 ◎“Taste of Cement”(独・レバノン・シリア・UAE・カタール) 監督:Ziad Kalthoum
 ベイルート。シリア人の建設作業員が、高層ビルを建てている間、祖国では、彼らの家は破壊されている。レバノンでは戦争は終わったけれども、シリアではまだ進行中だ。労働者たちは建設現場にくぎ付けにされている。レバノン政府は、シリア人難民に門限を課していて、彼らは19時以降外出することができない。シリア人労働者が外部世界とコンタクトできるのは、朝、新しく一日の仕事を始めるために、這い出していく時だけだ。彼らは、祖国とは遮断されていて、夜、小さなテレビのまわりに集まって、シリアのニュースを手に入れる。苦悩と不安に苛まれ、基本的な人権や労働者の権利も剥奪されている。彼らは、もっと違った人生を求め続けている。
 ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭 Visions du Réel(スイス) 2017インターナショナル長編コンペティション部門出品。最優秀作品賞(Sesterce D’Or La Mobilière)受賞。
 サラエボ映画祭2017 キノ・スコープ部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 ドキュメンタリー賞オフィシャル・セレクション。
 カムデン国際映画祭2017 出品。Harrell Award受賞。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 アデレード映画祭2017出品。Foxtel Movies International Award受賞。
 バリャドリッド国際映画祭2017出品。
 ブラチスラヴァ国際映画祭2017 インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2017 ドキュメンタリー賞ノミネート。
 Watch Docs映画祭(ポーランド)2017 出品。
 シネマ・アイ・オナーズ2018 スポットライト賞ノミネート。



 【短編映画部門】(Muhr Short Awards)

 ※審査員:ジル・マルシャン(審査員長)、Ahd Kamel(サウジアラビア出身の女優、フィルムメイカー)、Mehdi M. Barsaoui(チュニジアの映画監督)

 ◆短編映画賞(Best Muhr Short)
 ◎“A Drowning Man”(英・デンマーク・ギリシャ/15min) 監督:マハディ・フレフェル(Mahdi Fleifel)
 物語:Fatahは、故郷から遠く離れて、独りで、現代のアテネのストリートで、日々の生活をやり過ごすためのお金を手に入れようとしている。旅の途上で、彼は、知恵と自暴自棄を身に着けたが、それはこの地に染みわたっているものであり、彼の存在を規定した。
 マハディ・フレフェルは、『シャディの鳩』(2003)がショートショートショートフィルムフェスティバル&アジア2005で紹介されていて、『我々のものではない世界』(2012)がベルリン国際映画祭2013 平和映画賞はじめ数多くの賞を受賞していて、日本でも山形国際ドキュメンタリー映画祭ほかで上映されている。『男が帰ってきた』“A Man Returned”(2016)はヨーロッパ映画賞2016短編映画賞ベルリン代表に選ばれている。
 カンヌ国際映画祭2017 短編コンペティション部門出品。
 ゴールウェイ映画祭2017出品。
 グアナフアト国際映画祭2017出品。
 オデンセ国際映画祭2017 出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 ドキュフェスト国際ドキュメンタリー&短編映画祭2017出品。最優秀短編フィクション賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 SHORT CUTS部門出品。
 エンカウンター国際短編&アニメーション映画祭2017出品。
 ミラノ映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Debate部門出品。
 モントリオール・ニュー・シネマ・フェスティバル2017出品。
 バリャドリッド国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション 短編部門出品。銀のスパイク賞受賞。
 リオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭Curta Cinema 2017出品。
 ジェノヴァ国際映画祭Tous Écrans 2017出品。
 24fps国際短編映画祭2017出品。
 アシアナ国際短編映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 コーク映画祭2017出品。インターナショナル・ショート グランプリ受賞。
 THESS国際短編映画祭2017出品。
 レザルク・ヨーロッパ映画祭2017出品。



 ◆審査員特別賞(Special Jury Prize)
 ◎“The President’s Visit”(レバノン・カタール・米/19min) 監督:Cyril Aris

 【UAE作品部門】(Muhr Emirati Awards)

 ※審査員:Magdi Ahmed Ali(審査員長、エジプトのフィルムメイカー)、Fareed Ramadan(バーレーン出身の作家、脚本家、プロデューサー)、Hani Al Shaibani(UAEのフィルムメイカー)

 ◆作品賞(Best Muhr Emirati Feature)
 ◎“Sharp Tools(Alaat Haddah)”(UAE?) 監督:Nujoom Alghanem [ワールド・プレミア]
 湾岸で、最も影響力があった現代美術のアーティストで、思想家で、批評家でもあり、2016年に65歳で亡くなったHassan Sharif(ハッサン・シャリフ)(1951-2016)についてのドキュメンタリー。彼は、過去50年にわたって、数多くの絵画や彫刻のほか、挑発的なコンセプショナル作品や、実験的パフォーマンスを通して、アートの境界を広げてきた。監督のNujoom Alghanemは、古い友人で、80年代初めに彼と出会っている。撮影は、彼が亡くなる前から始められていて、友人に語るように彼の一連の仕事を紹介し、彼の人生へと導いてくれる。



 ◆監督賞
 ◎Abdullah Al Junaibi “Camera”(UAE)

 “Camera”(UAE) 監督:Abdullah Al Junaibi [ワールド・プレミア]
 物語:UAEの少年が、砂漠へと向かう無邪気な旅の途中に、ドラッグの密売をしているギャングに虐殺されて、その時、小さなカメラを砂の中に落とす。それは、悪質な犯罪に関わる連中を特定する重要な手がかりになる。



 ◆短編映画賞(Best Muhr Emirati Short)
 ◎“Escape”( /27min) 監督:Yasser Al Neyadi、Hanaa Al Shatri


 【湾岸短編部門】(Muhr Gulf Short Awards)

 ※審査員:ジル・マルシャン(審査員長)、Ahd Kamel(サウジアラビア出身の女優、フィルムメイカー)、Mehdi M. Barsaoui(チュニジアの映画監督)

 ◆短編映画賞(Best Muhr Gulf Short)
 ◎“Land of Our Fathers(Fædreland)”(デンマーク/30min) 監督:Ulaa Salim


 ◆審査員特別賞(Special Jury Prize)
 ◎“Sabyea”( /15min) 監督:Dhyaa Joda


 【観客賞】(The Emirates NBD People’s Choice Award)

 ◆観客賞(Best Film)
 ◎“Goodbye Christopher Robin”(英) 監督:サイモン・カーティス(Simon Curtis)
 出演:ドーナル・グリーソン、マーゴット・ロビー、ケリー・マクドナルド、Will Tilston、Alex Lawther
 物語:『くまのプーさん』の生みの親A・A・ミルンとその家族の物語。A・A・ミルンは、第一次世界大戦の帰還兵で、戦争の後遺症に苦しんでした。そんな中、純真な息子クリストファー・ロビンとのやり取りの中で、『くまのプーさん』の物語を生み出し、戦争の後遺症からも立ち直っていく。『くまのプーさん』は、社会的に成功するが、主人公の名前をクリストファー・ロビンにしたことから、それが息子を苦しめ、ミルン自身も苦しむことになる。
 監督は、『マリリン 7日間の恋』『黄金のアデーレ 名画の帰還』のサイモン・カーティス。
 ハンプトンズ国際映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。観客賞受賞。
 ハートランド映画祭2017出品。Truly Moving Picture Award受賞。
 ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード2017 助演女優賞(ケリー・マクドナルド)ノミネート。



 【その他の賞】

 ◆The Sixth IWC Filmmaker Award  USD 100,000 プレゼンター:ケイト・ブランシェット
 ◎Haifaa Al Mansour(サウジアラビア) プロジェクト“Miss Camel”


 ◆ヤング・ジャーナリスト賞(DIFF Young Journalist Award 2017)
 ◎Sanjay Shankar(Middlesex University)
 Gulf News tabloidの協力の下、休みなく映画祭のレポートを行なった。


 ◆UAE内務省シネマ賞(Emirates’ Ministry of Interior’s Cinema Awards) $100,000
 ◎Rawia Abdullah
 プロジェクト‘The Contact Line of Domfront’を通して、社会問題を発信し、その認識を広めた。


 ◆アラブ映画スタジオ・スクリプトライティング賞(The Arab Film Studio Scriptwriting Award)
 ◎Sajda Almuallemi ‘Unexpected Holiday’


 ◆生涯貢献賞(Lifetime Achievement Award)
 ◎パトリック・スチュワート


 ◆名誉賞
 ◎イルファン・カーン


 ◎Wahid Hamed(エジプトの脚本家)


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 受賞作品は、わりと先行する映画祭で既に評価を得ている作品が多かったようです。

 作品賞を受賞した“Wajib”は、受賞歴からしても、日本での劇場公開が検討されてもいいんじゃないかな。

 ちなみに、本年度のクロージング・ナイト作品は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でした。13日、14日、15日で、ほぼ全世界同時公開ですが。

 なぜだかわかりませんが、今年の公式サイトには、「作品紹介」に「言語」は載っていても、「製作国」の記載はありませんでした。「製作国」は、そんなに重要視していないということなんでしょうか。そんなことはないと思うけど。
 IMDbにも載っていない作品があるから、ちゃんと記載しておいてほしいなあ。

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 *当ブログ記事

 ・ドバイ国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_92.html
 ・ドバイ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201312/article_71.html
 ・ドバイ国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201212/article_75.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜12月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html
 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年12月〜2018年3月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201712/article_47.html

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