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zoom RSS AFIフェスト2017 受賞結果

<<   作成日時 : 2017/11/18 12:31   >>

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 AFIフェスト2017(11月9日-16日)の各賞が発表されました。

 AFI(American Film Institute:アメリカ・フィルム・インスティチュート)は、映像教育を目的とする非営利興行団体で、年間を通じて、さまざまな活動を行なっていて、AFIフェストは、その中に目玉行事の1つです。
 AFIフェストは、いわゆるポスト・トロント以降にアメリカ国内で開催されるいくつもの映画祭の1つであり、また、AFIが毎年6月に開催しているドキュメンタリーの祭典、AFI Docsに対応するもう1つの映画祭、ということになります。
 部門は、ガラ&トリビュート、特別上映、ワールド・シネマ、ミッドナイト、短編など13の部門からなり、それぞれの部門は1-3本〜8-9本で構成されています。

 ラインナップは、この時期に開催される他の映画祭と似たりよったりですが、全米映画賞レース参戦作品のお披露目的な意味合いもあり、今年は“Call Me By Your Name”、“The Disaster Artist”、”Hostles“、”Molly’s Game“、”I,Tonya“、”The Leisure Seeker“、『マッドバウンド 哀しき友情』、『シェイプ・オブ・ウォーター』などが上映されました。また、米国アカデミー賞外国語映画賞の有力作品を上映する場にもなっていて、何本もの外国語映画賞エントリー作品が上映されました。

 本年度の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆観客賞 ワールド・シネマ部門
 ◎“The Insult(L’insulte)”(レバノン・仏・米・ベルギー・キプロス) 監督:ジアド・ドゥエリ(Ziad Douieiri)
 出演:アーデル・カラム(Adel Karam)、Kamel El Basha、Camille Salameh、Rita Hayek
 物語:トニは、レバノン系クリスチャンだ。バルコニーの鉢植えに水をやる時、それがこぼれて、職工長をしているパレスチナ人Yasserの頭にかかる。そこからケンカが始まる。怒ったYasserは、トニを侮辱する。威厳を傷つけられたトニは、裁判に持ち込もうと決心する。こうして、パレスチナ人とレバノン系クリスチャンという2つの国籍にまたがる長いもめごとが始まる。
 ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門出品。男優賞(Kamel El Basha)受賞。
 テルライド映画祭2017出品。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 バリャドリッド国際映画祭2017 観客賞、Sociograph Award 2017、The Golden Blogos prize受賞。
 ウィーン国際映画祭2017出品。


 ◆観客賞 New Auteurs部門
 ◎“What Will People Say(Hva Vil Folk Si)”(ノルウェー・独・スウェーデン) 監督:Iram Haq
 物語:17歳のNishaは、二重生活を送っている。家に家族といる時は、完全にパキスタン人の娘だが、友だちと出かける時は、普通にノルウェーのティーンエージャーになる。Nishaがベッドにボーイフレンドといるのを父親に見つかった時、Nishaの2つの世界が容赦なく衝突する。両親は、Nishaを引きずり出して、パキスタンの親戚の家に預けることに決める。パキスタンではいままで通りというわけにはいかない。ここでは両親たちの文化に合わせなければならない。
 トロント国際映画祭2017 PLATFORM部門出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 ムンバイ映画祭2017出品。

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 ◆観客賞 American Independents部門
 ◎“Bodied”(米) 監督:ジョセフ・カーン(Joseph Kahn)
 物語:論文のテーマにラップ・バトルを選んだ学生が、次第にバトルにのめり込んでいき、勝利を目指し、憤りを破裂させる。
 トロント在住のラッパーAlex Larsen (Kid Twist)が脚本に参加し、エミネムがプロデュースする。
 『トルク』などで知られるジョセフ・カーンの監督最新作。
 トロント国際映画祭2017 MIDNIGHT MADNESS部門オープニング作品。ピープルズ・チョイス賞受賞。
 ファンタシティック・フェスト2017出品。
 パリ国際ファンタスティック映画祭2017出品。

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 ◆審査員賞 短編実写作品部門(Grand Jury Award for Live Action Short)
 ◎“Gaze(Negah)”(イラン・伊) 監督:Farnoosh Samadi
 物語:仕事からの帰り。ひとりの女性が、バスの中で、男性が老人の財布を掏るのを目撃する。バスはそのまま走り続け、そのスリが降りようとした時、彼女は勇気を絞り出す……。
 2016年から17年にかけて、『サイレンス』“The Silence(Il silenzio)”が、バリャドリッド国際映画祭、リーズ国際映画祭、ベルリン・インターフィルム短編映画祭、シドニー・フリッカーフェスト、モンス国際アモール映画祭、Buffマルメ国際児童&青少年映画祭、アトランタ映画祭、サラソータ映画祭、ライデン国際短編映画祭、ズリーン国際映画祭など数多くの映画祭で受賞を重ねているFarnoosh Samadiの最新短編。
 ロカルノ国際映画祭2017 レパード・オブ・トゥモロー インターナショナル部門出品。
 ドホーク国際映画祭(クルディスタン)2017 ワールド短編コンペティション部門出品。特別審査員賞受賞。
 釜山国際映画祭2017 短編ショーケース部門出品。
 テヘラン国際短編映画祭2017出品。
 Qシネマ国際映画祭(フィリピン)2017出品。
 バリャドリッド国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション 短編部門出品。金のスパイク賞受賞。
 NDU国際映画祭(レバノン)2017出品。

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 ◆審査員賞 短編アニメーション部門(Grand Jury Award for Animated Short)
 ◎“The Burden(Min Börda)”(スウェーデン) 監督:Niki Lindroth von Bahr [短編部門]
 物語:大きなハイウェイ沿いのショッピングセンター、長期滞在型ホテル、コールセンター、ハンバーガー・レストランと、4幕ものの黙示録的なミュージカルが繰り広げられる。
 ヨーテボリ国際映画祭2017 最優秀短編映画賞受賞。
 カンヌ国際映画祭2017 監督週間出品。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2017 短編コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 ヴィラ・ド・コンド国際短編映画祭2017 アニメーション部門グランプリ。
 メルボルン国際映画祭2017出品。最優秀短編アニメーション賞受賞。
 サラエボ映画祭2017 ヨーロッパ短編部門出品。
 ファントーシュ国際アニメーションフェスティバル2017出品。第1回作品賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 SHORT CUTS部門出品。最優秀インターナショナル短編映画賞受賞。
 ファンタスティック・フェスト2017 出品。ファンタスティック・ショート部門最優秀作品賞受賞。
 オタワ国際アニメーションフェスティバル2017 短編コンペティション部門出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2017出品。
 ワルシャワ国際映画祭2017 観客賞短編映画部門 第2席。
 シカゴ国際映画祭2017 観客フェイバリッツ受賞。
 ヨーロッパ・アニメーション賞2017 短編アニメーション賞ノミネート。


 ◆審査員スペシャル・メンション(Special Jury Mention)
 ◎“Silica”(オーストラリア・英) 監督:ピア・ボルグ(Pia Borg)
 物語:南オーストラリアの砂漠の、オパールが採掘される町。地表の形成と、本物と媒介の境界を観察する。
 SF映画で使われた35mmの映像と、コンピューターで作った画像の合成。
 ピア・ボルグは、2014年に『スルー ザ ホーソーン』で注目された3人組監督の1人。
 ロカルノ国際映画祭2017 レパード・オブ・トゥモロー インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 【Facts & Figures】
 53カ国から137作品を上映。
 長編:93作品、短編:44作品
 うち、女性監督作品:40作品、ドキュメンタリー:19作品、アニメーション:14作品
 米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 各国代表:14作品
 AFI卒業生75人24作品

 昨年までは長編部門(New Auteurs部門)にも審査員賞が設けられていて、短編部門にももっとたくさんの賞があったんですが、今年は、上記のようにすっかりコンパクトになってしまいました。
 シルバードックス・ドキュメンタリー映画祭がAFI Docsにリニューアルして、賞が長編と短編の観客賞1つずつになってしまったので、ひょっとするとAFIフェストの方も賞を減らすことになるかもしれないと思っていたら、本当にそうなってしまいました。
 賞を設けることはそれはそれで意味があると思いますが、AFIは、賞に関心が向かうのを避けて、より個々の作品の上映に重点をシフトした、ということでしょうか。

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 *当ブログ記事

 ・AFIフェスト2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_36.html
 ・AFIフェスト2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201311/article_23.html
 ・AFIフェスト2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_7.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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