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zoom RSS ハワイ国際映画祭2017 受賞結果!日本がらみの受賞もいろいろと

<<   作成日時 : 2017/11/17 00:09   >>

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 第37回ハワイ国際映画祭(11月2日-12日)の各賞が発表されました。

 【ハワイ国際映画祭】

 ハワイ国際映画祭は、1981年にハワイで始まった国際映画祭で、地元ハワイの映画はもちろん、アジア太平洋地域の映画の上映に力を入れている映画祭で、毎年、日本からも数多くの作品が出品されています。

 プログラムとしては、インド、台湾、香港、中国、韓国、日本といった国別の上映プログラムのほか、東南アジア・ショーケース、パシフィック・ショーケース、メイド・イン・ハワイなどの、独自のプログラムが組まれています。

 日本作品の受賞も多く、1990年に『ウンタマギルー』、2001年に『いちばん美しい夏』、2003年に『たそがれ清兵衛』、2004年に『茶の味』、2012年に『鍵泥棒のメソッド』がそれぞれナラティヴ部門の作品賞を受賞し、1998年には『ナージャの村』がドキュメンタリー賞を、2004年には土屋豊監督の『PEEP “TV” SHOW』がNETPAC賞を、2015年には浅野忠信がマーベリック賞を受賞しています。また、2012年には役所広司に、2015年には広末涼子にキャリア貢献賞を贈られています。

 本年度の受賞結果は以下の通りです。

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 ◆メイド・イン・ハワイ長編作品賞(The Best Made In Hawaii Feature Award)
 ◎“Out of State”(米) 監督:Ciara Lacy
 2007年、ハワイ州は、資金とスペースの不足から、約2000人の男性の囚人の収容を、アリゾナ州の私設刑務所に委託する。デイヴィッドとヘイルは、犯罪の常習犯で、つかまって、そこに送られ、刑務所内で、ハワイ出身の囚人たちがネイティヴの言語やダンスを教え合っているのを目撃する。刑期を終えた後、2人は、ハワイに戻って、この刑務所での経験が自分たちを永遠に変えたことを家族にも自分自身にも証明し、新たな人生のスタートを切ろうとする。
 監督のCiara Lacyは、ハワイ生まれの女性監督で、これが初監督作品。
 ロサンゼルス映画祭2017 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。
 サンディエゴ・アジアン映画祭2017出品。

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 ◆メイド・イン・ハワイ短編作品賞(The Best Made In Hawaii Short Film Award)
 ◎“Wilder Palms”(米) 監督:Bradley Tangonan
 物語:リンは、7歳の少女で、母親と別れなければならない瀬戸際にいる。児童福祉サービスの福祉士との緊迫感ある面談の後、彼女は、自分のイマジネーションの中に逃げ込むか、新しい現実を受け止めるかを選ばなければならなくなる。

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 ◆最優秀短編映画賞(Best Overall Short Film)
 ◎『PRIA』“Pria”(インドネシア・米) 監督:Yudho Aditya(コロンビア大学)
 物語:「インドネシアの農村に暮らす青年は、自分の生い立ちにまつわる因習と、西洋の自由への理想化した空想との間でもがいていた。」
 コロンビア大学映画祭2016 プロデューサー賞、Festival Award受賞。
 ナショナル・ボード・オブ・レビュー2016 学生グラント受賞。
 DGA学生賞2016受賞。
 CAAMフェスト(米)2017出品。
 BFI FlareロンドンLGBT映画祭2017出品。
 Sehsüchte国際映画祭(独)2017出品。
 モントクレア映画祭2017出品。
 ロサンゼルス・アジア太平洋映画祭2017出品。Golden Reel Award受賞。
 ロサンゼルス映画祭2017出品。
 フレームライン映画祭/サンフランシスコLGBTQ映画祭2017出品。
 パームスプリングス国際短編映画祭2017出品。
 LA Outfest2017出品。
 マドリッド国際映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 メイコン映画祭2017出品。
 エンカウンターズ短編&アニメーション映画祭2017出品。
 ミラノ映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ニューヨーク・レズビアン&ゲイ映画祭2017出品。観客賞受賞。
 ウプサラ国際短編映画祭2017出品。
 サンディエゴ・アジアン映画祭2017出品。
 京都国際学生映画祭2017出品。

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 ◆ハワイ・ムービーメイカー賞2017(Inaugural Hawaii Movie Maker Award for 2017)
 ◎Alexander Bocchieri(監督)、Stacey Hayashi(脚本家)(“Go for Broke”)

 “Go for Broke:An Origin Story”(米) 監督:Alexander Bocchieri
 物語:真珠湾攻撃の後、ハワイ大学の予備役将校訓練課程(ROCT)はハワイの重要軍事拠点の警備に当たった。その中には、日系二世が多く含まれていたが、彼らは、その活躍にも拘わらず、日系人に対する不信から、何の説明もなく除隊させられた。そうした差別や偏見を受けながらも、日系二世たちは、アメリカ人として祖国に尽くすことを誓った請願書を出し、その結果、彼らによって大学勝利奉仕団(Varsity Victory Volunteers)という準軍事組織が結成させることになった。彼らの勇敢なる行動は、ハワイからの召集兵による第100歩兵大隊の忍耐とともに、アメリカ軍隊史の中でも数多くの勲章を獲得している、米国日系人部隊442部隊の結成へと導いている。

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 ※上映には、当時を知る存命の方々も招待されたようです。

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 ◆NETPAC賞
 ◎“One Thousand Ropes”(ニュージーランド) 監督:トゥシ・タマセセ(Tusi Tamasese)
 物語:Maeaは、パン屋での仕事のほかに、伝統的な助産師としても働いている。それは、求めに従って、妊婦のお腹をマッサージする仕事だ。ある衝撃的暴力的な出来事があった後、彼は家族から距離を置かれるようになった。ある日、疎遠になっていた娘Ilisaが彼の許を訪ねてくる。彼女は、ボーイフレンドから暴力を受け、妊娠していた。また、彼の部屋には、突然、女性の霊が現れるようになっていたが、墓地の墓に帰らなくなる。
 ニュージーランドのサモア人監督トゥシ・タマセセの第2監督長編。
 ベルリン国際映画祭2017 ベルリナーレ・スペシャル部門出品。
 シドニー映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Journey部門出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 ニュージーランド代表。
 トゥシ・タマセセは、2011年に初監督長編『サイリの決断』“O Le Tulafale”が、ニュージーランドとしての初めての米国アカデミー賞外国語映画賞代表に選ばれていて、今回が6年ぶり2回目の選出。


 ◆観客賞 長編ナラティヴ部門
 ◎“Jimami Tofu”(日・シンガポール) 監督:Jason Chan、Christian Lee [ワールド・プレミア]
 出演:Jason Chan、山本真理、仲宗根梨乃、津嘉山正種、Christian Lee
 物語:ライアンは、野心あるシェフで、東京で働いている。妻のユキは料理評論家をしているが、突然いなくなってしまい、ライアンは動揺する。彼女を捜して、ライアンはユキの故郷沖縄に向かう。ユキは見つからないが、ユキの父親のやっている沖縄料理の店にたどり着く。ユキの幼なじみナミの助けを借りて、ライアンはユキの父に秘密のレシピを教わろうとする。最初は気乗りがしない父親だったが、やっと教え始めてくれる。しかし、東京でのライアンのやり方はここでは通用せず、なかなかうまくいかない。しかもユキの父親は病気になってしまう……。
 Jason Chanは10年以上のキャリアを持つ男優で、これが第2監督長編、Christian Leeも男優として10年以上のキャリアを持ち、2014年のJason Chanの初監督長編“Perfect Girl”にも出演している。これが初監督長編。
 2017年2月28日に沖縄で特別試写会が開催された。

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 ◆観客賞 ドキュメンタリー部門
 ◎“Out of State”(米) 監督:Ciara Lacy

 ◆観客賞 短編部門
 ◎“Wilder Palms”(米) 監督:Bradley Tangonan

 【特別賞・名誉賞】

 ◆生涯貢献賞(Halekulani Lifetime Achievement Award)
 ◎ビル・プルマン

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 ◆キャリア貢献賞(Halekulani Career Achievement Award)
 ◎原田眞人

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 ◆マーベリック賞(Halekulani Maverick Award)
 ◎サイモン・ベイカー(Simon Baker)

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 ◆PIC Trailblazer Award
 ◎タイカ・ワイティティ

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 前回までとは設けられている賞が変更になっています。
 前回まではけっこうメジャーなタイトルが賞を獲っていたので、そういう傾向を改めたかったのかもしれませんが、結果的にメインの賞と観客賞で2つの作品が2つずつ賞を受賞することになってしまいました。

 本年度の日本からの出品は、22本でした。

 ・『美しい星』“A Beautiful Star” 監督:吉田大八 [USプレミア]
 ・『散歩する侵略者』“Before We Vanish” 監督:黒沢清 [ハワイ・プレミア]
 ・『彼女がその名を知らない鳥たち』“Birds Without Names” 監督:白石和彌 [ハワイ・プレミア]
 ・『彼らが本気で編むときは、』“Close-Knit” 監督:荻上直子 [ハワイ・プレミア]
 ・『父の結婚』“Dad's Wedding”(30min) 監督:ふくだももこ [北米プレミア]
 ・『幼な子われらに生まれ』“Dear Etranger” 監督:三島有紀子 [USプレミア]
 ・『愚行録』“Gukoroku: Traces Of Sin” 監督:石川慶 [ハワイ・プレミア]
 ・『殺し屋 1』“Ichi The Killer”(2001) 監督:三池崇史
 ・“Jimami Tofu”(日・シンガポール) 監督:Jason Chan、Christian Lee [ワールド・プレミア]
 ・『JUNK HEAD』“Junk Head” 監督:堀貴秀 [ハワイ・プレミア]
 ・『夜明け告げるルーのうた』“Lu Over The Wall” 監督:湯浅政明 [ハワイ・プレミア]
 ・『メアリと魔女の花』“Mary And The Witch's Flower” 監督:米林宏昌 [ハワイ・プレミア]
 ・『MUTAFUKAZ』“Mutafukaz”(仏・日) 監督:Guillaume Renard、西見祥示郎 [ハワイ・プレミア]
 ・『ひるね姫 〜知らないワタシの物語』“Napping Princess” 監督:神山健治 [フェスティバル・プレミア]
 ・『オー・ルーシー!』“Oh Lucy!”(日・米) 監督:平柳敦子 [ハワイ・プレミア]
 ・『羊の木』“The Scythian Lamb” 監督:吉田大八 [北米プレミア]
 ・『関ヶ原』“Sekigahara” 監督:原田眞人 [インターナショナル・プレミア]
 ・『サバイバルファミリー』“Survival Family” 監督:矢口史靖 [ハワイ・プレミア]
 ・『茅ヶ崎物語〜My Little Hometown〜』“Tales of Chigasaki” 監督:熊坂出 [インターナショナル・プレミア]
 ・『わさび』“Wasabi”(29min) 監督:外山文治 [ハワイ・プレミア]
 ・『家族はつらいよ 2』“What A Wonderful Family! 2” 監督:山田洋次 [ハワイ・プレミア]
 ・“Zan” 監督:Rick Grehan [USプレミア]

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 *当ブログ記事

 ・ハワイ国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201611/article_28.html
 ・ハワイ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_34.html
 ・ハワイ国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201211/article_16.html
 ・ハワイ国際映画祭2010 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_15.html
 ・ハワイ国際映画祭2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200911/article_28.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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