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zoom RSS シカゴ国際映画祭2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/10/28 05:00   >>

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 第53回シカゴ国際映画祭(10月12日-26日)の各賞が発表されました。

 【シカゴ国際映画祭】

 シカゴ国際映画祭は、北米で最も古い映画祭の1つです(一番古いのはサンフランシスコ国際映画祭)。

 上映作品数も多く、ワールド・シネマのショーケース的な性格も持っていますが、インターナショナル作品、新人監督作品、ドキュメンタリー作品、短編作品、およびLGBT作品と5つのコンペティション部門を有し、北米で最も長く続いているコンペティティヴな映画祭としても知られています。

 インターナショナル・コンペティション部門の最優秀作品賞であるゴールド・ヒューゴ賞の過去の受賞作には、『幻の光』、『リディキュール』、『Hole』、『アモーレス・ペロス』、アスガー・ファルハディの『水曜日の花火』、カルロス・レイガダスの『静かな光』、スティーヴ・マックイーンの『ハンガー』、『ル・アーヴルの靴みがき』、『ホーリー・モーターズ』、『独裁者と小さな孫』、『シエラネバダ』など、作家性の強い作品、および、その後、世界的に注目されることになる映画作家の初期の作品が選ばれています。

 本年度の受賞結果は、以下の通り。

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 【インターナショナル長編コンペティション部門】(International Feature Film Competition)

 ※審査員:アンネ・ツォーラ・ベラシェド(Anne Zohra Berrached:ドイツのフィルムメイカー)、Nick Davis(アメリカの教授、映画分析、映画批評)、レティシア・ドレラ(Leticia Dolera:スペインの女優)、ダニエル・ダビッキ(Daniel Dubiecki:アメリカのプロデューサー)、ツィ・マー(Tzi Ma:香港出身の俳優)

 ◆最優秀作品賞/ゴールド・ヒューゴ賞(Gold Hugo)
 ◎『家族のように』“A Sort of Family (Una especie de familia)”(アルゼンチン) 監督:ディエゴ・レルマン
 物語:マレナ(Malena)は、ブエノスアイレスで働くミドル・クラスの医者である。ある午後、彼女は、コスタス(Costas)医師から電話をもらう。いますぐ国の北部に向かって出発しなければならない。待望の赤ん坊が生まれそうだと。突然、ほとんど何の考えもなしに、マレナは、その不確かな旅に出発する。途中には、彼女が判断しなければならない分岐点が待ち構えている。あらゆる合法的な事柄、モラル的な障害。ある程度までは、彼女はいつも自分自身に問いかけていた。欲しいものを手に入れるためには、どこまで用意できるかと。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション出品。脚本賞受賞。
 CPH:PIX 2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Debate部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2017出品。
 フィラデルフィア映画祭2017出品。
 ライデン国際映画祭2017出品。



 ◆監督賞/シルバー・ヒューゴ賞(Silver Hugo Best Director)
 ◎“Birds Are Singing in Kigali (Ptaki śpiewają w Kigali)”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ
 物語:1994年、鳥類学者のAnněは、ルワンダにいて、多数派フツ族によるツチ族の虐殺、いわゆる「ルワンダ大虐殺」を目撃する。Anněは、家族を殺された仲間の娘Claudineを救おうとして、ポーランドに連れていく。Claudineは、事件のトラウマとすぐにカッとしやすい性格から、なかなか平安を見い出せないし、犠牲者を演じることも拒む。ルワンダで、部族間の立場が逆転した時、Claudineは母国に帰ると言い出す。自らのキャリアを進める意味もあって、不本意ながらAnněも同行する。Claudineは、以前の人生の軌跡をたどり、愛する者の墓を捜す。彼女が行く先々で、失ってしまったものと折り合いをつけようとしている生き残りの人々と出会う。1996年には、権力はツチ族の手の中にあったが、平和は不安定で、ほぼ普遍的ともいえる貧困が、悪魔を唆す。
 クラウゼ夫妻が、完成までに約10年かけたプロジェクト。当初は、アメリカとの共同製作で進められていたが、2008年にアメリカ側と衝突して、アメリカから権利を買い取らなければならなくなり、また、クシシュトフ・クラウゼも病に倒れてしまう。『パプーシャの黒い瞳』が完成した2013年には、夫婦として3作目となるこのプロジェクトは暗礁に乗り上げていた。2年かけて、製作資金の確保とルワンダでの撮影許可をクリアしたものの、クシシュトフ・クラウゼは2014年12月に亡くなってしまい、ヨアン・コス=クラウゼが独りで引き継いで、作品を完成させた。
 ロカルノ国際映画祭2016 Film projects: First Look賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション コンペティション部門出品。女優賞(ヨヴィタ・ブドニク(Jowita Budnik)、Eliane Umuhire)受賞。
 ニュー・ホライズンズ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 グディニャ映画祭2017 メイン・コンペティション部門出品。The Silver Lions Award、主演女優賞(ヨヴィタ・ブドニク(Jowita Budnik)、Eliane Umuhire)、編集賞受賞。
 BFIロンドン映画祭2017 Debate部門出品。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 Scanorama映画祭(ヴィリニュス)2017出品。


 ◆審査員賞/シルバー・ヒューゴ賞(Silver Hugo Jury Prize)
 ◎『わたしは、幸福(フェリシテ)』“Félicité”(セネガル・仏・ベルギー) 監督:アラン・ゴミス(Alain Gomis)
 出演:Véro Tshanda Beya、Gaetan Claudia、Papi Mpaka
 物語:ブリスは、16歳の息子サモと2人暮らしで、キンシャサのバーでシンガーをしている。ある朝、サモがバイクで事故に遭ったという知らせを受ける。手術代が用意できなければ、息子は足を失ってしまう。彼女は、息子を救うために、半狂乱になってキンシャサの街を駆け巡る。サモとの思い出が頭をよぎる。そして、彼女はタブーを犯す……。
 タイトルは「幸せ」の意。
 ベルリン国際映画祭2017 コンペティション部門出品。審査員グランプリ(銀熊賞)受賞。
 ワガドゥグー・パナアフリカン映画&TVフェスティバル(FESPACO)2017出品。最優秀作品賞(Etalon de Yennega)、音響賞受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。
 イスタンブール国際映画祭2017 FACE Film Award of the Council of Europe受賞。
 全州国際映画祭2017出品。
 シドニー映画祭2017出品。
 台北電影節2017出品。
 エルサレム映画祭2017 スピリット・オブ・フリーダム部門出品。
 ニュージーランド国際映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017Create部門出品。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ウィーン国際映画祭2017出品。
 デンバー国際映画祭2017出品。
 米国アカデミー賞2018外国語映画賞 セネガル代表。


 ◆男優賞/シルバー・ヒューゴ賞(Silver Hugo Best Actor)
 ◎Aleksandr Yatsenko “Arrhythmia”(ロシア・フィンランド・独)(監督:Boris Khlebnikov)

 ・“Arrhythmia”(ロシア・フィンランド・独) 監督:Boris Khlebnikov
 物語:オレグは、病院で救急救命士をしていて、きついシフトの後、ちょっと酒をあおるのを好んだ。彼の妻カーチャもまた医師で、病院の緊急病棟に勤めていた。彼女の我慢は限界にきて、ある日、カーチャはオレグに離婚したいと言い出す。2人は離婚するが、オレグが新しいフラットを見つけるまで、一緒に暮らす。職場でも大きな変化があり、オレグの生活は楽になりそうにはなかった。
 オープン・ロシア映画祭2017 メイン・コンペティション部門出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション コンペティション部門出品。男優賞(Alexander Yatsenko)受賞。
 ゴールデン・アプリコット国際映画祭2017出品。
 オデッサ国際映画祭2017出品。
 サハリン国際映画祭2017出品。グランプリ、男優賞(Aleksandr Yatsenko)、観客賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2017出品。インターナショナル・エキュメニカル賞受賞。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 ハンプトン国際映画祭2017出品。
 アデレード映画祭2017出品。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 スプートニク・ロシアン映画祭2017出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2017 脚本賞受賞。


 ◆女優賞/シルバー・ヒューゴ賞(Silver Hugo Best Actresses)
 ◎ヨヴィタ・ブドニク(Jowita Budnik)、Eliane Umuhire “Birds are Singing in Kigali (Ptaki śpiewają w Kigali)”

 ◆脚本賞/シルバー・プラーク賞(Silver Plaque Best Screenplay)
 ◎モハマド・ラスロフ(Mohammad Rasoulof) “A Man of Integrity (Lerd)”(イラン)(監督:モハマド・ラスロフ)

 “A Man of Integrity (Lerd)”(イラン) 監督:モハマド・ラスロフ
 物語:レザは、テヘランの大学で、観客の前で叫ぶ。「この国には2つの生き方がある。人を虐げて生きるか、虐げられるかだ。」 彼の仲間のひとりは、声を上げて、レザに続き、安全保障に違反し、反体制的思想を煽ったとして、刑務所に6年服役させられることになった。レザは、テヘランを離れ、金魚を育てるために、イランの北部の小さな町に引っ越す。彼は、虐げる生活も虐げられる生活も嫌で、静かに暮らしたかった。だが、彼が、ここで見たものは、地元の社会を支配したがっている暴君的な企業だった。彼は、権力争いに巻き込まれる。抵抗すると、家族に影響が及ぶ。レザは岐路に立たされた。信念を棄てることで、すべての問題が解決される。すべてをまずくしていたのは、彼の信念だった。今、社会は、彼を次の町長と企業のCEOにしようとして、レザを悩ませる。
 モハマド・ラスロフ監督は、2010年に無許可で撮影を行なったとして、セットで逮捕されて(禁固刑は6年からのちに1年に減刑された)、映画制作を禁じられながらも、2011年のカンヌ国際映画祭ある視点部門に『グッドバイ』を出品し(監督賞受賞)、さらに、映画を発表する手段を持っていないはずの立場でありながら2013年のカンヌ国際映画祭ある視点部門に極秘裏に“Dast-neveshtehaa nemisoosand (Manuscripts Don't Burn)”を出品した(国際批評家連盟賞受賞)。
 昨年の冬に、久々に映画制作のライセンスがもたらされて制作がスタートし、イラン北部とテヘランで撮影が行なわれた。第7長編。
 カンヌ国際映画祭2017 ある視点部門出品。ある視点賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ホライズンズ部門出品。
 ゴールデン・アプリコット国際映画祭2017出品。国際批評家連盟賞受賞。
 エルサレム映画祭2017インターナショナル・コンペティション部門出品。オナラブル・メンション受賞。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 テルライド映画祭2017出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 アデレード映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 釜山国際映画祭2017 アジア映画の窓部門出品。
 ウィーン国際映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 台湾・金馬奨映画祭2017出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2017 作品賞ノミネート。


 ◆撮影賞/シルバー・プラーク賞(Silver Plaque Best Cinematography)
 ◎Chayse Irvin “Hannah”(伊・仏・ベルギー)(監督:Andreas Pallaoro)
 出演:シャーロット・ランプリング、アンドレ・ウィルム(André Wilms)
 物語:夫が投獄されて、ハンナは独り取り残される。彼女は、自分の人生の選択によって罠にはまり、自らの不安と依存、これまでに捧げた誠意と献身を思って、身動きできなくなってしまう。
 監督デビュー作“Medeas”が、ベネチア国際映画祭2013 Orizzonti部門で上映されたAndrea Pallaoroの第2監督長編。3部作の第2部として想定されている。
 ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門出品。女優賞(シャーロット・ランプリング)、La Pellicola d’Oro Award(舞台係(Best Stagehand): Roberto Di Pietro)受賞。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2017出品。
 ワルシャワ国際映画祭2017出品。
 ウィーン国際映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。


 ◆美術賞/シルバー・プラーク賞(Silver Plaque Best Art Direction)
 ◎Václav Novak “The Line (Čiara)”(スロヴァキア・ウクライナ・チェコ)(監督:Peter Bebjak)

 “The Line (Čiara)”(スロヴァキア・ウクライナ・チェコ) 監督:Peter Bebjak
 物語:Adam Krajňákは、一家の主で、スロヴァキア-ウクライナ間でタバコの密輸入をしているギャングのボスである。彼は、取引の要役で、あらゆることに気を配り、決定的な瞬間に、自信と忍耐を持って行動できるリーダーである。だが、平和な共存世界に脅威が訪れる。シェンゲン協定が結ばれて、ヨーロッパ26か国で、国境検査なしで国境を越えられることになったのだ(スロヴァキアは2004年に適用になったが、ウクライナは協定に加盟していない)。ひとつの取引の失敗が、これまでの防波堤を崩壊させる。今までは彼が計画しなければ、誰も国境を越えることができなかったのに。Krajňákは、自分にとっての境界とは何か、を考えるはめになる。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 オデッサ国際映画祭2017特別上映作品部門出品。
 キエフ国際映画祭2017出品。
 台湾・金馬奨映画祭2017出品。


 [その他のエントリー作品]
 ・“The Workshop”(仏) 監督:ローラン・カンテ
 ・“Sicilian Ghost Story”(仏・伊・スイス) 監督:ファビオ・グラッサドニア(Fabio Grassadonia)、アントニオ・ピアッツァ(Antonio Piazza)
 ・『希望のかなた』“The Other Side of Hope”(フィンランド) 監督:アキ・カウリスマキ
 ・“Thelma”(ノルウェー・スウェーデン・仏) 監督:ヨアキム・トリアー
 ・“The Confession”(ジョージア・エストニア・米) 監督:ザザ・ウルシャゼ(Zaza Urushadze)
 ・『サムイの歌』“Samui Song”(タイ・独・ノルウェー) 監督:ペンエーグ・ラッタナルアーン
 ・“Gemini”(米) 監督:アーロン・カッツ(Aaron Katz)
 ・“Wind Traces”(メキシコ) 監督:Jimena Montemayor
 ・“Paris Square”(ブラジル・アルゼンチン・ポルトガル) 監督:Lúcia Murat

 【ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門】(New Directors Competition)

 ※審査員:Matt Fagerholm(シカゴの映画批評家)、Fabrice Rozié(シカゴのフランス領時間文化大使)、Andreas Ströhl(ミュンヘン映画祭ディレクター)、Ella Taylor(USC教授)、Wenhwa Ts’ao(コロンビア・アレッジ・シカゴの映画・テレビ芸術学部教授)

 ◆最優秀作品賞/ゴールド・ヒューゴ賞(Gold Hugo)
 ◎“No Date, No Signature (Bedoune Tarikh, Bedoune Emza)”(イラン) 監督:Vahid Jalilvand
 出演:Amir Agha’ee、Navid Mohammadzadeh、ヘディエ・テヘラニ(Hediyeh Tehrani)、Sa’eed Dakh
 物語:Kaveh Narimanは、法医学の病理医で、イランの法医学組織に勤めている。ある日、彼は、バイクと接触事故を起こし、8歳の少年をケガさせてしまう。彼は、少年をクリニックに連れて行くが、父親は助けもお金も受け取ろうとしない。次の朝、彼は、勤務先で、昨日の少年の遺体を目の前にする。少年はアトピーを起こしている。Narimanは、少年が事故のせいで死んだのか、それとも毒性のものを食べて死んでしまったのか、判断しなければならない。
 ファジル映画祭2017 監督賞、助演男優賞(Navid Mohammadzadeh)、サウンド・ミックス賞受賞。
 ベネチア国際映画祭2017 Orizzonti部門出品。監督賞、男優賞(Navid Mohammadzadeh)受賞。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 釜山国際映画祭2017 アジア映画の窓部門出品。
 サンパウロ国際映画祭2017出品。
 テッサロニキ国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。
 サンディエゴ国際映画祭2017出品。
 ブラチスラバ国際映画祭2017出品。
 Sheedペルシャン映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2017 男優賞(Navid Mohammadzadeh)ノミネート。


 ◆準作品賞/シルバー・ヒューゴ賞(Silver Hugo)
 ◎“The Charmer (Charmøren)”(デンマーク) 監督:Milad Alami
 物語:Esmailは、若いイラン人で、デンマークで暮らすのを助けてくれるような女性たちに会いたいと考えている。時間が流れ、彼は恋をし、過去に追いつかれてしまう。人種と階級とよりよい生活への闘いの物語。
 第2監督長編。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2017 1-2 コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。


 ◆ロジャー・エバート賞(Roger Ebert Award)
 ◎“Killing Jesús (Matar a Jesús)”(コロンビア・アルゼンチン) 監督:Laura Mora
 物語:若い娘が、父親を殺される。彼女は何が起こったのかをはっきりさせ、復讐したいと考えるが、答えは見つからない。
 2002年に、監督のLaura Moraの父親が殺されたという実際に起こった事件に基づく。
 “Perro come perro(Dog Eat Dog)”(2008)、“Todos tus muertos(All Your Dead Ones)”(2011)、『パブロ・エスコバル 悪魔に守られた男』“Pablo Escobar: El Patrón del Mal (2012– )などを手がけるDiego F. Ramírezがプロデューサーを務める。
 Laura Mora(Ortega)は、『パブロ・エスコバル 悪魔に守られた男』の監督の1人で、『大河の抱擁』のチロ・ゲーラらと同じコロンビアの若い世代の監督グループに属する唯一の女性監督でもある。
 トロント国際映画祭2017 DISCOVERY部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 ニュー・ディレクターズ部門出品。スペシャル・メンション、ユース賞 (EROSKI Youth Award)、Fedeora賞、SIGNIS賞 60周年特別賞受賞。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 ワルシャワ国際映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。


 [その他のエントリー作品]
 ・“Oblivion Verses”(仏・チリ・独・オランダ) 監督:Alireza Khatami
 ・“Bitter Flowers”(ベルギー・スイス・仏) 監督:Olivier Meys
 ・“Life Guidance”(オーストリア) 監督:Ruth Mader
 ・“The Reconciliation”(ポーランド) 監督:Maciej Sobieszczański
 ・“Charleston”(ルーマニア・仏) 監督:Andreï Cretulescu
 ・“Scary Mother”(ジョージア・エストニア) 監督:Ana Urushadze
 ・“The Cakemaker”(イスラエル・独) 監督:Ofir Raul Graizer
 ・“In the Shadows”(インド・英) 監督:Dipesh Jain
 ・“Never Steady, Never Still”(カナダ) 監督:Kathleen Hepburn
 ・“They”(米・カタール) 監督:Anahita Ghazvinizadeh
 ・“La Familia”(ベネズエラ・チリ・ノルウェー) 監督:Gustavo Rondón Córdova
 ・“Hunting Season”(アルゼンチン・仏・英・独・カタール) 監督:Natalia Garagiola
 ・“Los Perros”(チリ・仏) 監督:Marcela Said

 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】(Documentary Competition)

 ※審査員:Jim Browne(Argot Pictures)、Paula Froehle(Chicago Media Project)、サミュエル・D・ポラード(Sam Pollard:ドキュメンタリー監督、プロデューサー)

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞/ゴールド・ヒューゴ賞(Gold Hugo)
 ◎“The Other Side of the Wall (Al otro lado del muro)”(西・メキシコ) 監督:Pau Ortiz
 ホンジュラスからメキシコにやってきた移民一家。母親が、よくわからない罪状で、メキシコの刑務所に10年間入れられることになる。否応なく、4人の子どもたちが取り残され、年長のRocíoとAleが母親と父親の役割を演じなければならなくなる。家計は厳しい。彼らには労働許可証はなく、雇ってもらえるチャンスも乏しい。Aleのガールフレンドは妊娠しているし、Rocíoは、ティーンエージャーとして、責任を背負い込むより、自由がほしいと考えている。追い込まれ、緊張が増していく中、Aleは難しい決断を下す。
 スペイン・マラガ映画祭2017 ドキュメンタリー賞スペシャル・メンション受賞。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2017 インターナショナル・ドキュメンタリー部門出品。最優秀インターナショナル長編ドキュメンタリー賞受賞。
 Docモンテビデオ2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 チューリヒ映画祭2017 インターナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。


 ◆準ドキュメンタリー賞/シルバー・ヒューゴ賞(Silver Hugo)
 ◎“Mr. Gay Syria”(仏・独・トルコ) 監督:Ayse Toprak
 Huseinは、イスタンブールの理容師で、保守的な家族とゲイのアイデンティティーの間で二重生活を送っている。Mahmoudは、シリアのLGBTI運動の創始者で、ベルリンで難民生活を送っている。2人に共通するのは夢だ。ともに国際的なビューティー・コンテストに出場することを夢見ている。生活の制約から逃れて、不可視であることに答えを与えるのだ。だが、実現するだろうか? 難民危機と、ムスリム世界でゲイであることの厳しい現実は、夢をバラバラに破壊したりしないだろうか?
 シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 サラエボ映画祭2017 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。人権賞受賞。


 [その他のエントリー作品]
 ・“Sea Sorrow”(英) 監督:ヴァネッサ・レッドグレーヴ
 ・“12 Days”(仏) 監督:レイモン・ドゥパルドン
 ・“Faces Places”(仏) 監督:アニエス・ヴァルダ、JR
 ・“Before Summer Ends”(スイス・仏) 監督:Maryam Goormaghtigh
 ・“Pre-Crime”(独) 監督:Monika Hielscher、Matthias Heeder
 ・“A Moon of Nickel and Ice”(カナダ) 監督:François Jacob
 ・『エル・マール・ラ・マール』“El Mar La Mar”(米) 監督:ジョシュア・ボネッタ(Joshua Bonnetta)、J・P・シニァデツキ(J.P. Sniadecki)
 ・“The Experimental City”(米) 監督:チャド・フライドリッヒ(Chad Freidrichs)
 ・“For Ahkeem”(米) 監督:Jeremy S. Levine、Landon Van Soest
 ・“Jane”(米) 監督:ブレット・モーゲン(Brett Morgen)
 ・“The Rape of Recy Taylor”(米) 監督:ナンシー・ビュアスキー(Nancy Buirski)
 ・“Sammy Davis Jr: I’ve Gotta Be Me”(米) 監督:サミュエル・D・ポラード
 ・“Sighted Eyes, Feeling Heart”(米) 監督:Tracy Heather Strain
 ・“The Work”(米) 監督:Jairus McLeary、Gethin Aldous
 ・『激情の時』“In the Intense Now”(ブラジル) 監督:ジョアン・モレイラ・サレス(João Moreira Salles)
 ・“Adriana’s Pact”(チリ) 監督:Lissette Orozco

 公式サイトにおけるドキュメンタリー・コンペティション部門のラインナップの紹介は、ちょっとはっきりしないところがあり、審査員であるサミュエル・D・ポラードの監督作品が入ってしまっています。たぶんアウト・オブ・コンペティションなのだと思いますが、確認できませんでした。

 【アウト・ルック・コンペティション部門】(Out-Look Competition)

 ※LGBT作品を対象とする。前回まで「Q Hugo Awards」だったのが、コンペティション部門に昇格。

 ◆ゴールドQヒューゴ賞(Gold Q-Hugo)
 ◎“BPM (120 battements par minute)”(仏) 監督:ロバン・カンピヨ
 出演:アデル・エネル、Arnaud Valois、Antoine Reinartz、イヴ・ヘック(Yves Heck)、Emmanuel Ménard、François Rabette
 物語:80年代に数多くの犠牲者を出した後、90年代になっても、年に6000件も新たにHIV/AIDSの感染者が出ているのにも拘らず、フランスのミッテラン政権は、HIV/AIDSに対して有効な対策を講じず、製薬会社も治療法の開発を急ごうとはしていなかった。感染者の数は、イギリスやドイツの2倍にも上っているというのにだ。ACT UPは、こうした状況に対して、過激で、実践的な抗議活動を行なっているグループで、監督のロバン・カンピヨ自身、かつてACT UPのメンバーのひとりだった。(ACT UPは、1987年にアメリカで設立され、2年後、パリにも誕生した。それぞれのブランチは自律的に活動している。)本作では、90年代初頭のACT UPの活動の最前線を、グループに加わったばかりの若いナタンの目を通して描く。ある日、ACT UPのメンバーは、ゲリラ的に高校を訪問して、生徒にコンドームを配り、セーフ・セックスのプロモーションを行なう。また、血友病に感染しているマルコは、大手製薬会社のラボに侵入して、フェイクの血をばらまいた。マルコの母エレーヌもメンバーのひとりで、病院で息子が輸血によって感染したことを知って憤慨し、グループの活動に加わった。一方で、メンバーのひとり、ジェレミーが、急速に症状を悪化させていく様子も描かれる。ナタンは、ラディカルで戦闘的なショーンに惹かれていく(HIVネガティヴのナタンとHIVポジティヴのショーンのセックスも描かれる)が、ショーンもまたゆっくりと病状が進行していっていることを自覚し、次第に孤独になっていく……。政治とパッションと喪失の物語。
 90年代末にACT UP パリの会長を務めたPhilippe Mangeotも脚本に協力している。
 カンヌ国際映画祭2017 コンペティション部門出品。グランプリ、国際批評家連盟賞、クィア・パルム、フランソワ・シャレ賞、サウンドトラック賞スペシャル・メンション(Arnaud Rebotini)受賞。
 モスクワ国際映画祭2017Missing Pictures部門出品。
 ニュージーランド国際映画祭2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 ノルウェー国際映画祭2017出品。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 香港国際レズビアン&ゲイ映画祭2017出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2017出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 パールズ部門出品。サンセバスチャン賞受賞
 チューリヒ映画祭2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 ベルゲン国際映画祭2017出品。
 エドモントン国際映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 オフィシャル・コンペティション部門出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2017出品。
 Filmfest homochrom 2017出品。
 フィラデルフィア映画祭2017出品。
 ウィーン映画祭2017出品。
 ハワイ国際映画祭2017出品。
 リュブリャナ国際映画祭2017出品。
 台湾・金馬奨映画祭2017出品。
 ラックス賞2017 ノミネート。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション。
 米国アカデミー賞2018外国語映画賞フランス代表。


 ◆シルバーQヒューゴ賞(Silver Q-Hugo)
 ◎“God’s Own Country”(英) 監督:Francis Lee
 出演:ジョシュ・オコナー(Josh O’Connor)、Alec Secareanu、イアン・ハート、ジェマ・ジョーンズ(Gemma Jones)
 物語:ヨークシャー地方。ジョニー・サクスビーは、家族で農場を営んでいるが、父親が2度目の卒中で倒れたため、働くことができなくなり、すべての負担がジョニーの肩にかかってくる。ジョニーは、同性愛者だが、それを隠して、フラストレーションを過飲や行きずりのセックスで凌いでいた。羊の出産シーズンに、やってきたルーマニア移民Gheorgheを雇い入れた時、最初、ジョニーはライバル心すら感じて、ピリピリついていたが、やがて2人の関係は、もっと優しくデリケートなものに変わっていく。
 男優Francis Leeの初監督長編。
 サンダンス映画祭2017出品。監督賞受賞。
 ベルリン国際映画祭2017 パノラマ部門出品。テディー賞受賞。
 イスタンブール国際映画祭2017出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2017出品。
 トロント・インサイド・アウト レズビアン&ゲイ映画&ビデオ・フェスティバル2017出品。Bill Sherwood Award受賞。
 トランシルヴァニア国際映画祭2017 コンペティション部門出品。審査員特別賞受賞。
 シドニー映画祭2017出品。
 シアトル国際映画祭2017出品。
 プロヴィンスタウン映画祭2017出品。
 フレームライン映画祭/サンフランシスコ国際LGBTQ映画祭2017 観客賞 長編作品部門出品。
 エジンバラ国際映画祭2017出品。マイケル・パウエル賞/最優秀英国映画賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 「ヴァラエティー」誌批評家によるチョイス。
 Outfest ロサンゼルス2017出品。
 ゴールウェイ映画祭2017出品。インターナショナル第1回作品賞受賞。
 エルサレム国際映画祭2017出品。
 Fünf Seen映画祭2017出品。
 ニュージーランド国際映画祭2017出品。
 メルボルン国際映画祭2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 ホノルル・レインボー映画祭2017出品。
 ノルウェー国際映画祭2017出品。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭(ハンガリー)2017出品。
 クィア・リスボア映画祭2017出品。
 Kino Równosci - Kinoteka(ポーランド)2017出品。
 ヘルシンキ国際映画祭2017出品。
 ベルゲン国際映画祭2017出品。
 レイキャビク国際映画祭2017出品。
 Dinard英国映画祭(仏)2017出品。ゴールデン・ヒッチコック賞受賞。
 バンクーバー国際映画祭2017出品。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2017出品。
 ゲント国際映画祭2017出品。
 釜山国際映画祭2017 フラッシュ・フォワード部門出品。
 ライデン国際映画祭2017出品。
 ストックホルム国際映画祭2017出品。
 シンガポール国際映画祭2017出品。


 ◆シカゴ賞(Chicago Award)
 ◎“Princess Cyd”(米) 監督:Stephen Cone
 物語:16歳のアスリート、Cyd Loughlinは、抑鬱病の父親から逃げ出したくて、夏の間、シカゴにいる小説家の叔母ミランダを訪ねる。Cydと叔母は、互いに共通の地平を見出そうとして、穏やかに性や精神の領域でチャレンジし、Cydを自分探しの道に誘う。そしてCydは、近所の女の子を好きになってしまう。
 メリーランド映画祭2017出品。
 BAMcinemaFest 2017出品。
 サイドウォーク映画祭2017出品。観客賞受賞。
 香港レズビアン&ゲイ映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 LOVE部門出品。
 フィラデルフィア映画祭2017出品。
 MIXコペンハーゲン2017出品。


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 シカゴ国際映画祭2017の受賞結果は、次の記事に続きます。

 ・シカゴ国際映画祭2017 受賞結果(続き):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201710/article_46.html

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 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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