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zoom RSS ハンプトンズ国際映画祭2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/10/12 05:49   >>

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 第24回ハンプトンズ国際映画祭(10月6日-10日)の各賞が発表になりました。

 【ハンプトンズ国際映画祭】

 ハンプトンズ国際映画祭(Hamptons International Film Festival)は、1993年にロングアイランドでスタートした映画祭で、「アメリカでは劇場公開されにくいインディペンデント映画を上映し、それによって新しいフィルムメイカーたちの活動をサポートする」というような紹介のされ方がされていますが、実際のところ、どういう経緯で始まった映画祭なのかはよくわかりません。

 ほぼ同じ時期にニューヨーク映画祭が開催されるわけで、それにも関わらず、そう離れていないところで、ほとんど似たようなスタンスの映画祭を開催するということは、たぶん何か含むところがあるのだろうとは思いますが、まあ、想像の範囲を超えるものではありません。ハンプトンズにはコンペティション部門があり、ニューヨークは、ノン・コンペの映画祭だという違いはありますが。

 ま、それはそれとして、ハンプトンズ国際映画祭では、全米映画賞レースにからんできそうな作品がたくさん上映されることになっていて、近年は特にアカデミー賞の予選的な映画祭と見なされるようになってきているようです。(短編作品に関しては、実際にここが予選の場の1つになっていて、ここでの受賞作品が、米国アカデミー賞短編賞(実写部門もしくは短編アニメーション賞)にノミネートされることも多いようです。)

 その中でも特に注目されているのは、観客賞です。

 これまでの長編ナラティヴ部門の受賞作は以下のようになっています。

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 1993 年 『フライト・オブ・ジ・イノセント』(伊・仏) 監督:カルロス・カルレイ
 1994年 “The Last Good Time”(米) 監督:ボブ・バラバン
 1996年 『カーテンコール』“Alive and Kicking”(英) 監督:ナンシー・マックラー
 1997年 『踊れトスカーナ!』“The Cyclone”(伊) 監督:レオナルド・ピエラッチョーニ
 『ペネロペ・クルスの抱きしめたい!』“Love Can Seriously Damage Your Health”(西・仏) 監督:マヌエル・ゴメス・ペレイラ
 1998年 “The Tic Code”(米) 監督:ゲイリー・ウィニック
 1999年 “Train of Life”(仏・ベルギー・オランダ・イスラエル・ルーマニア) 監督:Radu Mihaileanu
 2000年 “Fresh Cut Grass”(米) 監督:Matthew Coppola
 2001年 『幸せになるためのイタリア語講座』(デンマーク・スウェーデン) 監督:ロネ・シェルフィグ
 2002年 『名もなきアフリカの地で』(独) 監督:カロリーネ・リンク
 2003年 “Spinning Boris”(米) 監督:ロジャー・スポティスウッド
 2004年 “The Breakup Artist”(米) 監督:Vincent Rubino
 2005年 “Sweet Land”(米) 監督:アリ・セリム(Ali Selim)
 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(独) 監督:マルク・ローテムント
 2006年 “Emma’s Bliss”(独) 監督:スヴェン・タディッケン(Sven Taddicken)
 2007年 『4分間のピアニスト』(独) 監督:クリス・クラウス
 2008年 “Troubled Water”(ノルウェー・スウェーデン・独) 監督:エリック・ポッペ(Erik Poppe)
 “The Pig”(デンマーク) 監督:Dorthe Warnø Høgh
 2009年 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(英・米) 監督:ジャン=マルク・ヴァレ
 2010年 『英国王のスピーチ』(英・オーストラリア) 監督:トム・フーパー
 2011年 『アーティスト』(仏) 監督:ミシェル・アザナヴィシウス
 2012年 『世界にひとつのプレイブック』(米) 監督:デイヴィッド・O・ラッセル
 2013年 『あなたを抱きしめる日まで』(英) 監督:スティーヴン・フリアーズ
 2014年 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(英・米) 監督:モルテン・ティルドゥム
 2015年 『ルーム』(アイルランド・カナダ) 監督:レニー・アブラハムソン
 2016年 『ラ・ラ・ランド』(米) 監督:デイミアン・チャゼル

 過去には、『名もなきアフリカの地で』のように外国語映画賞を受賞した作品もあれば、同じく外国語映画賞にノミネートされた『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のような作品もありますが、注目され始めたのは、2010年、2011年と、2年連続でここでの観客賞受賞作品が、米国アカデミー賞作品賞を受賞してからです。2012年以降も、作品賞受賞作こそありませんが、ハンプトンズ国際映画祭の観客賞は、軒並み作品賞を争うような作品になっています。

 こうなってくると、本年度の受賞作の行方も気になってきますが、果たしてどうなるでしょうか。

 本年度の受賞結果は以下の通りです。

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 【コンペティション部門】

 ◆長編ナラティヴ作品賞(HIFF Award for Best Narrative Feature) $132,500相当のプロダクション・パッケージ +$3,000
 ◎“Under The Tree(Undir Trénu)”(アイスランド・デンマーク・ポーランド・独) 監督:Hafsteinn Gunnar Sigurðsson [イースト・コースト・プレミア]
 出演:Steinþór Hróar Steinþórsson、Edda Björgvinsdóttir、シグルヅル・シグルヨンソン(Sigurður Sigurjónsson)、Lára Jóhanna Jónsdóttir
 物語:Agnesは、夫のAtlaが、アダルトビデオを観ているのを知って、夫を家から追い出し、4歳の娘に会わせまいとする。Atlaは、両親の家に逃げ込む。両親の家の庭には、大きくて美しい木が生えていて、近隣に大きな影を作っている。Atlaは、何としても娘に会おうとして、近所との争いが拡大していく。家屋敷がダメージを受け、ペットが謎の失踪を遂げ、防犯カメラが取り付けられる。チェーンソーまで見かけたという噂が立つ。
 第3監督長編。
 ベネチア国際映画祭2017 Orizzonti部門出品。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 チューリヒ映画祭2017インターナショナル・コンペティション部門出品。作品賞スペシャル・メンション受賞。
 米国アカデミー賞2018 外国語映画賞アイスランド代表。


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 [その他のエントリー作品]
 ・『夏、1993』“Summer 1993(Estiu 1993)”(西) 監督:カルラ・シモン(Carla Simón) [ニューヨーク・プレミア]
 ・“Disappearance(Napadid Shodan)”(イラン・カタール) 監督:Ali Asgari [USプレミア]
 ・『オー・ルーシー!』“Oh, Lucy!”(米・日) 監督:平柳敦子 [USプレミア]
 ・“Thoroughbreds”(米) 監督:Cory Finley [イースト・コースト・プレミア]

 ◆長編ドキュメンタリー賞(HIFF Award for Best Documentary Feature) $30,000相当のプロダクション・パッケージ +$3,000
 ◎“Lots of Kids, A Monkey And A Castle(Muchos Hijos, un Mono y un castillo)”(西) 監督:グスタボ・サルメロン(Gustavo Salmerón) [ニューヨーク・プレミア]
 80歳のJulitaは、「かつてたくさんの子どもを作り、1頭のサルを飼い、お城に住むのが夢だった」と話す。中流階級の彼女の家族が、本当にお城に住めるようなお金を手に入れられとは誰も予想していなかったけれども、彼女は6人の子どもに恵まれ、念願のサルも家族の一員に迎えることができた。ところが、経済危機の結果、彼女はすべての財産を失う。Julitaの息子のグスタボは、15年前から家族を撮影してきた。本作は、彼の家族のクロニクルである。彼らは財産を失ったけれども、気安さや親しみを失うことはなかった。現在のスペインの置かれた状況に対する、不条理なユーモアを込めた寓意劇。
 『惨劇の週末』『ボディ・アーマー』など、俳優として20年以上のキャリアを持ち、“Desaliñada”でゴヤ賞2002短編映画賞を受賞しているグスタボ・サルメロンの、初の長編ドキュメンタリー。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ドキュメンタリー・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 トロント国際映画祭2017 TIFF DOCS部門出品。
 カムデン国際映画祭2017出品。ドキュメンタリー賞スペシャル・メンション受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 Zabaltegi-Tabakalera部門出品。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Laugh部門出品。


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 [その他のエントリー作品]
 ・“Mountain”(オーストラリア) 監督:Jennifer Peedom [USプレミア]
 ・“11/8/16”(米) 監督:Duane Andersen、Yung Chang、Garth Donovan、Vikram Gandhi、Raul Gasteazoro、Jamie Goncalves、Andrew Beck Grace、Alma Har'el、Daniel Junge、Alison Klayman、Ciara Lacy、Martha Shane、Elaine McMillion Sheldon、Bassam Tariq、Don Argott、Sheena M. Joyce、Petra Epperlein、Michael Tucker [ワールド・プレミア]
 ・“The China Hustle”(米) 監督:Jed Rothstein [USプレミア]
 ・“Love Means Zero”(米) 監督:Jason Kohn [ニューヨーク・プレミア]

 ◆短編ナラティヴ作品賞(HIFF Award For Best Short Narrative Film) $500
 ◎“Dekalb Elementary”(米/21min) 監督:Reed Van Dyk [ニューヨーク・プレミア]
 物語:ライフルを手にした男が小学校に入り込み、警察に包囲されるが、小学校の経理係に説得される。
 ジョージア州アトランタで実際に起こった事件に基づく。
 クレルモンフェラン国際短編映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。グランプリ受賞。
 SXSW映画祭2017短編コンペティション部門出品。演技賞(Tarra Riggs)受賞。
 Regard: Festival International Du Court Métrage Au Saguenay 2017インターナショナル・コンペティション部門出品。Festival Prize受賞。
 アナポリス映画祭2017出品。最優秀ナラティヴ・ショート賞受賞。

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 ◆短編ドキュメンタリー賞(HIFF Award For Best Short Documentary Film) $500
 ◎“Edith+Eddie”(米/29min) 監督:Laura Checkoway [ニューヨーク・プレミア]
 イーディスとエディーは、96歳と95歳というアメリカでも最年長の異人種間カップルである。彼らのラヴ・ストーリーは、2人を引き裂こうとする家族の争いによって、邪魔される。
 True/False映画祭2017出品。
 HotDocsカナディアン国際ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 モントクレア映画祭2017出品。観客賞受賞。
 シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2017 短編ドキュメンタリー賞スペシャル・メンション受賞。
 パームスプリングス国際短編映画祭2017出品。最優秀ドキュメンタリー賞受賞。
 ロードアイランド国際映画祭2017出品。Flickers' Youth Film Jury Award受賞。


 ◆短編ドキュメンタリー賞オナラブル・メンション(Honorable Mention for Best Documentary Short Film)
 ◎“Commodity City”(米・中/11min) 監督:Jessica Kingdon [ニューヨーク・プレミア]
 義烏インターナショナル・トレード・シティーは、世界最大の市場であり、上海南部の市で、安価な商品を卸売りしている。義烏で取引された造花やおもちゃ、ペン、目覚まし時計は、最終的に世界をまわって安売り店にたどりつく。本作で取り上げるのは、こうした商品のグローバルな取引をしている人々の方だ。彼らの生活の背景として、売り手の生活は、一様に大変だ。ある地味な男性は、ペン・ショップの机の上で、小さな金属の破片を入念に数える。ある事務員の女性は、客のひとりと話しながら、けなしたり、おだてたりする。また、売りと買いの間で、人々は、巨大なモールの中で、様々な時間の使い方をする。ある母親は、若者たちのグループに大声をあげて、おもちゃがなくなったと言って彼らを叱りつける。あるスーツの男性は、客を待ちながら、自分が売っている時計のように、小さな声でなじみの歌をハミングする……。
 メリーランド映画祭2017出品。
 カムデン国際映画祭2017出品。

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 【その他の賞】
 
 ◆タンジェリン・エンタテインメント ジュース・ファンド賞(Tangerine Entertainment Juice Fund Award) $1,000+5時間のインダストリー・コンサルティング
 ◎“Novitiate”(米) 監督:Maggie Betts [イースト・コースト・プレミア]
 出演:マーガレット・クアリー(Margaret Qualley)、メリッサ・レオ、ジュリアンヌ・ニコルソン(Julianne Nicholson)、ディアナ・アグロン(Dianna Agron)、モーガン・セイラー(Morgan Saylor)
 物語:60年代初頭の第2バチカン公会議時代。尼僧になろうとして修業中の若い娘が、自分の信仰について、セクシュアリティーについて、変わりゆく教会について、頭を悩ませる。
 初監督長編。
 サンダンス映画祭2017出品。ブレイクスルー監督賞受賞。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 エドモントン国際映画祭2017出品。
 リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭2017出品。
 ミドルバーグ映画祭2017出品。
 アメリカン映画祭(ポーランド)2017出品。

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 ◆サッフォーク州映画コミッション ネクスト・エクスポージャー奨学金(Suffolk County Film Commission Next Exposure Grant) $3,000
 ◎“Wanderland”(米) 監督:ジョシュ・クラウスナー(Josh Klausner) [ワールド・プレミア]
 物語:アレックスは、ニューヨーク・シティーの単調なひとりぼっちの暮らしから抜け出そうとして、衝動的にオンラインで知り合った相手の誘いを受けて、ロングアイランドにある絵に描いたような“Enchanted Cottage”に留守番に向かう。彼は、週末をくつろいで過ごすつもりだったが、突然、シュールな、オールナイトのミュージカル・オデッセイともいうべき災難に巻き込まれて、自分を見失ってしまう。
 部分的にスコセッシの『アフター・アワーズ』であり、部分的にホメロスの『オデッセイ』であり、部分的にシェイクスピアの『夏の夜の夢』である(ヴィレッジ・ヴォイス)。

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 ◆The 2017 Brizzolara Family Foundation Award for a Film of Conflict and Resolution
 ◎“Hondros”(米・イラク・リベリア・リビア) 監督:Greg Campbell
 アメリカの戦争写真家クリス・ホンドロスの人生とキャリアを描く。クリス・ホンドロスは、ベトナム戦争以降の、新しい世代の戦争写真家の1人で、9/11以降のわれわれの時代の戦争の目撃者である。ホンドロスは、複雑な同時代を追求して、ノーマルな生活を送りながら、10年以上、紛争をカバーした。彼には、このまま先に進むか、第二の人生を選ぶかという岐路があったが、先に進んで、2011年にリビアで殺された。
 トライベッカ映画祭2017 ニュー・ドキュメンタリー監督賞 審査員スペシャル・メンション、観客賞受賞。


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 ◆声なき者へ声を賞(The Zelda Penzel “Giving Voice to the Voiceless” Award: Dedicated to Those Who Suffer in Silence)
 ◎“The Last Pig”(米/52min) 監督:Allison Argo
 Bob Comisは、養豚場の主で、今季で養豚場を閉めようと決断する。Bobのボイスオーバーで、農場の変わりゆく季節が紹介される。屠󠄀殺する力を持つ生き物であるということはどういうことであるのかを考えさせるリリカルなメディエーション。
 Critical Conversations at SOKA 2017出品。
 環境映画祭in the Nation’s Capital 2017出品。
 フル・フレーム・ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 Cinemambiente環境映画祭(伊)2017出品。
 プロヴィンスタウン国際映画祭2017出品。
 メイン国際映画祭2017出品。
 ECOador国際映画祭2017出品。
 DOCUTAH国際映画祭2017出品。
 ニューベリーポート・ドキュメンタリー映画祭(マサチューセッツ)2017出品。
 ノーマン映画祭(オクラホマ)2017出品。
 ジャクソン・ホール映画祭(ワイオミング)2017出品。
 インスブルック・ネイチャー映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 ホット・スプリングス・ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 アース・トークス国際映画祭(プラハ)2017出品。
 ウッドストック映画祭2017出品。
 プレネット・イン・フォーカス(トロント)2017出品。

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 ◆社会正義賞(Victor Rabinowitz and Joanne Grant Award for Social Justice) $1,500
 ◎“I Am Evidence”(米) 監督:Trish Adlesic、Geeta Gandbhir プロデューサー:マリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay)
 フィルムメイカーのTrish AdlesicとGeeta Gandbhirは、過去数十年にわたって蓄積されながら、未検証の数多くの証拠を調査し、司法システムがいかに性的暴行の犠牲者を無視してきたかを明らかにする。
 トライベッカ映画祭2017出品。
 AFI Docs 2017出品。
 プロヴィンスタウン国際映画祭2017出品。
 ナンタケット映画祭2017出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2017出品。
 ハワイ国際映画祭2017出品。
 セントルイス国際映画祭2017出品。

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 ◆学生映画賞
 ◎“Towards The Sun”(英・米/20min) 監督:Monica Santis [ニューヨーク・プレミア]
 ◎“La Manzana”(ベルギー/28min) 監督:Henry Disotuar [ニューヨーク・プレミア]
 ◎“Casting”(ポーランド/20min) 監督:Katarzyna Iskra [北米プレミア]
 ◎“Absent”(米・インド/16min) 監督:Sudarshan Suresh [ワールド・プレミア]
 ◎“Night Call”(米/18min) 監督:Amanda Renee Knox [ワールド・プレミア]

 【観客賞】

 ◆観客賞 長編ナラティヴ作品賞(The Audience Award for Narrative Feature)
 ◎“Mr & Mrs Adelman(Monsieur et Madame Adelman)”(仏・ベルギー) 監督:Nicolas Bedos [イースト・コースト・プレミア]
 本作は、Nicolas Bedosの長編監督デビュー作であり、彼女は、共同脚本のDoria Tillierとともに、主役を務めている。2人は、フランス人カップルで、生活と仕事において、結びつき、愛し合い、互いによって存在を定め合っている。彼は、熟練した脚本家であり、彼女はパートタイムのミューズであり編集技師でもある。その化学反応は素晴らしい。2人は、音楽とヘアカットとロマンスの40年を通して、戻ったり、進んだりしながら、軽妙なやりとりを交わす。それは、チョコレートと花束というより、砕けたガラスとカミュだ。辛辣さとやさしさ。結婚の複雑さからロマンティックなコメディー(ひねりあり)へ。

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 ◆観客賞 長編ドキュメンタリー賞
 ◎“Love, Cecil”(米) 監督:リサ・インモルディーノ・ヴリーランド(Lisa Immordino Vreeland) [イースト・コースト・プレミア]
 イギリスの写真家セシル・ビートン(1904-1980)に関するドキュメンタリー。彼は、セレブのイコニックな写真を撮ったほか、衣裳デザインも手がけ、『恋の手ほどき』(1958)では米国アカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞し、『マイ・フェア・レディ』(1964)では米国アカデミー賞美術賞および衣裳デザイン賞を受賞している。本作は、ビートンの日記を基に、やさしさと率直さに満ちた彼の長く有名なキャリアをたどり、知人たちのインタビューをも収めている。ナレーションは、ルパート・エヴェレット。
 テルライド映画祭2017出品。

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 ◆観客賞 短編映画賞
 ◎“Long Shot”(米/39min) 監督:Jacob LaMendola
 Juan Catalanは、2003年に、16歳のMartha Pueblaに対する殺人の容疑で逮捕された。殺人事件のあった夜、Catalanは、娘と一緒にLAドジャー・スタジアムで過ごしたと主張したが、検察は聞き入れなかった。彼は、被告側弁護士Todd Melnickに、その夜、野球場には撮影クルーがいたと話す。Melnickは、ラリー・デイヴィッドが『ラリーのミッドライフ★クライシス』を撮影していたことを突き止める。彼は、被告の無実を証明するために、『ラリーのミッドライフ★クライシス』の球場でのアウトテイクを見て行って、56000人のファンの中にCatalanがいるのを見つける。Catalanは、刑務所で5か月過ごした後、釈放された。LAに対する賠償金は32万5000ドルに達した。
 テルライド映画祭2017出品。

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 【特別賞・名誉賞】

 ◆生涯貢献賞(HIFF25 Lifetime Achievement Award)
 ◎ジュリー・アンドリュース

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 ◆Variety‘s Creative Impact in Acting Award
 ◎パトリック・スチュワート

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 ◆The Dick Cavett Artistic Champion Award
 芸術を支援し続け、産業に大きなインパクトと貢献を与えている人物に贈られる。今回が第1回。
 ◎Dick Cavett(テレビ番組のパーソナリティー)

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 ハンプトンズ国際映画祭の長編ナラティヴ部門観客賞と、トロント国際映画祭のピープルズ・チョイス賞は、前回まで、3年連続して一致してたんですが、今年のハンプトンズ国際映画祭の長編ナラティヴ部門観客賞は、トロント国際映画祭のピープルズ・チョイス賞とは全く違うところから受賞作が出ました。こっちの受賞作も、それはそれで面白そうではありますが。

 ちなみに、こちらでも、“Call Me By Your Name”、“Darkest Hour”、“The Florida Project”、 “I, Tonya”、“Marshall”、『スリー・ビルボード』“Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”、“Wonderstruck”などは、上映されています。

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 *当ブログ記事

 ・ハンプトンズ国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_27.html

 ・ハンプトンズ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_27.html

 ・ハンプトンズ国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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