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zoom RSS レイキャビク国際映画祭2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/10/10 00:07   >>

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 第14回レイキャビク国際映画祭(9月28日-10月8日)の受賞結果です。

 【レイキャビク国際映画祭】

 レイキャビク国際映画祭は、2004年から始まったアイスランドの国際映画祭で、特に、新作アイスランド映画の紹介と、ドキュメンタリー映画、そして、環境問題を扱った作品の上映に力を入れています。

 コンペティション部門としては、監督第1作か第2作を対象とするNew Visionsという部門があります。
 先行する映画祭で上映されたことのある作品が多く、プレミア度はさほど高くありませんが、グランプリの受賞結果を見ると、その時々のトレンドがとらえられていて、なかなか興味深い顔ぶれとなっています。

 2005年:『ラザレスク氏の最期』“The Death of Mr. Lazarescu”(ルーマニア) 監督:クリスティ・プイウ(Cristi Puiu)
 2006年:『サラエボの花』(ボスニア ヘルツェゴビナ・オーストリア・独・クロアチア) 監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
 2007年:“Iska's Journey”(ハンガリー) 監督:Csaba Bollók
 2008年:『トルパン』(独・スイス・カザフスタン・ロシア・ポーランド) 監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ
 2009年:『マイ・マザー/青春の傷口』“I killed my mother”(カナダ) 監督:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
 2010年:『四つのいのち』(伊・独・スイス) 監督:ミケランジェロ・フラマンティーノ
 2011年:『モスクワ、犯された人妻の告白』“Twilight Portrait(Portret v sumerkakh)”(ロシア) 監督:アンジェリーナ・ニコノーワ(Angelina Nikonova)
 2012年:『ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜』(米) 監督:ベン・ザイトリン
 2013年:『おみおくりの作法』(英・伊) 監督:ウベルト・パゾリーニ
 2014年:『いつだってやめられる』“Smetto quando voglio”(伊) 監督: シドニー・シビリア(Sydney Sibilia)
 2015年:“Chaharshanbeh, 19 Ordibehesht”(イラン) 監督: Vahid Jalilvand
 2016年:“Godless(Bezbog)”(ブルガリア) 監督:Ralitza Petrova

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 【コンペティション部門】(New Visions部門)

 ※審査員:Auður Ava Ólafsdóttir(アイスランドの作家、歴史教授)、Mark Rabinowitz(IndieWire)、Sol Bondy(ベルリンを拠点とするプロデューサー)

 ◆最優秀作品賞/The Golden Puffin Discovery Award
 ◎“The Rider”(米) 監督:Chloé Zhao
 物語:ほとんど命を落としかねないケガを頭に負ったカウボーイが、新しいアイデンティティーを求めて出発する。実話に基づく物語。
 カンヌ国際映画祭2017 監督週間出品。The Art Cinema Award受賞。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 サラエボ映画祭2017 キノスコープ部門出品。
 テルライド映画祭2017出品。
 ドーヴィル・アメリカン映画祭2017出品。グランプリ受賞。
 アテネ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。作品賞(The Golden Athena Award)受賞。
 BFIロンドン映画祭2017 Journey部門出品。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 ゲント国際映画祭2017出品。


 [その他のエントリー作品]
 ・“God's Own Country”(英) 監督:Francis Lee
 ・“Júlia Ist(Júlia ist)”(西) 監督:Elena Martín
 ・“M”(仏) 監督:サラ・フォレスティエ
 ・“Where the Shadows Fall(Dove cadono le ombre)”(伊) 監督:Valentina Pedicini
 ・“3/4 (Three Quarters)”(ブルガリア・独) 監督:Ilian Metev
 ・“Soldiers. Story from Ferentari(Soldatii. Poveste din Ferentari)”(ルーマニア・セルビア・ベルギー) 監督:Ivana Mladenovic
 ・“Dreams by the Sea”(フェロー諸島・デンマーク) 監督:Sakaris Stórá
 ・“Winter Brothers(Vinterbrødre)”(デンマーク) 監督:Hlynur Pálmason
 ・“Miracle(Stebuklas)”(リトアニア・ブルガリア・ポーランド・英) 監督:Eglė Vertelytė
 ・“Distant Constellation”(米・トルコ・オランダ) 監督:Shevaun Mizrahi
 ・“Disappearance(Disappearance)”(イラン・カタール) 監督:Ali Asgari
 ・“Gabriel and the Mountain(Gabriel e a montanha)”(ブラジル・仏) 監督:フェリペ・バルボサ(Fellipe Gamarano Barbosa)

 【A Different Tomorrow部門】

 世界をよりよくする助けとなるような映画作品(films that help make us better citizens of the world)を上映するプログラムで、前回までは優秀作品には「環境賞(RIFF Environmental Award)」が贈られていましたが、今回から部門名そのままの「A Different Tomorrow Award」が贈られることになったようです。題材的にも、これまでは環境問題を扱った作品が中心の部門でしたが、より広い題材を扱うようにシフト・チェンジしたようです。

 ◆A Different Tomorrow Award
 ◎“Grab and Run”(キルギスタン・西) 監督:Roser Corella
 ドキュメンタリー。キルギスタンでは、1991年の独立以来、古いしきたりであるAla-Kachuu(Grab and Run)が復活している。Ala-Kachuu(Grab and Run)とは、男性が女性をさらって、そのまま妻にしてしまうことで、キルギスタンの女性の半数以上がAla-Kachuu(Grab and Run)を経験している。暴力的な出来事があって、逃げ出す者もいるが、ほとんどは、伝統とスキャンダルへの恐れから、留まるよう説得される。

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 ◆オナラブル・メンション(Honourable mention)
 ◎“Brexitannia”(英) 監督:Timothy George Kelly
 イギリスのEU離脱をめぐる人民投票の後、Timothy George Kellyは、イギリス中を旅して、双方の人々の意見を聞く。地方と都市、年配者と若者、国粋主義者と移民、人々とエリート、忘れられた人々と目立つ人々。人種、労働、環境といった複雑な問題や、現在のイギリスに現れている好ましからざるイメージが明らかになる。
 CPH:DOX 2017出品。
 DOKフェスト・ミュンヘン2017出品。
 Beat映画祭(ロシア)2017出品。
 エンカウンターズ・ドキュメンタリー・フェスティバル2017出品。
 シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭2017出品。
 Underhillフェスト(モンテネグロ)2017出品。
 Valletta映画祭(マルタ)2017出品。
 イースト・エンド映画祭(英)2017出品。
 グラスゴー国際映画祭2017出品。
 Dokuフェスト(コソボ)2017出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭(ポーランド)2017出品。

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 ◎“Sealers: One Last Hunt(Ishavsblod – De Siste Selfangerne)”(ノルウェー) 監督:Trude Berge Ottersen、Gry Elisabeth Mortensen
 ノルウェーのアザラシ狩り禁止を拒否したアザラシ猟船が、危険な北極の氷海に出発する。20世紀の初めには、アザラシ猟船は200も稼働していたが、今では、年老いた船長Bjørneと彼の最初の仲間Espenが乗っている船しかない。
 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭2016出品。
 トロムソ国際映画祭2017 観客賞受賞。

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 【短編部門】

 ◆最優秀アイスランド短編映画賞(The Best Icelandic Short)
 ◎“Atelier”(アイスランド・デンマーク/30 min. 0 sec.) 監督:Elsa María Jakobsdóttir
 物語:ひとりの若い女性が、カオス化した生活を逃れて、モダンなスタジオ・ユートピアにやってくる。ひとりのアーティストのアコースティックなインスタレーションが、平和を乱し、緊張が高まる。そこにもう1つの要素が加わる。それは、その建物だ。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017出品。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Munda”(アイスランド/18 min. 27 sec.) 監督:Tinna Hrafnsdóttir
 物語:Mundaは、60歳の女性牧師で、40年間、秘密のオブセッションを抱えている。引退に追い込まれて、すべてを失う瀬戸際に立った彼女は、自分の恐れと願望に向き合う覚悟を決める。
 ワルシャワ国際映画祭2017出品。

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 ◆スペシャル・メンション(Special Mention Through the eyes of others)
 ◎“Nightlight”(カナダ・アイスランド/10 min. 20 sec.) 監督:Marc-André Morissette
 物語:Stefanは、山の中に独りで暮らしている。毎日、彼は町に降りて行って、肉の塊を手に入れる。夜、彼はそれを調理し、ドアの外に置く。夜のクリーチャーをなだめるために。

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 ◆インターナショナル短編映画賞
 ◎“Copa-Loca”(ギリシャ/14 min. 0 sec.) 監督:Christos Massalas
 物語:Copa-Locaは、ギリシャのうち棄てられたサマー・ビーチ。Paulinaは、Copa-Locaの中心にいる少女で、誰もが彼女の面倒を見、彼女もみんなの面倒を見る。あらゆる方法で。
 カンヌ国際映画祭2017 監督週間出品。
 ヴィラ・ド・コンデ国際短編映画祭2017出品。
 グアダラハラ国際映画祭2017出品。
 サラエボ映画祭2017 短編コンペティション部門出品。審査員スペシャル・メンション受賞。
 Concorto映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。ユース審査員賞受賞。
 アテネ国際映画祭2017 ギリシャ・ショート・ストーリーズ コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 ヨーロッパ映画賞2017 短編映画賞 サラエボ代表。


 【その他の賞】

 ◆Godlen Egg(タレント・ラボ参加作品の最優秀作品賞)
 ◎“Hold on” 監督:Charlotte Scott-Wilson

 ◆名誉賞/Guests of Honour for creative excellence
 ◎オリヴィエ・アサイヤス

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 前回まであった観客賞はなくなってしまったようです。
 名誉賞も前回は4人に贈られたのに、今回はオリヴィエ・アサイヤスのみでした。

 あまり賞の数は多くありませんが、アテネ国際映画祭と2つも受賞結果が重なっています。

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 *当ブログ記事

 ・レイキャビク国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_36.html
 ・レイキャビク国際映画祭2013 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_44.html
 ・レイキャビク国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201310/article_13.html
 ・レイキャビク国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201210/article_15.html
 ・レイキャビク国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201010/article_7.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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