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zoom RSS 【ポーランド映画最前線】 グディニャ映画祭2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/09/25 00:02   >>

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 第42回グディニャ映画祭(Gdynia Film Festival)(9月18日-23日)の各賞が発表されました。

【グディニャ映画祭】

 ポーランドでは、年間に国内各地で、映画のイベントが行なわれています。

 ・3月:ポーランド映画賞(ワルシャワ) 1999年〜ポーランド・アカデミー賞
 ・6月:クラクフ映画祭(クラクフ) 1961年〜短編とドキュメンタリー
 ・8月:ニュー・ホライズンズ映画祭(ヴロツワフ) 2001年〜カンヌ・プレミア作品を含むアートハウス系の作品
 ・9月:グディニャ映画祭(グディニャ) 1974年〜新作ポーランド映画
 ・10月:ワルシャワ国際映画祭(ワルシャワ) 1985年〜ポーランド最大の国際映画祭
 ・10月:Tofifest(トルン) 2002年〜多くの特集で構成されるインディペンデントの祭典
 ・11月:Camerimage(ブィドゴシュチュ) 1993年〜撮影に特化した映画祭

 この中で、国際映画祭として最も大きいのが、今年33回を迎えるワルシャワ国際映画祭であり、ポーランドの国産映画の最大の祭典となっているのがこのグディニャ映画祭です。

 ワルシャワ国際映画祭が、国際映画製作者連盟に認められたコンペティティヴ長編映画祭であり、ポーランドで開かれる最大の国際映画祭なのに対して、グディニャ映画祭は、ポーランドの新作映画を中心にした、年に1回のポーランド映画の祭典になっています。

 この映画祭は、1974年から1986年まではグダニスクを開催地として「ポーランド映画祭」と呼ばれていたのが、グディニャへと開催地が変更になり、2012年からグディニャ映画祭と改称になりました。
 その名残りで、IMDbでは未だにPolish Film Festivalとして扱われていて、メディアによってはGdynia Poland Film Festivalと表記されることもあります。
 歴史のある映画祭でありながら、日本ではまだそんなに知られていませんが、近年ポーランド映画が精力的に紹介されるに伴い、「グディニャ映画祭」の名前も目にすることが多くなってきました。

 メイン・コンペティション部門は、国際映画祭での受賞作をはじめ、プレミア作品や新人監督作品など、1年間の主だった長編ポーランド映画を上映するプログラムになっていて、部門ごとに約20の公式の賞が贈られることになっています。
 ポーランドには、ポーランド・アカデミー賞と呼ばれるイーグル賞(Polskich Nagród Filmowych Orły/Eagle Awards)が春先に発表されますが、グディニャ映画祭のメイン・コンペティション部門は、それよりも半年早く、ポーランド映画の年間映画賞を決めるイベントになっています。

 近年のグランプリ(金獅子賞(The Golden Lions Award))は、2016年が『最後の家族』、2015年が『君はひとりじゃない』、2013年が『イーダ』、2012年が『ソハの地下水道』、2011年が『エッセンシャル・キリング』、2010年が『国家の女リトルローズ』という結果になっています。
 グランプリを獲るような作品は、日本でも劇場公開される傾向が高いようです。


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 【メイン・コンペティション部門】(Main Competition)

 ◆グランプリ(The Grand Prix/The Golden Lions Award) PLN 100,000 (監督:PLN 60,000、プロデューサー:PLN 40,000)
 ◎“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski


 ◆The Silver Lions Award PLN 50,000 (監督:PLN 30,000、プロデューサー:PLN 20,000)
 ◎“Birds are Singing in Kigali(Ptaki spiewaja w Kigali)”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ


 ◆監督賞 PLN 20,000
 ◎アニエスカ・ホランド、カーシャ・アダミク “Spoor(Pokot)”(ポーランド・独・チェコ・スウェーデン・スロヴァキア)


 ◆主演男優賞 PLN 15,000
 ◎David Gardener “Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド)

 ◆主演女優賞 PLN 15,000
 ◎ヨヴィタ・ブドニク(Jowita Budnik)、Eliane Umuhire “Birds are Singing in Kigali(Ptaki spiewaja w Kigali)”(ポーランド)


 ◆助演男優賞 PLN 12,000
 ◎Lukasz Simlat “Amok”(ポーランド)(監督:カーシャ・アダミク(Kasia Adamik))


 ◆助演女優賞 PLN 12,000
 ◎Magdalena Popławska “Panick Attack(Atak paniki)”(ポーランド)(監督:Paweł Maślona)

 ◆脚本賞 PLN 20,000
 ◎Berry Rust “Tower. A Bright Day”(ポーランド)(監督:Jagoda Szelc)


 ◆撮影監督賞 PLN 15,000
 ◎レナート・ヒレヘ(Lennert Hillege) “Beyond Words”(オランダ・ポーランド)(監督:Urszula Antoniak)

 ◆編集賞 PLN 12,000
 ◎Katarzyna Leśniak “Birds are Singing in Kigali(Ptaki spiewaja w Kigali)”(ポーランド)

 ◆美術賞 PLN 15,000
 ◎Marek Warszewski “The Best(Najlepszy)”(ポーランド)(監督:Łukasz Palkowski)

 ◆衣裳賞 PLN 12,000
 ◎Agatha Culak “The Reconciliation(Zgoda)”(ポーランド)(監督:Maciej Sobieszczański)

 ◆メイキャップ賞 PLN 12,000
 ◎ヤヌシュ・カレヤ(Janusz Kaleja) “Spoor(Pokot)”(ポーランド・独・チェコ・スウェーデン・スロヴァキア)

 ◆録音賞 PLN 12,000
 ◎ミロスワフ・マコフウスキ(Mirosław Makowski)、Jan Schermer、Maciej Pawłowski “Beyond Words”(オランダ・ポーランド)

 ◆作曲賞 PLN 15,000
 ◎Sandro Di Stefano “The Man with the Magic Box(Czlowiek z magicznym pudelkiem)”(ポーランド)(監督:Bodo Kox)


 ◆新人賞 PLN 15,000
 ◎Kamil Kamińska “The Best(Najlepszy)”(ポーランド)


 ◆新人監督賞 PLN 15,000
 ◎Jagoda Szelc “Tower. A Bright Day”(ポーランド)


 ◆Elle Crystal Star
 ◎“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski


 ◆ポーランド映画国外映画祭&レビュー賞(Polish Film Abroad Festivals and Reviews Award)
 ◎“The Best(Najlepszy)”(ポーランド) 監督:Łukasz Palkowski

 ◆ゴールデン・ブラヴォー賞-ラジオ・グダニスク賞(Golden Claqeur - Radio Gdańsk Award)
 ◎“The Best(Najlepszy)”(ポーランド) 監督:Łukasz Palkowski


 ◆ゴールデン・カンガルー賞(Golden Kangaroo)
 ◎Jakub Gierszał 会期中に上映された出演作に対して


 ◆ドン・キホーテ賞-ポーランド映画批評クラブ連盟賞(Don Quichote - Award Of The Polish Federation Of Discussion Film Clubs)
 ◎“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski


 ◆Nagroda Sieci Kin Studyjnych I Lokalnych Local and Studio Cinemas Network Award
 ◎“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski

 ◆ジャーナリスト賞(Journalists' Award)
 ◎“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski

 ◆ディスカバリー賞(Onet Award - The Discovery of The Festival)
 ◎Jagoda Szelc “Tower. A Bright Day”(ポーランド)

 ◆ヤング審査員賞(Young Jury Award for The Best Film of The Main Competition)
 ◎“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski

 ◆観客賞 PLN 15,000
 ◎“The Best(Najlepszy)”(ポーランド) 監督:Łukasz Palkowski


 【ヴィジョン・アパート・コンペティション部門】(Visions Apart Competition)

 ◆最優秀作品賞/Golden Claw
 ◎“Photon”(ポーランド) 監督:Norman Leto


 【短編コンペティション部門】

 ◆最優秀短編映画賞(Award for The Best Film in The Short Film Competition) PLN 12,000
 ◎“Nothing New Under the Sun(Nic nowego pod słońcem)”(ポーランド) 監督:Damian Kocur


 ◆Dr Irena Eris Award for The Boldest Vision
 ◎“The Best Fireworks Ever(Najpiękniejsze fajerwerki ever)”(ポーランド) 監督:Aleksandra Terpińska


 ◆マルチメディア・ポルスカ特別賞(Multimedia Polska Special Award) PLN 8,000
 ◎“Sweet Home Czyżewo”(ポーランド) 監督:Jakub Radej

 ◆Distinction Funded by Studio Filmowe Delapost PLN 5,000 +別の作品の制作のためのプロダクション・ボーナスPLN 20,000
 ◎“Short Distance(Krótki dystans)”(ポーランド) 監督:Giovanni Pierangeli

 ◆Filmowa Małopolska Award 別の作品の制作のためのプロダクション・ボーナスPLN 30,000
 ◎“The Best Fireworks Ever(Najpiękniejsze fajerwerki ever)”(ポーランド) 監督:Aleksandra Terpińska

 ◆撮影賞(Heliograf Award for The Best Photography) 別の作品の制作に使う撮影機材のレンタル費用としてPLN 10,000
 ◎Bartosz Świniarski “60 Kilos of Nothing(60 KG NICZEGO)”(ポーランド)(監督:Piotr Domalewski)

 【リーガリティーに関する短編コンペティション部門】(“A Short Film About Legality" Competition)

 ◆第1席
 該当作なし

 ◆第2席
 ◎Hubert Patynowski “Piraci”


 ◆第3席
 ◎Aleksandra Przybyło “Wspieram”
 ◎Przemysław Stański “Zanim Będzie Za Późno”

 【その他の賞】

 ◆Common Baltic. Short Film Contest Award
 ◎Juhana Lumme(フィンランド) “Venus”
 ◎Wojtek Skrzypczyński(ポーランド) “Na Samym Brzegu”
 ◎Gilles Vuillard(リトアニア) “Great Whales”

 ◆Amber Lions
 ◎“Pitbull. Dangerous Women” 監督:Patryk Vega

 ◆Platinum Lions/生涯貢献賞(The award from the Organizing Committee for the Lifetime Achievement Award)
 ◎Jerzy Gruza(監督・脚本家)


 ◆グディニャ・ポーランド映画協会賞 映画批評部門
 ◎‎Piotr Czerkawski


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 主な作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Silent Night(Cicha noc)”(ポーランド) 監督:Piotr Domalewski
 物語:アダムは、外国に住み、外国で働いていて、クリスマス・イヴにポーランドの家族の許に帰ってくる。最初、彼は、帰郷した本当の理由を秘密にしていたが、ひとりまたひとりと親戚を彼の計画に組み入れていくのに時間はかからなかった。仲違いしている父や兄弟、それに姉妹やその夫は、みんな彼の計画の重要な役割を与えられていく。彼が父親になろうとしていることを発表して、事態はさらに複雑になっていく。ポーランドの伝統に従って、アルコールがテーブルに運ばれる。家族の誰も、彼らの人生に大きな衝撃が加えられることになるとは想像もしていなかった。
 初監督長編。


 ・“Birds are Singing in Kigali(Ptaki spiewaja w Kigali)”(ポーランド) 監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ
 物語:1994年、鳥類学者のAnněは、ルワンダにいて、多数派フツ族によるツチ族の虐殺、いわゆる「ルワンダ大虐殺」を目撃する。Anněは、家族を殺された仲間の娘Claudineを救おうとして、ポーランドに連れていく。Claudineは、事件のトラウマとすぐにカッとしやすい性格から、なかなか平安を見い出せないし、犠牲者を演じることも拒む。ルワンダで、部族間の立場が逆転した時、Claudineは母国に帰ると言い出す。自らのキャリアを進める意味もあって、不本意ながらAnněも同行する。Claudineは、以前の人生の軌跡をたどり、愛する者の墓を捜す。彼女が行く先々で、失ってしまったものと折り合いをつけようとしている生き残りの人々と出会う。1996年には、権力はツチ族の手の中にあったが、平和は不安定で、ほぼ普遍的ともいえる貧困が、悪魔を唆す。
 クラウゼ夫妻が、完成までに約10年かけたプロジェクト。当初は、アメリカとの共同製作で進められていたが、2008年にアメリカ側と衝突して、アメリカから権利を買い取らなければならなくなり、また、クシシュトフ・クラウゼも病に倒れてしまう。『パプーシャの黒い瞳』が完成した2013年には、夫婦として3作目となるこのプロジェクトは暗礁に乗り上げていた。2年かけて、製作資金の確保とルワンダでの撮影許可をクリアしたものの、クシシュトフ・クラウゼは2014年12月に亡くなってしまい、ヨアン・コス=クラウゼが独りで引き継いで、作品を完成させた。
 ロカルノ国際映画祭2016 Film projects: First Look賞受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション コンペティション部門出品。女優賞(ヨヴィタ・ブドニク(Jowita Budnik)、Eliane Umuhire)受賞。
 ニュー・ホライズンズ国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 BFIロンドン映画祭2017 Debate部門出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。


 ・“Spoor(Pokot)”(ポーランド・独・チェコ・スウェーデン・スロヴァキア) 監督:アニエスカ・ホランド、カーシャ・アダミク
 出演:Agnieszka Mandat、Wiktor Zborowski、ミロスラヴ・クロボット(Miroslav Krobot)、Jakub Gierszał、Patricia Volny、Borys Szyc
 物語:Janina Duszejkoは、元エンジニアで、占星術が好きなベジタリアン。かつては、中東で橋の建設をしたこともある。今は、ズデーテン山脈に独りで暮らし、教師をしてささやかな収入を得ている。彼女は、大の動物好きで、ウィリアム・ブレイクの信者であり、ウィリアム・ブレイクの哲学は現代に適用されるべきだと考えている。彼女の住んでいる地域で、連続殺人が起こる。彼女は、隣人の密猟師の死体を発見する。死の状況は、謎めいていて、彼の家のまわりには鹿の蹄の痕が見つかった。犯人は犠牲者を動物のように狩ったのだと推測された。Janina Duszejkoは、犯人の考えていることがわかると主張したが、誰も信じてはくれなかった。
 ポーランドの作家オルガ・トカルチュクの小説“Prowadź swój pług przez kości umarłych(Drive Your Plow over the Bones of the Dead)”の映画化。
 近年は、アメリカでTVシリーズの演出を手がけたりしていたアニエスカ・ホランドが、『ソハの地下水道』以来6年ぶりに手がけた劇映画。
 ベルリン国際映画祭2017 コンペティション部門出品。アルフレッド・バウアー賞受賞。
 ソフィア国際映画祭2017出品。
 Prague Febiofest 2017 オープニング作品。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。
 レッチェ・ヨーロッパ映画祭2017出品。
 香港国際映画祭2017出品。
 ソウル国際女性映画祭2017出品。
 シドニー映画祭2017出品。
 台北電影節2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 チェコ映画 2016-2017部門出品。
 ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭2017出品。
 ゴールウェイ映画祭2017出品。
 ファンタジア国際映画祭2017出品。最優秀作品賞受賞。
 オデッサ国際映画祭2017出品。
 モトヴン映画祭2017出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 米国アカデミー賞2018外国語映画賞ポーランド代表。


 ・“Amok”(ポーランド) 監督:カーシャ・アダミク(Kasia Adamik)
 物語:暗い過去を持つ警察の捜査官が、匿名の電話を受け、新しく“Amok”というタイトルの関連本が出たばかりの数年前の未解決事件の手がかりを得る。捜査の過程で、彼は著者である若い哲学者に会う。彼らの出会いは、事件に新たな光を当てるとともに、善と悪の狭間で絶えずせめぎ合っている強烈な2つのキャラクターの対決へと導く。
 実話に基づく。2000年に起きたDariusz Janiszewski殺人事件が、Krystian Balaという作家が書いた完全犯罪を扱った小説“Amok”に似ているということで、ポーランド及びヨーロッパのメディアで大騒ぎになり、著者は容疑者として逮捕される。当初、事件と小説の類似性のみが先行して話題になっていたため、彼に対する支援運動も起こり、結局、彼は釈放される。ところが、新たな証拠が発見されて、Krystian Balaは再逮捕され、2007年に禁固25年の有罪判決を受けた。
 アニエスカ・ホランドの娘カーシャ・アダミクの最新作(アニエスカ・ホランドとの共同監督作品2本をも含んで、第6監督長編)。
 エジンバラ国際映画祭2017 フォーカス・オン・ポーランド部門出品。
 モトヴン映画祭2017 メイン・プログラム出品。


 ・“Panick Attack(Atak paniki)”(ポーランド) 監督:Paweł Maślona
 物語:フリーキーなラジオ・パーソナリティー、世界征服の野望を持つウエイター、窮地にあるパーフェクトな花嫁、成功した犯罪小説作家、人生の旅の途上にある夫と妻、動物行動主義の専門家。これら全員がパニック発作を起こす。彼らは、解決方法が1つしかないような状況に陥る。
 初監督長編。


 ・“Tower. A Bright Day(Wieża. Jasny dzień)”(ポーランド) 監督:Jagoda Szelc
 物語:Mulaは、夫と病気の母親と娘のNinaとともに、カントリーハウスで暮らしている。Ninaの初聖体拝領の前に、彼女の兄が、彼の家族とMulaの妹Kajaを連れて訪ねてくる。Kajaは、Ninaの生物学的な母親で、6年前に突然失踪していた。Mulaは、不安定なKajaがNinaを連れ去ろうとしているのではないかと恐れた。もともとKajaとは距離があった残りの家族は、新たな始まりと姉妹の和解を信じ始めていたが、それはさらにMulaをイラつかせた。Mulaは、Kajaを家から出て行かせようとする。にも拘わらず、Ninaの聖体拝領の日に2人は仲直りする。しかし、Kajaが戻ってきたのには、もっと重要な理由があった……。
 初監督長編。


 ・“Beyond Words(Pomiędzy słowami)”(オランダ・ポーランド) 監督:Urszula Antoniak
 物語:Michaelは、ドイツ人に見えるくらい流暢にドイツ語を話すが、ポーランド生まれ、ベルリン育ちの28歳の弁護士である。彼は、行動やマナーから、ボスであり、親友である36歳のFranzに似ていた。金曜日の朝、彼は、ドイツからポーランドに引っ越して、ドイツ人の最上級からポーランド人になり、名前もMichałekに変わった。その後、長らく行方不明で、死んだと思っていた黒人詩人の父親Stanisławが目の前に現れて、父親に関する難民事件を担当することになる。Michałekが、Stanisławに会うのは初めてで、2人を結びつけている唯一のつながりはポーランドであり、それはMichałekが意図的に関係を断った国だった。 2人は、週末を越えて、関係性を深めていくが、記憶とウソによって、父親の求めているものと息子が期待しているものの間にズレが生じる。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2017 オフィシャル・セレクション出品。


 ・“The Best(Najlepszy/The Fastest)”(ポーランド) 監督:Łukasz Palkowski
 物語:世界を魅了するスポーツマンの物語。だが、彼は、今日までポーランドでは無名にとどまっている。信じられないような努力と、ものの見事な陥落、類まれな力が、素晴らしい物語を作り出す。この物語は、Jerzy Górskiの人生に基づいている。Jerzy Górskiは、死のランニング(the run of the death)をクリアし、ワールド・トライアスロン・チャンピオンシップで世界記録を作り、ダブル・アイアンマン・ディスタンスを24時間47分46秒で終えて、マスターになっている。この記録は、2人の女性がいなければ、成し遂げられなかっただろう。彼は、1人目の女性を失ったが、2人目の女性は彼の戦いの人生に活力を与えてくれている。


 ・“The Man with the Magic Box(Czlowiek z magicznym pudelkiem)”(ポーランド) 監督:Bodo Kox
 物語:2030年のワルシャワ。アダムは、記憶喪失に陥っていて、何事も一から始めなければならない。彼は、掃除夫として会社で働き始める。その会社で、彼は魅力的なGoriaと出会い、彼女のことが好きになる。彼女は、アダムはタイプじゃないと言って、最初から彼の求愛を拒む。しかし、時が過ぎて、2人はデートするようになり、ロマンスが発展する。彼は、新しいフラットで、古いラジオを見つける。ラジオからは、50年代から続くオーディション番組が流れてくる。そのラジオは、テレポーテーションを可能にすることがわかる。タイム・トラベルで、アダムは、1952年にはまってしまう。アダムがいなくなって心配になったGoriaは、アダムを連れもどすために、魅力的だけれど、危険なミッションに乗り出す。


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 シノプシスだけでは、こんなにたくさんの賞を受賞した“Silent Night(Cicha noc)”の、どこがそんなに素晴らしいのか、よくはわかりませんが、これからヨーロッパ各地や英語圏で上映されていることで、どんな作品か見えてくることになるでしょうか。

 今年のポーランド映画もいろいろと楽しみですね。何本かは、日本でも劇場公開されるんじゃないでしょうか。

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 *参考
 ・Wyborcza.pl :http://trojmiasto.wyborcza.pl/trojmiasto/5,35611,22416861.html?i=30
 ・Co-nowego:http://gdynia.pl/co-nowego,2774/kto-zdobedzie-zlote-lwy,499090
 ・Radioram:http://www.radioram.pl/articles/view/32277/Piotr-Czerkawski-z-nagroda-PISF

 *当ブログ記事

 グディニャ映画祭2017 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_27.html

 ・グディニャ映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_13.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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