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zoom RSS 国際批評家連盟賞 2017年年間グランプリ発表!

<<   作成日時 : 2017/09/07 20:32   >>

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 国際批評家連盟賞の2017年年間グランプリが発表されました。

 2017年の国際批評家連盟賞の年間グランプリは、アキ・カウリスマキの『希望のかなた』です。アキ・カウリスマキは、2002年以来15年ぶり2回目の受賞です。

 これで、2017年のヨーロッパ映画賞は、『希望のかなた』が1つの軸になるのが見えてきた気がしますね。本命になるかどうかはまた別の話ですが。2018年の米国アカデミー賞外国語映画賞は、フィンランドからは“Tom of Filnland”が選出されているので、『希望のかなた』が米国アカデミー賞2018外国語映画賞にノミネートされたり、受賞したりする可能性はありません。

 授賞式は、サンセバスチャン国際映画祭2017で行なわれます。

 【国際批評家連盟賞 年間グランプリ】(Grand prix de la FIPRESCI)

 国際批評家連盟は、国際批評家連盟賞・オブ・国際批評家連盟賞として、年間グランプリを決定していて、毎年、サンセバスチャン国際映画祭で授賞式を行なっています。

 1973 年:『トゥキ・ブゥキ / ハイエナの旅』“Touki Bouki”(セネガル) 監督:ジブリル・ジオップ・マンベティ(Djibril Diop Mambéty)
 1999年:『オール・アバウト・マイ・マザー』(仏・西):ペドロ・アルモドバル
 2000年:『マグノリア』(米) 監督:ポール・トーマス・アンダーソン
 2001年:『チャドルと生きる』(イラン・伊・スイス) 監督:ジャファール・パナヒ
 2002年:『過去のない男』(フィンランド・独・仏) 監督:アキ・カウリスマキ
 2003年:『冬の街』“Uzak”(トルコ) 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
 2004年:『アワーミュージック』(仏・スイス) 監督:ジャン=リュック・ゴダール
 2005年:『うつせみ』(韓) 監督:キム・ギドク
 2006年:『ボルベール〈帰郷〉』(西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 2007年:『4ヶ月、3週と2日』(ルーマニア) 監督:クリスティアン・ムンジウ
 2008年:『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(米) 監督:ポール・トーマス・アンダーソン
 2009年:『白いリボン』(独・オーストリア・仏・伊) 監督:ミヒャエル・ハネケ
 2010年:『ゴーストライター』(仏・独・英) 監督:ロマン・ポランスキー
 2011年:『ツリー・オブ・ライフ』(米) 監督:テレンス・マリック
 2012年:『愛、アムール』(オーストリア・仏・独) 監督:ミヒャエル・ハネケ
 2013年:『アデル、ブルーは熱い色』(仏・ベルギー・西) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 2014年:『6才のボクが、大人になるまで。』(米) 監督:リチャード・リンクレイター
 2015年:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(オーストラリア・米) 監督:ジョージ・ミラー
 2016年:『ありがとう、トニ・エルドマン』(独・オーストリア) 監督:マーレン・アデ

 ・『希望のかなた』“The Other Side of Hope(Toivon Tuolla Puolen)”(フィンランド・独)  監督:アキ・カウリスマキ
 出演:サカリ・クオスマネン(Sakari Kuosmanen)、Sherwan Haji
 物語:ヘルシンキ。旅まわりのシャツのセールスマンが、妻とケンカして、家を出る。彼は、セールス・ビジネスをやめる決心をし、長いポーカー・ツアーに出る。それで儲けた彼は、レストランを開業するが、雇った3人の従業員は最初から疑い深くて、店はうまくいかない。当局によって、アレッポに送還すると決定したシリア人難民がいて、レストランのオーナーが彼を拾う。シリア人難民は、バルカン・ルートで行方不明になった妹を捜していた。レストラン・オーナーとシリア人難民は、互いに協力し合うことに決める。
 6年ぶりの最新長編。『ル・アーヴルの靴みがき』に続く、「港町3部作」の第2作。
 ベルリン国際映画祭2017 コンペティション部門出品。監督賞(銀熊賞)受賞。
 ダブリン国際映画祭2017出品。ダブリン映画批評家協会賞 最優秀男優賞(Sherwan Haji)受賞。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2017出品。
 ルクセンブルク・シティー映画祭2017出品。グランプリ受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017出品。
 シドニー映画祭2017出品。
 モスクワ国際映画祭2017Euphoria of the fringes部門出品。
 ミュンヘン映画祭2017出品。平和のためのドイツ映画賞-ザ・ブリッジ 監督賞 インターナショナル部門受賞。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ホライズンズ部門出品。
 ラックス賞2017 オフィシャル・セレクション。
 ゴールデン・アプリコット国際映画祭2017出品。
 エルサレム映画祭2017スピリット・オブ・フリーダム部門出品。スピリット・オブ・フリーダム賞(The Cummings Award for Best Feature Film)受賞。
 オデッサ国際映画祭2017フェスティバル・オブ・フェスティバルズ出品。
 プーラ映画祭2017Europolis-Meridians部門出品。
 ニュー・ホライズンズ映画祭2017出品。
 サラエボ映画祭2017 オープン・エアー部門出品。
 トロント国際映画祭2017 MASTERS部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション。



 国際批評家連盟賞の受賞結果を見ただけでも、カンヌ国際映画祭はフランス寄りで、ベネチア国際映画祭はアメリカ映画の方に顔を向けていて、ベルリン国際映画祭はそれらよりワールド・ワイドな広がりを持っていることが見て取れます。

 国際批評家連盟賞も、審査員の顔ぶれによって、自ずと審査結果は変わってくるはずですが、上記の受賞結果を見た限り言うと、どの映画祭でも、新しい、若い才能を発掘しようというのと、ベテラン監督の新たな境地を評価しようという2つの考え方の間で、せめぎ合いが繰り返されている、そしてその2つの間を絶妙なバランス感覚で駆け抜けている、ように見えます。

 国際批評家連盟賞が好む映画作家というのも確かにいるようで、ペドロ・アルモドバル、ポール・トーマス・アンダーソン、ミヒャエル・ハネケ、アブデラティフ・ケシシュ、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、ジャファール・パナヒ、アキ・カウリスマキあたりが、批評家好みの映画作家ということになりそうです。

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 *当ブログ記事

 ・国際批評家連盟(FIPRESCI) 設立 90周年!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201503/article_17.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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