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zoom RSS 米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 各国代表リスト その1

<<   作成日時 : 2017/08/05 14:58   >>

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 第90回米国アカデミー賞 外国語映画賞の各国代表作品のリスト その1です。

 ここでは、アイスランドからオーストラリアまでを記しています。

 ・第90回米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 各国代表リスト その2(オーストリアからシンガポール):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_7.html

 ・第90回米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 各国代表リスト その3(スイスからニュージーランド):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_24.html

 ・第90回米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 各国代表リスト その4(ネパールからポーランド):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_33.html

 ・第90回米国アカデミー賞2018 外国語映画賞 各国代表リスト その5(ボスニア・ヘルツェゴビナからロシア):http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_34.html

 今年は、92カ国です。

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 ◆アイスランド:“Undir Trénu (Under The Tree)”(アイスランド・デンマーク・ポーランド・独) 監督:Hafsteinn Gunnar Sigurðsson
 出演:Steinþór Hróar Steinþórsson、Edda Björgvinsdóttir、シグルヅル・シグルヨンソン(Sigurður Sigurjónsson)、Lára Jóhanna Jónsdóttir
 物語:Agnesは、夫のAtlaが、アダルトビデオを観ているのを知って、夫を家から追い出し、4歳の娘に会わせまいとする。Atlaは、両親の家に逃げ込む。両親の家の庭には、大きくて美しい木が生えていて、近隣に大きな影を作っている。Atlaは、何としても娘に会おうとして、近所との争いが拡大していく。家屋敷がダメージを受け、ペットが謎の失踪を遂げ、防犯カメラが取り付けられる。チェーンソーまで見かけたという噂が立つ。
 第3監督長編。
 ベネチア国際映画祭2017 Orizzonti部門出品。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 ファンタスティック・フェスト2017出品。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2017出品。
 Hafsteinn Gunnar Sigurðssonは、米国アカデミー賞外国語映画賞アイスランド代表初選出。


 ◆アイルランド:“Song of Granite”(アイルランド・カナダ) 監督:Pat Collins
 物語:アイルランドの伝統的なシンガー、Joe Heaney (アイルランド語では、Seosamh Ó hÉanaí)(1919-1984)の人生を描く。
 Joe Heaneyは、アイルランドの西海岸、ゴールウェイ郡コネマラのCarnaという小さな村で生まれた。ここは、アイルランド語が話される地域(ゲールタハト)で、彼はアイルランドのフォークロアを子守歌として育った。父や母から教わって5歳から歌い始めるが、シャイなため、20歳まで人前で歌うことはなかった。Carnaで英語を学んだ彼は、奨学金を得て、ダブリンに進学し、ナショナル歌唱コンテストで勝利するが、その時には多くのレパートリーを持っていて(推定500曲)、それはCarnaで覚えたものだと言われている。その後、彼は、イングランド、スコットランド、ニューヨークと人生の大半を外国で過ごし、数百曲ものレコーディングを残している。
 ドラマとドキュメンタリーのハイブリッド。B&W。
 成長してからのJoeは、歌手のMícheál Ó ConfhaolaとMacdara Ó Fathartaが、順に演じている。
 音響を手がけたのは、『メッセージ』で米国アカデミー賞2017音響編集賞を受賞したシルヴァン・ベルマール。
 ゴールウェイ映画祭2017 オープニング作品。最優秀撮影賞 アイルランド映画部門受賞。
 SXSW映画祭2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 メイン国際映画祭2017出品。
 Pat Collinsは、米国アカデミー賞外国語映画賞アイルランド代表初選出。
 アイルランドからは、2年ぶり5回目の出品。


 ◆アゼルバイジャン:“Pomegranate Orchard (Nar baği)”(アゼルバイジャン) 監督:Ilgar Najaf
 物語:アゼルバイジャンの田舎のささやかな家族農園。シャミルは、年老いて体も弱くなり、ザクロの果樹園の面倒を見ることができなくなった。義理の娘のサラと若い息子のジャマルがいたが、未来に向けて、彼を助け、古い木の面倒を見ていってくれるようには思えなかった。どうやら一家で唯一、取引できる品物をあきらめなければならないように思われた。そんな時、シャミルの息子ガビルが、思いがけず戻って来る。彼は、何も言わずに12年前に村から姿を消し、その後、全く音信もなくて、今回も連絡もなしに帰ってきたのだった。ガビルの失踪は、一家に1日やそこらで消すことのできない深い傷を残していた。
 第2監督長編。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。
 ユーラシア国際映画祭2017 審査員賞受賞。
 Ilgar Najafは、米国アカデミー賞外国語映画賞アゼルバイジャン代表に5年ぶり2回目の選出。
 アゼルバイジャンからは、3年ぶり7回目の出品。


 ◆アフガニスタン:“A Letter to the President(Namai Ba Rahis Gomhor/Ehy Mr. President)”(アフガニスタン) 監督:Roya Sadat
 物語:Sorayaは、州の犯罪局の長であり、現在のアフガニスタンの恐ろしい状況の中で、法律を実行しようと苦心している。一族の正義のために不義で訴えられた女性を救おうとした彼女の決断は、連鎖反応を巻き起こす。それは、家庭にまで及び、口論の結果、彼女は、暴力的な夫を殺してしまう。Sorayaは、逮捕され、死刑を宣告される。彼女を救えるのは、大統領だけだ。彼女は大統領に向けて長い手紙を書く。しかし、大統領は不在で、彼女の手紙は間に合わないかもしれない……。
 Roya Sadatは、ポスト・タリバン時代のアフガニスタンで史上初の女性監督。
 ロカルノ国際映画祭2017 Open Doors部門出品。
 釜山国際映画祭2017 アジア映画の窓部門出品。
 Roya Sadatは、米国アカデミー賞外国語映画賞アフガニスタン代表初選出。
 アフガニスタンからは、6年連続12回目の出品。(前回は失格)


 ◆アルジェリア:“La route d'Istanbul(Road to Istanbul)”(アルジェリア・仏・ベルギー) 監督:ラシッド・ブシャール
 物語:エリザベスは、20歳の娘エロディーが聖戦に参加するためにシリアに旅立ったと警察から聞かされてショックを受ける。その戦争は、自分たちの戦争でもないのに、全く理解できない。彼女は、なんとかしてエロディーと連絡を取ろうとするがうまく行かない。エリザベスは、シリアに飛んで、娘を見つけて、ベルギーへ連れ帰ろうと決心する。
 TV映画。
 ベルリン国際映画祭2016 パノラマ部門出品。
 Stockfish映画祭2016出品。
 ストックホルム国際映画祭2016出品。
 マグリット賞2017 主演女優賞(アストリッド・ホウェットノール)ノミネート。
 ラシッド・ブシャールは、1991年(“Cheb”)、1995年(“Dust of Life(Poussières de vie)”)、2000年(“Little Senegal”)、2006年(『デイズ・オブ・グローリー』“Days of Glory(Indigènes)”)、2010年(『無法者』“Outside the Law(Hors-la-loi)”)と米国アカデミー賞外国語映画賞アルジェリア代表に選ばれていて、今回が7年ぶり6回目の選出。(“Dust of Life(Poussières de vie)”、『デイズ・オブ・グローリー』、『無法者』は、ノミネート進出)
 アルジェリアからは、3年連続19回目の出品。


 ◆アルゼンチン:『サマ』“Zama”(アルゼンチン・ブラジル・西・仏・オランダ・メキシコ・ポルトガル・米) 監督:ルクレシア・マルテル
 出演:ダニエル・ヒメネス・カチョ(Daniel Giménez Cacho)、ロラ・ドゥエーニャス(Lola Dueñas)、マテウス・ナシュテルゲーレ(Matheus Nachtergaele)、Juan Minujín
 物語:18世紀の最後の10年。Don Diego de Zamaは、スペインの役人で、パラグアイのアスンシオンに植民地統治にために派遣されてくる。家族と切り離され、未知の土地に取り残されて、昇進への焦りも感じる。個人的にも役人としても早くブエノスアイレスに異動になりたいと考える。ただ待ち続ける日々。その間、彼はあらゆるものを失っていく。名前を上げようとして、危険な敵を罠にかけようとするが、失敗する。
 Antonio Di Benedettoが、1956年に書いた、現代アルゼンチン文学、スペイン語文学の傑作とされる小説“Zama”の映画化。原作では、1790年、1794年、1799年と、物語は、3つの時期にわたる。Waiting(またはExpectaion)3部作の第1部。
 ルクレシア・マルテルは、『頭のない女』以降、ドキュメンタリー、短編映画、テレビ・シリーズの1話などを手がけてきて、長編映画は8年ぶり。アルゼンチン、ブラジル、スペイン、フランス、メキシコ、ポルトガル、オランダ、アメリカと、8か国で撮影された。
 公開は、度々延期されていて、今年のカンヌ国際映画祭へのエントリーも噂され、6月1日公開予定と初日のアナウンスもされていたが、ようやく9月28日にアルゼンチンで公開された。
 ベネチア国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 トロント国際映画祭2017 MASTERS部門出品。
 ニューヨーク映画祭2017出品。
 ハイファ国際映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017 スペシャル・プレゼンテーションズ部門出品。
 ラテンビート映画祭2017出品
 釜山国際映画祭2017 ワールド・シネマ部門出品。
 ルクレシア・マルテルは、米国アカデミー賞外国語映画賞アルゼンチン代表初選出。


 ◆アルバニア:“Daybreak(Dita Zë Fill)”(アルバニア・ギリシャ) 監督:Gentian Koçi
 物語:Letaは、経済的に厳しい状況に追い込まれている。数か月分の家賃が払えないのだ。彼女と1歳の息子はアパートの外に放り出され、彼らはSophieのところに転がり込む。Sophieは、体の自由が利かない年配者で、彼女の娘が介護者としてLetaを雇ったのだ。仕事と屋根を手に入れるためには、なんとしてもSophieに生き続けてもらわなければならない。
 初の長編ドラマ作品。
 サラエボ映画祭2017 長編コンペティション部門出品。女優賞(Ornela Kapetani)受賞。
 Gentian Koçiは、米国アカデミー賞外国語映画賞アルバニア代表初選出。
 アルバニアからは、3年連続11回目の出品。


 ◆アルメニア:“Yeva”(アルメニア・イラン) 監督:Anahit Abad
 物語:Yevaは、夫が悲劇的な死を遂げてから、影響力のある義理の両親から逃れて、娘のNarehを連れて、アルメニアのKarabakhの小さな村で隠れるように暮らしている。彼女は、この村では全くよそ者で、事情を隠して、日常生活を送っている。
 Anahit Abadは、イラン系アルメニア人女性監督で、これが初監督長編。9月23日に劇場公開されたばかり。
 アルメニアからは、2年連続6回目の出品。


 ◆イギリス:“My Pure Land”(英) 監督:Sarmad Masud
 物語:パキスタン。母と2人の娘が、武装した男たちから自分たちの土地を守るために、マシンガンを持って戦う。
 実話に基づく物語。ウルドゥー語作品。
 パキスタン人Sarmad Masudの初監督長編。
 エジンバラ国際映画祭2017 マイケル・パウエル賞/最優秀英国映画賞部門出品。
 イギリスからは、5年連続15回目の出品。ウルドゥー語作品の出品は初めて。


 ◆イスラエル:“Foxtrot”(イスラエル・独・仏・スイス) 監督:サミュエル・マオズ
 出演:リオル・アシュケナージ(Lior Ashkenazi)、サラ・アドラー(Sarah Adler)、Yonatan Shiray
 物語:父親は、テルアビブのアパートにいて、兵士である息子は、遠く土まみれの孤立した前哨基地にいる。映画の前半では、両親は、活動中に息子が殺されたことを知らない。数時間後、軍の当局が、彼らに伝達事項を伝えるが、恐ろしい過ちを犯し、息子は生きていると伝えてしまう。映画の後半では、息子の方に視点が変わる。土まみれの前哨基地で、ルーティーンであり、悪夢でもある軍事活動に励む。一連の奇妙な出来事が重なり、集団パラノイアも相まって、息子は追い込まれ、死に至る。のちに、われわれは父親の罪を知る。混沌とした乱雑さと見えたものは、そういう運命になるように、精巧に、よく整えられ、計画されていたかのように見える。
 兵士だった頃のサミュエル・マオズの個人的な経験に基づく。
 ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門出品。審査員大賞(銀獅子賞)、Arca CinemaGiovani Award、SIGNIS賞スペシャル・メンション受賞。
 テルライド映画祭2017出品。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 イスラエル・アカデミー賞2017 作品賞、監督賞、主演男優賞(Lior Ashkenazi)、撮影賞、編集賞、美術賞、サウンドトラック賞、オリジナル音楽賞受賞。助演女優賞(Shira Haas)、脚本賞、衣裳デザイン賞、メイキャップ賞、キャスティング賞ノミネート。
 サミュエル・マオズは、米国アカデミー賞外国語映画賞イスラエル代表初選出。


 ◆イタリア:“A Ciambra”(伊・米・仏・スウェーデン) 監督:ジョナス・カルピニャーノ(Jonas Carpignano)
 出演:Pio Amato、Koudous Seihon
 物語:シチリアの町チャンブラ。ピオは、11歳で、18歳の兄コジモに倣って、酒やタバコを覚える。だが、真似ることは羽目をはずすことだけではない。地元の他のジンガリ(ロマ人)の面倒を見ることも覚えなければならない。コジモでは家族の面倒を見られなくなると、ピオが、兄の仕事仲間Ayivaと力を合わせて、頑張っていかなければならない。一家の借金がかさむ。地元のマフィア、ンドランゲタに払う支払いも貯まっていく。追い詰められた一家は、チャンブラから出ていくことも考えなければならない。家族を守り、みんなで暮らすにはどうすればいいのか、結論が迫られる……。
 『地中海』(2015)のジョナス・カルピニャーノ監督最新作。
 カンヌ国際映画祭2017 監督週間出品。Label Europa Cinemas受賞。
 ミュンヘン映画祭2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 ホライズンズ部門出品。
 ラックス賞2017 オフィシャル・セレクション。
 トロント国際映画祭2017 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 Jameson CineFest - Miskolc国際映画祭2017出品。International Confederation of Art Cinemas Award受賞。
 ヘルシンキ国際映画祭2017出品。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 CPH:PIX 2017出品。
 ハンプトンズ国際映画祭2017出品。
 BFIロンドン映画祭2017出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2017出品。
 シカゴ国際映画祭2017出品。
 ヨーロッパ映画賞2017 オフィシャル・セレクション。
 ジョナス・カルピニャーノは、米国アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表初選出。


 ◆イラク:“The Dark Wind (Reşeba)”(イラク・カタール・独) 監督:Hussein Hassan
 物語:イラクのクルド地区の小さな村。レコとペロは、婚約したばかりで、結婚の準備を進めている。彼らの村を、ムスリムの過激派が襲う。村人の一部は逃げ延びることができたが、他はつかまえられたり、殺されたりした。ペロは、他の娘たちと一緒に奴隷マーケットに売られた。この時、レコはよその町に働きに行っていたが、襲撃の知らせを聞いて、愛するペロを捜す。彼の両親とペロの家族は、難民キャンプに落ち着く。だが、ペロの行方は依然としてわからない。やがて、レコは、シリアでペロを見つける。彼女は、難民キャンプで家族と再会したが、深いトラウマに悩まされている。悪夢は続く。
 釜山国際映画祭2016 クロージング作品。
 ストックホルム国際映画祭2016出品。
 コルカタ国際映画祭2016出品。
 マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭2016 インターナショナル・ニューカマー・コンペティション部門出品。グランド・ニューカマー賞受賞。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2016 文化の多様性賞受賞。
 ドバイ国際映画祭2016 長編部門出品。作品賞(Best Muhr Fiction Feature)受賞。
 ダッカ国際映画祭2017出品。国際批評家連盟賞受賞。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2017出品。
 マイアミ映画祭2017出品。
 Hussein Hassanは、米国アカデミー賞イラク代表初選出。
 イラクからは4年連続8回目の出品。


 ◆イラン:“Breath (Nafas)”(イラン) 監督:Narges Abyar
 物語:幼いBaharは、民話や物語に紡がれた世界に生き、いつも頭の中には本があった。70年代、80年代とヤズドで暮らしていた彼女も、やがてイランをめぐる騒乱の真っただ中へと入っていく。シャーは滅ぼされ、ホメイニ氏が権力を持ち、イラクとの長くほろ苦い戦争が続く。数年が過ぎ、Baharは、自分が夢見ていた空想の世界は、戦っている人間同士の痛みや苦しみを知る手段であったことに気づく。
 ファジル映画祭2016出品。作品賞、助演女優賞(Shabnam Moghaddami)受賞。
 タリン・ブラック・ナイツ映画祭2016 監督賞受賞。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2016 ユース作品賞ノミネート。
 バンクーバー国際女性映画祭2017出品。監督賞受賞。
 ウィスコンシン・イラン映画祭2017出品。
 Narges Abyarは、米国アカデミー賞外国語映画賞イラン代表初選出。
 イランからは、5年連続23回目の出品。前回、受賞。


 ◆インド:“Newton”(インド) 監督:Amit Masurkar
 物語:ニュートンは、自分の信念にこだわりを持っている。たとえば、彼の変わった名前に敬意を払うかどうかとか、お見合い結婚の時にオーソドックスではないやり方をしたこととか。だが、重箱の隅をつつくような人として知られているわけではないので、選挙の仕事を得、かなり柔軟性を要求される任務を任せられた。彼は、76票分の住民の票を集めるために、ヘリコプターでチャッティースガルのジャングルに送られた。治安部隊は無関心で、いつ反政府グループに襲われるかもしれないという恐れもあったが、選挙は適切に行なわれなければならないと考える彼にとって、その村は民主主義を知らしめるには絶好の村だった。軍人のAtma Singhには誰も選挙なんて気にしてないよと言われ、全然票が集められないまま時間だけが過ぎても、ベテランの役人Loknathのトーンは明るかった。インドの原住民は、こうした民主主義のお祭り行事に距離を置くくらいには賢く、だから、かくれんぼをして、抵抗を示すのだ。それでも、ニュートンは、自分の信念に正直であり続けた。外国人の選挙モニターがやってきた時だけ、都合よく運んだけれど、そんなことは一時的なことだった。
 第2監督長編。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。C.I.C.A.E.賞受賞。
 イスタンブール国際映画祭2017出品。
 香港国際映画祭2017 ヤング・シネマ・コンペティション部門出品。審査員賞受賞。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トライベッカ映画祭2017 インターナショナル・ナラティヴ・コンペティション部門出品。
 シアトル国際映画祭2017出品。
 バークシャー国際映画祭2017出品。
 シドニー映画祭2017出品。
 エジンバラ国際映画祭2017 インターナショナル長編作品賞ノミネート。
 エルサレム映画祭2017 スピリット・オブ・フリーダム部門出品。
 ニュージーランド国際映画祭2017出品。
 トラヴァース・シティー映画祭2017出品。
 チューリヒ映画祭2017出品。
 Amit Masurkarは、米国アカデミー賞外国語映画賞インド代表初選出。


 ◆インドネシア:“Leftovers(Turah)”(インドネシア) 監督:Wicaksono Wisnu Legowo
 物語:Kampung Tirangでは、生活が厳しく、人々は悲観的で、怯えながら生活している。特に、彼らを生き延びさせてくれているお金持ちのDarsoに対しては卑屈だ。大卒のPakelは、Darsoにごまをすって、ずる賢く立ち回り、村人たちにみじめな思いをさせる。ところが、TurahとJadagに、かすかな希望が芽生え、恐怖に打ち勝つ勇気が生まれる。
 初監督長編。
 Jogja-NETPAC アジア映画祭2016出品。NETPAC賞、Geber賞受賞。
 シンガポール国際映画祭2016 アジア長編コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 Wicaksono Wisnu Legowoは、米国アカデミー賞外国語映画賞インドネシア代表初選出。
 インドネシアからは、2年連続19回目の出品。


 ◆ウクライナ:“Black Level”(ウクライナ) 監督:Valentyn Vasyanovych
 コスチャは、結婚式の写真家で、50歳を迎え、難しい局面を迎える。彼の愛していたもの、彼と密接に結びついていたものすべてが永遠に失われてしまったのだ。発作で麻痺してしまった父親、ウェディング・マガジンでスタイリストをしているガールフレンド、年老いた猫、コスチャが若く幸せだったころが映っているスライド。コスチャは、他人の幸せを写真に撮ることが人生のすべてで、それが彼の日常である。
 オデッサ国際映画祭2017 ウクライナ・ナショナル・コンペティション部門出品。国際批評家連盟賞受賞。
 Valentyn Vasyanovychは、米国アカデミー賞外国語映画賞ウクライナ代表初選出。
 ウクライナからは、2年連続10回目の出品。


 ◆ウルグアイ:“Another History of the World(Otra historia del mundo)”(アルゼンチン・ウルグアイ) 監督:Guillermo Casanova
 物語:80年代初頭。ウルグアイの架空の町Mosquitos。歴史教授のGregorio Esnalは、Werner Valerio大佐が支配していた軍事時代に投獄されていた親友のMilo Strigaの名誉回復を図ろうとする。まずは、Werner Valerioが持っているものの中で最も価値がある庭の小人のセットを盗み出し、それから地元のラジオ局に突撃して、彼らが考える自由について喧伝する。ところが、事態はMilo Strigaの失踪へと発展し、彼の娘たちが捜索に乗り出す。
 編集技師として20年のキャリアを持つGuillermo Casanovaの第2監督長編。
 Guillermo Casanovaは、2003年にも初監督長編“Seawards Journey(El Viaje hacia el mar)”で選出されていて、14年ぶり2回目の米国アカデミー賞外国語映画賞ウルグアイ代表選出。
 ウルグアイからは、11年連続17回目の出品。


 ◆エクアドル:“Alba”(エクアドル・メキシコ・ギリシャ) Ana Cristina Barragán
 物語:Albaは、11歳で、ひどい恥ずかしがり屋だ。早熟な少女たちのいるクラスの中で、前に出ることなどほとんどできない。ところが、母親が病気になって入院することになり、ほとんど知らないエキセントリックな父親イゴールと暮らさなければならなくなる。父親も彼女がひどい恥ずかしがり屋であることを知らなかったが、2人は、ゆっくりと注意深く、お互いのことを知り合っていく。
 初監督長編。
 ロッテルダム国際映画祭2016 Lions Film Award受賞。
 オルデンブルグ映画祭2016出品。
 リマ・ラテンアメリカ映画祭2016出品。第1回作品賞受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2016 ホライズンズ・ラティーノ部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 レインダンス映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門出品。
 ムンバイ映画祭2016インターナショナル・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 バンガロール国際映画祭2017出品。
 Villeurbanne Festival Reflets du cinéma ibérique et latino-américain 2017出品。
 エクアドルからは、2年連続6回目の出品。


 ◆エジプト:“Sheikh Jackson”(エジプト) 監督:Amr Salama
 物語:若いイマーム(イスラム教の聖職者)が、子どもの頃のアイドルだったマイケル・ジャクソンの突然の訃報を聞いて、信仰の危機に陥る。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門クロージング作品。
 Amr Salamaは、米国アカデミー賞外国語映画賞エジプト代表初選出。
 エジプトは、2年連続32回目の出品。


 ◆エストニア:“November”(オランダ・ポーランド・エストニア) 監督:Rainer Sarnet
 物語:19世紀のエストニアの、狼男やペストや精霊がうろつきまわっているような異教徒の村。村をペストが襲った時、年輩者は、農夫を納屋に隠して、頭にズボンをかぶせる。そうすれば、病気を欺くことができると考えたからだ。また、教会のミサでは、参列者が、いったん口にした聖餅を吐き出す。キリストの力にはどんな生き物もかなわないと信じ、ミサの後で、その聖餅を狩猟の銃弾として使おうと考えたからだ。魔女は助言を求められ、悪魔との契約が交わされる。婚礼は計画されたと思えば破談になり、死者の亡霊が、墓場から這い出る。そんな世界の物語―。狼を操ることができる農夫の娘Liinaは、Hansのことが好きだが、うぬぼれ屋のHansは別の美しい娘のことが好きで、一方、Liinaの父親は、彼女を別の醜い男の許に嫁がせようとしていた……。
 エストニアの小説家Andrus Kivirähkのベストセラー“Rehepapp”の映画化。原作は、30のチャプターを持ち、豊かな物語が語られる。
 トライベッカ映画祭2017 インターナショナル・ナラティヴ・コンペティション部門出品。撮影賞受賞。
 上海国際映画祭2017出品。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門出品。
 ファンタジア国際映画祭2017出品。
 Rainer Sarnetは、米国アカデミー賞外国語映画賞エストニア代表初選出。
 エストニアからは、2007年以来11年連続15回目の出品。


 ◆オーストラリア:“The Space Between”(伊・オーストラリア) 監督:Ruth Borgobello
 物語:マルコは、35歳で、シェフをしていたが、キャリアもある種の希望もあきらめて、年老いた父の世話をするために北イタリアのウーディネに帰郷する。メルボルンのレストランで働かないかと誘われたが、父親を言い訳にして辞退した。そうした悲劇に対して、一筋の喜びが訪れる。それは、元気あふれるオーストラリア人女性オリヴィアだ。彼女は、ウーディネで実家が家業を営んでいたが、デザインの仕事をしたいと夢を追っていた。すばらしいぶどう園と険しい山々とフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の青いアドリア海を背景に、全く異なる2つの人々が交わって、彼らの人生が永遠に変わる。
 初監督長編。
 オーストラリアからは、6年連続11回目の出品。前回、初ノミネート。


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 *当ブログ記事

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 歴代各国代表 監督別データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_32.html

 ・米国アカデミー賞外国語映画賞 1980年以降の初出品国リスト:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201610/article_1.html

 ・『舟を編む』、または、米国アカデミー賞 外国語映画賞 日本代表作品 データ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201309/article_10.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年9月〜2018年1月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201708/article_31.html

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