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zoom RSS ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門 傾向と予想

<<   作成日時 : 2017/07/31 00:11   >>

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 【コンペティション部門選出作品の傾向性】

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 【選出された国や地域】

 ・アイルランド、スペイン、ポルトガル、オランダ、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、バルカン諸国、北欧、ロシア、イスラエル以外の中東、トルコ、東南アジア、台湾、香港、韓国、カナダ、中南米、アフリカからの選出はありませんでした。(ただし“Mektoub, My Love: Canto Uno”はチュニジアで撮影。)

 ・前回選出されたロシア(監督賞)、フィリピン(金獅子賞)、アルゼンチン(男優賞)、チリ(脚本賞)からの選出はなく、前々回選出されたアイルランド、ポーランド、チェコ、トルコ(審査員特別賞)、カナダからの選出もありませんでした。

 ・5月のカンヌで選出されたオーストリア、ハンガリー、スウェーデン(パルムドール)、ロシア(審査員賞)、韓国からの選出はなく、2月のベルリンで選出されたポルトガル、ハンガリー(金熊賞)、ポーランド(アルフレッド・バウアー賞)、ルーマニア(芸術貢献賞)、フィンランド(監督賞)、ノルウェー(男優賞)、韓国(女優賞)、ブラジル、チリ(脚本賞)、アフリカ(審査員グランプリ)からの選出もありませんでした。

 ・アイルランド、ポルトガル、スペイン、チェコ、スロヴァキア、バルカン諸国、フィンランド、ノルウェー、中東、トルコ、南アジア、東南アジア、台湾、香港、ニュージーランド、カナダ、中南米、アフリカからは、カンヌに続き、1作品も選出されませんでした。

 ・アイルランド、スペイン、スロヴァキア、ルーマニア以外のバルカン諸国、イスラエル以外の中東、南アジア、東南アジア、台湾、香港、セネガル以外アフリカからは、過去1年の3大映画祭で、1作品もコンペティション部門に選出されませんでした。(次のベルリンや次のカンヌは有望です。)

 ・このところ、カンヌもベネチアも常連国ばかりが選出しているようにも見えます。

 ・全21作品のうち、フランス資本の入った作品が7本あります。(前回は6本、前々回は10本)

 ・全21作品のうち、アメリカ資本の入った作品が8本あります。(前回は8本、前々回は5本)

 ・「アメリカ映画」7作品+“Lean on Pete”、“Sweet Country”、“The Leisure Seeker”で、英語作品が10作品あります。

 ・オフィシャル・セレクションからは、前々回まで3年連続で、米国アカデミー賞作品賞受賞作品をプレミア上映させ、前回も『ラ・ラ・ランド』を上映させているということが注目されています。
 『ゼロ・グラビティ』:アウト・オブ・コンペティション部門
 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』:コンペティション部門
 『スポットライト 世紀のスクープ』:アウト・オブ・コンペティション部門
 『ラ・ラ・ランド』:コンペティション部門

 ・かなりアメリカ寄りのラインナップで、明らかに米国アカデミー賞を睨んだセレクションになっています。

 ・ベルリン国際映画祭後に「第70回カンヌ国際映画祭のエントリー作品予想リスト」がリストアップされ、当ブログにも掲載していました(http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_19.html)が、そこに載っていて、カンヌでは選出されなかった作品が9作品もベネチアで選出されています(カンヌに間に合わなくて、出品できなかったかどうかは不明)。

 ・映画祭ディレクターのAlberto Barberaによると、今回の映画祭のテーマの1つは「家族の危機」だそうです。

 【監督の受賞歴・出品歴】

 ・初監督作品:グザヴィエ・ルグラン

 ・3大映画祭初参加:アイ・ウェイウェイ、マーティン・マクドナー

 ・3大映画祭コンペティション部門初参加:Andrea Pallaoro、アントニオ&マルコ・マネッティ、Sebastiano Riso、ジアド・ドゥエリ、ヴィヴィアン・チュイ、ワーウィック・ソーントン、フレデリック・ワイズマン

 ・金獅子賞受賞:サミュエル・マオズ、ダーレン・アロノフスキー

 ・審査員特別賞:パオロ・ヴィルズィ

 ・金のオゼッラ賞:是枝裕和(監督賞)、ジョージ・クルーニー(脚本賞)

 ・パルムドール:アブデラティフ・ケシシュ

 ・第2監督長編:Andrea Pallaoro、Sebastiano Riso、サミュエル・マオズ、ヴィヴィアン・チュイ

 ・第3監督長編:マーティン・マクドナー

 金獅子賞受賞監督が2人とパルムドール受賞監督が1人は、人数的には多くはないが、少なくもない。

 全体的には、3大映画祭コンペティション部門初参加の監督が7人もいて、かなり多い。
 フレデリック・ワイズマンも3大映画祭コンペティション部門初参加だったというのは、知名度からすればちょっと意外な気もするけれど、これまでドキュメンタリーが選出されることはあまりなかったので、考えてみればそうだろうな、というところでもある。

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 【受賞結果の傾向性】

 審査員の顔ぶれ、審査方針、コンペティション部門のラインナップ、その年々の映画祭の雰囲気や意向などによって、受賞結果は変わってきますが、ここでは個々の作品の属性(主に監督)のみに限定して、傾向性を書き出すことにします。

 ※ベネチア国際映画祭の賞は、途中で中断がある賞が多く、ころころとコンセプトが変わってしまう賞もあって、ちょっとはっきりしないところがあります。

 【金獅子賞】

 ・90年あたりまでは完全にヨーロッパ偏重だったのが、90年代以降インターナショナルになる。

 ・2000年以降、アメリカ寄りになる。

 ・初監督作品でも受賞することがある。

 ・近年は、監督第5作までの作品が受賞する傾向がある。

 ・近年は、ベルリンやカンヌで上位の賞を受賞したことのない監督が受賞する傾向がある。

 ・近年は、監督賞や審査員特別賞などを経ずに、いきなり金獅子賞を受賞することが多い。

 ・金獅子賞を2回受賞したことのある監督は、アンドレ・カイヤット、ルイ・マル、チャン・イーモウ、アン・リーの4人。

 [過去20年の受賞履歴]
 ・2016:ラヴ・ディアス 第17作 ←2016:ベルリン=アルフレッド・バウアー賞
 ・2015:ロレンソ・ビガス(Lorenzo Vigas) 第1作
 ・2014:ロイ・アンダーソン 第5作
 ・2013:ジャン・フランコロージ 第5作
 ・2012:キム・ギドク 第18作 ←2004:ベルリン=監督賞、2004:ベネチア=監督賞
 ・2011:アレクサンドル・ソクーロフ 長編フィクション作品で第17作、ドキュメンタリーを含めると45作以上
 ・2010:ソフィア・コッポラ 第5作
 ・2009:サミュエル・マオズ 第1作
 ・2008:ダーレン・アロノフスキー 第4作
 ・2007:アン・リー 第10作 ←1993:ベルリン=金熊賞、1996:ベルリン=金熊賞、1997:カンヌ=パルムドール、2005:ベネチア=金獅子賞
 ・2006:ジャ・ジャンクー 第10作
 ・2005:アン・リー 第9作 ←1993:ベルリン=金熊賞、1996:ベルリン=金熊賞、1997:カンヌ=パルムドール
 ・2004:マイク・リー 第9作 ←1993:カンヌ=監督賞、1996:カンヌ=パルムドール
 ・2003:アンドレイ・ズビャギンツェフ 第1作
 ・2002:ピーター・ミュラン 第5作
 ・2001:ミラ・ナーイル 第11作 ←1988:カンヌ=カメラ・ドール、1991:ベネチア=脚本賞
 ・2000:ジャファール・パナヒ 第3作 ←1995:カンヌ=カメラ・ドール
 ・1999:チャン・イーモウ 第10作 ←1987:ベルリン=金熊賞、1991:ベネチア=監督賞、1992:ベネチア=金獅子賞、1994:カンヌ=審査員グランプリ
 ・1998:ジャンニ・アメリオ 第8作 ←1994:ベネチア=監督賞
 ・1997:北野武 第7作
 ・1996:ニール・ジョーダン 第9作

 ※本数は、数え方によって違いが出る可能性があります。

 【監督賞(銀獅子賞)】 1990年〜(1983〜1987年:銀獅子賞=新人監督賞)

 ※銀獅子賞は、いろいろと変遷があり、現在も曖昧なところがあって、年によって(メディアによって)銀獅子賞=監督賞となっているケースとそうでないケースがあります。

 ・当初からインターナショナル

 ・新人もベテランも関係なく与えられる。(多少、銀獅子賞=新人監督賞だった名残りが残っているようにも感じられます。)

 ・フェリーニとフィリップ・ガレルがそれぞれ2回ずつ受賞している。

 ・90年・91年はアメリカ、91年・92年はフランス、05年・06年はフランスがそれぞれ連続受賞している。

 ・1999年〜2004年まで連続してアジア映画が受賞している。

 ・このところ、ベテラン監督と新人監督が交互に受賞している。(前々回はパブロ・トラペロ、前回はベテラン監督が受賞する年まわりでアンドレイ・コンチャロススキー)

 ・後から振り返って、監督賞受賞作が必ずしもその監督の代表作になっていないケースが多い。銀獅子賞自体の扱いがころころ変わり、立ち位置が曖昧だったりもして、監督賞というよりは、「何か賞をあげたい作品」の落としどころになっているようにも思える。

 【審査員大賞】(Grand Jury Prize/Gran Premio della giuria) 2013年〜

 金獅子賞に次ぐ賞というポジションを与えられている。

 【審査員特別賞】(Special Jury Prize/Speciale della giuria) 1951年〜(1969-80年は中断)

 ・当初からインターナショナル。

 ・作家性の強い作品が選ばれる傾向がある。

 ・2014年、2015年とトルコ映画が連続受賞している。

 ・ルイ・マル、ゴダール、イオセリアーニ、スコリモフスキ、ウルリヒ・ザイドルが、それぞれ2回ずつ受賞している。

 ・今回のエントリーでは、過去にパオロ・ヴィルズィが受賞している。

 ・50年代末〜80年代にかけては、金獅子賞受賞に向けたステップというポジションの賞でもあった。
 フランチェスコ・ロージ 1958:審査員特別賞 → 1963:金獅子賞
 ルキノ・ヴィスコンティ 1960::審査員特別賞 → 1965:金獅子賞
 ルイス・ブニュエル 1965:審査員特別賞 → 1967:金獅子賞
 アレクサンダー・クルーゲ 1966:審査員特別賞 → 1968:金獅子賞
 ルイ・マル 1958、1963:審査員特別賞 → 1980、1987:金獅子賞
 ジャン=リュック・ゴダール 1962、1967:審査員特別賞 → 1983:金獅子賞
 クシシュトフ・ザヌーシ 1982:審査員特別賞 → 1984:金獅子賞

 ・90年代以降は、パルムドールと関連性の強い賞になっている。
 ジェーン・カンピオン 1990:審査員特別賞 → 1993:パルムドール
 アッバス・キアロスタミ 1999:審査員特別賞 ← 1997:パルムドール
 ナンニ・モレッティ 1981:審査員特別賞 → 2001:パルムドール
 アブデラティフ・ケシシュ 2007:審査員特別賞 → 2013:パルムドール

 今回のエントリーでは、過去にアブデラティフ・ケシシュがパルムドールを受賞している。

 【男優賞】

 ・約50%の確率でアメリカの男優が受賞している。
 近年は、隔年でアメリカの男優が受賞していて、今年はアメリカの男優が受賞する年まわりになっている。

 ・アメリカの男優とヨーロッパの男優がほぼ独占している。

 ・アジアの男優で受賞したことがあるのは、三船敏郎(2回)、ナセールディン・シャー、シア・ユイの3人のみ。

 ・無名の男優が選ばれることはほとんどない。

 【女優賞】

 ・アメリカの女優とヨーロッパの女優がほぼ独占している。

 ・50年代末より50%以上の確率でフランスの女優が受賞している。

 ・前々回まで3年連続でイタリアの女優が受賞している。

 ・アジアの女優で受賞したことがあるのは、コン・リーとデニー・イップのみ。

 【脚本賞】 91年、94年、96-98年、2005年〜

 ・メディアによって、「オリジナル脚本賞」と記載しているものもある。

 ・過去に原作もので受賞しているのは、2013年の『あなたを抱きしめる日まで』のみ。

 ・今回のエントリー作品で、原作ものは、“Lean on Pete”、“Mektoub, My Love: Canto Uno”、“The Leisure Seeker”の3作品。

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 【受賞予想】

 以上を踏まえて、ざっと受賞予想をしてみたいと思います。

 ま、当たるかどうかはともかく、予想しておいた方が映画祭をより楽しむことができますからね。

 今回も、前回同様、ドキュメンタリーが2本あるせいで、男優賞、女優賞、脚本賞の選択の幅が狭まっています。

 審査員:アネット・ベニング(審査員長)、インディゴ・エンエディ、ミシェル・フランコ、レベッカ・ホール、アンナ・ムグラリス、David Stratton(英・オーストラリアの映画批評家)、ジャスミン・トリンカ、エドガー・ライト、ヨンファン

 今回の審査員は、前回のコンペティション部門参加監督からは選ばれませんでした。

 9人の審査員のうち5人が女性(4人が女優)。

 審査員長のアネット・ベニングは、アメリカ映画を贔屓するかどうかはともかく、長年AMPASの理事を務めていたということもあり、アメリカ映画界を代表してベネチアに来ているように考えている可能性があります。

 David Stratton、ジャスミン・トリンカ、ヨンファンも、ナショナリズムを発揮する(悪く言うと贔屓、よくいうと出身国の映画の魅力をよりよく理解して評価し伝える)可能性があります。

 今回、コンペティション部門にドキュメンタリーが2本入っているのが気になりますが、前回同様、ドキュメンタリーの上位入賞は、けっこうハードルが高いんじゃないでしょうか。

 ◆作品賞
 ・“The Leisure Seeker”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルズィ
 ・“Angels Wear White(嘉年華)”(中・仏) 監督:ヴィヴィアン・チュイ(Vivian Qu/文晏)
 ・“Sweet Country”(オーストラリア) 監督:ワーウィック・ソーントン

 ◆審査員大賞
 ・“Foxtrot”(イスラエル・独・仏・スイス) 監督:サミュエル・マオズ

 ◆審査員特別賞
 ・“Sweet Country”(オーストラリア) 監督:ワーウィック・ソーントン

 ◆監督賞
 ・ヴィヴィアン・チュイ “Angels Wear White(嘉年華)”
 ・サミュエル・マオズ “Foxtrot”

 ◆男優賞
 ・ドナルド・サザーランド “The Leisure Seeker”
 ・リオル・アシュケナージ “Foxtrot”
 ・イーサン・ホーク “First Reformed”

 ◆女優賞
 ・シャーロット・ランプリング “Hannah”
 ・ミカエラ・ラマゾッティ “Una Famiglia”
 ・ヘレン・ミレン “The Leisure Seeker”
 ・フランシス・マクドーマンド “Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”
 ・サリー・ホーキンス “The Shape of Water”

 ◆脚本賞
 ・“Una Famiglia”(伊) 監督:Sebastiano Riso
 ・“Foxtrot”(イスラエル・独・仏・スイス) 監督:サミュエル・マオズ
 ・“Angels Wear White(嘉年華)”(中・仏) 監督:ヴィヴィアン・チュイ(Vivian Qu/文晏)
 ・『三度目の殺人』“The Third Murder”(日) 監督:是枝裕和
 ・“Sweet Country”(オーストラリア) 監督:ワーウィック・ソーントン

 作品賞は、個人的に“The Leisure Seeker”に決めてしまっているようなところがあります。(メディア的な最注目はやっぱり何といってもアブデラティフ・ケシシュですが。)
 パオロ・ソレンティーノの『きっと、ここが帰る場所』や『グランドフィナーレ』を思い出させる「イタリア監督によるアメリカ映画」だから、アメリカ人の審査員にも受け入れられやすいだろうし、老人版『イージー・ライダー』という噂もあって、受けもいいんじゃないでしょうか。
 ただ、1つの作品に複数の賞をあげられないとすると、作品賞ではなく、男優賞や女優賞、脚本賞に決まる可能性もあります。

 激戦は女優賞です。ここが決まらないと他の部門が決まりません。ここが決まれば、他の部門もドミノ式に決まるように思います。

 “Angels Wear White(嘉年華)”は、中国映画でなかったら、そんなに大した内容じゃないような気もするけれど、中国映画でこういうことを描いたことが新鮮だし、評価されるのではないか。監督賞候補ナンバーワンだけれど、ひょっとすると作品賞に滑り込む可能性もあるし、そのほかの賞が落としどころになる可能性もあります。

 過去に最高賞を受賞している3人の監督の扱いはどうなるか。過去の最高賞受賞作と比較されて、それ以上ではないと判断されると再び最高賞を贈られるという可能性はないはずです。
 アブデラティフ・ケシシュのは、普通の青春映画に見えます。ダーレン・アロノフスキーのは、物語がまだよくわかっていません。昨年あまりいい成績を残せなかったジェニファー・ローレンスはこの作品で「再起」を狙っているという噂だけれど、どうでしょうか。サミュエル・マオズのは、作品賞ではないにしても、何らかの賞は獲りそうです。

 “Human Flow(人流)”は、意欲的な作品なんだろうけど、これに賞をあげないと、難民問題に理解がないみたいに思われる空気に抵抗したくなってしまう。映画である必要があるのかとも思ってしまう。

 今のところ、きっと何か賞を獲るんじゃないかなと予想する作品は、“The Leisure Seeker”、 “Angels Wear White(嘉年華)”、“Foxtrot”、“Sweet Country”の4本です。

 『三度目の殺人』は、他の作品と同じように並べて判断することができませんが、落としどころは脚本賞辺りでしょうか。ここも激戦ですが。まさか男優賞じゃないよね?

 ドナルド・サザーランドは、ゴールデン・グローブ賞はノミネート&受賞したことがあるけれど、米国アカデミー賞にはまだ一度もノミネートされたことがなく、おそらくひそかに狙っているようなところがあるはずです。この作品で狙えるかどうかの手ごたえをここでつかみたいと考えているんじゃないでしょうか。

 さほど当たらないので、気にしないようにはしてるんですが、例によって、Neil Youngが、いち早く予想オッズを書き出しています。(「予想オッズ」といっても、集計している様子は全くなく、個人的な勘による予想だと思いますが。)
 それによると、1位:“Human Flow(人流)”、2位:“Downsizing”、3位:“Foxtrot”、4位:“Sweet Country”、ということになっています。本当かなあ。ありえないと思うけどな。

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 まあ、予想自体は、単なる遊びですが、それよりも心配なのは、映画祭の上映作品・受賞作品が全然日本に入って来ないことです。
 一昨年の金獅子賞は、結局、劇場公開されずじまいで、そんなことは、1980年以降初めてのことです。昨年の金獅子賞からだって1年経ったけれど、日本公開はどうなったのか。コンチャロフスキーの『パラダイス』もジャパン・プレミアは済ませたみたいだけれど、劇場公開が決まったわけではないみたいで、どうなっているのかよくわかりません。(公開待機中または何らかの形で上映されたものを数えると、昨年のコンペ作品だと今のところ全部で13本(公開済み5本、公開待機中4本、映画祭上映3本、特別上映1本)、かな?)

 これまで映画祭の上映作品・受賞作品を上映していたミニシアターに元気がなくなっていることはひしひしと感じるけれど、今年の上映作品はどうでしょうか。
 ずば抜けた作品はないにしても、悪くはなさそうなんですけどね。
 まあ、米国アカデミー賞狙いの作品が多いから、既にある程度は日本での劇場公開が確約されているわけですが。

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 *当ブログ記事

 ・ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_43.html

 ・ベネチア国際映画祭2017 国際批評家週間、ベネチア・デイズ部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_40.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

 追記:
 ・ベネチア国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_19.html

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