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zoom RSS ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門 ラインナップ!

<<   作成日時 : 2017/07/30 06:58   >>

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 第74回ベネチア国際映画祭(8月30日-9月9日)コンペティション部門のラインナップです。

 ・“Lean on Pete”(英) 監督:アンドリュー・ヘイ
 ・“La Villa(The House by the Sea)”(仏) 監督:ロベール・ゲディギャン
 ・“Custody (Jusqu’a La Garde)”(仏) 監督:グザヴィエ・ルグラン(Xavier Legrand)
 ・“Mektoub, My Love: Canto Uno(Mektoub Is Mektoub)”(仏・伊) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 ・“Hannah”(伊・ベルギー・仏) 監督:Andrea Pallaoro
 ・“Ammore e Malavita(True Love)”(伊) 監督:アントニオ&マルコ・マネッティ(Manetti Bros)
 ・“Una Famiglia”(伊) 監督:Sebastiano Riso
 ・“The Leisure Seeker”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルズィ
 ・“Human Flow(人流)”(独・米) 監督:アイ・ウェイウェイ(Al Weiwei/艾未未)
 ・“L’insulte(The Insult)”(ベルギー・キプロス・仏・レバノン) 監督:ジアド・ドゥエリ(Ziad Doueiri)
 ・“Foxtrot”(イスラエル・独・仏・スイス) 監督:サミュエル・マオズ
 ・“Angels Wear White(嘉年華)”(中・仏) 監督:ヴィヴィアン・チュイ(Vivian Qu/文晏)
 ・『三度目の殺人』“The Third Murder”(日) 監督:是枝裕和
 ・“Sweet Country”(オーストラリア) 監督:ワーウィック・ソーントン
 ・“Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”(米・英) 監督:マーティン・マクドナー
 ・“Downsizing”(米) 監督:アレクサンダー・ペイン
 ・“mother!”(米) 監督:ダーレン・アロノフスキー
 ・“Suburbicon”(米) 監督:ジョージ・クルーニー
 ・“The Shape of Water”(米) 監督:ギレルモ・デル・トロ
 ・“First Reformed”(米) 監督:ポール・シュレイダー
 ・『エクス・リブリス ― ニューヨーク公共図書館』“Ex Libris – New York Public Library”(米) 監督:フレデリック・ワイズマン

 ※すべてワールド・プレミア。

 ※審査員:アネット・ベニング(審査員長)、インディゴ・エンエディ、ミシェル・フランコ、レベッカ・ホール、アンナ・ムグラリス、David Stratton(英・オーストラリアの映画批評家)、ジャスミン・トリンカ、エドガー・ライト、ヨンファン

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 【第74回ベネチア国際映画祭 コンペティション部門】

 ・“Lean on Pete”(英) 監督:アンドリュー・ヘイ
 出演:チャーリー・プラマー、スティーヴ・ブシェーミ、クロエ・セヴィニー
 物語:チャーリー・トンプソンは、15歳で、生活が安定していなかった。家も欲しいし、食卓で食事したいし、ちゃんと高校にも通いたい。だが、父親のレイがシングルファーザーで、落ち着いた生活を送っていないようでは、どうしようもない。レイは、新しい生活を始めるために、オレゴン州ポートランドに引っ越そうと言う。チャーリーは引っ越したくはなかったし、急いで引っ越ししなければならない理由もない。だが、レイが強く主張したので、わずかな荷物を持ち、ポートランドの借家に引っ越す。レイは、フォークリフトの仕事を見つけ、チャーリーは、一日、取り残される。近くをさまよっていて、何頭かの馬を所有する中年男性デル・モンゴメリーと出会い、仕事をもらえないかと尋ねる。レイは、食べ物も、お金も置いていってくれなかったのだ。チャーリーは、仕事を得、すぐに働き始める。そして、年取ったクォーターホスLean on Peteと友だちになる。ある夜、レイは、女性がらみでもめて、殺されてしまう。デルも必ずしも信用できないということがわかる。チャーリーは、Lean on Peteを盗み、長らく会っていなかった唯一の親戚であるおばの住む、1000マイル離れたワイオミングを目指す。
 Willy Vlautinの同名の小説の映画化。
 セールス・エージェント:The Bureau Sales、Celluloid Dreams
 [3大映画祭との関わり]
 2009年 “Five Miles Out”:ベルリン(ジェネレーション部門)
 2015年 『さざなみ』:ベルリン〜男優賞(トム・コートネイ)、女優賞(シャーロット・ランプリング)


 ・“La Villa(The House by the Sea)”(仏) 監督:ロベール・ゲディギャン
 出演:アリアンヌ・アスカリッド(Ariane Ascaride)、ジャン=ピエール・ダルッサン、Gérard Meylan、ジャック・ブーデ(Jacques Boudet)、アナイス・ドゥムースティエ(Anaïs Demoustier)、ロバンソン・ステヴナン(Robinson Stévenin)
 物語:マルセイユの近くにある小さな湾のそばにある美しいヴィラ。そのヴィラの持ち主である男性の最後が近づき、3人の子どもたちが集まって来る。パリで暮らす女優のアンジェラ、年齢が半分しかない女の子とつきあっているジョゼフ、マルセイユにとどまって家族のレストランを営んでいるアルマン。父親の考えやコミュニティーのスピリットを見定め、受け継ぐ時。ところが、近くの入江にボートピープルの集団が到着して、騒ぎが起こり、人生について考える彼らの時間は邪魔される。
 セールス・エージェント:MK2
 [3大映画祭との関わり]
 1981年 “Dernier été”:カンヌ(Perspectives cinéma français)
 2000年 “La ville est tranquille”:ベネチア(非コンペ)
 2002年 “Marie-Jo et ses 2 amours”:カンヌ
 2005年 “Le promeneur du Champ de Mars”『シャン・デ・マルスの散策者』:ベルリン
 2008年 “Lady Jane”:ベルリン
 2009年 “L'armée du crime”:カンヌ(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2011年 『キリマンジャロの雪』:カンヌ(ある視点部門)


 ・“Custody (Jusqu’a La Garde)”(仏) 監督:グザヴィエ・ルグラン(Xavier Legrand)
 出演:ドゥニ・メノーシェ(Denis Ménochet)、Léa Drucker、Thomas Gioria、Mathilde Auneveux、Saadia Bentaïeb
 物語:ブレッソン夫妻が離婚し、裁判所で親権を争う。母ミリアムは、息子ジュリアンの単独親権が欲しかった。家庭裁判所が、共同親権という判決を出すまで20分しかかからなかった。それが子どもの最善の利害に適っているという。夫アントワーヌは、離婚が我慢ならず、共同で親権を持つことで、ミリアムとの関係を維持したかったのだ。ジュリアンは、これまで暴力的な父親に抑え込まれ、母親に盾になってもらっていた。何とかして最悪の事態にはならないようにしなければならない。
 短編『全てを失う前に』(2013)が米国アカデミー賞2014短編映画賞にノミネートされるなど高い評価を受けて注目されたグザヴィエ・ルグラン監督の初監督長編。
 配給:Heut et Court
 [3大映画祭との関わり]
 3大映画祭参加は初めて。本作が初監督長編。

画像

 ・“Mektoub, My Love: Canto Uno(Mektoub Is Mektoub)”(仏・伊) 監督:アブデラティフ・ケシシュ
 出演:Shain Boumedine、Ophélie Baufle、サリム・ケシュシュ(Salim Kechiouche)、Lou Luttiau、Alexia Chardard、アフシア・エルジ
 物語:アミンは、若き脚本家で、バケーションで里帰りする。彼は、そこで魅力的なジャスミンと出会う。一方、ひとりのプロデューサーと会って、最初の作品のプロデュースをお願いする。彼は恋人とキャリアの間で、選択を迫られることになる。
 『パリ20区、僕たちのクラス』で知られるフランソワ・ベゴドーの小説“La Blessure, la vraie”の映画化で、舞台をチュニジアに置き換えている。
 セールス・エージェント:Pathé International
 [3大映画祭との関わり]
 2000年 『ヴォルテールのせい』“La faute à Voltaire(Poetical Refugee)”:ベネチア(非コンペ)〜ルイジ・デ・ラウレンティス賞、'CinemAvvenire' Award
 2004年 『身をかわして』“L'esquive”:ベルリン(パノラマ部門)
 2007年 『クスクス粒の秘密』:ベネチア〜審査員特別賞&国際批評家連盟賞&SIGNIS賞 -オナラブル・メンション、Young Cinema Award
 2010年 “Vénus noire”『黒いヴィーナス』:ベネチア
 2013年 『アデル、ブルーは熱い色』:カンヌ:パルムドール、国際批評家連盟賞


 ・“Hannah”(伊・ベルギー・仏) 監督:Andrea Pallaoro
 出演:シャーロット・ランプリング、アンドレ・ウィルム(André Wilms)
 物語:夫が投獄されて、ハンナは独り取り残される。彼女は、自分の人生の選択によって罠にはまり、自らの不安と依存、これまでに捧げた誠意と献身を思って、身動きできなくなってしまう。
 監督デビュー作“Medeas”が、ベネチア国際映画祭2013 Orizzonti部門で上映されたAndrea Pallaoroの第2監督長編。3部作の第2部として想定されている。
 セールス・エージェント:TF1 Studio
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 2013年 “Medeas”:ベネチア(Orizzonti部門)


 ・“Ammore e Malavita(True Love)”(伊) 監督:アントニオ&マルコ・マネッティ(Manetti Bros)
 出演:ジャンパオロ・モレッリ(Giampaolo Morelli)、Serena Rossi、クラウディア・ジェリーニ(Claudia Gerini)、カルロ・ブチロッソ(Carlo Buccirosso)
 物語:コモラのボスが、悪賢い妻の助けも借りて、自分の限界をできる限り取り去ってやろうと決心する。一方、妄想にふけりがちなナースと心配されがちなヒットマンは、過去と不確かな未来の間で引き裂かれる。
 セールス・エージェント:RAI Com
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 1997年 “Torino Boys”:ベネチア(非コンペ)
 2011年 『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』:ベネチア(Controcampo部門)


 ・“Una Famiglia”(伊) 監督:Sebastiano Riso
 出演:ミカエラ・ラマゾッティ、パトリック・ブリュエル(Patrick Bruel)
 物語:ヴァンサンは、50年前にパリ近くで生まれたが、もはやルーツとの関係性は失われている。マリアは15歳年下で、イタリアのオスティアで育ったが、長らく親族には会っていない。彼らは、夫婦になり、ローマでの暮らしに他人の干渉を必要としないように見える。地下鉄に乗れば、隣に座るし、やさしく抱きしめたりもする。時々はレストランで食事をするが、料理よりも互いを見つめ合っていることの方が多いくらいだ。郊外のアパートに帰れば、情熱的に愛し合うし、そのアパートは彼女の目が行き届いている。しかし、いつまでもそういう生活は続かない。2人は子どもを作らないことに決めていた。だが、彼女は、妊娠するためには、時間は残り少ないということに気づいている。そして本当の家族を作るべき時だと決心する。その選択は、避けがたい結論を導く。ヴァンサンの、男としての生き方への反逆である。
 セールス・エージェント:Bac Films
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 2014年 “Più buio di mezzanotte”:カンヌ(国際批評家週間)


 ・“The Leisure Seeker”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルズィ
 出演:ヘレン・ミレン、ドナルド・サザーランド
 物語:エラとジョンは、医者や成長した子どもたちの言うことに息苦しさを感じて、家を飛び出す。ジョンは散漫だが、強く、エラは脆弱だが、シャープだ。彼らは、レジャー・シーカーと呼んでいる古いが信頼しているキャンピングカーに乗って、ボストンからキーウェストへと旅に出る。彼らは、ウキウキした気分と苦悶とを分かち合いながら、このロード・トリップを通して、人生への情熱と互いへの愛を再確認する。それは、まさに人生の最後への発見であり、驚きだった。
  Michael Zadoorianの同名の小説の映画化。現在、日本でも翻訳が進められているらしい。
 セールス・エージェント:Bac Films
 [3大映画祭との関わり]
 1994年 “La bella vita”:ベネチア(Panorama italiano)〜Ciak d'oro
 1997年 “Ovosodo”:ベネチア〜審査員特別賞、Little Golden Lion
 2002年 “My Name Is Tanino”:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)〜Future Film Festival Digital Award
 2016年 『歓びのトスカーナ』:カンヌ(監督週間)


 ・“Human Flow(人流)”(独・米) 監督:アイ・ウェイウェイ(Al Weiwei/艾未未)
 これは、難民に関するグローバル・スタディーだ。われわれのチームは、25人の映画クルーで構成されている。われわれは、バングラデシュ、フランス、ギリシャ、ドイツ、ハンガリー、イスラエル、イラク、ヨルダン、ケニア、レバノン、マケドニア、メキシコ、トルコを含む22か国で撮影し、40の難民キャンプを訪ね、難民、NGO、ボランティア、政治家など数百人の人々にインタビューした。多くの人が難民危機について語る。だが、あるのは、難民危機ではなく、人間危機だ。われわれの社会は、人間に関する関心を失い、より予測不可能になって、分断され、危険になっている。われわれは、人間の尊厳や思いやりに価値があるような現実を創出していかなければならない。(アイ・ウェイウェイのInstagramより)
 [3大映画祭との関わり]
 3大映画祭参加は初めて。


 ・“L’insulte(The Insult)”(ベルギー・キプロス・仏・レバノン) 監督:ジアド・ドゥエリ(Ziad Doueiri)
 出演:アーデル・カラム(Adel Karam)、Kamel El Basha、Camille Salameh、Rita Hayek
 物語:トニは、レバノン系クリスチャンだ。バルコニーの鉢植えに水をやる時、それがこぼれて、職工長をしているパレスチナ人Yasserの頭にかかる。そこからケンカが始まる。怒ったYasserは、トニを侮辱する。トニは、裁判に持ち込もうと決心する。こうして、パレスチナ人とレバノン系クリスチャンという2つの国籍にまたがる長いもめごとが始まる。
 セールス・エージェント:Indie Sales
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 1998年 “West Beyrouth (À l'abri les enfants)”:カンヌ(監督週間)〜François Chalais Award


 ・“Foxtrot”(イスラエル・独・仏・スイス) 監督:サミュエル・マオズ
 出演:リオル・アシュケナージ(Lior Ashkenazi)、サラ・アドラー(Sarah Adler)、Yonatan Shiray
 物語:父親は、テルアビブのアパートにいて、兵士である息子は、遠く土まみれの孤立した前哨基地にいる。映画の前半では、両親は、活動中に息子が殺されたことを知らない。数時間後、軍の当局が、彼らに伝達事項を伝えるが、恐ろしい過ちを犯し、息子は生きていると伝えてしまう。映画の後半では、息子の方に視点が変わる。土まみれの前哨基地で、ルーティーンであり、悪夢でもある軍事活動に励む。一連の奇妙な出来事が重なり、集団パラノイアも相まって、息子は追い込まれ、死に至る。のちに、われわれは父親の罪を知る。混沌とした乱雑さと見えたものは、そういう運命になるように、精巧に、よく整えられ、計画されていたかのように見える。
 兵士だった頃のサミュエル・マオズの個人的な経験に基づく。
 ワールド・セールス:Match Factory
 [3大映画祭との関わり]
 2009年 『レバノン』:ベネチア〜金獅子賞、SIGNIS賞オナラブル・メンション、Nazareno Taddei賞
 2013年 “Venezia 70 - Future Reloaded”:ベネチア(70周年記念上映)


 ・“Angels Wear White(嘉年華)”(中・仏) 監督:ヴィヴィアン・チュイ(Vivian Qu/文晏)
 出演:Wen Qi(文淇)、Zhou Meijun(周美君)、Shi Ke(史可)、Geng Le(耿楽)、Liu Weiwei(劉威葳)、Peng Jing(彭静)
 物語:中国南部の海沿いの町。かつては漁村だったが、急速な経済開発の中でリゾート・エリアに変貌しつつある。ミアは、北部からやって来た16歳の移民で、彼女の過去は誰も知らない。ミアは、シーサイド・モーテルで働いているが、「帳簿外」の扱いだ。彼女のまわりの人々は、生活の中のものはみんな商品であり、何でもお金で取引できるようなルールの世界で生きている。彼女にとって、愛とは贅沢品で、彼女にとっては夢のまた夢だ。ウェンは、地元の10代の少女で、家でも学校でもトラブルを抱えている。離婚した母親は、夜のほとんどを外でダンスして過ごしている。実父は、誕生日にしか会いに来ない。彼女は、気を引くために反抗して見せるが、さらなるトラブルを生むだけだ。ある夜、ウェンは、ミアが働いているモーテルで友だちを作る。その後、起こった出来事を通して、2人は、試練を受け、大人の女へと成長していく。
 『トラップ・ストリート』“Trap Street”(水印街)”で監督デビューして注目され、『薄氷の殺人』などでプロデューサーを務めるヴィヴィアン・チュイの第2監督作品。
 ワールド・セールス:Wild Bunch
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 2013年 『トラップ・ストリート』:ベネチア(国際批評家週間)


 ・『三度目の殺人』“The Third Murder”(日) 監督:是枝裕和
 出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功
 物語:「それはありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し死刑はほぼ確実。しかし、弁護を担当することになった重盛は、なんとか無期懲役に持ち込むため調査を始める。
何かがおかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。
なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?得体の知れない三隅の闇に呑み込まれていく重盛。弁護に必ずしも真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から知りたいと願う。その先に待ち受ける慟哭の真実とは?」
 [3大映画祭との関わり]
 1995年 『幻の光』:ベネチア〜金のオゼッラ賞受賞
 2001年 『DISTANCE』:カンヌ
 2004年 『誰も知らない』:カンヌ〜主演男優賞受賞
 2009年 『空気人形』:カンヌ(ある視点部門)
 2013年 『そして父になる』:カンヌ〜審査員賞、エキュメニカル審査員賞 特別表彰受賞
 2015年 『海街diary』:カンヌ
 2016年 『海よりもまだ深く』:カンヌ(ある視点部門)


 ・“Sweet Country”(オーストラリア) 監督:ワーウィック・ソーントン
 出演:サム・ニール、ブライアン・ブラウン(Bryan Brown)、Hamilton Morris、トーマス・M・ライト(Thomas M. Wright)
 物語:1920年代。オーストラリアのフロンティア時代。白人の駅主が、中央オーストラリアの赤い砂漠で倒れている。近くにアボリジニの牧夫Sam Kellyが立っている。彼が殺したのだ。白人にとっても黒人にとっても厳しい時代であり、厳しい場所だった。若い少年がそれを目撃する。
 冷淡な国で、残忍で不公平な物語。オーストラリアのフロンティア時代をアボリジニの視点で描く。Philomac役は、双子が2人1役で演じる。
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 2005年 “Green Bush”[短編]:ベルリン(パノラマ部門)
 2008年 “Nana”[短編]:ベルリン(ジェネレーション Kplus部門)
 2009年 『サムソンとデリラ』:カンヌ(ある視点部門)
 2013年 “The Turning”:ベルリン(ベルリナーレ・スペシャル部門)
 2013年 “From Sand to Celluloid: Payback”(1996)[短編]:ベルリン(NATIVe部門)
 2014年 “Words with Gods”:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)


 ・“Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”(米・英) 監督:マーティン・マクドナー
 出演:フランシス・マクドーマンド、ルーカス・ヘッジズ、ウディ・ハレルソン、ピーター・ディンクレイジ、アビー・コーニッシュ
 物語:50代の女性ミルドレッド・ヘイズは、数か月前に娘を殺されたが、犯人はまだ捕まえられていない。彼女は、警察に戦争をしかける。というのも、警察は、正義を果たさずに、黒人を虐待してばかりいると考えたからだ。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 [3大映画祭との関わり]
 3大映画祭参加は初めて。


 ・“Downsizing”(米) 監督:アレクサンダー・ペイン
 出演:マット・デイモン、クリステン・ウィグ、アレック・ボールドウィン、ニール・パトリック・ハリス
 物語:資源節約のために、人間が1/8サイズで生活できるようになっている近未来。自分たちの生活が行き詰っていると感じている夫婦がいて、自主的に「縮小化」する決心をする。ところが最後の瞬間になって妻が逃げ出す。
 アレクサンダー・ペインとジム・パークが、『サイドウェイ』の次回作として2年半かけて脚本が書かれたが、結果的に『ファミリー・ツリー』と『ネブラスカ』の方が先に制作されることになった。
 オープニング作品。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 [3大映画祭との関わり]
 2002年 『アバウト・シュミット』:カンヌ
 2006年 『パリ、ジュテーム』:カンヌ(ある視点部門)
 2013年 『ネブラスカ』:カンヌ〜男優賞(ブルース・ダーン)


 ・“mother!”(米) 監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー
 出演:ジェニファー・ローレンス、ミシェル・ファイファー、ハヴィエル・バルデム、ドムナル・グリーソン、エド・ハリス、クリステン・ウィグ
 物語:招かれざる客が訪ねてきて、夫婦の平穏が乱され、互いの関係性が試される。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 [3大映画祭との関わり]
 2000年 『レクイエム・フォー・ドリーム』:カンヌ(ミッドナイト・スクリーニング)
 2006年 『ファウンテン 永遠につづく愛』:ベネチア
 2008年 『レスラー』:ベネチア〜金獅子賞
 2010年 『ブラック・スワン』:ベネチア〜マルチェロ・マストロヤンニ賞/若手俳優賞(ミラ・クニス)


 ・“Suburbicon”(米) 監督:ジョージ・クルーニー
 出演:マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、オスカー・アイザック、ジュリアン・ムーア
 物語:1950年代。「普通の人々」が暮らしている、静かなファミリー・タウンSuburbicon。絵に描いたような完璧な家族が家宅侵入を受ける。町の人々の反応は様々で、これがきっかけとなって、一家は脅しや復讐や裏切りを経験する。
 脚本:ジョージ・クルーニー、ジョエル&イーサン・コーエン、グラント・ヘスロフ
 製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ、テディー・シュワルツマン
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 [3大映画祭との関わり]
 2002年 『コンフェッション』:ベルリン
 2005年 『グッドナイト&グッドラック』:ベネチア〜金のオゼッラ賞(脚本賞)、国際批評家連盟賞、
 2011年 『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』:ベネチア〜Brian Award
 2014年 『ミケランジェロ・プロジェクト』:ベルリン(アウト・オブ・コンペティション部門)


 ・“The Shape of Water”(米) 監督:ギレルモ・デル・トロ
 出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・スタールバーグ、ダグ・ジョーンズ
 物語:冷戦時代の1963年。エリサは、米国政府機関で雑務員をしている。彼女は、研究のためにとらえられている半魚人(aquatic man)に恋をする。
 トロント国際映画祭2017 SPECIAL PRESENTATIONS部門出品。
 [3大映画祭との関わり]
 1993年 『クロノス』:カンヌ(国際批評家週間)〜Mercedes-Benz Award
 2006年 『パンズ・ラビリンス』:カンヌ


 ・“First Reformed”(米) 監督:ポール・シュレイダー
 出演:イーサン・ホーク、アマンダ・セイフライド(Amanda Seyfried)、Cedric Kyl
 物語:チャプレーンは、元軍人で、息子を失って打ちひしがれている。そんな時、夫を亡くした女性マリーと出会って親しくなる。彼女の夫は、ラディカルな環境保全主義者で、自殺して亡くなっていた。一方、チャプレーンは、教会が非倫理的な企業と共謀関係にあることを発見し、深い疑惑に入り込んでいく。
 [3大映画祭との関わり]
 1979年 『ハードコアの夜』:ベルリン
 1985年 『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』:カンヌ〜芸術貢献賞
 1988年 『テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件』:カンヌ
 1990年 『迷宮のヴェニス』:ベネチア(非コンペ)
 1992年 『ラスト・スリーパー』:ベルリン
 1997年 『白い刻印』:ベネチア(Mezzanotte部門)
 2009年 "Adam Resurrected":ベルリン(特別上映)
 2013年 “Venezia 70 - Future Reloaded”:ベネチア(70周年記念上映)
 2013年 『ザ・ハリウッド』:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2016年 『ドッグ・イート・ドッグ』:カンヌ(監督週間)


 ・『エクス・リブリス ― ニューヨーク公共図書館』 “Ex Libris – New York Public Library”(米) 監督:フレデリック・ワイズマン
 伝統的な活動に加え、デジタル革命にも対応しているニューヨーク公共図書館の実態に迫る。
 山形国際ドキュメンタリー映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 [3大映画祭との関わり]
 コンペティション部門参加は初めて。
 1990年 『臨死』:ベルリン(フォーラム部門)〜国際批評家連盟賞
 1991年 『セントラル・パーク』(1990):ベルリン(フォーラム)
 2001年 『DV ー ドメスティック・バイオレンス』:ベネチア(非コンペ)
 2002年 『最後の手紙』“La Derniere lettre(The Last Letter)”:カンヌ(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2007年 『州議会』“State Legislature”:ベルリン(フォーラム部門)
 2008年 『基礎訓練』(1971):ベルリン(War At Home部門)
 2009年 『パリ・オペラ座のすべて』:ベネチア(Orizzonti部門)
 2010年 『ボクシング・ジム』“Boxing Gym” カンヌ(監督週間)
 2013年 “At Berkeley” ベネチア(アウト・オブ・コンペティション)〜オンライン批評家賞 最優秀作品賞(Mouse d'Argento)、CICT-UNESCO Enrico Fulchignoni Award
 2014年 『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』“National Gallery” カンヌ(監督週間)
 2014年 ベネチア〜生涯金獅子賞
 2015年 『ジャクソン・ハイツ』:ベネチア(アウト・オブ・コンペティション部門)
 2016年 カンヌ〜Prix France Culture Consécration
 2016年 『病院』(1969):カンヌ(A Crossed Tribute To Raymond Depardon And Frederick Wiseman)


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 今回のコンペティション部門に関するコメントなどは、記事を改めることにします。

 ・ベネチア国際映画祭2017 コンペティション部門 傾向と予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_44.html

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 *当ブログ記事

 ・ベネチア国際映画祭2017 国際批評家週間、ベネチア・デイズ部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_40.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

 追記:
 ・ベネチア国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201709/article_19.html

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