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zoom RSS 全米映画賞レース2017 有力作品 公開スケジュール

<<   作成日時 : 2017/07/19 00:10   >>

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 あと10日くらいで、ベネチア国際映画祭とサンセバスチャン国際映画祭のラインナップ、および、トロント国際映画祭の第1弾のラインナップが発表になる予定で、全米映画賞レース2017に向けたプレミア&公開スケジュールも整ってきました。

 そこで、現時点での、全米映画賞レース2017の有力作品のプレミア&公開スケジュールを書き出してみることにしました。

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 【7月】

 ◆7月14日全米公開
 ・“Lady Macbeth”(英) 監督:William Oldroyd 配給:Roadside Attractions
 ←ワールド・プレミア:トロント国際映画祭2016 PLATFORM部門

 ・『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』“War for the Planet of the Apes” 監督:マット・リーヴス 配給:FOX
 ←7月11日:イギリス、アイルランド公開
 ←7月12日:ベルギー、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、フィリピン、ニュージーランド公開
 ←7月13日:ポルトガル、オランダ、イタリア、ハンガリー、チェコ、クロアチア、ギリシャ、デンマーク、イスラエル、ウクライナ、ロシア、ジョージア、クウェート、カンボジア、シンガポール、香港、チリ公開
 →日本公開:10月13日

 ◆7月19日米限定公開
 ・『ダンケルク』“Dunkirk”(英・仏・米・オランダ) 監督:クリストファー・ノーラン 配給:WB
 出演:トム・ハーディー、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー
 物語:第二次世界大戦初期、1940年5月26日〜6月4日に行なわれたダンケルク大撤退(ダイナモ作戦)を描く。
 1939年、ポーランド侵攻に成功したドイツ軍は、1940年にオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、そしてフランスへと侵攻し、電撃戦を繰り広げて、連合国軍を北フランスのダンケルクに追い詰めた。このピンチに対して、連合国側は、貨物船や漁船、遊覧船など、860隻の民間の船舶を緊急徴用し、33万人もの兵士たちを浜から沖で待つ大型船へと運んだ。これをダイナモ作戦といい、この作戦の成功は、「ダンケルク・スピリット」(力を合わせて困難を乗り越えること)という言葉になって現代に伝えられている。
 撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
 美術:ネイサン・クロウリー
 衣裳:ジェフリー・カーランド
 音楽:ハンス・ジマー
 製作:クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス
 ←ワールド・プレミア:7月13日ロンドン
 ←7月16日:ゴールウェイ映画祭
 →日本公開:9月9日


 【8月】

 ◆8月4日全米公開
 ・“Detroit” 監督:キャスリン・ビグロー 配給:Annapurna
 出演:ジョン・クラシンスキー、ケイトリン・ディーヴァー(Kaitlyn Dever)、ハンナ・マーレイ(Hannah Murray)、ジャック・レイナー(Jack Reynor)
 物語:1967年7月23日〜27日にかけて起こったデトロイト暴動を描く。
 1967年7月23日、デトロイト警察が、黒人地区で、無許可で営業していた時間外酒場‘Blind Pig’に手入れを行なう。そこでは、ベトナム戦争帰りの2人の兵士の帰還祝いが行なわれていて、82人の黒人が逮捕されることになった。逮捕者が護送されるまでの間に、通りは見物者で膨れ上がり、やがて暴徒化し、略奪や放火が行なわれるようになった。これが、結果的に、米国史上ワースト3に入る大暴動となり、州知事のジョージ・W・ロムニーはミシガン州の陸軍州兵を、大統領のリンドン・B・ジョンソンは空挺師団投入を命じることになった。最終的に2000以上の建物が破壊され、43人の死者、1189人の負傷者、7200人の逮捕者を出した。
 撮影:バリー・エイクロイド
 製作:キャスリン・ビグロー、マーク・ボール、マシュー・バドマン (Matthew Budman)、ミーガン・エリソン、コリン・ウィルソン


 ・“Wind River“(英・カナダ・米) 監督:テイラー・シェリダン 配給:TWC
 出演:エリザベス・オルセン、ジェレミー・レナー、ジョン・バーンサル(Jon Bernthal)、マーティン・センスマイヤー(Martin Sensmeier)
 物語:U.S. Fish & Wildlifeの職員コリー・ランバートは、ワイルド・リバー・インディアン居留地で、死体を発見する。FBIから捜査官ジェーン・バナーが派遣されてくるが、彼女は新人で、ワイオミングの冬にも慣れていなかった。彼女は、コリー・ランバートをパートナーとして、捜査を進めていく……。
 俳優で、『ボーダーライン』や『最後の追跡』の脚本を手がけているテイラー・シェリダンの第2監督作品。
 ←ワールド・プレミア:サンダンス映画祭2017 プレミア部門


 ◆8月11日全米公開
 ・“The Glass Castle” 監督:デスティン・クレットン(Destin Cretton) 配給:Lionsgate
 物語:ニューヨークでジャーナリストとして活躍するJeannette Wallsの自叙伝“The Glass Castle: A Memoir”の映画化。
 ジャネットは、両親と姉と弟と妹の6人暮らし。父親は、電気技師だが、アル中で、母親はエキセントリックな自称アーティストだが、ほとんど母親らしいことをしておらず、一家は根無し草のような生活をしていた。父は、素面の時は、いつかガラス張りでソーラーシステムの家に住もうと夢を語ったが、生活は安定せず、一家は極貧生活を送った。それでも子どもたちはそれに耐え、たくましく生きた……。
 ウディ・ハレルソンが父親を、ナオミ・ワッツが母親を、ブリー・ラーソンが大人になったジャネットを演じる。
 出演:ブリー・ラーソン、ナオミ・ワッツ、ウディ・ハレルソン、サラ・スヌーク
 『ショート・ターム』のデスティン・クレットン監督の4年ぶりの新作。
 脚本:デスティン・クレットン、Andrew Lanham、マーティ・ノクソン(Marti Noxon)
 撮影:ブレット・ポウラク
 編集:ジョイ・マクミロン、ナット・サンダース
 美術:シャロン・シーモア
 音楽:ジョエル・P・ウェスト
 製作:エリック・フェイグ、ケン・カオ、ギル・ネッター


 ◆8月18日全米公開
 ・“Logan Lucky” 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 配給:Fingerprint Releasing

 ◇8月30日 ベネチア国際映画祭 オープニング作品
 ・“Downsizing” 監督:アレクサンダー・ペイン 配給:パラマウント

 【9月】

 ◆9月22日全米公開
 ・“Victoria and Abdul”(米・英) 監督:スティーヴン・フリアーズ 配給:Focus Features
 出演:ジュディー・デンチ、アリ・ファザール(Ali Fazal)、オリヴィア・ウィリアムズ、マイケル・ガンボン、エディー・イザード
 物語:1887年、アブドゥル・カリム(1863-1909)は、ヴィクトリア女王の在位50周年祭で、女王の召使として2人のインド人のうちの1人に選ばれる。ヴィクトリア女王は、彼を、ウルドゥー語で「教師」とか「事務員」を意味する「Munshi」と呼んで、寵愛し、側近に指名した。女王は、いつも彼をそばに置き、旅行にも同行させたため、彼は妬み嫉みの対象になった。女王とカリムの親密な関係は、1901年に女王が死ぬまで続いた。女王の死後、カリムは故郷インドに帰り、女王から下賜された土地で静かに暮らしたが、1909年に亡くなった。46歳だった。
 脚本:リー・ホール
 編集:メラニー・オリヴァー
 美術:サラ・フィンリー、Adam Squires
 衣裳:コンソラータ・ボイル
 製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ビーバン・キドロン、トレイシー・シー・ウォード
 Shrabani Basuの同名のノンフィクション・ノベルの映画化。
 ←9月14日:ギリシャ、オーストラリア、ニュージーランド公開
 ←9月15日:イギリス、ポーランド公開


 ・“Battle of the Sexes”(英・米) 監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:エマ・ストーン、エリザベス・シュー、ナタリー・モラレス、スティーヴ・カレル、ジェシカ・マクナミー
 物語:女子テニス最大の功労者のひとりであり、男女同権運動でリーダーシップを取り、レズビアンとしてカミングアウトもしている女子テニス・プレイヤー、ビリー・ジーン・キング(1943- )が、1973年9月20日にヒューストンで行なった「男女対抗試合」に関する真実の物語。
 男子テニス・プレイヤーのボビー・リッグス(1918-1995)は、1973年5月13日の「母の日」に「テニス界で最も有名な母親」として知られるマーガレット・コート夫人(1942- )と対戦して圧勝し、その後、男女同権運動でも知られていたキング夫人に挑戦を申し入れた。2人の試合は、“The Battle Of The Sexes”(性別間の戦い)と銘打たれ、大々的に宣伝されて、大きな注目を集めた。試合は、5セット・マッチだったが、キング夫人は3セット・ストレート勝ちで勝利を収め、女性の持ちうる力を示し、女子テニスの飛躍にも大いに貢献した。
 エマ・ストーンがキング夫人を、スティーヴ・カレルがボビー・リッグスを、ジェシカ・マクナミーがコート夫人を演じる。
 脚本:サイモン・ボーフォイ
 撮影:リヌス・サンドグレン
 編集:パメラ・マーティン
 美術:ジュディー・ベッカー
 衣裳:メアリー・ゾフレス
 音楽:ニコラス・ブリテル
 製作:ダニー・ボイル、クリスチャン・コールソン、ロバート・グラフ


 ・“Stronger” 監督:デイヴィッド・ゴードン・グリーン 配給:ライオンズゲート
 出演:ヘイリー・ベネット、マイルズ・テラー、エイミー・シューマー、ジョー・コール
 物語:「兵士は英雄となって帰ってきたように見えた。ところが、目に見える身体的な損傷はなくても内部が崩壊した兵士が大勢いることがわかった。アフガニスタンとイラクに派兵された兵士はおよそ200万人。そのうち50万人が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とTBI(外傷性脳損傷)に苦しんでいる。」
 デイヴィッド・フィンケルのノンフィクション『帰還兵はなぜ自殺するのか』の映画化。
 俳優ジェイソン・ホールの初監督作品。

 ◇9月28日 ニューヨーク映画祭 プレミア上映
 ・“Last Flag Flying” 監督:リチャード・リンクレイター 配給:Amazon Studios

 ◆9月29日全米公開
 ・“Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House” 監督・脚本:ピーター・ランデスマン 配給:SPC
 出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・レイン、マイケル・C・ホール、マイカ・モンロー、ジュリアン・モリス
 物語:FBI副長官マーク・フェルト(1913-2008)は、FBIに対する妨害活動から、ウォーターゲート事件の黒幕を察知し、以前から面識のあった「ワシントン・ポスト」の記者ボブ・ウッドワードの取材に協力した。他のメディアが真相に迫れない中、「ワシントン・ポスト」だけがスクープを連発し、事件とホワイトハウスの関与を暴くことができたのは、マーク・フェルトの情報提供のおかげだった。ボブ・ウッドワードは、情報提供者を「ディープ・スロート」と呼んで、それが誰かは明らかにしなかった。マーク・フェルトは、長官代理の不祥事もあって、1973年にFBIを辞任。その後、認知症を患ったが、弁護士と娘の説得によって、2005年に自分が「ディープ・スロート」であったことを公表した。
 撮影:アダム・キンメル
 美術:デイヴィッド・クランク
 音楽:ダニエル・ペンバートン
 製作:Marc Butan、ゲイリー・ゴーツマン、トム・ハンクス、アンソニー・カタガス、ピーター・ランデスマン、Steve Richards、ジェイ・ローチ、リドリー・スコット

 【10月】

 ◆10月6日全米公開
 ・“The Mountain Between Us” 監督:ハニ・アブ・アサド 配給:FOX

 ・『ブレードランナー 2049』(英・米・カナダ) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 配給:WB
 →10月27日:日本公開

 ・“The Florida Project” 監督:ショーン・ベイカー 配給:A24
 ←ワールド・プレミア:カンヌ国際映画祭2017 監督週間 5月22日

 ◇10月7日 ニューヨーク映画祭 プレミア上映
 ・“Wonderstruck” 監督:トッド・ヘインズ 配給:Amazon Studios

 ◆10月10日全米公開
 ・“Three Billboards Outside Ebbing, Missouri” 監督:マーティン・マクドナー 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:フランシス・マクドーマンド、ルーカス・ヘッジズ、ウディ・ハレルソン、ピーター・ディンクレイジ、アビー・コーニッシュ
 物語:50代の女性ミルドレッド・ヘイズは、数か月前に娘を殺されたが、犯人はまだ捕まえられていない。彼女は、警察に戦争をしかける。というのも、警察は、正義を果たさずに、黒人を虐待してばかりいると考えたからだ。

 ◆10月13日全米公開
 ・“Mother!” 監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー 配給:パラマウント
 出演:ジェニファー・ローレンス、ミシェル・ファイファー、ハヴィエル・バルデム、ドムナル・グリーソン
 物語:招かれざる客が訪ねてきて、夫婦の平穏が乱され、互いの関係性が試される。
 撮影:マシュー・リバティーク
 編集:アンドリュー・ワイスブラム
 美術:フィリップ・メッシーナ
 衣裳:ダニー・グリッカー
 音楽:ヨハン・ヨハンソン
 製作:ダーレン・アロノフスキー、スコット・フランクリン、アリ・ハンデル
 ←10月12日:スペイン、オランダ、ドイツ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル公開


 ・“Goodbye Christopher Robin“(英) 監督:サイモン・カーティス 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:マーゴット・ロビー、ケリー・マクドナルド、ドムナル・グリーソン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
 物語:『くまのプーさん』の著者A・A・ミルンの人生と、彼の息子クリストファー・ロビン・ミルンからインスパイアされて誕生した『くまのプーさん』の創作秘話。
 ←9月29日:イギリス公開


 ・“Marshall” 監督:レジナルド・ハドリン(Reginald Hudlin) 配給:Open Road Films
 出演:チャドウィック・ボーズマン、ダン・スティーヴンス、スターリング・K・ブラウン、ケイト・ハドソン、ソフィア・ブッシュ、ジョシュ・ギャッド
 物語:1954年の「ブラウン対教育委員会裁判」において、法律上すべての人種差別は合衆国憲法修正第14条に違反するという判例を導き、1967年にはアフリカンアメリカンとして初めての最高裁判事となったサーグッド・マーシャル(1908-1993)が、初期に手がけた裁判を題材とする。
 1940年12月、2人のトラック運転手が、ドレスを切り裂かれ、傷だらけになったEleanor Strubingを発見する。Eleanorは、警察で、黒人運転手にレイプされたと証言したことから、まもなくジョゼフ・スペルが逮捕される。16時間に及ぶ尋問の後、ジョゼフが自白したと発表されたことから、事件はタブロイド紙でセンセーショナルに取り上げられた。NAACPの首席弁護人であったサーグッド・マーシャルは、ジョゼフ・スペルを弁護するために列車に飛び乗った……。
 この裁判は、のちの「ブラウン対教育委員会裁判」への道を切り開いたと考えられている。
 著名な弁護士Michael Koskoffと、彼の息子で『マクベス』の脚本も手がけているジェイコブ・コスコフが脚本を担当している。


 ◆10月20日全米公開
 ・“Granite Mountain Hotshots” 監督:ジョセフ・コシンスキー 配給:SPWA、Black Label Media
 ←9月21日:ニュージーランド公開
 ←9月22日:イギリス、トルコ公開

 ・“Same Kind of Different As Me” 監督:Michael Carney 配給:Pure Flix Entertainment

 ・“The Snowman”(英) 監督:トマス・アルフレッドソン 配給:ユニバーサル
 出演:レベッカ・ファーガソン、マイケル・ファスベンダー、クロエ・セヴィニー、ヴァル・キルマー
 物語:「オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。捜査に着手したハリー・ホーレ警部は、この10年間で、女性が失踪したまま未解決の事案が、明らかに多すぎることに気づく。そして、ハリーに届いた謎めいた手紙には“雪だるま”という署名があった…。」
 ノルウェーの作家ジョー・ネスボのベストセラー『スノーマン』の映画化。
 『裏切りのサーカス』以来となる、トマス・アルフレッドソンの6年ぶりの新作。
 脚本:ホセイン・アミニ、マシュー・マイケル・カーナハン
 撮影:ディオン・ビーブ
 編集:クレア・シンプソン
 美術:マリア・ジャーコヴィク
 製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、Peter Gustafsson、ロビン・スロヴォ

 ・“Wonderstruck” 監督:トッド・ヘインズ 配給:Amazon Studios
 出演:ミシェル・ウィアムズ、ジュリアン・ムーア、コーリー・マイケル・スミス、トム・ヌーナン
 物語:1977年のミネソタ。ベンは、聴覚障害者で、母親を交通事故で失う。彼は、おじさん夫婦に預けられることになるが、実父を知らない彼は、母の残したメモを頼りに、父を探してニューヨークへ向かう。1927年のニュージャージー。ローズもまた聴覚障害者だった。孤独な彼女は、憧れの女優に会いにニューヨークへと向かう。異なる時代に生きた2人は、謎めいた因縁で結びつけられる。
 ブライアン・セルズニックの小説の映画化。
 脚本:ブライアン・セルズニック
 撮影:エド・ラックマン
 編集:アフォンソ・ゴンサウヴェス
 美術:マーク・フリードバーグ
 衣裳:サンディー・パウエル
 音楽:カーター・バーウェル
 製作:パメラ・コフラー、ジョン・スロス、クリスティーン・ヴェイコン
 ←ワールド・プレミア:カンヌ国際映画祭2017 コンペティション部門
 ←メルボルン国際映画祭


 ◆10月27日全米公開
 ・“Thank You for Your Service” 監督:ジェイソン・ホール 配給:ユニバーサル
 出演:ヘイリー・ベネット、マイルズ・テラー、エイミー・シューマー、ジョー・コール
 物語:「兵士は英雄となって帰ってきたように見えた。ところが、目に見える身体的な損傷はなくても内部が崩壊した兵士が大勢いることがわかった。アフガニスタンとイラクに派兵された兵士はおよそ200万人。そのうち50万人が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とTBI(外傷性脳損傷)に苦しんでいる。」
 デイヴィッド・フィンケルのノンフィクション『帰還兵はなぜ自殺するのか』の映画化。
 俳優ジェイソン・ホールの初監督作品。


 【11月】

 ◆11月3日全米公開
 ・“Suburbicon” 監督:ジョージ・クルーニー 配給:パラマウント
 出演:マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、オスカー・アイザック、ジュリアン・ムーア
 物語:1950年代。「普通の人々」が暮らしている、静かなファミリー・タウンSuburbicon。絵に描いたような完璧な家族が家宅侵入を受ける。町の人々の反応は様々で、これがきっかけとなって、一家は脅しや復讐や裏切りを経験する。
 脚本:ジョージ・クルーニー、ジョエル&イーサン・コーエン、グラント・ヘスロフ
 撮影:ロバート・エルスウィット
 編集:スティーヴン・ミリオン
 美術:ジェームズ・D・ビッセル
 衣裳:ジェニー・イーガン
 製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ、テディー・シュワルツマン

 ・“The Killing of a Sacred Deer”(英・アイルランド) 監督:ヨルゴス・ランティモス 配給:A24
 ←ワールド・プレミア:カンヌ国際映画祭 5月22日

 ◆11月10日全米公開
 ・『オリエント急行殺人事件』“Murder on the Orient Express” 監督:ケネス・ブラナー 配給:FOX
 出演:ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、ケネス・ブラナー
 『オリエント急行殺人事件』の映画化。ケネス・ブラナーがエルキュール・ポアロを演じる。
 脚本:マイケル・グリーン
 撮影:ハリス・ザンバーラウコス
 編集:ミック・オーズリー
 美術:ジム・クレイ
 衣裳:アレクサンドラ・バーン
 音楽:パトリック・ドイル
 製作:ケネス・ブラナー、マーク・ゴードン、ジュディー・ホフランド、サイモン・キンバーグ、マイケル・シェーファー、リドリー・スコット、アディッティア・スード
 ←11月2日:カンボジア公開
 ←11月3日:イギリス公開
 ←11月9日:オランダ、スイス、ハンガリー、ギリシャ、タイ、香港、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチン公開
 →12月8日:日本公開


 ◆11月17日全米公開
 ・“Last Flag Flying” 監督:リチャード・リンクレイター 配給:Amazon Studios
 ←ワールド・プレミア:ニューヨーク映画祭 9月28日

 ・“Wonder” 監督:スティーヴン・チョボスキー(Stephen Chbosky) 配給:Lionsgate

 ◆11月22日全米公開
 ・“Darkest Hour”(英) 監督:ジョー・ライト 配給:Focus Features
 出演:ゲイリー・オールドマン、リリー・ジョーンズ、ジョン・ハート、ベン・メンデルソーン、クリスティン・スコット・トーマス
 物語:首相になってまもない、チャーチルは、ナチス・ドイツに対して、平和条約締結に向けて可能性を探るベきなのか、大英帝国の理想と自由のために強硬路線を採るべきなのか、選択を迫られていた。ナチスは、止まることを知らず、西ヨーロッパに勢力を伸ばし、侵略の危機が差し迫っていた。しかし、国民には準備ができておらず、国王は懐疑的で、彼が属する保守党は彼に対して陰謀を目論んでいた。チャーチルは、自身の最悪の刻を耐え、国を結集して、世界の歴史を変えようとする。
 ゲイリー・オールドマンがチャーチルを、ジョン・ハート(遺作)がネヴィル・チェンバレンを、ベン・メンデルソーンが国王ジョージ6世を演じる。
 脚本:アンソニー・マクカーテン
 撮影:ブリュノ・デルボネル
 編集:ヴァレリオ・ボネリ
 美術:サラ・グリーンウッド
 衣裳:ジャクリーヌ・デュラン
 音楽:ダリオ・マリアネッリ
 製作:ティム・ビーヴァン、リサ・ブルース、エリック・フェルナー、アンソニー・マクカーテン、ダグラス・アーバンスキー


 ・『リメンバー・ミー』“Coco” 監督:エイドリアン・モリーナ、リー・アンクリッチ 配給:ディズニー、ピクサー
 →2018年3月16日:日本公開

 ・“Molly's Game” 監督・脚本:アーロン・ソーキン 配給:STX Entertainment
 出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラ
 物語:『ユリシーズ』のヒロインと同じ名前を持つモリー・ブルームは、世界レベルのスキーヤーで、21歳の時にはモーグルで北米トップ3に入っていた。しかし、オリンピックのチームに入れなかったことで、ロースクールに進もうと決心する。それまでの間、ロサンゼルスでウェイトレスとして働こうとするが、そこで、ハイステークス・ポーカーで興行主としての才能に目覚め、大成功する。その結果、FBIに目をつけられることになったが。
 脚本家アーロン・ソーキンの初監督作品。モリー・ブルームの回想録の映画化。

 ◆11月24日全米公開
 ・“Call Me By Your Name”(伊・仏・ブラジル・米) 監督:ルカ・グァダニーノ 配給:SPC
 出演:Elena Bucci、Vanda Capriolo、アミラ・カサール(Amira Casar)、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ
 物語:1983年の暑い夏。17歳のエリオは、両親とともにイタリア北部にある大きなヴィラで、音楽を聴いたり、本を読んだり、泳いだりして、過ごしていた。エリオの父は、教授をしていて、論文の手伝いをするために、新しいアシスタント、オリヴァーがやってくる。彼もまた、エリオと同じくユダヤ系で、若く、自信に満ち、ハンサムだった。最初、エリオは、オリヴァーに対して、何でも勝とうとしたが、相手のオリヴァーはそういうことに無関心であるように見えた。ある日、テニスの後で、オリヴァーがエリオの腕を取ろうしたことがあったが、エリオは慌ててそれをふりほどいた。彼は、自分がバイセクシャルであることに気づいていて、自分の感情がコントロールできなくなるのが、怖かったのだ……。
 脚本:ルカ・グァダニーノ、ジェームズ・アイヴォリー、ウォルター・ファサーノ
 アンドレ・アシマン(André Aciman)の同名の小説の映画化。
 ←ワールド・プレミア:サンダンス映画祭2017 プレミア部門
 ←ベルリン国際映画祭、シドニー映画祭、メルボルン国際映画祭
 ←10月27日:イギリス公開


 ・“Mary Magdalene”(英) 監督:ガース・デイヴィス 配給:TWC
 出演:ルーニー・マーラ、ホアキン・フェニックス、キウェテル・イジョフォー、アリアン・ラベド(Ariane Labed)
 物語:マグダラのマリアの物語。

 【12月】

 ◆12月8日
 ・“The Shape of Water” 監督:ギレルモ・デル・トロ 配給:Fox Searchlight Pictures
 出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・スタールバーグ、ダグ・ジョーンズ
 物語:冷戦時代の1963年。エリサは、米国政府機関で雑務員をしている。彼女は、研究のためにとらえられている半魚人(aquatic man)に恋をする。
 脚本:ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー ストーリー:Daniel Kraus
 撮影:ダン・ローストセン
 編集:シドニー・ウォリンスキー
 美術:ポール・D・オースタベリー
 特殊メイク:Jeff Derushie
 衣裳:ルイス・セキュラ
 音楽:アレクサンドル・デプラ
 製作:ギレルモ・デル・トロ、J・マイルズ・デイル


 ◆12月22日公開
 ・“Downsizing” 監督:アレクサンダー・ペイン 配給:パラマウント
 出演:マット・デイモン、クリスティン・ウィーグ、アレック・ボールドウィン、ニール・パトリック・ハリス
 物語:資源節約のために、人間が1/8サイズで生活できるようになっている近未来。自分たちの生活が行き詰っていると感じている夫婦がいて、自主的に「縮小化」する決心をする。ところが最後の瞬間になって妻が逃げ出す。
 アレクサンダー・ペインとジム・パークが、『サイドウェイ』の次回作として2年半かけて脚本が書かれたが、結果的に『ファミリー・ツリー』と『ネブラスカ』の方が先に制作されることになった。
 撮影:フェドン・パパマイケル
 製作:ジム・バーク、ミーガン・エリソン、マーク・ジョンソン、アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
 ←ワールド・プレミア:ニューヨーク映画祭2017 10月7日

 ・“The Current War” 監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン(Alfonso Gomez-Rejon) 配給:TWC
 出演:マイケル・シャノン、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、ニコラス・ホルト
 物語:ジョージ・ウエスティングハウス・ジュニア(1846-1914)は、アメリカの電気産業のパイオニアで、電力の供給に関して、エジソンが直流の送電システムを押し進めようとしたのに対し、彼は交流の送電システムを開発しようとした。その結果、両者の間で「電流戦争」が繰り広げられることになったが、(エジソンによる様々な攻撃や嫌がらせにも拘らず)高電圧で送電し、変圧器を使って、電圧を下げて利用する交流式の方が効率がいいことが認められて、最終的にウエスティングハウスが勝利した。
 マイケル・シャノンはウエスティングハウスを、ベネディクト・カンバーバッチがエジソンを、ニコラス・ホルトがニコラ・テスラを演じる。
 脚本:マイケル・ミトニック
 撮影:チョン・ジョンフン
 編集:デイヴィッド・トラクテンバーグ
 美術:ヤン・ロールフス
 衣裳:マイケル・ウィルキンソン
 製作:ティムール・ベクマンベトフ、ベイジル・イヴァニク、スティーヴン・ザイリアン


 ・“The Papers” 監督:スティーヴン・スピルバーグ 配給:FOX

 ◆12月25日全米公開
 ・“The Greatest Showman” 監督:マイケル・グレイシー(Michael Gracey) 配給:FOX
 出演:レベッカ・ファーガソン、ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン
 物語:リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスを設立したことで知られるアメリカの興行師P・T・バーナム(Phineas Taylor Barnum、1810-1891)の人生に基づくミュージカル。
 ジェニー・リンド(1820-1887)は、メンデルスゾーンの弟子にも当たるスウェーデンのオペラ歌手で、「スウェーデンのナイチンゲール」とも呼ばれる。1949年、彼女は、P・T・バーナムから、一晩1000ドルで150公演行なうという提案を受ける。リンドは、20代にして既にオペラ歌手としての引退を宣言していたが、自分が行なっていた慈善活動のために役立つと考え、P・T・バーナムの提案を引き受けて、渡米する。
 P・T・バーナムに関しては、バート・ランカスター主演で、1986年に伝記映画『バーナム/観客を発明した男』が公開されている。
 『NARUTO-ナルト-』実写版の監督としても名前が挙がっている視覚効果アーティスト、マイケル・グレイシーの監督デビュー作。
 脚本:マイケル・アーント、ジェニー・ビッグス、ビル・コンドン
 撮影:シーマス・マクガーヴィー
 美術:ネイサン・クロウリー
 衣裳:エレン・マイロニック
 音楽:Benj Pasek、Justin Paul
 製作:ヒュー・ジャックマン、ローレンス・マーク

 ・“Phantom Thread” 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 配給:Focus Features
 出演:ダニエル・デイ=ルイス、レスリー・マンヴィル、ヴィッキー・クリープス、リチャード・グレアム
 物語:1950年代のロンドン。王室や上流社会に出入りしている、妥協を許さない仕立て屋の生活を描く。
 編集:ディラン・ティチェナー(Dylan Tichenor)
 美術:マーク・ティルデスリー
 衣裳:マーク・ブリッジス
 音楽:ジョニー・グリーンウッド
 製作:ポール・トーマス・アンダーソン、ミーガン・エリソン、ジョアン・セラー

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 レース展開が、1年前と似たところがあります。
 “Wind River“は、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』と同じく、サンダンス映画祭プレミア部門で上映され、“Wonderstruck”は、『最後の追跡』と同じく、カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、“Downsizing”は、『ラ・ラ・ランド』と同じく、ベネチア国際映画祭オープニング作品になっています。

 8月までの劇場公開作は、全米映画賞レースに残りづらい傾向がありますが、今年は8月までの劇場公開作に『ダンケルク』や“Detroit”、“Logan Lucky”、“Wind River“があるのが気になります。例年通りであれば、この段階で劇場公開されるだけで、もう既に望み薄ということになりますが、さて……。

 もう既に劇場公開が済んでいる作品で、まだ下馬評に残っている作品には、“Get Out”、“My Cousin Rachel”、“The Lovers”、“The Beguiled”などがあります。 

 2018年以降の公開になった作品には、“Annihilation”、“Tully”、“The Death and Life of John F. Donovan”などがあります。

 まだ初日が出ていない作品には、“You Were Never Really Here”、“Mudbound”、“Hostiles”、“Under the Silver Lake”、“Lean on Pete”などがあります。

 9月以降の劇場公開作は、続々、トロント国際映画祭のラインナップに入ってくるはずです。楽しみですね。

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 *参考
 ・GoldDerby:http://www.goldderby.com/article/2017/2018-oscar-predictions-best-picture/

 *当ブログ記事
 ・早くも2018年米国アカデミー賞を予想してみました!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201703/article_1.html
 ・米国アカデミー賞2018 部門別予想!:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201703/article_2.html

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