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zoom RSS オデッサ国際映画祭2017 ラインナップ

<<   作成日時 : 2017/07/10 00:14   >>

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 第8回オデッサ国際映画祭(7月14日-22日)のラインナップです。

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 【オデッサ国際映画祭】

 オデッサ国際映画祭は、2010年から、オデッサ(黒海に面した港湾都市で、ウクライナで3番目に大きい)で開催されている映画祭。公式には、東欧で最大の映画祭の1つと公言していて、Wikipediaでは「東欧のカンヌを目指している」と書かれている。

 2016年には、36か国から114本の映画が上映され、1万4000枚のチケットを売り上げた、と公表されている(映画祭参加者は12万人と発表されている)。
 会場のすぐ近くには、『戦艦ポチョムキン』で有名になった「ポチョムキンの階段」(ウクライナ独立後、元来の名前である「プリモスキーの階段」に戻されたが、今でも「ポチョムキンの階段」と呼ばれている)があり、ここを会場としてオープンエア・スクリーニングが行なわれ、1万5000人の観客を動員している。

 プログラムとしては、インターナショナル・コンペティションと、長編と短編のナショナル・コンペティション、ヨーロッパのドキュメンタリー・コンペティションがある。
 コンペティションのグランプリには、Grand Prix Golden Dukeが贈られるが、このDukeとは、オデッサの初代総督となったフランス人リシュリュー公爵(17世紀のフランスの宰相リシュリューから数えて五代目)のことで、オデッサは彼の総督時代に発展したため、その功績を称え、彼はオデッサで最初のモニュメントになり、オデッサ国際映画祭のトロフィーやロゴにも模られている。
 インターナショナル・コンペティションのグランプリ受賞作には、セリーヌ・シアマの『トムボーイ』(2011年)、ルーファス・ノリスの『ブロークン』(2012年)、『裸足の季節』(2015年)などがある。

 ウクライナ映画は、まだ国際的に注目されるまでの特定の監督は出てきていないが、近年、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭やトランシルヴァニア国際映画祭、ワルシャワ国際映画祭、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭など近隣の映画祭にちらほら顔を出すようになっていて、オデッサ国際映画祭はそうした国産映画をまとめて観られる貴重な機会になっている。“The Guide”、“Paradjanov”など、ここでの受賞作、出品作から米国アカデミー賞外国語映画賞ウクライナ代表が選出されたりもしている。

 ちなみに、ウクライナ出身の監督には、アレクサンドル・ドヴジェンコやセレゲイ・ボンダルチュクがいて、ウクライナ出身の女優にはミラ・ジョヴォヴィッチやオルガ・キュリレンコがおり、また、オデッサにはウクライナ人の血を引く大鵬の銅像が建てられている。

 本年度のラインナップは、以下の通り。

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 【オープニング作品】(Opening Film)

 ・“Just To Be Sure”(仏・ベルギー) 監督:カリーヌ・タルデュー(Carine Tardieu)

 【スペシャル・イベント:シネマ・ライヴ】(Special Event: Cinema_Live)

 ・“The Ladies' Paradise(Au bonheur des dames)”(1930/仏) 監督:ジュリアン・デュヴュヴィエ
 ・“Unprecedented Campaign”(1931/ソ連) 監督:ミハイル・カウフマン(Mikhail Kaufman)

 【インターナショナル・コンペティション部門】(International Competition Program)

 ・“Summer 1993”(西) 監督:Carla Simon
 ・“Orphan”(仏) 監督:アルノー・デ・パリエール(Arnaud Des Pallières)
 ・“King of The Belgians”(ベルギー・オランダ・ブルガリア) 監督:ピーター・ブロッセン(Peter Brosens)、ジェシカ・ウッドワース(Jessica Woodworth)
 ・“Requiem For Mrs. J”(セルビア・ブルガリア・マケドニア・ロシア・仏) 監督:Bojan Vuletić
 ・“Pretenders”(ラトヴィア・エストニア・リトアニア) 監督:Vallo Toomla
 ・“In Between”(イスラエル) 監督:Maysaloun Hamoud
 ・“Ugly”(ウクライナ・オーストリア) 監督:Juri Rechinsky
 ・“Frost”(ウクライナ・仏・ポーランド・リトアニア) 監督:シャルナス・バルタス(Sarunas Bartas)
 ・“Black Level”(ウクライナ) 監督:ヴァレンチヌ・ヴァシャノヴィチ(Valentyn Vasyanovych)
 ・“My Happy Family”(ジョージア・独・仏) 監督:ジーモン・グロス(Simon Groß)、ナナ・エクチミシヴィリ(Nana Ekvtimishvili)
 ・“Free And Easy(輕松+愉快)”(香港) 監督:Jun Geng(耿軍)
 ・“Gabriel And The Mountain”(ブラジル・仏) 監督:フェリペ・バルボサ(Fellipe Barbosa)

 ※審査員:クリスティアン・ペツォールト、Rimma Zyubina(ウクライナの女優)、Tudor Giurgiu(トランシルヴァニア国際映画祭の設立者、プレジデント)、シベル・ケキリ(ドイツの女優)、エフゲニー・ガルペリン(音楽家)

 【ウクライナ長編ナショナル・コンペティション部門】(National Competition Program)

 ・“Black Level”(ウクライナ) 監督:Valentyn Vasyanovych
 ・“Dixie Land”(ウクライナ・ラトヴィア・独) 監督:Roman Bondarchuk
 ・“Falling”(ウクライナ) 監督:Marina Stepanska
 ・“The Leading Role”(ウクライナ) 監督:Sergey Bukovsky
 ・“The Strayed”(ウクライナ) 監督:Arkadiy Nepitalyuk
 ・“Ugly”(ウクライナ・オーストリア) 監督:Juri Rechinsky

 ※審査員:シャルル・テッソン、Natalia Vorozhbyt(ウクライナの劇作家、脚本家、プロジェクト“Displaced Theatre”の共同設立者)、エイダン・ターナー(アイルランドの男優)、ザザ・ウルシャゼ(Zaza Urushadze、ジョージアの監督)

 【ウクライナ短編ナショナル・コンペティション部門】(National Competition Program. Shorts)

 ・“A Wonderful Monster”(ウクライナ/22分) 監督:Serhii Melnichenko
 ・“Do You Like Derzhprom?”(ウクライナ/10分) 監督:Viktoriya Belyavskaya、Liza Kuznetsova
 ・“Eluvium – Regenerative Being”(ウクライナ/7分) 監督:Stas Santimov
 ・“Giddiness”(ウクライナ/11分) 監督:Yura Katynsky
 ・“Grace”(ウクライナ/24分) 監督:Zhanna Ozirna
 ・“Graduation '97”(ウクライナ/19分) 監督:Pavlo Ostrikov
 ・“Housewarming”(ウクライナ・ポーランド/10分) 監督:Nadia Parfan
 ・“Lilac”(ウクライナ/30分) 監督:Kateryna Gornostai
 ・“Merry-Go-Round”(ウクライナ/5分) 監督:Ihor Podolchak
 ・“No! No! No!”(ウクライナ/22分) 監督:Mykola Ridnyi
 ・“Prychynna: The Story of Love”(ウクライナ/22分) 監督:Andrii Shcherbak
 ・“Solatium”(ウクライナ・英/10分) 監督:Christina Tynkevych
 ・“Technical Break”(ウクライナ/28分) 監督:Philip Sotnychenko
 ・“Temporary”(ウクライナ・カナダ/21分) 監督:Oksana Karpovych
 ・“The Fall of Lenin”(ウクライナ/11分) 監督:Svitlana Shymko
 ・“Tomorrow You’Ll Definitely Get Better”(ウクライナ/22分) 監督:Stanislav Bytiutskyi
 ・“Towards The Figure of Father”(ウクライナ/14分) 監督:Liza&Nbsp;Babenko

 【ヨーロッパ・ドキュメンタリー・コンペティション部門】(European Documentary Competition)

 ・“A Young Girl In Her Nineties(Une jeune fille de 90 ans)”(仏) 監督:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、Yann Coridian
 ・“Beuys”(独) 監督:アンドレス・ファイエル(Andres Veiel)
 ・“Beyond The Snowstorm”(独) 監督:Levin Peter
 ・“Nothingwood”(仏・独) 監督:ソニア・クロンルンド(Sonia Kronlund)
 ・“Princes Among Men”(仏) 監督:ステファン・クラスニャンスキ(Stephan Crasneanscki)
 ・“Secondo Me”(オーストリア) 監督:Pavel Cuzuioc
 ・“The Leading Role”(ウクライナ) 監督:Sergey Bukovsky
 ・“The War of Chimeras”(ウクライナ) 監督:Anastasiia Staroshytska、Mariia Staroshytska

 ※審査員:Roman Bondarchuk(ウクライナの映画監督)、Marianne Kaat(エストニアの映画監督、プロデューサー)、Tala Hadid(イギリスの映画監督)

 【特別上映作品】(Special Screenings)

 ・『ビッグ・ピクチャー 顔のない逃亡者』“The Big Picture”(2010/仏) 監督:エリック・ラルティゴ(Eric Lartigau)
 ・“Raw”(仏・ベルギー・伊) 監督:ジュリア・デュクルノー(Julia Ducournau)
 ・“The State I Am In”(2000/独) 監督:クリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold)
 ・“When We Leave”(2010/独) 監督:フェオ・アラダグ(Feo Aladag)
 ・“Loving Vincent”(英・ポーランド) 監督:Dorota Kobiela、Hugh Welchman
 ・“Spoor”(ポーランド・チェコ・独・スロヴァキア・スウェーデン) 監督:アニエスカ・ホランド(Agnieszka Holland)、カシア・アダミク(Kasia Adamik)
 ・“Of Snails And Men”(2012/ルーマニア) 監督:Tudor Giurgiu
 ・“The Line”(ウクライナ・チェコ・スロヴァキア) 監督:Peter Bebjak
 ・“Pit No. 8”(2011/エストニア・ウクライナ) 監督:Marianna Kaat
 ・“5 Therapy”(ウクライナ) 監督:Alisa Pavlovskaya
 ・“Occupation”(ウクライナ) 監督:Mark Hammond
 ・“School # 3”(ウクライナ) 監督:Georg Genoux、Lisa Smith
 ・“The Student”(ロシア) 監督:キリル・セレブレンニコフ(Kirill Serebrennikov)
 ・『みかんの丘』“Tangerines”(2013/ジョージア・エストニア) 監督:ザザ・ウルシャゼ(Zaza Urushadze)
 ・“House In The Fields”(モロッコ・カタール) 監督:Tala Hadid

 【フェスティバル・オブ・フェスティバルズ】(Festival of Festivals)

 ・『手を失くした少女』“The Girl Without Hands”(仏) 監督:Sébastien Laudenbach
 ・“In The Fade”(仏・独) 監督:ファティ・アキン
 ・“On Body And Soul”(ハンガリー) 監督:イルディゴ・エンエディ(Ildikó Enyedi)
 ・“Spoor”(ポーランド・チェコ・独・スロヴァキア・スウェーデン) 監督:アニエスカ・ホランド、カシア・アダミク(Kasia Adamik)
 ・『グローリー』“Glory”(ブルガリア・ギリシャ) 監督:クリスティナ・グロゼヴァ(Kristina Grozeva)、ペタル・ヴァルチャノフ(Petar Valchanov)
 ・“The Square”(スウェーデン・デンマーク・独・仏) 監督:リューベン・オストルンド
 ・“The Other Side of Hope”(フィンランド) 監督:アキ・カウリスマキ
 ・“Arrythmia”(ロシア・フィンランド・独) 監督:Boris Khlebnikov
 ・“Closeness”(ロシア) 監督:Kantemir Balagov
 ・『アシュラ』“Asura: The City of Madness”(韓) 監督:キム・ソンス(Kim Sung-Soo)
 ・“The Beguiled”(米) 監督:ソフィア・コッポラ
 ・『笑う故郷』“The Distinguished Citizen”(アルゼンチン・西) 監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン

 【レトロスペクティヴ “ワンダー・ウィミン”】(Retrospective "Wonder Women")

 ・『エイリアン ディレクターズ・カット』“Alien: The Director's Cut”(1979/米・英) 監督:リドリー・スコット
 ・『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』“Ghost In The Shell”(1995/日) 監督:押井守
 ・『ジャッキー・ブラウン』“Jackie Brown”(1997/米) 監督:クエンティン・タランティーノ
 ・“Raw”(仏・ベルギー・伊) 監督:ジュリア・デュクルノー(Julia Ducournau)
 ・『サスペリア』“Suspiria”(1977/伊) 監督:ダリオ・アルジェント

 【ガラ・プレミア部門】(Gala Premieres)

 ・“The Double Lover”(仏・ベルギー) 監督:フランソワ・オゾン
 ・“Mr Stein Goes Online”(仏・ベルギー・独) 監督:Stéphane Robelin
 ・“Loving Vincent”(英・ポーランド) 監督:Dorota Kobiela、Hugh Welchman
 ・“A Gentle Creature”(仏・ウクライナ・独・オランダ・ロシア・リトアニア) 監督:セルゲイ・ロズニタ
 ・“Laugh Or Die”(ウクライナ) 監督:Dmitriy Tomashpolski
 ・“Good Time”(米) 監督:ベン・サフディー、ジョシュア・サフディー

 【シリーズ!】(Series!)

 ・“Transferts”(仏・ベルギー) 監督:Claude Scasso、Patrick Benedek
 ・“Team Chocolate”(ベルギー) 監督:Filip Lenaerts、Marc Bryssinck
 ・“Below The Surface”(デンマーク) 監督:カスパー・バーフォード(Kasper Barfoeld)
 ・“Your Honour”(イスラエル) 監督:Shlomo Mashiach、Ron Ninio
 ・“The Experts”(ウクライナ) 監督:オレグ・マスレニコフ(Oleg Maslennikov)

 【ウクライナ・レトロスペクティヴ “テンダー・エイジ”】(Ukrainian Retrospective "Tender Age")

 ・“Two Fyodors”(1958/ソ連) 監督:マルレン・フツィエフ(Marlen Khutsiyev)
 ・『長い見送り』“The Long Farewell”(1971/ソ連) 監督:キラ・ムラートワ
 ・“Ar-Chi-Me-Di”(1975/ソ連) 監督:Oleksandr Pavlovskyi
 ・“Night Is Short”(1981/ソ連) 監督:Mykhailo Bielikov
 ・“Cold March”(1987/ソ連) 監督:Igor Minaiev

 【クロージング作品】(Closing Film)

 ・“The Party”(英) 監督:サリー・ポッター

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 *当ブログ記事

 ・オデッサ国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201607/article_27.html
 ・オデッサ国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201407/article_26.html
 ・オデッサ国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201308/article_3.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

 追記:
 ・オデッサ国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201707/article_37.html

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