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zoom RSS イタリア・ゴールデングローブ賞2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/06/15 06:31   >>

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 第57回イタリア・ゴールデングローブ賞の受賞結果が発表になりました。(6月14日)

 イタリアのゴールデン・グローブ賞は、アメリカのゴールデン・グローブ賞やフランスのリュミエール賞と同じく外国人記者が選ぶ映画賞で、外国人記者に自国の映画にもっと興味を持ってもらう(そして本国に紹介してもらう)という目的で設立されています。

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 ◆大賞(Gran Premio 2017 Della Stampa Estera)
 ◎“Restaurare il cielo”(伊) 監督:Tommaso Santi

 ◆作品賞(Miglior Film)
 ・『スイート・ドリームス』“Fai bei sogni(Sweet Dreams)”(伊・仏) 監督:マルコ・ベロッキオ
 ・『切り離せないふたり』“Indivisibili(Indivisible)”(伊) 監督:エドアルド・デ・アンジェリス(Edoardo De Angelis)
 ・『歓びのトスカーナ』“La pazza gioia(Like Crazy)”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルツィ
 ◎“La stoffa dei sogni(The Stuff of Dreams)”(伊) 監督:Gianfranco Cabiddu
 ・“La tenerezza(Holding Hands)”(伊) 監督:ジャンニ・アメリオ

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、『歓びのトスカーナ』が受賞。
 『切り離せないふたり』は、バーリ国際映画祭2017 プロデューサー賞/フランコ・クリスタルディ賞受賞。


 ◆男優賞(Miglior Attore)
 ・ステファノ・アルコシ 『ゴッド・スピード・ユー!』“Veloce come il vento(Italian Race)”(伊)(監督:マッテオ・ロヴェーレ)
 ◎レナート・カルペンティエリ(Renato Carpentieri) “La tenerezza(Holding Hands)”
 ・カルロ・デッレ・ピアーネ(Carlo Delle Piane) “Chi salverà le rose?”(伊)(監督:Cesare Furesi)
 ・ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli) “Il padre d'Italia(There is a light: Il padre d'Italia)”(伊)(監督:ファビオ・モッロ(Fabio Mollo))
 ・ミケーレ・リオンディーノ(Michele Riondino) 『ジュリアの世界』“La ragazza del mondo(Worldly Girl)”(伊・仏)(監督:マルコ・ダニエリ)

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、ステファノ・アルコシが主演男優賞受賞。
 バーリ国際映画祭2017では、ルカ・マリネッリが第1-2回監督作品部門主演男優賞/ガブリエーレ・フェルツェッティ賞受賞。


 ◆女優賞(Miglior Attrice)
 ・ヴァレリア・チャンゴッティーニ(Valeria Ciangottini) “Cronaca di una passione”(伊)(監督:ファブリツィオ・カッターニ(Fabrizio Cattani))
 ・Angela & Marianna Fontana 『切り離せないふたり』
 ◎イザベラ・ラゴネーゼ “Il padre d'Italia”
 ・ミカエラ・ラマゾッティ “La tenerezza(Holding Hands)”
 ・サラ・セラヨッコ(Sara Serraiocco) 『ジュリアの世界』

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキが『歓びのトスカーナ』で主演女優賞受賞。ミカエラ・ラマゾッティは、『歓びのトスカーナ』でノミネート。
 バーリ国際映画祭2017では、サラ・セラヨッコが第1-2回監督作品部門主演女優賞/マリアンジェラ・メラート賞受賞。


 ◆脚本賞(Miglior Sceneggiatura)
 ・マルコ・ベロッキオ、エドアルド・アルビナティ(Edoardo Albinati)、ヴァリア・サンテッラ(Valia Santella) 『スイート・ドリームス』
 ◎パオロ・ヴィルツィ、フランチェスカ・アルキブジ 『歓びのトスカーナ』
 ・マルコ・ダニエリ(Marco Danieli)、Antonio Manca 『ジュリアの世界』
 ・ジャンニ・アメリオ、Alberto Taraglio “La tenerezza(Holding Hands)”
 ・マッテオ・ロヴェーレ(Matteo Rovere)、フランチェスカ・マニエーリ(Francesca Manieri)、フィリッポ・グラヴィーノ(Filippo Gravino) 『ゴッド・スピード・ユー!』

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、『切り離せないふたり』が脚本賞受賞。“La stoffa dei sogni(The Stuff of Dreams)”が脚色賞受賞。
 『歓びのトスカーナ』が、バーリ国際映画祭2017 脚本賞/ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ賞受賞。


 ◆撮影賞(Miglior Fotografia)
 ・マウリツィオ・カルヴェージ(Maurizio Calvesi) “Questione di karma”(伊)(監督:エドアルド・ファルコーネ(Edoardo Maria Falcone))
 ・ヴィンチェンツォ・カルピネータ(Vincenzo Carpineta) “La stoffa dei sogni(The Stuff of Dreams)”
 ・ダニエーレ・チプリ(Daniele Ciprì) 『愛のために戦地へ』“In guerra per amore(At War with Love)”(伊)(監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pierfrancesco Diliberto))
 ◎Daria D'Antonio 『父の足あと』“La pelle dell'orso(The Bear Skin)”(伊)(監督:マルコ・セガート(Marco Segato))
 ・マイケル・ダッタナージオ(Michele D'Attanasio) 『ゴッド・スピード・ユー!』

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、『ゴッド・スピード・ユー!』が受賞。ダニエーレ・チプリは『スイート・ドリームス』でノミネート。
 ダニエーレ・チプリのみ連続ノミネート。
 バーリ国際映画祭2017では、“Falchi”が撮影監督賞/ジュゼッペ・ロトゥンノ賞受賞。


 ◆音楽賞(Miglior Musica)
 ◎エンツォ・アヴィタビーレ(Enzo Avitabile) 『切り離せないふたり』
 ・ニーノ・ダンジェロ(Nino D'Angelo) “Falchi”(伊)(監督:Toni D'Angelo)
 ・ステファノ・ディ・バティスタ(Stefano Di Battista) “Sole cuore amore”(伊)(監督:ダニエレ・ヴィカリ(Daniele Vicari))
 ・アンドレア・ファッリ(Andrea Farri) “Lasciati andare”(伊)(監督:フランチェスコ・アマート(Francesco Amato))
 ・Marcello Peghin “Chi salverà le rose?”

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、エンツォ・アヴィタビーレが受賞。アンドレア・ファッリは『ゴッド・スピード・ユー!』でノミネート。
 バーリ国際映画祭2017では、エンツォ・アヴィタビーレが音楽賞/エンニオ・モリコーネ賞受賞。

 ◆第1回作品賞(Miglior Opera Prima)
 ・Cesare Furesi “Chi salverà le rose?”
 ・マルコ・セガート(Marco Segato) 『父の足あと』
 ◎マルコ・ダニエリ(Marco Danieli) 『ジュリアの世界』
 ・Irene Dionisio “Le ultime cose (The Last Things)”(伊・仏・スイス)
 ・Benedetta Argentieri、Bruno Chiaravalloti、Claudio Jampaglia “Our War”(伊・米)

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017では、マルコ・ダニエリが新人監督賞受賞。


 ◆コメディー賞(Miglior Commedia)
 ・“Beata ignoranza”(伊) 監督:Massimiliano Bruno
 ・『どうってことないさ』“Che vuoi che sia”(伊) 監督:エドアルド・レオ(Edoardo Leo)
 ・『愛のために戦地へ』(伊) 監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト(Pierfrancesco Diliberto)
 ◎“Lasciati andare”(伊) 監督:フランチェスコ・アマート(Francesco Amato)
 ・“Questione di karma”(伊) 監督:エドアルド・ファルコーネ(Edoardo Falcone)


 ◆ドキュメンタリー賞(Miglior Documentario)
 ・“60 - Ieri Oggi Domani”(伊) 監督:Giorgio Treves
 ・“Cacciatore di paesaggi”(伊) 監督:Fabio Toncelli
 ・“Cinque mo(N)di”(伊) 監督:Giancarlo Soldi
 ・Il pugile del Duce“(伊) 監督:Tony Saccucci
 ・“Italian Offshore”(伊) 監督:Marcello Brecciaroli、Manuele Bonaccorsi、Salvatore Altiero
 ・“Liberami(Libera Nos)”(伊・仏) 監督:Federica Di Giacomo
 ◎“L'uomo che non cambiò la storia”(伊) 監督:Enrico Caria
 ・“Our War”(伊・米) 監督:Bruno Chiaravalloti、Claudio Jampaglia、Benedetta Argentieri
 ・“Uberto degli Specchi”(伊) 監督:Marco Mensa、Elisa Mereghetti
 ・“Via della conciliazione”(伊) 監督:Raffaele Brunetti、Piergiorgio Curzi

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 では、“Crazy for Football”が受賞。


 ◆短編賞(Miglior Cortometraggio)
 ・“Blue Screen“(伊) 監督:Riccardo Bolo、Alessandro Arfuso
 ・“Buffet”(伊) 監督:Alessandro D'Ambrosi、Santa De Santis
 ・“Confino”(伊) 監督:Nico Bonomolo
 ◎“Penalty”(伊) 監督:Aldo Iuliano
 ・“Uno scatto d'autore”(伊) 監督:Consuelo Pascali

 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 ノミネーションとは、すべて不一致。
 “Confino”は、サンタバーバラ国際映画祭2017 最優秀短編アニメーション賞受賞。


 ◆キャリア貢献賞(Globo D’Oro 2017 Alla Carriera)
 ◎ダリオ・アルジェント


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 主な作品のノミネート&受賞状況は、以下の通り。

 ・“La tenerezza(Holding Hands)”(1/4):作品・男優・女優・脚本
 ・『ジュリアの世界』(1/4):男優・女優・脚本・第1回
 ・『切り離せないふたり』(1/3):作品・女優・音楽
 ・“Chi salverà le rose?”(0/3):男優・音楽・第1回
 ・『ゴッド・スピード・ユー!』(0/3):男優・脚本・撮影
 ・『スイート・ドリームス』(0/2):作品・脚本
 ・『歓びのトスカーナ』(1/2):作品・脚本
 ・“La stoffa dei sogni(The Stuff of Dreams)”(1/2):作品・撮影
 ・“Il padre d'Italia(There is a light: Il padre d'Italia)”(1/2):男優・女優
 ・『愛のために戦地へ』(0/2):撮影・コメディー
 ・『父の足あと』(1/2):撮影・第1回
 ・“Questione di karma”(0/2):撮影・コメディー
 ・“Lasciati andare”(1/2):作曲・コメディー
 ・“Our War”(0/2):第1回・ドキュメンタリー

 イタリア・ゴールデングローブ賞は、部門の数も少なくて、先行する映画賞の結果を横目で見つつ、できるだけ異なる作品にバラバラに賞を与える傾向があるので、例年通りといえば例年通りなのですが、今回も見事にバラバラに賞が振り分けられていて、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017で最多受賞だった『切り離せないふたり』も1部門のみ、作品賞・監督賞受賞の『歓びのトスカーナ』も1部門のみの受賞となりました。

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 いくつかの作品を簡単に紹介しておきます。

 ・“Restaurare il cielo”(伊) 監督:Tommaso Santi
 降誕教会(Church of the Nativity/聖誕教会ともいう)は、イエス・キリストが降誕したと伝承されるパレスチナ、ベツレヘム県ベツレヘムの洞穴を中心として、その上に立てられた聖堂(339年に完成。6世紀に火災で失われた後、ユスティニアヌス1世によって再建されたものが現在に受け継がれている)で、ローマ・カトリック(フランシスコ会)、東方正教会、アルメニア使徒教会が区分所有している。降誕教会は、1967年の第3次中東戦争や、2002年にパレスチナ・ゲリラが立てこもったのを1か月にわたってイスラエルが包囲するといった事件に巻き込まれて、損傷されるに任されていた。2011年にパレスチナがユネスコに加盟し、翌2012年に降誕教会を世界遺産(危険にさらされている世界遺産)に申請して認められ(パレスチナ初の世界遺産)、2013年より1479年以来初とされる修復が始まった。本作は、降誕教会とその修復に関するドキュメンタリーであり、ポスターのキー・ビジュアルに使われているのは、数百年間、漆喰の下に隠されていたのが、修復の過程で発見されたモザイク・タイルの天使像である。
 ※エルサレム旧市街には、キリストの墓とされる場所に建てられた聖墳墓教会があり、こちらも老朽化が進んでいるが、救済の手が差し伸べられつつある。聖墳墓教会に関するドキュメンタリーとしては、“Im Haus meines Vaters sind viele Wohnungen”(2010/独・スイス)(監督:Hajo Schomerus)がある。


 ・“La stoffa dei sogni(The Stuff of Dreams)”(伊) 監督:Gianfranco Cabiddu
 出演:セルジオ・ルビーニ、エンニオ・ファンタスキーニ、アルバ=ガイア・クラゲード・ベルージ(Alba Gaia Bellugi)、テレーザ・サポナンジェロ(Teresa Saponangelo)、レナート・カルペンティエリ、Francesco Di Leva、チーロ・ペトローネ(Ciro Petrone)、Luca De Filippo、Jacopo Cullin、ニコラ・ディ・ピント(Nicola Di Pinto)、Anna Paglia
 物語:終戦後まもない時代。地中海に浮かぶアジナーラ島には、刑務所があり、そこに船が難破する。乗っていたのは、演劇の一座と、刑務所に移送される予定だったカモラの犯罪者だった。刑務所の監督には、誰が犯罪者で、誰が俳優なのか区別ができない。そこで、監督は、実際に芝居を演じてみせて、俳優であると証明してみせろと提案を出す。監督は、女優になりたいと言って、妻が彼を棄てて逃げたという過去があり、演劇を嫌っていた。犯罪者も劇団員も一緒になってリハーサルを進めるなか、監督の娘とコモラのボスの息子の間に恋が芽生える……。
 シェイクスピアの『テンペスト』とエドゥアルド・デ・フィリッポの“L'arte della commedia' (The Art of Comedy)”(1964)をベースにしたコメディー。
 バーリ国際映画祭2016 美術賞/ダンテ・フェレッティ賞受賞(リヴィア・ボルゴノーニ)。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 脚色賞、主演男優賞(セルジオ・ルビーニ)、助演男優賞(エンニオ・ファンタスティキーニ)、編集賞、美術賞、衣裳賞、メイキャップ賞、録音賞、作曲賞ノミネート。
 ナストロ・ダルジェント賞2017 助演男優賞(エンニオ・ファンタスキーニ)、脚本賞、衣裳賞ノミネート。


 ・“La tenerezza(Holding Hands)”(伊) 監督:ジャンニ・アメリオ
 出演:レナート・カルペンティエリ、エリオ・ジェルマーノ、ミカエラ・ラマゾッティ、ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、グレタ・スカッキ、Maria Nazionale、Enzo Casertano
 物語:ロレンツォは、70代の老人で、ナポリの中心部にある古いビルに住んでいる。彼は、自称「嘆かわしくも有名な弁護士」で、交通事故詐欺や保険金詐欺に人生のすべてを捧げている。彼には、2人の子どもがいるが、冷淡で自己中心的な性格も手伝って、子どもたちとは疎遠な関係になっていた。娘のエレナは、法廷でアラビア語の通訳をしていて、被告のニュアンスをとらえて、ウソを暴くのを得意としている。ロレンツォは、彼女が、母親に彼の浮気をばらしたせいで、母親の死期を早めたのではないかと疑っていた。息子のサヴェリオは、何もできないので、ロレンツォは彼のことを穀つぶしのように見なしていた。ロレンツォの愛情は、唯一、エレナがエジプトから連れてきた孫のフランチェスコに注がれていた。ロレンツォの住まいの向かいのフラットに、子連れの夫婦が引っ越してくる。妻のミカエラは快活で魅力があり、夫のファビオは、トリエステ出身の海軍のエンジニアだが、落ち着きがなく、時に子どもっぽいところがあった。ロレンツォは、これら一見完璧に見える家族に、自分自身の子どもには感じなかった何かを感じて、惹かれていく。ところが、恐ろしい悲劇が起こり、ロレンツォは、頑なに和解を拒んでいるエレナとの関係を見つめ直さなければならなくなる。
 Lorenzo Maroneの小説“The Temptation to be Happy”に基づく。ジャンニ・アメリオが老人を主人公とする物語を手がけるのは初めて。
 バーリ国際映画祭2017出品。
 ナストロ・ダルジェント2017 撮影賞受賞。作品賞、監督賞、主演男優賞(レナート・カルペンティエリ)、主演女優賞(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、ミカエラ・ラマゾッティ)、美術賞、録音賞ノミネート。


 ・“Il padre d'Italia(There is a light: Il padre d'Italia)”(伊) 監督:ファビオ・モッロ(Fabio Mollo)
 出演:イザベラ・ラゴネーゼ、ルカ・マリネッリ、アンナ・フェルッツォ(Anna Ferruzzo)、Mario Sgueglia、フェデリカ・デ・コーラ(Federica De Cola)、ミリアム・カールヴィスト(Miriam Karlkvist)、Esther Elisha、Sara Putignano、Filippo Gattuso、Franca Maresa
 物語:パオロは、疑り深い30歳の男性で、嫌々、トリノのデパートで販売員をしている。ミアは、バンドでコーラスをしていて、行き当たりばったりの生活をしていて、ホームレスになってしまう。
 バーリ国際映画祭2017 第1-2回監督作品部門出品。主演男優賞/ガブリエーレ・フェルツェッティ賞(ルカ・マリネッリ)受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2017 主演男優賞(ルカ・マリネッリ)、主演女優賞(イザベラ・ラゴネーゼ)、助演女優賞(アンナ・フェルッツォ)、ストーリー賞ノミネート。


 ・『歓びのトスカーナ』“La pazza gioia(Like Crazy)”(伊・仏) 監督:パオロ・ヴィルツィ
 出演:ミカエラ・ラマゾッティ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、Bob Messini、セルジョ・アルベッリ、トンマーゾ・ラーニョ、ヴァレンティーナ・カルネルッティ
 物語:ベアトリスは、口が軽く、億万長者の伯爵夫人と呼ばれ、自分は世界の指導者たちと親しいと信じている。ドナテッラは、刺青をしている無口な女性で、自分の中に閉じこもっている。2人は、ともに精神病院に収容されていて、奇妙な友情で結ばれ、ちょっとした楽しみと愛を求めて、冒険を行なう。
 脚本は、パオロ・ヴィルツィとフランチェスカ・アルキブージ。
 カンヌ国際映画祭2016 監督週間出品。
 ブリュッセル映画祭2016出品。
 ナストロ・ダルジェント賞2016 監督賞、主演女優賞(ミカエラ・ラマゾッティ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)、脚本賞、衣裳賞、オリジナル作曲賞受賞。
 ラックス賞2016 オフィシャル・セレクション。
 ニュージーランド国際映画祭2016 ワールド部門出品。
 ヨーロッパ映画賞2016オフィシャル・セレクション。女優賞ノミネート(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)。
 バンクーバー国際映画祭2016出品。
 ミル・ヴァレー映画祭2016出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016 観客賞第2位。
 ハイファ国際映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016 インターナショナル長編コンペティション部門出品。
 バリャドリッド国際映画祭2016 オフィシャル・セレクション出品。作品賞(金のスパイク賞)、女優賞(ミカエラ・ラマゾッティ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)、観客賞受賞。
 CPH:PIX2016出品。
 ドバイ国際映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 ポートランド国際映画祭2017出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 作品賞、監督賞、主演女優賞(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)、美術賞、ヘア・スタイリスト賞受賞。主演女優賞(ミカエラ・ラマゾッティ)、助演女優賞(ヴァレンティーナ・カルネルッティ)、オリジナル脚本賞、撮影賞、編集賞、衣裳賞、メイキャップ賞、録音賞、作曲賞、オリジナル歌曲賞、プロダクション賞、ヤング・ダヴィッド賞ノミネート。
 ソフィア国際映画祭2017 観客賞受賞。
 バーリ国際映画祭2017 長編イタリア映画部門出品。主演女優賞/アンナ・マニャーニ賞(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)、脚本賞/ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ賞受賞。


 ・『父の足あと』“La pelle dell'orso(The Bear Skin/ On the Trail of My Father)”(伊) 監督:マルコ・セガート(Marco Segato)
 物語:50年代。ドロミテの小さな村。ドメニコは、内向的だが、野性的な少年。父のピエトロは、50代だが、孤独とワインのせいでもっと老けて見える。彼は、不実なボスToni Crepazに雇われて、奇妙な仕事をしている。父と息子の関係は、とげとげしく、困難で、長らく会話をして来なかったために、まるで赤の他人にようになっている。谷には、"el Diaol"ザ・デビルと呼ばれる伝説のクマがいて、ある日、居酒屋で、Toni Crepazは、ピエトロに"el Diaol"ザ・デビルを仕留めたら金を出すと宣言する。ピエトロは、ドメニコを連れて森の中へ入る。2人の間にあった壁は次第に取り払われていき、一体感が生まれる。
  Matteo Righettoの小説“La Pelle Dell’Orso”の映画化。
 Marco Segatoは、カルロ・マッツァクラーティのアシスタント・ディレクターを務めたこともある映画監督で、これまで映画にまつわるドキュメンタリーをいくつか発表している。本作が初のフィクション作品。
 モントリオール世界映画祭2016 ワールド・コンペティション部門出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 新人監督賞ノミネート。
 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017 長編コンペティション部門出品。


 ・『ジュリアの世界』“La ragazza del mondo(Worldly Girl)” マルコ・ダニエリ(Marco Danieli)
 出演:サラ・セラヨッコ(Sara Serraiocco)、ミケーレ・リオンディーノ(Michele Riondino)、マルコ・レオナルディ(Marco Leonardi)、Stefania Montorsi、ルチア・マシーノ(Lucia Mascino)、ピッポ・デルボーノ(Pippo Delbono)
 物語:ジュリアは、エホバの証人のコミュニティーで暮らしている。そこでは、厳しい聖なるルールに支配され、外部の者は排除された。リベロは、だれでも受け入れる世界で暮らしている。2人が出会った時、ジュリアは、自分を待っていたもうひとつの運命を発見し、自分のためにそれを選択する。2人は愛し合い、新しい人生に船出していく。その選択によって、ジュリアはもといた世界から完全に切り離される。ピュアで、分かちがたい愛の物語。
 ベネチア国際映画祭2016 ベネチア・デイズ出品。Premio Brian(The Brian Prize)、The Lizzani Prize(Il Premio Lizzani)、The Pasinetti Prizes男優賞(ミケーレ・リオンディーノ)、女優賞(サラ・セラヨッコ)受賞。
 釜山国際映画祭2016 フラッシュ・フォワード部門出品。
 レイキャビク国際映画祭2016 コンペティション部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016 Debate部門出品。
 ハイファ国際映画祭2016出品。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2017出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 新人監督賞受賞。主演男優賞(ミケーレ・リオンディーノ)ノミネート。
 レッチェ・ヨーロッパ映画祭2017 マリオ・ヴェルドーネ賞受賞。
 バーリ国際映画祭2017 第1-2回監督作品部門出品。主演女優賞/マリアンジェラ・メラート賞(サラ・セラヨッコ)受賞。
 ナストロ・ダルジェント賞2017 主演男優賞(ミケーレ・リオンディーノ)、主演女優賞(サラ・セラヨッコ)、新人監督賞ノミネート。


 ・『切り離せないふたり』“Indivisibili(Indivisible)”(伊) 監督:エドアルド・デ・アンジェリス(Edoardo De Angelis)
 出演:Angela Fontana、Marianna Fontana、アントニア・トゥルッポ、Massimiliano Rossi、Tony Laudadio、Marco Mario De Notaris、ガエターノ・ブルーノ、Gianfranco Gallo、ペッペ・セルヴィッロ
 物語:デイジーとヴィオレは、美しい声を持ち、結婚式や聖体拝領、洗礼などに呼ばれて歌を歌った。彼らが引っ張りだこになったのには、歌が素晴らしい以外に理由があった。彼らは、結合性双生児だったのだ。2人は、歌を歌って、家計を支えるようになった。ところが、彼らが18歳の時、こうした状況に変化が訪れる。彼らを見たイギリス人の医者が、自分なら2人を切り離すことができると宣言したのだ。
 第2監督長編。
 ベネチア国際映画祭2016 ベネチア・デイズ部門出品。The Lina Mangiacapre Prize、Gianni Astrei Prize、FEDIC賞、The Pasinetti Prizes作品賞、The Pasinetti Prizes女優賞スペシャル・メンション(Angela & Marianna Fontana)受賞。
 トロント国際映画祭2016 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016 LOVE部門出品。
 レザルク国際映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 ポートランド国際映画祭2017出品。
 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 助演女優賞(アントニア・トゥルッポ)、脚本賞、衣裳賞、作曲賞、歌曲賞、プロダクション賞受賞。作品賞、監督賞、主演女優賞(Angela Fontana、Marianna Fontana)、助演男優賞(Massimiliano Rossi)、撮影賞、編集賞、美術賞、メイキャップ賞、ヘア・スタイリスト賞、録音賞、デジタル効果賞ノミネート。
 バーリ国際映画祭2017 長編イタリア映画部門出品。プロデューサー賞/フランコ・クリスタルディ賞、衣裳賞/ピエトロ・トージ賞、音楽賞/エンニオ・モリコーネ賞受賞。
 ナストロ・ダルジェント2017 衣裳賞、ビラーギ受賞。作品賞、監督賞、ストーリー賞、オリジナル作曲賞、オリジナル歌曲賞、プロデューサー賞ノミネート。


 ・“Lasciati andare(Let Yourself Go!)”(伊) 監督:フランチェスコ・アマート(Francesco Amato)
 出演:トニ・セルヴィッロ、ヴェロニカ・エチェギ(Verónica Echegui)、ヴァレンティーナ・カルネルッティ(Valentina Carnelutti)、ルカ・マリネッリ、ピエトロ・セルモンティ. (Pietro Sermonti)、カルラ・シニョーリス(Carla Signoris)、Carlo De Ruggieri、Giulio Beranek、Vincenzo Nemolato、アントニオ・ペトロチェリ(Antonio Petrocelli)、Glen Blackhall、パオロ・グラツィオージ(Paolo Graziosi)、Odette Adado、Giacomo Poretti
 物語:エリアは、ユダヤ系の精神科医で、別れた妻ジョヴァンナと同じフロアに住んでいる。実はまだ彼女に未練を持っているのだ。ちょっとした病気をして、彼は、医者から体重を数キロ減らすために運動をするようにとアドバイスされる。こうして彼は個人トレーナーのクラウディアと出会い、精神的にではなく、肉艇的な指導を受ける。
 ナストロ・ダルジェント賞2017 主演男優賞(トニ・セルヴィッロ)、助演女優賞(カルラ・シニョーリス)、コメディー賞ノミネート。


 ・“L'uomo che non cambiò la storia(The Man who Didn’t Change History)”(伊) 監督:Enrico Caria
 ラヌッチオ・ビアンキ・バンディネルリ(Ranuccio Bianchi Bandinelli:1900-1975)は、ローマ美術のイタリア人学者であり、近代考古学の父と見なされている。1938年、そんな彼の許に、イタリアにやってくるヒトラーを、ムッソリーニとともに、案内して、美術館と遺跡にまわってくれという依頼が来る。彼は、ジレンマに陥る。というのも、彼は反ファシストだからだ。研究やキャリア、あるいは自分の安全のために妥協して、独裁者たちに敬礼すべきだろうか? 「依頼」だったものが、有無を言わせぬ「命令」になり、彼は断れなくなる。ところが、彼は、あることに気づく。誰も自分のことを尾行していないし、監視もされていない。自分はガイド・ツアーを計画し、実行するために完全に自由の身だ。自分が望めば、彼らを止めることができる。そうだ、彼らを殺してしまおう。彼は、綿密に計画を立て始める……。バンディネルリは、細かくノートに記録をつけていたのだが、それが発見されて、「ヒトラーとムッソリーニ1938年 総統のイタリア旅行」(Hitler e Mussolini 1938. Il viaggio del Führer in Italia)というタイトルで出版されたのは1995年のことだった。


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 *当ブログ記事

 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201706/article_3.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201606/article_7.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201406/article_13.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2013 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201306/article_13.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201307/article_5.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2012 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201206/article_16.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201207/article_2.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2011 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201106/article_12.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2011 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201107/article_16.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2010 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201006/article_14.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201007/article_2.html
 ・イタリア・ゴールデングローブ賞2009 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/200907/article_8.html

 ・ナストロ・ダルジェント賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201706/article_4.html

 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 ノミネーション:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_49.html
 ・ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201703/article_33.html

 ・バーリ国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201705/article_1.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2016年12月〜2017年4月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201612/article_1.html

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