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zoom RSS カンヌ国際映画祭2017 カンヌ・クラシック部門、ACID部門、他

<<   作成日時 : 2017/05/04 08:12   >>

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 【カンヌ・クラシック部門】

 [カンヌ国際映画祭の短い歴史](A Brief History of The Cannes Film Festival)

 本年度は、カンヌ国際映画祭の歴史にオマージュを捧げるようなラインナップで、2Kか4K、またはオリジナル・プリントで上映される予定になっています。

 ・『鉄路の闘い』“Battle of the Rails”(1946/仏) 監督:ルネ・クレマン
 ・『恐怖の報酬』“The Wages of Fear”(1952/仏・伊) 監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
 ・“Merry-Go-Round”(1955/ハンガリー) 監督:ゾルタン・ファブリ(Zoltan Fabri)
 ・“Ila Ayn?”(1957/レバノン) 監督:Georges Nasser
 ・『ジプシーの唄をきいた』“I Even Met Happy Gypsies”(1967/ユーゴスラビア) 監督:アレクサンドル・ペトロヴィッチ(Aleksandar Petrovic)
 ・『欲望』“Blow-up”(1966/英・伊) 監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
 ・“Siege”(1969/イスラエル) 監督:Gilberto Tofano
 ・“Oh, Sun”(1970/仏・モーリタニア) 監督:メド・オンド(Med Hondo)
 ・“Babatu, Les Trois Conseils”(1976/ナイジェリア・仏) 監督:ジャン・ルーシュ
 ・『愛のコリーダ』“In the Realm of the Senses”(1976/日・仏) 監督:大島渚
 ・『オール・ザット・ジャズ』“All that Jazz”(1979/米) 監督:ボブ・フォッシー
 ・『鉄の男』“Man of Iron”(1981/ポーランド) 監督:アンジェイ・ワイダ
 ・『路』“The Way”(1982/トルコ・スイス) 監督:ユマルズ・ギュネイ
 ・『楢山節考』“Ballad of Naramaya”(1983/日) 監督:今村昌平
 ・『マルメロの陽光』“El Sol del Membrillo”(1992/西) 監督:ヴィクトル・エリセ

 ・A Short History of Short Films(1951-1999) Christian JeuneとJacques Kermabonのセレクトによる

 [そのほかのイベント、修復作品、ゲスト(Other events, restored prints, and guests)

 ・『たそがれの女心』“Madame de…”(1953/仏・伊) 監督:マックス・オフュルス
 ・『アタラント号』“L’Atalante”(1934/仏) 監督:ジャン・ヴィゴ
 ・“Native Son”(1951/アルゼンチン・米) 監督:ピエール・シュナール(Pierre Chenal)
 ・『パパラッツィ』“Paparazzi”(1963/仏) 監督:ジャック・ロジエ(Jacques Rozier)
 ・『昼顔』“Belle de Jour”(1967/仏・伊) 監督:ルイス・ブニュエル
 ・『リバー・ランズ・スルー・イット』“A River Runs Through It”(1992/米) 監督:ロバート・レッドフォード
 ・『ルシア』“Lucia”(1968/キューバ) 監督:ウンベルト・ソラス(Humberto Solas)

 ※[追加作品]
 ・『ダウンタウン物語』“Bugsy Malone”(1976/英) 監督:アラン・パーカー
 ・『サタデー・ナイト・フィーバー』“Saturday Night Fever”(1977/米) 監督:ジョン・バダム
 ・『バッドボーイズ』“Bad Boys”(1995/米) 監督:マイケル・ベイ

 [映画についてのドキュメンタリー]

 ・“La belge histoire du festival de Cannes(The Belgian’s Road to Cannes)”(ベルギー) 監督:Henri de Gerlache
 70年の間にカンヌ国際映画祭に出品されたベルギー映画を発見していく陽気なロードムービー。映画の制作チームが、オリジナル・ストーリーの映画を撮影するために、RV車をカンヌの記憶が詰まった可動式の住まいに変えて、出発する。第70回カンヌ国際映画祭のクロワゼットにたどり着く前に、道に沿って、カンヌの歴史に名前を刻んだ人々のところに立ち寄りながら進んでいき、ベルギーの映画史を追体験していく。

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 ・“Jean Douchet, L’Enfant Agite”(仏) 監督:Fabien Hagege、Guillaume Namur、Vincent Haasser
 3人の若きシネフィルが、映画批評家で、映画監督も務めたジャン・ドーシェ(1929- )を追い、彼の友人や教え子たちに質問をする。そして、ジャン・ドゥーシェと、彼の批評哲学、『カイエ・デュ・シネマ』の歴史の一部、そして彼が人生を賭けて愛した映画について、明らかにしていく。

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 ・“David Stratton – A Cinematic Life”(オーストラリア) 監督:Sally Aitken
 オーストラリアで映画批評家として活躍しているデイヴィッド・ストラットン(David Stratton)の人生は、オーストラリアの映画史と重なる。デイヴィッドの初めてのオーストラリア体験は、彼がまだイギリスに住んでいた頃の話で、映画を通してだった。その後、彼は、1963年に移民して、この「奇妙でエキゾチックな国」にやってきて、現在まで暮らしている。彼は、オーストラリアの映画のレガシーを貫く象徴的なテーマを研究し、独特なオーストラリアのメディアに情熱的に関わってきた。それは、また、オーストラリアの映画産業の物語であり、大きくなっていく痛みをも目撃することだった。デイヴィッドに沿って語られる、この歴史の主人公は、オーストラリア映画という巨人であり、カメラのうしろで映画作りに参加する人々と、カメラの前で演技をする人々である。

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 ・“Becoming Cary Grant”(仏・米・英) 監督:Mark Kidel
 未発表の自伝と、フィルムメイカーによって撮影されたパーソナルな映像を通して、「ケイリー・グラント」が語られる。貧しい子ども時代から、世界的な名声を得るようになってからの物語を、彼自身の言葉で。チャーミングで洗練されたマスクの陰で、人生を通して愛を求め続けたケイリー・グラントの素顔が明らかになる。

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 ・“Filmworker”(米) 監督:Tony Zierra
 レオン・ヴィタリは、『バリー・リンドン』に出演した俳優だったが、有望なキャリアを棄てて、スタンリー・キューブリックの信頼の篤い右腕になった。以来20年間、ヴィタリは、キューブリックを助けて、シーンの背後で重要な役割を果たした。ヴィタリとキューブリックの相互依存の関係は、献身と犠牲であり、クリエイティヴなプロセスの、時に楽しく、時に辛い現実的側面を現している。

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 【児童映画プログラム】(Children’s Screening)

 ・“Zombillenium”(ベルギー・仏) 監督:アルチュール・ド・パンス(Arthur de Pins)、Alexis Ducord
 物語:Zombilleniumは、ハロウィンのテーマパークである。ここで、ホンモノのモンスターたちが、そのままの姿で従業員をしていることは、誰にも知られていない。ところが、人間のHectorが正体をばらすぞと脅したため、パークの支配人であるヴァンパイアは彼を雇わざるを得なくなる。とはいえ、Hectorが娘に会いに行く時は、仕事仲間のゾンビや狼男やヴァンパイアから逃げなければならない。さもなくば、娘が彼らのえじきになってしまうからだ。
 イラストレーターで短編作品も発表しているアルチュール・ド・パンスと、短編やTV作品を手がけてきたAlexis Ducordの初監督長編。アルチュール・ド・パンスの3巻ものの同名の作品を原作としている。
 アヌシー国際アニメーションフェスティバル2017 長編コンペティション部門出品。


 【トリビュート】

 ◆アンドレ・テシネ

 ・“Nos Années Folles”(仏) 監督:アンドレ・テシネ
 出演:セリーヌ・サレット(Céline Sallette)、ピエール・ドゥラドンシャン(Pierre Deladonchamps)、グレゴワール・ルプランス・ランゲ(Grégoire Leprince-Ringuet)、ミシェル・フォー(Michel Fau)
 物語:第一次世界大戦が始まった頃、ポールとルイーズは新婚だった。2年後、ポールは前線にいたが、ケガをして、ポストを棄てて逃走する。だが、どうやって隠れていればいいのか? ルイーズは、彼に女装をさせ、ポールはスザンヌになる。彼は、黄金の20年代の退廃的なパリに妻を引っ張り込む。彼に対する評判はいい。1925年、ついに恩赦が与えられ、スザンヌはポールに戻ろうとする。

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 ※“Nos Années Folles”以外の上映作品は、現時点では、まだ発表になっていません。

 【野外上映】(Cinéma de la Plage)

 ・コンサート(詳細は発表されていないが、おそらく“Djam”に関連したRebetiko(ギリシャのブルース)のコンサートだと推測されます。)

 ・“Djam”(仏・ギリシャ・トルコ) 監督:トニー・ガトリフ
 出演:Daphne Patakia、シモン・アブカリアン(Simon Abkarian)、Maryne Cayon、Eleytheria Komi、Kimonas Kouris、Mihalis Iatropoulos、Yiannis Bostantzoglou
 物語:Kakougosは、年配のギリシャ人で、収入の頼みの綱であるツーリスト・ボートが故障したので、姪のDjamに希少なエンジンの部品を手に入れにイスタンブールに行かせる。Djamは、そこで若いフランス人女性Avrilと出会う。彼女は、人道的活動を行なう組織でボランティアに来ていたが、疲れ果て、迷子になっていた。自由で、寛大で、予想のできない行動をするDjamは、Avrilを引き入れ、一緒に旅することにする。2人は、移民のルートをたどってレスボス島へ向かい、地元の音楽を探し、希望と楽しみを分かち合おうとする。

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 [追記]
 「野外上映」(Cinéma de la Plage)作品は、以下の9作品で確定です。

 ・『ダンケルク』“Week-End At Dunkirk”(1964/仏・伊) 監督:アンリ・ヴェルヌイユ
 ・『ダウンタウン物語』“Bugsy Malone”(1976/英) 監督:アラン・パーカー
 ・『サタデー・ナイト・フィーバー』“Saturday Night Fever”(1977/米) 監督:ジョン・バダム
 ・『炎のランナー』“Chariots of Fire”(1981/英) 監督:ヒュー・ハドソン
 ・『ミッシング』“Missing”(1982/米) 監督:コスタ=ガヴラス
 ・『バッドボーイズ』“Bad Boys”(1995/米) 監督:マイケル・ベイ
 ・“Août Sur Terre(August 32nd on Earth)”(1998/カナダ) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
 ・『オール・アバウト・マイ・マザー』“Todo sobre mi madre”(1999/西) 監督:ペドロ・アルモドバル
 ・“Djam”(2017/仏・ギリシャ・トルコ) 監督:トニー・ガトリフ

 「A Short History of Short Films(1951-1999) Christian JeuneとJacques Kermabonのセレクトによる」で上映される短編は以下の7作品です。
 ・“Mirror of Holland(Spiegel van Holland)”(1950/オランダ) 監督:ベルト・ハーンストラ(Bert Haanstra)
 ・『セーヌの詩』“The Seine Meets Paris(La Seine a rencontré Paris)”(1957/仏) 監督:ヨリス・イヴェンス
 ・『パ・ド・ドゥ』“Duo(Pas de deux)”(1968/カナダ) 監督:ノーマン・マクラレン
 ・『ハーピア』“Harpya (1979/ベルギー) 監督:ラウル・セルヴェ
 ・『ピール』“Peel”(1986/オーストラリア) 監督:ジェーン・カンピオン
 ・『インタビュー』“L'Interview”(1998/仏) 監督:グザヴィエ・ジャノリ
 ・『ある一日のはじまり』“When the Day Breaks (1999/カナダ) 監督:ウェンディー・ティルビー、アマンダ・フォービス

 カンヌ・クラシックの中で、ロビン・ライトの初監督短編も上映されます。(5月12日発表)
 ・“The Dark of Night”(2017/米) 監督:ロビン・ライト

 カンヌ・クラシックでは、トリビュートとして『許されざる者』も上映されます。(5月8日発表)
 ・『許されざる者』“Unforgiven”(1992/米) 監督:クリント・イーストウッド

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 【ACID部門】

 ACIDとは、自主制作映画のプロモーションと配給を支援するフランス独立映画配給協会(Association du Cinéma Indépendant pour sa Diffusion)のことで、2012年より設けられたこの部門では、フランス独立映画配給協会が独自選んだ作品の上映を行なう。

 ・“Avant la fin de l'été (Before Summer Ends)”(仏・スイス) 監督:Maryam Goormaghtigh
 ・“Belinda”(仏) 監督:Maria Dumora
 ・“Coby”(仏) 監督:Christian Sonderegger
 ・“Kiss and Cry”(仏) 監督:Lila Pinell、Chloé Mahieu
 ・“Last Laugh”(香港・仏) 監督:Zhang Tao
 ・“L'Assemblée”(仏) 監督:Mariana Otero [ドキュメンタリー]
 ・“Le ciel étoilé au dessus de ma tête (The Starry Sky Above Me)”(仏) 監督:Ilan Klipper
 ・“Sans adieu”(仏) 監督:Christophe Agou
 ・“Scaffolding”(イスラエル・ポーランド) 監督:Matan Yair

 [特別上映]
 ・“Pour le réconfort”(仏) 監督:ヴァンサン・マケーニュ(Vincent Macaigne)

 ◆ACID TRIP #1:セルビア
 [長編作品]
 ・“Rekvijem za gospodju J. (Requiem for Mrs. J.)”(セルビア・ブルガリア・マケドニア・仏・ロシア) 監督:Bojan Vuletić
 ・“Vlaznost vazduha (Humidity)”(セルビア・オランダ・ギリシャ) 監督:Nikola Ljuca
 [短編作品]
 ・“Dos patrias”(セルビア・キューバ/4分) 監督:Kosta Ristić
 ・“If I Had It My Way I Would Never Leave”(セルビア/16分) 監督:Marko Grba Singh
 ・“Izlaz u slucaju opasnosti (Emergency Exit)”(セルビア/15分) 監督:Vladimir Tagić
 ・“Kamen u ruci (A Handful of Stones)”(セルビア/15分) 監督:Stefan Ivancić
 ・“Tranzicija (Transition)”(セルビア/22分) 監督:Milica Tomović


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 カンヌ・クラシック部門のラインナップに、ユマルズ・ギュネイの『路』がありますが、ユマルズ・ギュネイ作品は、20年以上、日本のスクリーンにかかっていないはずだし、DVD化もされていないので、このタイミングで日本でもリバイバル上映が検討されてもいいんじゃないかと思いますね。『雪の轍』が劇場公開されたあたりに、トルコ映画の回顧上映があってもよかったんですけど。

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 *当ブログ記事

 ・カンヌ国際映画祭2017 コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_22.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門、ある視点部門、特別招待作品、ミッドナイト・スクリーニング部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_23.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 短編コンペティション部門、シネフォンダシオン部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_18.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 コンペ部門追加上映作品 +コンペ部門の傾向と受賞予想:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_40.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 監督週間 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_29.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 国際批評家週間 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_30.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

 追記:
 ・カンヌ国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201705/article_42.html

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