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zoom RSS カンヌ国際映画祭2017 コンペ部門追加上映作品 +コンペ部門の傾向と受賞予想

<<   作成日時 : 2017/04/28 18:27   >>

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 第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の追加上映作品が発表になりました。

 これでコンペティション部門は19本になり、まだ直前まであと1本くらい追加される可能性もありますが、ここらで今回のコンペティション部門の傾向と受賞予想を書き出しておくことにします。

 [コンペティション部門 追加上映作品]

 ・“The Square”(スウェーデン・デンマーク・米・仏) 監督:リューベン・オストルンド
 出演:エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー(Terry Notary)、Claes Bang、Linda Anborg、Emelie Beckius、Sarah Giercksky、Christopher Læssø、Jan Lindwall、Annica Liljeblad、ジョン・ノードリング(John Nordling)、Peter Diaz、Denise Wessman、Henric Wassberg、Marina Schiptjenk
 物語:美術館が、新しいインスタレーションの準備をしている。美術館のディレクターのクリスチャンは、発表のためにPR会社を雇うが、それがかえって騒ぎを巻き起こしてしまうことになる。
 [3大映画祭との関わり]
 2008年 『インボランタリー』“De ofrivilliga”:カンヌ(ある視点部門)
 2009年 “Händelse vid bank(Incident by a Bank)”:ベルリン(短編コンペティション部門)〜短編金熊賞
 2011年 『プレイ』:カンヌ(監督週間)〜Séance "Coup de coeur"
 2014年 『フレンチアルプスで起きたこと』:カンヌ(ある視点部門)〜審査員賞
 スウェーデン映画のコンペティション部門選出は、2000年の『散歩する惑星』以来17年ぶり。

画像

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 [コンペティション部門選出作品の傾向性]

 【選出された国や地域】

 アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリア、スイス、ポーランド、チェコ、バルカン諸国、ギリシャ、アイスランド、フィンランド、イスラエル、トルコ、イラン、ノルウェー、南アジア、東南アジア、台湾、香港、中国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、中・南米、アフリカ、からの選出はありませんでした。

 前回、選出されたスペイン、ルーマニア、ノルウェー、フィリピン、カナダ、ブラジルからは選出されませんでした。
 韓国からは2年連続で選出されています。

 今年のベルリン国際映画祭のコンペ部門に選出されたポルトガル、ルーマニア、フィンランド、中国、ブラジル、チリ、アフリカからは選出されませんでした。
 オーストリア、ハンガリー、韓国、日本からは、ベルリン国際映画祭に続いての選出になります。

 全19作品のうち、フランス資本の入った作品が11本あります。(前回は13本)

 全19本のうち、アメリカ資本の入った作品が8本あります。(前回は5本)

 全19作品のうち、英語作品は、8本あります。(前回は7本)

 現在、判明しているところでは、コンペ作品で、セールス・エージェントWild Bunchがセールスを手がける(作品によっては製作や配給も手がける)作品が5本あります。(前回は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』“Rester Vertical”『午後8時の訪問者』『エリザのために』『ネオン・デーモン』の5本)

 【監督の受賞歴・出品歴】

 ・初監督作品:なし

 ・3大映画祭初参加:なし

 ・3大映画祭コンペティション部門初参加:ロバン・カンピヨ、ポン・ジュノ、リューベン・オストルンド

 ・3大映画祭コンペティション部門 オフィシャルの賞の受賞歴なし:リン・ラムジー、ノア・バームバック

 ・パルムドール受賞:ミヒャエル・ハネケ

 ・グランプリ受賞:ミヒャエル・ハネケ、河P直美

 ・審査員賞受賞:ヨルゴス・ランティモス

 ・監督賞受賞:ミヒャエル・ハネケ

 ・金熊賞受賞:ファティ・アキン

 ・金獅子賞受賞。:アンドレイ・ズビャギンツェフ、ソフィア・コッポラ

 【監督どうしのめぐり合わせ】

 2015年のカンヌ
 ヨルゴス・ランティモス(審査員長)、トッド・ヘインズ(女優賞)

 2014年のカンヌ(審査員:ソフィア・コッポラ)
 ミシェル・アザナヴィシウス、アンドレイ・ズビャギンツェフ(脚本賞)、河P直美

 2012年のカンヌ
 ミヒャエル・ハネケ(パルムドール)、セルゲイ・ロズニタ、ホン・サンス

 2011年のカンヌ
 リン・ラムジー、ミシェル・アザナヴィシウス(男優賞)、河P直美

 2007年のカンヌ
 ファティ・アキン(脚本賞)、河P直美(グランプリ)、アンドレイ・ズビャギンツェフ

 2005年のカンヌ(審査員:ファティ・アキン)
 ミヒャエル・ハネケ(監督賞)、ホン・サンス

 2003年のカンヌ
 フランソワ・オゾン、アンドレイ・ズビャギンツェフ、河P直美

 【キャストの因縁】

 ニコール・キッドマンとコリン・ファレルは、それぞれ2本ずつ出演している。

 ティルダ・スウィントンは、かつてリン・ラムジーの『少年は残酷な弓を射る』に出演している。

 イザベル・ユペールは、かつてフランソワ・オゾンの『8人の女たち』とホン・サンスの『3人のアンヌ』に出演している。

 審査員のパク・チャヌクは、『イノセント・ガーデン』でニコール・キッドマンを起用している。

 審査員のパオロ・ソレンティーノは、『グランドフィナーレ』でポール・ダノを起用している。

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 [受賞結果の傾向性]

 ・審査員長の好みや意向が強く反映される年もあれば(2009年のカンヌ、2015年のカンヌなど)、レビューの評価の順にほぼ上から賞が与えられる年もある。

 ・その年の映画祭の意向や雰囲気に影響を受ける年もある(2011年のベルリン、2013年のベネチアなど)。

 ・審査員のメンバーの国籍が受賞結果に色濃く反映してしまうことも少なくない。

 ・同じ監督の作品が、2大会連続してオフィシャルの賞を受賞することはなかなか難しい(といって全然ないわけでもない)。

 ・賞を与えることの意味を吟味して、ベテラン監督の秀作よりは、若手監督の意欲作に賞を与えることもある。

 [監督賞]

 ・カンヌで監督賞を2回以上受賞しているのは、ルネ・クレマン、セルゲイ・ユトケーヴィッチ、ロベール・ブレッソン、ジョン・ブアマン、コーエン兄弟(3回受賞)の5組しかいない。90年代以降に初受賞して2回以上受賞しているのはコーエン兄弟しかいない。

 ・国際的に知られるようになるのが遅かった監督やコンペティション部門にエントリーされてこなかったような監督はともかく、早くから注目されていた監督は、比較的早い時期に監督賞を受賞している。前々回の侯孝賢や2002年のイム・グォンテクを例外とすれば、思い出したかのように監督賞を与えられることは稀。その一方で、新人監督に監督賞が与えられることも極めて稀(例外は1990年のパーヴェル・ルンギン)。
 近年の、監督賞受賞監督では―
 第3作で受賞:アマ・エスカレンテ、ジュリアン・シュナーベル
 第4作で受賞:クリスティアン・ムンジウ、ベネット・ミラー、マチュー・アマルリック、ポール・トーマス・アンダソン
 第5作で受賞:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
 第6作で受賞:カルロス・レイガダス、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
 第7作で受賞:エドワード・ヤン、ウォン・カーウァイ
 第8作で受賞:ブリランテ・メンドーサ、ミヒャエル・ハネケ
 第9作で受賞:ニコラス・ウィンディング・レフン、デイヴィッド・リンチ
 第10作で受賞:ガス・ヴァン・サント
 第13作で受賞:ペドロ・アルモドバル
 第15作で受賞:トニー・ガトリフ、オリヴィエ・アサイヤス

 とすると、カンヌの監督賞は、
 1.ある種の作家性が認められて数作目
 2.国際的に知られるようになって数作目(カルロス・レイガダス、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ブリランテ・メンドーサ、ミヒャエル・ハネケ、ニコラス・ウィンディング・レフンなど)
 3.意欲作(ガス・ヴァン・サント、ロバート・アルトマンなど)
 4.功労賞的な受賞(侯孝賢、イム・グォンテクなど)
 で贈られる傾向性がある、ということになる。

 今回のエントリー作品では、一度監督賞を受賞しているヨルゴス・ランティモス、ミヒャエル・ハネケは受賞しにくく、これまで監督賞に縁がなかったフランソワ・オゾン、ジャック・ドワイヨン、ホン・サンスあたりは、監督賞受賞の可能性は低い、ということになる。

 ・2000年以降では、アメリカが6回、メキシコが3回、フランス2回、台湾が1回受賞

 ・おそらく、グランプリや審査員賞と比べて、(近年は)パルムドールへのステップという位置づけが強い。
 ヌリ・ビルゲ・ジェイラン:2008年監督賞→2014年パルムドール
 ミヒャエル・ハネケ:2005年監督賞→2009年・2012年パルムドール
 テレンス・マリック:1979年監督賞→2011年パルムドール
 ナンニ・モレッティ:1994年監督賞→2001年パルムドール
 デイヴィッド・リンチ:1990年パルムドール←2001年監督賞
 マイク・リー:1993年監督賞→1996年パルムドール
 エミール・クストリッツァ:1985年パルムドール←1989年監督賞→1995年パルムドール
 ヴィム・ヴェンダース:1984年パルムドール←1987年監督賞
 マーティン・スコセッシ:1976年パルムドール←1986年監督賞
 コスタ=ガヴラス:1975年監督賞→1982年パルムドール

 [グランプリ]

 ・グランプリは、カンヌでは、パルムドールに次ぐ2番目の賞で、パルムドールがパルムドールを与えることの意味を考えて、意欲的な若い監督や国際的にまだ知名度が高くない監督に贈られることも多いのに対して、グランプリは、のちにその監督の代表作となるような作品に贈られることも多い。(『サクリファイス』『ニュー・シネマ・パラダイス』『美しき諍い女』『奇跡の海』『スウィートヒア アフター』『ライフ・イズ・ビューティフル』『鬼が来た!』『オールド・ボーイ』『ゴモラ』など)

 ・グランプリは、監督のキャリアや受賞歴とは関係なく与えられ、『サウルの息子』のような新人監督作品に贈られることもあれば、ダルデンヌ兄弟やコーエン兄弟などベテラン監督に贈られることもあり、ブリュノ・デュモン、マッテオ・ガローネ、ヌリ・ビルゲ・ジェイランといった意外な監督が2回ずつ受賞していたりする。

 ・「グランプリ」という現在の名称になった1995年以降で、フランスが4回、イタリアが3回、トルコとアメリカとカナダが2回ずつ受賞している。(1967-88年が「審査員特別グランプリ」、1989-1994年が「審査員グランプリ」。)

 [審査員賞]

 ・結果的に、野心的な作品に贈られることが多い。(『ひかり』『殺人に関する短いフィルム』『ヨーロッパ』『マルメロの陽光』『王妃マルゴ』『クラッシュ』(クローネンバーグ)『セレブレーション』『散歩する惑星』『ブラックボード 背負う人』『D.I.』『午後の五時』『トロピカル・マラディ』『ペルセポリス』『静かな光』『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』『渇き』『そして父になる』『Mommy/マミー』『ロブスター』など)

 ・「グランプリ」と切り離された1969年以降で、審査員賞は、ケン・ローチが3回、サミラ・マフマルバフとアンドレア・アーノルドが2回ずつ受賞している。

 ・多くの部門賞が年ごとに国際的な広がりを見せているのに対して、審査員賞の受賞国は、ほぼカンヌの常連国ばかりである。

 [男優賞]

 ・1962年まではほぼアメリカが独占。
 以降、1987年まではイタリアとフランスの受賞が多くなる。
 1990年代以降は国際色が強くなる。

 ・例外はあるが、国際的に名の知られた男優が受賞するケースがほとんど。

 ・これまでに、2回受賞したのは、マストロヤンニとジャック・レモンとディーン・ストックウェルしかいない。

 ・今回の出演陣で受賞経験者は、ヴァンサン・ランドンのみ。

 [女優賞]

 ・1989年までは、アメリカ、フランス、イタリアの受賞が多い。
 1990年代以降は国際色が強くなる。

 ・国際的に名の知られた女優が受賞するケースが多いが、さほど知られていない女優が受賞するケースもある。

 ・これまでに、2回受賞したのは、ヴァネッサ・レッドグレーヴとヘレン・ミレンとイザベル・ユペールのみ。

 ・今回の出演陣で受賞経験者は、イザベル・ユペール(2回)とキルステン・ダンスト、ベレニス・ベジョ、ジュリアン・ムーアの4人。

 [脚本賞]

 ・原作ものに、脚本賞が与えられることは稀(1997年の『アイス・ストーム』以降、原作ものは脚本賞を受賞していない)。

 ・監督が脚本に参加していない作品より、監督が脚本に参加している作品の方が脚本賞を受賞することが多い(前者は、1949、1951、1952、1958、1965、1997、1999、2000、2002、2005、2009と少なく、しかも年度的に偏っている)。

 ・脚本賞は、1980年までは、イギリス、アメリカ、フランス、イタリアにしか与えられていない。過去10年で、2回受賞しているのは中国のみ。過去20年で2回以上受賞しているのは、アメリカ(3回)、フランス、メキシコ、中国のみ。

 ・これまでカンヌで脚本賞を2回受賞している者はいない。今回のエントリー作品で、過去に受賞しているのは、ファティ・アキン、アンドレ・ズビャギンツェフ。

 ・ある程度、作品の評価が伴わないと、脚本賞には選ばれない。

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 審査員:ペドロ・アルモドバル(審査員長)、マーレン・アデ、ジェシカ・チャステイン、ファン・ビンビン、アニエス・ジャウィ、パク・チャヌク、ウィル・スミス、パオロ・ソレンティーノ、ガブリエル・ヤレド

 審査員の顔ぶれからして
 ・エモーショナルな作品を評価する
 ・インパクトある女優の作品を評価する
 ・優れた脚本を評価する(アルモドバルもアニエス・ジャウィもカンヌで脚本賞を受賞したことがある)
 ・ペドロ・アルモドバル、マーレン・アデ、パオロ・ソレンティーノは、自分が撮れないような作品をピックアップする
 と予想できます。

 その上で
 ・ごく普通に作品の評価に応じて賞を与えるか、それとも、1本の作品そのものだけではなく、将来性も含めて評価するか(すなわち、若手の監督を積極的に評価して賞を与えるか)、あるいは、観客の視点ではなく、作り手の視点で作品を評価するか
 ・70周年の年でもあり、映画祭サイドの期待も汲んで、フランス映画寄りに賞を出すか
 ・ミヒャエル・ハネケが最高評価を得た場合、そのまま順当に史上初3回目のパルムドールを贈るか
 といったあたりが注目のポイントになるかと思われます。

 今回の審査員の中では、誰がどう考えて、ウィル・スミスを審査員に選んだのか、そしてどうして彼がOKを出したのか、よくわからないところでもありますが、ひょっとすると、唯一のアメリカ人男性で、唯一の男優として、アメリカン・マインドの代弁者というような扱い(ポジション)だったりもするのでしょうか。

 [受賞予想]

 ◆パルムドール
 ミヒャエル・ハネケがパルムドールでないなら、他の選択肢は? その場合、“Happy End”の落としどころは?
 ・“Happy End”
 ・“A Gentle Creature”
 ・“Aus dem Nichts (In The Fade)”
 ・“Loveless(Нелюбовь/Nelyubov)”

 ◆グランプリ
 パルムドールに準じる作品というより、やっぱり意欲作が受賞するのでは?
 ・“Happy End”
 ・“A Gentle Creature”
 ・“Aus dem Nichts (In The Fade)”
 ・“Loveless(Нелюбовь/Nelyubov)”
 ・“The Meyerowitz Stories”

 ◆審査員賞
 無冠で終わらせたくない作品の落としどころ?
 ・“Happy End”
 ・“A Gentle Creature”
 ・“The Day After(그후/Geu-Hu)”
 ・“The Killing of a Sacred Deer”
 ・“Wonderstruck”

 ◆監督賞
 ステップアップが期待できる監督。ここらで監督賞を獲っておきたい監督。
 ・リン・ラムジー “You Were Never Really Here”
 ・セルゲイ・ロズニタ “A Gentle Creature”
 ・コーネル・ムンドルッツォ “Felesleges ember (Jupiter's Moon)”
 ・アンドレイ・ズビャギンツェフ “Loveless(Нелюбовь/Nelyubov)”
 ・ポン・ジュノ “Okja(옥자)”
 ・トッド・ヘインズ “Wonderstruck”
 ・リューベン・オストルンド “The Square”

 ◆男優賞
 2年前にヴァンサン・ランドンが受賞していなければ最有力だったかもしれない。その一方で、『愛、アムール』でジャン=ルイ・トランティニャンが受賞していてもよかったかもしれない。
 ・ヴァンサン・ランドン “Rodin”
 ・ジャン=ルイ・トランティニャン “Happy End”
 ・コリン・ファレル “The Killing of a Sacred Deer”
 ・ダスティン・ホフマン “The Meyerowitz Stories”
 ・Claes Bang “The Square”

 ◆女優賞
 イザベル・ユペールVSニコール・キッドマンにも見えるけれど……
 ・イジア・イジュラン “Rodin”
 ・Vasilina Makovtseva “A Gentle Creature”
 ・ダイアン・クルーガー “Aus dem Nichts (In The Fade)”

 ◆脚本賞
 原作ものを除き、受賞経験者も除き、脚本のうまさ・面白さ・ユニークさに定評のある監督の作品を選ぶと……
 ・“120 Battements par minute (Beats Per Minute)”
 ・“Happy End”
 ・“A Gentle Creature”
 ・“Felesleges ember (Jupiter's Moon)”
 ・“The Day After(그후/Geu-Hu)”
 ・“The Killing of a Sacred Deer”
 ・“Okja(옥자)”
 ・“The Meyerowitz Stories”
 ・“The Square”

 いろいろ考えても(といっても考える材料はそんなにありませんが)やっぱり“Happy End”がパルムドール最有力に見えます。しかし、3回連続でミヒャエル・ハネケにパルムドールを贈るかというのと、わかりやすい作品ではないかもしれないというのが、懸念の種になります。

 じゃあ、“Happy End”じゃなかったら、どれなんだっていうことになりますが……。現在わかっている情報では、ちょっと予想じづらいところですが、監督の格というか、ここらでパルムドールを獲っておきたい監督は?と考えると、アンドレイ・ズビャギンツェフかファティ・アキンかなあと思ったりもします。

 “A Gentle Creature”も悪くなさそうだけれど、“A Gentle Creature”は女優賞かな。

 ともかくもヨーロッパ(もしくは世界の)現状を反映しているような作品が上位に入賞するような気がしますね。

 “Happy End”は、パルムドールじゃなかったら、男優賞か、脚本賞、それ以外だったら、グランプリか審査員賞、というところでしょうか。

 アルモドバルの世界(好み)とトッド・ヘインズの世界は、重なる部分があるのかどうか(トッド・ヘインズは何か賞が獲れるのか)も、ちょっと気になります。

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 *当ブログ記事

 ・カンヌ国際映画祭2017 コンペティション部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_22.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 アウト・オブ・コンペティション部門、ある視点部門、特別招待作品、ミッドナイト・スクリーニング部門:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_23.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 短編コンペティション部門、シネフォンダシオン部門 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_18.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 監督週間 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_29.html

 ・カンヌ国際映画祭2017 国際批評家週間 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_30.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

 追記:
 ・カンヌ国際映画祭2017 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201705/article_42.html

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