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zoom RSS 香港国際映画祭2017 受賞結果! 日本からも2作品受賞!

<<   作成日時 : 2017/04/25 17:38   >>

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 第41回香港国際映画祭(第41届香港國際電影節/4月11日-4月25日)の受賞結果が発表になりました。

 今回の香港国際映画祭には、大きく分けて
 ・GALA部門
 ・コンペティション部門
 ・Masters & Auteurs部門
 ・Hong Kong Panorama 2016-17
 ・ワールド・シネマ部門、Gala Presentation、Global Vision、The Passion of Latin America Cinema
 ・ドキュメンタリー部門、Realuity Bites、Filmmakers & Filmmaking、Nature is Home:3 Documentaries from Spain
 ・Platforms部門、インディーズ、アニメーション、ミッドナイト・ムービー、アジアン・カルト映画(I See It My Way部門)、アヴァンギャルド映画、修復された古典作品など
 ・フォーカス&トリビュート部門(テーマや人物の特集)
 で構成されています。

 コンペティション部門には、ヤング・シネマ部門、ドキュメンタリー部門、短編映画部門の3つがあります。

 フォーカス部門(Focuses)とトリビュート部門(Tributes)の中には特集も組まれていて、今回の特集は
 〈フォーカス部門〉
 ・パラダイム・シフト:ポスト97香港映画(Paradigm Shift:Post-97 Hong Kong Cinema)
 『BEAST COPS 野獣刑警』『オーバー・サマー 爆裂刑事』『エレクション』『高度戒備』『グランド・マスター3D』『ホールド・ユー・タイト』『インファナル・アフェア』『恋の紫煙』

 ・マイク・デ・レオン:忘れられたお宝3作品(Mike de Leon:3 Forgotten Gems)
 “Moments in a Stolen Dream(Kung mangarap ka't magising)”(1977)
 『カカバカバ・カ・バ?』“Will Your Heart Beat Faster?(Kakabakaba ka ba?)”(1980)
 “An Invisible Heaven(Hindi nahahati ang langit)”(1985)

 〈トリビュート部門〉
 ・ロベール・ブレッソン4作品修復上映(Robert Bressin:4 Classics Restored)
 『抵抗 (レジスタンス) - 死刑囚の手記より』『スリ』『やさしい女』『ラルジャン』
 ・エドワード・ヤン没後10年記念上映(Edward Yang,10th Commemoration)
 『海辺の一日』『タイペイ・ストーリー』『恐怖分子』『牯嶺街少年殺人事件』『エドワード・ヤンの恋愛時代』『カップルズ』『ヤンヤン 夏の想い出』

 今回のコンペティション部門の受賞結果は以下の通りです。

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 【ヤング・シネマ・コンペティション部門】

 ・“Porto”(ポルトガル・仏・米) 監督:Gabe Klinger [アジア・プレミア]
 ・“Occidental”(仏) 監督:Neïl Beloufa [アジア・プレミア]
 ・“My Happy Family (Chemi Bednieri Ojakhi)”(ジョージア) 監督:ナナ・エクチミシヴィリ(Nana Ekvtimishvili)、ジーモン・グロス(Simon Groß) [アジア・プレミア]
 ・“Newton”(インド) 監督:Amit Masurkar [アジア・プレミア]
 ・“The Taste of Betel Nut(檳榔血)”(中・香港) 監督:Hu Jia(胡笳) [アジア・プレミア]
 ・“Stonehead(石頭)”(中) 監督:Zhao Xiang(趙祥) [アジア・プレミア]
 ・“Happy Bus Day”(韓) 監督:Lee Seung-won [ワールド・プレミア]
 ・『三つの光』“Three Lights”(日) 監督:吉田光希 [アジア・プレミア]

 ※審査員:アニエスカ・ホランド、Colin Geddes(トロントの映画キュレーター/プロデューサー/活動家)、Thomas Sotinel(「ル・モンド」の音楽ライター)、アンソニー・ウォン

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 ◆グランプリ(Firebird Award/火鳥大獎)
 ◎“My Happy Family (Chemi Bednieri Ojakhi)”(ジョージア) 監督:ナナ・エクチミシヴィリ(Nana Ekvtimishvili)、ジーモン・グロス(Simon Groß)
 出演:Ia Shugliashvili、メラーブ・ニニッゼ(Merab Ninidze)、Berta Khapava、Tsisia Qumsishvili、Giorgi Tabidze、Dimitri Oragvelidze
 物語:2016年、ジョージアのトビリシ。家父長制社会で、ジョージア人家族が3世代でひとつ屋根の下で暮らしている。ある日、52歳のMananaが、家を出て独りで暮らすと宣言して、みんなを驚かせる。そこから、夫もなく、家族もいないMananaの未知の旅が始まる。
 『花咲くころ』のナナ・エクチミシヴィリ&ジーモン・グロス監督最新作。ナナ・エクチミシヴィリ&ジーモン・グロスは、2013年に『花咲くころ』でもグランプリを受賞している。
 サラエボ映画祭2014 Eurimages Coproduction Development Award受賞。
 サンダンス映画祭2017出品。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。
 ソフィア国際映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。
 レッチェ・ヨーロッパ映画祭2017 ヨーロッパ・コンペティション部門出品。
 イスタンブール国際映画祭2017出品。


 ◆審査員賞
 ◎“Newton”(インド) 監督:Amit Masurkar
 物語:ニュートンは、自分の信念にこだわりを持っている。たとえば、彼の変わった名前に敬意を払うかどうかとか、お見合い結婚の時にオーソドックスではないやり方をしたこととか。だが、重箱の隅をつつくような人として知られているわけではないので、選挙の仕事を得、かなり柔軟性を要求される任務を任せられた。彼は、76票分の住民の票を集めるために、ヘリコプターでチャッティースガルのジャングルに送られた。治安部隊は無関心で、いつ反政府グループに襲われるかもしれないという恐れもあったが、選挙は適切に行なわれなければならないと考える彼にとって、その村は民主主義を知らしめるには絶好の村だった。軍人のAtma Singhには誰も選挙なんて気にしてないよと言われ、全然票が集められないまま時間だけが過ぎても、ベテランの役人Loknathのトーンは明るかった。インドの原住民は、こうした民主主義のお祭り行事に距離を置くくらいには賢く、だから、かくれんぼをして、抵抗を示すのだ。それでも、ニュートンは、自分の信念に正直であり続けた。外国人の選挙モニターがやってきた時だけ、都合よく運んだけれど、そんなことは一時的なことだった。
 第2監督長編。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。C.I.C.A.E.賞受賞。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017 インターナショナル・コンペティション部門出品。

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 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Happy Bus Day(해피뻐스데이)”(韓) 監督:Lee Seung-won
 物語:長男の誕生日に、家族が集まって来る。詐欺師の息子、口の悪い母親、キズだらけの子どもたち、内気な義理の娘、狡猾な叔父。母親は、家族それぞれに、10分間だけ、私の部屋に来てくれという。家族はそれぞれ心に傷と秘密を抱いていた。
 全州国際映画祭2017 韓国映画コンペティション部門出品。

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 【ドキュメンタリー・コンペティション部門】

 ・“The Sea Stares at Us from Afar (El mar nos mira de lejos)”(西・オランダ) 監督:Manuel Muñoz Rivas [アジア・プレミア]
 ・“Untitled”(オーストリア) 監督:ミハエル・グラウガー(Michael Glawogger)、モニカ・ヴィッリ(Monika Willi) [アジア・プレミア]
 ・“An Insignificant Man”(インド) 監督:Khushboo Ranka、Vinay Shukla
 ・“Factory Youth(工廠青年)”(中) 監督:Guo Xizhi(郭煕志) [インターナショナル・プレミア]
 ・“Inmates(囚)”(中) 監督:Ma Li(馬莉) [アジア・プレミア]
 ・“El mar la mar”(米) 監督:Joshua Bonnetta、J・P・シニァデツキ(J.P. Sniadecki) [アジア・プレミア]
 ・“Devil’s Freedom (La Libertad del Diablo)”(メキシコ) 監督:Everardo González [アジア・プレミア]
 ・“House in the Fields (Tigmi Nigren)”(モロッコ・カタール) 監督:Tala Hadid [アジア・プレミア]

 ※審査員:Mary Stephen(雪美蓮:香港出身の編集技師)、Wood Lin(林木材:台湾のドキュメンタリー批評家/プロモーター/キュレーター)、Dean Napolitano(香港のジャーナリスト)

 ◆グランプリ(Firebird Award/火鳥大獎)
 ◎“House in the Fields (Tigmi Nigren)”(モロッコ・カタール) 監督:Tala Hadid
 モロッコの高アトラス山脈にある辺鄙なベルベル人の村。ここの冬は厳しく、子どもたちは学校を休み、大人も家から出ない。だが、春とともに、美が戻って来る。Khadijaは、16歳。学校が好きで、大人になったら弁護士になりたいと考えているが、今はいつも姉のFatimaと一緒に眠っている。そんな姉も、夏の終わりに嫁に行く予定になっている。メランコリックな雰囲気が流れる。Fatimaは、結婚したら、夫と一緒にカサブランカで暮らすつもりだ。だが、結婚がこわいし、知らない人と暮らすのもこわい。彼女もまた働きたいと考えている。
 ベルベル人コミュニティーの日常生活と、伝統と変化が描かれていく。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。

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 ◆審査員賞
 ◎“Inmates(囚)”(中) 監督:Ma Li(馬莉)
 中国北部の精神療養施設で、1年以上かけて撮影されたドキュメンタリー。患者の多くは何年もここで暮らしている。壁には1枚の絵もなく、ナイトテーブルには個人の所有物は全くない。患者は、同じ柄のパジャマを昼も夜も着ている。ひとりの患者が施設の服の上にジャンパーを着た時、反抗的行動とみなされる。外部で季節が流れても、患者たちが再び自由を期待するようなことは起きない。
 287分。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム部門出品。

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 【短編コンペティション部門】(Short Film Competition)

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 ◆グランプリ(Firebird Award/火鳥大獎)
 ◎『ジュカイ』“Jukai”(仏/10分) 監督:Gabrielle Lissot
 物語:若い女が、色のついた糸をたどって、深く暗い森へと入っていく。彼女は、糸のもつれをほどきながら進み、長年の恐れに対する答えが得られることを期待する。
 クレルモンフェラン国際短編映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際短編映画祭2016出品。
 広島国際アニメーションフェスティバル2016出品。
 セザール賞2017 短編アニメーション賞オフィシャル・セレクション。


 ◆審査員賞
 ◎『Ten Mornings Ten Evenings and One Horizon』(日/10分) 西川智也
 西川監督が育った愛知県岡崎市の柳川には、約70の橋がかかっている。監督は、そのうちの10の橋を選び、朝と夕方に撮影して、時刻によるイメージの違いを見せる。
 トロント国際映画祭2016 WAVELENGTHS部門出品。
 ベルリン国際映画祭2017 フォーラム・エクスパンデッド部門出品。

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 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Everything”(米・アイルランド/11分) 監督:デイヴィッド・オライリー
 原子、植物、動物、惑星、銀河。あらゆる視点から世界を眺めるシミュレーション・ゲーム。イギリス人の哲学者アラン・ワッツ(Alan Watts:1915-1973)によるナレーションが添えられている。
 ベルリン国際映画祭2017 短編映画部門出品。

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 【その他の賞】

 ◆SIGNIS賞
 ◎『聖の青春』“Satoshi: A Move for Tomorrow”(日) 監督:森義隆

 ◆SIGNIS賞 Commendation
 ◎『ザ・ティーチャー』“Učiteľka(The Teacher)”(スロヴァキア・チェコ) 監督:ヤン・フジェベイク
 物語:1980年代初頭のチェコスロヴァキア。小学校の校長が、親たちを集めて、特別なミーティングを開く。校長は、親身で優しく、友好的に見える女教師Drazděchováに関する疑惑を提示する。Drazděchováは、子どもたちを使って、親をコントロールし、使い走りをさせたり、プレゼントをもらったり、あげくに情事に及んだりもしているというのだ。共産主義に飼いならされた、ポスト革命時代、または、「正常化」時代のチェコスロヴァキアでは、過去のメカニズムが深く根を張っている。果たして親たちは不謹慎な教師に異を唱えるのか? それとも明文化されざるシステムが存続するのだろうか?
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 オフィシャル・セレクション コンペティション部門出品。女優賞受賞(ズザナ・マウレーリ)。
 ハンプトンズ国際映画祭2016出品。
 釜山国際映画祭2016 ワールド・シネマ部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016出品。
 シカゴ国際映画祭2016出品。
 ヒホン国際映画祭2016出品。
 東京国際映画祭2016ワールド・フォーカス部門出品。
 ヒホン国際映画祭2016 プロダクション・デザイン賞、オリジナル作曲賞受賞。
 ドバイ国際映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 チェコ映画批評家協会賞2017 女優賞(ズザナ・マウレーリ)ノミネート。
 ポートランド国際映画祭2017出品。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2017出品。
 チェコ・ライオン2017 作品賞、監督賞、主演女優賞(ズザナ・マウレーリ)、脚本賞、編集賞、美術賞、衣裳賞、メイキャップ賞、音楽賞ノミネート。
 クリーヴランド国際映画祭2017 中欧・東欧映画コンペティション部門出品。
 サラソータ国際映画祭2017出品。
 モントクレア国際映画祭2017出品。


 ◆観客賞
 ◎『一念無明』“Mad World (一念無明/Yat Nim Mou Ming)”(香港) 監督:ウォン・ジョン(Wong Chun/黄進)
 出演:エリック・ツァン、ショーン・ユー
 物語:タンは、かつては成功したファイナンシャル・アナリストだった。躁鬱病を患い、数年の間、精神病院に入っていたが、退院させられてしまう。躁鬱病が治ったわけではない。かといって、神経衰弱で仕事を失った彼をまた使おうという者もいない。彼は、トラック運転手をしている父親の小さなアパートに向かう。父親は、よく香港から本土へと仕事ででかけていて、家にいることは少ない。タンは、やかましく、心が狭い隣人たちのされるがままになり、さらに過去の亡霊に悩まされるようになる。2人は、この閉所恐怖症的な空間の中で、目に見えない存在によって、窒息させられそうになる。
 トロント国際映画祭2016 DISCOVERY部門出品。
 香港アジア映画祭2016出品。
 台湾・金馬奨2016 助演女優賞(エレイン・ジン)、新人監督賞受賞。助演男優賞(エリック・ツァン)ノミネート。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 香港電影評論学会大奨2017 監督賞、脚本賞受賞。
 大阪アジアン映画祭2017出品。
 香港映画監督組合賞2017 新人監督賞受賞。
 アジア映画賞2017 助演女優賞(エレイン・ジン)ノミネート。
 香港電影金像奨2017 助演男優賞(エリック・ツァン)、助演女優賞(エリン・ジン)、新人監督賞受賞。主演男優賞(ショーン・ユー)、助演女優賞(チャーメイン・フォー)、脚本賞、オリジナル作曲賞ノミネート。
 ウーディネ・ファーイースト映画祭2017出品。
 サンフランシスコ国際映画祭2017出品。



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 【PHOTO GALLERY】

 ・守屋文雄監督(『まんが島』)

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 ・兼重淳監督(『キセキ -あの日のソビト-』)

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 ・庭月野議啓監督(『仁光の受難』)

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 ・内山拓也監督(『ヴァニタス』)

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 ・池松壮亮、石井裕也監督(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』)

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 ※『聖の青春』チームは、ちょうどウーディネ・ファーイースト映画祭に参加していて、イタリアに滞在中です。

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 *当ブログ記事

 ・香港国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_2.html
 ・香港国際映画祭2015 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201505/article_6.html
 ・香港国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_9.html
 ・香港国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_18.html
 ・香港国際映画祭2012 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201204/article_12.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

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