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zoom RSS 北京国際映画祭2017 受賞結果!

<<   作成日時 : 2017/04/24 18:21   >>

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 第7回北京国際映画祭(4月16日-23日)の受賞結果が発表されました。

 【天壇奨コンペティション】(The Tiantan Awards competition)

 ・“The Poisoning Angel”(仏・ベルギー) 監督:Stephanie Pillonca
 ・“Night of a 1000 Hours”(ルクセンブルク・オーストリア・オランダ) 監督:ヴァージル・ヴィドリッチ(Virgil Widrich)
 ・“Coffee”(伊・中・ベルギー) 監督:クリスティアーノ・ボルトーネ(Cristiano Bortone)
 ・“Tiger Theory”(チェコ・スロヴァキア) 監督:Radek Bajgar
 ・“Two Lottery Tickets”(ルーマニア) 監督:Paul Negoescu
 ・“Alma de Sant Pere”(フィンランド) 監督:Jarmo Lampela
 ・“Luka”(ジョージア) 監督:Giorgi Barabadze
 ・“House of Others”(ジョージア・ロシア・西・クロアチア) 監督:Rusudan Glurjidze
 ・“The Sis”(イラン) 監督:Marjan Ashrafizadeh
 ・『ミスター・ノー・プロブレム』“不成問題的問題”(中) 監督:メイ・フォン(梅峰)
 ・『オペレーション・メコン』(中) 監督:ダンテ・ラム
 ・『カノン』(日) 監督:雑賀俊朗
 ・“The Death and Life of Otto Bloom”(オーストラリア) 監督:Cris Jones
 ・“A Kid”(カナダ・仏) 監督:フィリップ・リオレ
 ・“Dim the Fluorescents”(カナダ) 監督:Daniel Warth

 ※審査員:ビレ・アウグスト(審査員長)、メイベル・チャン、Paolo Del Brocco(Rai CinemaのCEO)、チャン・ウェンリー、Radu Jude、ロブ・ミンコフ、ジャン・レノ

 ◆作品賞
 ◎“Luka”(ジョージア) 監督:Giorgi Barabadze

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 “Luka”(ジョージア) 監督:Giorgi Barabadze
 物語:Lileは、息子Lukaの親権を義母のNina(Lukaの祖母)に奪われる。時が流れて、1993年、ジョージアとアブハジアの紛争で、Lukaが戦死する。Lileは、息子の遺体を引き取って、埋葬したいと考える。紛争が長引き、遺体はなかなか届かない。Ninaが、Lileに反対して、Lukaの遺体は自分が引き取って、彼が数年暮らした家の庭に埋めたいと言い出す。スフミが陥落し、村に平和が訪れる。LileとNinaは、Lukaの遺体の到着を待ちながら、まだいがみ合っている。
 ストックホルム国際映画祭2016出品。

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 ◆監督賞
 ◎Rusudan Glurjidze “House of Others”(ジョージア・ロシア・西・クロアチア)

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 “House of Others(Skhvisi sakhli)”(ジョージア・ロシア・西・クロアチア) 監督:Rusudan Glurjidze
 90年代初め、グルジア(ジョージア)でアブハジア紛争が起こる。アブハジアが勝利し、1万人ものグルジア人が追い立てられる。アブハジア人は、これまで敵が住んでいた家にそのまま住み着く。若いアブハジア人一家が住み着いた家のまわりには、山以外に何もない。近くにはタンジェリンの果樹園と、1軒の隣人の家があるだけだ。平和にはなったが、内なる怒りは消え去ることはなく、過去の住人のデーモンは、新しい住人を苦しめ続ける。
 初監督長編。
 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2016 イースト・オブ・ウェスト コンペティション部門出品。最優秀作品賞受賞。
 オデッサ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ユーラシア国際映画祭2016 グランプリ受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2016 Zinemira部門出品。
 ハイファ国際映画祭2016出品。
 アジア太平洋スクリーン・アワード2016 撮影賞ノミネート。
 サテライト・アワード2016 第1回作品賞受賞。
 米国アカデミー賞2017 外国語映画賞 ジョージア代表。
 ヨーテボリ国際映画祭2017出品。
 米・撮影監督協会賞(ASC)2017 スポットライト賞受賞。
 サンタバーバラ国際映画祭2017出品。
 Nika賞2017 CIS・バルト三国最優秀作品賞受賞。

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 ◆主演男優賞
 ◎ファン・ウェイ(范偉/Fan Wei)

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 『ミスター・ノー・プロブレム』“不成問題的問題”(中) 監督:メイ・フォン(梅峰)
 出演:ファン・ウェイ(范偉/Fan Wei)、イン・タオ(殷桃)、シー・イーホン(史依弘)、チャン・チャオ(張超)、ワン・ハンバン(王瀚邦)、ワン・ズートン(王梓桐)
 物語:第二次世界大戦中の重慶。樹華農場は、生産性は高いが、それが利益には結びついていない。監督官の丁は、収入を増やすために自称芸術家の秦に空き部屋を貸すことにする。労働者が農場に損させているのではないかという疑惑が持ち上がり、丁は、農場主から監督官の地位を剥奪される。秦は、一計を案じ、労働者たちから新しい監督官の妻にちょっとした賄賂を贈り、丁は新しい監督官を使い込みで告発する。新しい監督官は追放され、丁は職を取り戻す。その一方で、秦は軍事警察に連行されていってしまう。農場は相変わらず、利益を上げておらず、見かけ上は何も問題がないように見える。
 老舎が1943年に発表した短編の映画化。
 ロウ・イエ監督の『パープル・バタフライ』(2003)、『スプリング・フィーバー』(2009)、『二重生活』(2012)、ヴィッキー・チャオ監督の『So Young〜過ぎ去りし青春に捧ぐ〜』(2013)などを手がける脚本家メイ・フォンの初監督作品。
 東京国際映画祭2016 コンペティション部門出品。芸術貢献賞受賞。
 台湾・金馬奨2016主演男優賞(ファン・ウェイ)、脚色賞受賞。
 アジア映画賞2017 主演男優賞(ファン・ウェイ)、撮影賞ノミネート

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 ◆主演女優賞
 ◎Golab Adineh “The Sis”(イラン)

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 “The Sis(abji)”(イラン) 監督:Marjan Ashrafizadeh
 物語:Talaは、Ati (Sis)の母で、2人は長らく一緒に生活している。Ati (Sis)のこれまでの人生の長さそのもの、約50年間もだ。だが、別れは遠からずやってくる。Ati (Sis)は、Talaにあまりにも依存し過ぎている。Talaは、自分なしでもAti (Sis)が生きていけるように準備を始める。

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 ◆助演男優賞
 ◎ガブリエル・アルカン “A Kid”(カナダ・仏)

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 “A Kid(Le fils de Jean)”(カナダ・仏) 監督:フィリップ・リオレ
 出演:ピエール・ドゥラドンシャン、ガブリエル・アルカン、カトリーヌ・ドゥ・レアン、Marie-Thérèse Fortin、ピエール=イヴ・カルディナル(Pierre-Yves Cardinal)、Patrick Hivon
 物語:マチューは35歳。父親のことは全く知らない。母親は、いつも、一夜の関係でできた子だと話していた。ある朝、パリのフラットに、モントリオールから電話がかかってくる。マチューの父親が死んだというのだ。マチューは、葬儀に出席するためにモントリオールにでかけ、自分にカナダ人の兄弟が2人いることを知る。誰も彼の存在に気づいていなかったが、彼は、敵意あるテリトリーにいることを悟る。
 アングレーム・フランス語映画祭2016出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016インターナショナル・コンペティション部門出品。
 トリノ映画祭2016出品。
 リュミエール賞2017 主演男優賞(ピエール・ドゥラドンシャン)ノミネート。
 セザール賞2017 主演男優賞(ピエール・ドゥラドンシャン)、助演男優賞(ガブリエル・アルカン)ノミネート。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2017出品。

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 ◆助演女優賞
 ◎Lia Kapanadze “Luka”(ジョージア)

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 ◆脚本賞
 ◎メイ・フォン(梅峰)、黄石 『ミスター・ノー・プロブレム』“不成問題的問題”(中)

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 ◆撮影賞
 ◎Gorka Gomez Andreu “House of Others”(ジョージア・ロシア・西・クロアチア)

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 ◆視覚効果賞
 ◎Raynor Pettge “The Death and Life of Otto Bloom”(オーストラリア)

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 “The Death and Life of Otto Bloom”(オーストラリア) 監督:Cris Jones
 出演:セイヴィア・サミュエル(Xavier Samuel)、レイチェル・ウォード、Matilda Brown、Rose Riley、テリー・カミレッリ(Terry Camilleri)、アンバー・クレイトン、ジャセック・コーマン(Jacek Koman)、Tyler Coppin
 物語:オットー・ブルームは、時間の逆流を経験する。何もわからないまま過去へ、そして未来へと旅する。彼は、この奇妙なでたらめの世界で、愛と意味を探る。数年にわたって、ロマンスの糸をたぐり、人生や死や時間の性質について、規定の概念にチャレンジする。だが、世界は、まだブルームのラディカルな思考に対応できていないとわかり、彼の恩寵は悲劇へと転じた。しかし、彼にとって、終わりは始まりに過ぎなかった……。
 メルボルン国際映画祭2017 出品。
 クリーヴランド国際映画祭2017 ニュー・ディレクション・コンペティション部門出品。

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 ◆音楽賞
 ◎Matthieu Gonet、Sylvain Goldberg “The Poisoning Angel”(仏・ベルギー)

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 “The Poisoning Angel(Fleur de Tonnerre)”(仏・ベルギー) 監督:Stephanie Pillonca
 出演:デボラ・フランソワ(Déborah François)、バンジャマン・ビオレ(Benjamin Biolay)、ジョナサン・ザッカイ(Jonathan Zaccaï)、カトリーヌ・ムシェ、Blanche François、フェオドール・アトキン (Feodor Atkine)
 物語:19世紀、エレーヌ・ジェガードは、ブルターニュの貧しい農家に生まれた。彼女は、つらい生活の中、孤独で、愛もなく、ぼろぼろになりながら成長した。彼女の子守歌になったのは、病的なイマジネーションだけだった。毒入りスープで母親を殺して以降、彼女は、料理女として奉公しながら、行く先々で人々を毒殺した。こうして、彼女は、史上最大のシリアルキラーになったが、1851年にレンヌで逮捕され、ギロチンで処刑された。現在まで彼女の動機は明らかになっていないし、謎は謎のままだ。
 フランスの小説家ジャン・トゥーレが、実話を基にして書いた小説“Fleur de Tonnerre”の映画化。
 アングレーム・フランス語映画祭2016出品。
 釜山国際映画祭2016 フラッシュ・フォワード部門出品。

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 プレミア度は決して高くないけど、終わってみたら、案外悪くなかったですね。
 日本で劇場公開までたどりつける作品はあるかなあ。『オペレーション・メコン』以外で、1本くらいあるか?

 ちなみに、授賞式に受賞者本人が出席したのは、脚本賞と(おそらく)主演女優賞のみでした。かなり寂しいですが。
 視覚効果賞なんて、賞としてはもちろんあってもいいけど、インターナショナル・コンペティション部門で視覚効果賞を設けている映画祭なんてちょっと思いつかないし(せいぜい芸術貢献賞くらい?)、作品が上映される国際映画祭に視覚効果のスタッフも参加するなんて、ありえないですよね。そもそもそういうことは関係ないのか?

 なお、今回の授賞式では、鈴木保奈美が視覚効果賞のプレゼンターを務めています。
 コンペ部門に出演作『カノン』が出品されていたので、北京入りしていたんでしょうが、コンペ作品の出演者が、授賞式でプレゼンターを務めるっていうのはありなんでしょうか? 映画賞の授賞式だと他の部門のノミニーがプレゼンターを務めるというのは普通にあるし、別に問題ないといえばないんですけど。

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 まあ、いろいろと考えさせてくれる北京国際映画祭ではありました……。

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 *参考
 ・sohu.com:http://pic.yule.sohu.com/detail-783121-1.shtml#1

 *当ブログ記事

 ・北京国際映画祭2017 ラインナップ:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201704/article_25.html
 ・北京国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201605/article_6.html
 ・北京国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_30.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

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