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zoom RSS イスタンブール国際映画祭2017 受賞結果 【良作多し】

<<   作成日時 : 2017/04/19 18:35   >>

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 第36回イスタンブール国際映画祭(4月5日-15日)の各賞が発表されました。

 【イスタンブール国際映画祭】

 イスタンブール国際映画祭(The Istanbul International Film Festival)は、1982年に始まったトルコで初めての国際映画祭で、映画のみならず、演劇や音楽、アートやデザインなども扱う非営利団体のイスタンブール文化芸術基金(The Istanbul Foundation for Culture and Arts:iKSV)が運営を手がけています。

 プログラムの柱は、インターナショナル・コンペティションとナショナル・コンペティションという2つのコンペティションで、インターナショナル・コンペティションでは、マイケル・ウィンターボトム『トリストラム・シャンディの生涯と意見』、ホウ・シャオシェン『珈琲時光』、ツァイ・ミンリャン『楽日』、ディエゴ・レルマン『ある日、突然』、ジャファール・パナヒ『鏡』などがグランプリに輝いていますが、最近ではもう少し知られざる映画監督たちの作品を積極的に評価していこうとしているようで、ジュリア・ロクテフ(Juria Loktev) 『ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星』“The Loneliest Planet”、Ahmad Abdalla “Microphone”、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン “The Misfortunates”、パブロ・ラライン『トニー・マネロ』、ヨアキム・トリアー 『リプライズ』“Reprise”などがグランプリを受賞しています。
 ナショナル・コンペティションでは、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン(『うつろいの季節』『冬の街』『五月の雲』)、イェスィム・ウスタオウル(『遥かなるクルディスタン』)、レハ・エルデム(『時間と風』)、セミフ・カプランオール、ゼミ・デミルクブズ、オメル・カヴール、ネスリ・チョルゲチェンなどがグランプリを受賞しています。

 そのほかの部門も非常に充実していて、ガラ、トルコ・クラシック 修復作品、ヤング・マスターズなどのほか、「世界の映画祭から」、ドキュメンタリー・タイムwith NTV、Mined Zoneといったプログラムが組まれています。

 実に多彩なプログラムが組まれていますが、特に重要なのは、この映画祭が最新トルコ映画のショーケースとなっていることで、その年の代表的なトルコ映画の多くはここでお披露目されています。

 特集もユニークで、2017年は―
 ・コメディー映画7本(Antidepressant):“Apnée”、“A Night of Love”、“Through The Wall”、“Journey to Greenland”、“Brooks, Meadows And Lovely Faces”、“Lost in Paris”、“Where Is Rocky II?”
 ・ミュージシャンを主人公としたドキュメンタリー&ドラマ7本(Musicians):“Souvenir”、“Djiango”、“Gimme Danger”、“Scream for Me Sarajevo”、“Jota de Saura”、“Liberation Day”、『ミス・シャロン・ジョーンズ!』
 ・愛をテーマにした映画7本(Where Are You My Love?):“Chavela”、“Center of My World”、“The Misandrists”、“Heartstone”、“Handsome Devil”、“God’s Own Country”、“Taekwondo”
 ・Vincent Dieutre特集9本
 ・シネマニア12本:『1984』、『ゴッドファーザー』、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、『マルホランド・ドライブ』、『サスペリア』、『路』など
 といったプログラムが組まれています。

 今回の受賞結果は以下の通り。

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 【インターナショナル・チューリップ・コンペティション部門】

 ・“Lady Macbeth”(英) 監督:William Oldroyd
 ・『鳥類学者』“The Ornithologist(O Ornitólogo)”(ポルトガル・仏・ブラジル) 監督:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(João Pedro Rodrigues)
 ・“Summer 1993(Estiu 1993)”(西) 監督:Carla Simón
 ・『手を失くした少女』“The Girl Without Hands(La Jeune Fille Sans Mains)”(仏) 監督:Sébastien Laudenbach
 ・“This Is Our Land(Chez Nous)”(仏・ベルギー) 監督:リュカ・ベルヴォー(Lucas Belvaux)
 ・“Home”(ベルギー) 監督:Fien Troch
 ・“Animals(Tiere)”(スイス・オーストリア・ポーランド) 監督:Greg Zglinski
 ・“Casting”(独) 監督:Nicolas Wackerbarth
 ・“Manifesto”(独・オーストラリア) 監督:ジュリアン・ローズフェルト(Julian Rosefeldt)
 ・“My Happy Family(Chemi Bednieri Ojakhi)”(ジョージア・独・仏) 監督:ナナ・エクチミシヴィリ(Nana Ekvtimishvili)、ジーモン・グロス(Simon Groß)
 ・“In Between(Bar Bahar)”(イスラエル・仏) 監督:Maysaloun Hamoud
 ・“Zer”(トルコ・独) 監督:Kazım Öz
 ・“Weirdos”(カナダ) 監督:ブルース・マクドナルド

 ※審査員:レハ・エルデム(審査員長)、Syllas Tzoumerkas(ギリシャの監督)、Katayoon Shahabi(イランの脚本家/プロデューサー)、Boyd Van Hoeij(パリとルクセンブルクを拠点に活動する映画批評家)、Gabe Klinger(サンパウロ生まれ、シカゴ育ちの、若き映画批評家/監督)

 ◆グランプリ/ Golden Tulip Award 10,000 Euros+10,000 Euros(トルコでの配給に対して)
 ◎『鳥類学者』“The Ornithologist(O Ornitólogo)”(ポルトガル・仏・ブラジル) 監督:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス(João Pedro Rodrigues)
 物語:フェルナンドは、孤独な鳥類学者で、絶滅危惧種の黒コウノトリを探している。ポルトガル北部の田舎の川に沿って進んでいる時、彼は誤って早瀬に呑み込まれてしまう。幸いにして、サンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼をしている中国人夫婦に助けてもらって、不気味で暗い森へと、元来たルートを戻ろうとする。ところが、試練となるような思わぬ障害物や人物と出会い、究極の行動を求められて、彼は、少しずつ変わっていく。そして霊感と多様な能力を得て、ついに悟りを開く……。
 ロカルノ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。監督賞受賞。
 トロント国際映画祭2016 WAVELENGTHS部門出品。
 サンセバスチャン国際映画祭2016 Zabaltegi-Tabakalera部門出品。
 ハンブルク・フィルム・フェスト2016出品。
 ニューヨーク映画祭2016 Explorations部門出品。
 BFIロンドン映画祭2016 Journey部門出品。
 釜山国際映画祭2016 ワールド・シネマ部門出品。
 シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2016出品。
 ゲント国際映画祭2016出品。
 東京国際映画祭2016 ワールド・フォーカス部門出品。
 デンバー映画祭2016 クシシュトフ・キェシロフスキ賞 オナラブル・メンション受賞。
 AFIフェスト2016出品。
 Chéries-Chéris 2016 グランプリ、観客賞受賞。
 トリノ映画祭2016出品。
 パームスプリングス国際映画祭2017出品。
 CinEuphoria Awards 2017 ナショナル・コンペティション部門出品。脚本賞、撮影賞、男優賞(ポール・アミー)受賞。
 ブラック・ムービー映画祭2017 批評家賞 作品賞受賞。
 ロッテルダム国際映画祭2017出品。
 リバーラン国際映画祭2017 監督賞受賞。
 サンフランシスコ国際映画祭2017出品。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017出品。


 ◆審査員特別賞 5,000 Euros
 ◎“Summer 1993(Estiu 1993)”(西) 監督:Carla Simón
 物語:フリーダは6歳で母親を失う。アパートにあった母親の遺品は箱に詰められ、フリーダは、おじさんに引き取られることになる。友だちとも離れ、バルセロナともさよならする。おじさんたちは温かく迎え入れてくれたけれども、フリーダはなかなかそこに入り込むことはできない。夜は、母への祈りを捧げ、母がいないことを寂しく思いつつ、日中は、新しい生活の中に自分の居場所を見つけようとする……。
 ベルリン国際映画祭2017 ジェネレーションKplus部門出品。グランプリ(国際審査員賞)、第1回作品賞受賞。
 スペイン・マラガ映画祭2017 オフィシャル・セレクション 長編コンペティション部門出品。最優秀スペイン映画賞、Feroz Puerta Oscura 最優秀作品賞、Asecan 第1回作品賞、SIGNIS賞、Premio Fundación Sgae Dunia Ayaso受賞。
 ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭2017出品。


 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“In Between(Bar Bahar)”(イスラエル・仏) 監督:Maysaloun Hamoud
 物語:SalmaとLailaは、イスラエルの市民権を持つパレスチナ人で、イスラエル北部の村からテルアビブにやってきた。彼らは、自由な生活を望み、伝統的で保守的なアラブ社会のあらゆるタブーを破った。しかし、パレスチナ人は、多数派のイスラエル人の中には、完全には溶け込むことができない。イスラエルの国境に位置するアラブ人町Umm al-Fahmから、敬虔なムスリムの娘Nurがやってきたことで、彼らの生活は揺さぶられる。彼らは、クラブの前で、ひとりのパレスチナ人男性と会う。彼は、Nurと同郷なのだが、家族には、自分がホモセクシャルであることを隠していた……。
 パレスチナ-イスラエル社会で暮らす多くのパレスチナ人が直面する現実を描いた物語。
 初監督長編。“Gett: The Trial of Viviane Amsalem”の監督Shlomi Elkabetzがプロデューサーを務める。監督のMaysaloun Hamoudは、The Minshar School of Art in Tel Aviv時代のShlomi Elkabetzの教え子であり、“Gett: The Trial of Viviane Amsalem”の成功が、本作の製作を軌道に乗せた。
 トロント国際映画祭2016 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。NETPAC賞受賞。
 サンセバスチャン国際映画祭2016 ニュー・ディレクターズ部門出品。ユース賞、TVE-Another Look Award、Sebastiane Award受賞。
 ハイファ国際映画祭2016 第1回作品賞(Danny Lerner Award)、イスラエル映画における芸術貢献賞(Fedeora Award)受賞。
 パームスプリングス国際映画祭2017 New Voices/New Visions部門出品。
 ヨーテボリ国際映画祭2017出品。
 サンタバーバラ国際映画祭2017出品。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。
 クリーヴランド国際映画祭2017出品。


 【ナショナル・チューリップ・コンペティション部門】

 ・“All Felicities Are Possible(Bütün Saadetler Mümkündür)”(トルコ) 監督:Selman Kılıçaslan [ワールド・プレミア]
 ・“Something Useful(İşe Yarar Bir Şey)”(トルコ) 監督:Pelin Esmer [ワールド・プレミア]
 ・“Inflame(Kaygi)”(トルコ) 監督:Ceylan Özgün Özçelik [トルコ・プレミア]
 ・“The Bank of Broken Hearts(Kirik Kalpler Bankasi)”(トルコ) 監督:Onur Ünlü [ワールド・プレミア]
 ・“Inside(Mahalle)”(トルコ) 監督:Buğra Gülsoy、Serhat Teoman [ワールド・プレミア]
 ・“The Seagull(Marti)”(トルコ) 監督:Erkan Tunç [ワールド・プレミア]
 ・“Blue Silence(Mavi Sessizlik)”(トルコ・ベルギー) 監督:Bülent Öztürk [ワールド・プレミア]
 ・“Murtaza”(トルコ) 監督:Özgür Sevimli [ワールド・プレミア]
 ・“Yellow Heat(Sari Sicak)”(トルコ) 監督:Fikret Reyhan [ワールド・プレミア]
 ・“The Stone(Taş)”(トルコ) 監督:Orhan Eskiköy [ワールド・プレミア]
 ・“Clair Obscur(Tereddüt)”(トルコ・仏・独・ポーランド) 監督:イェスィム・ウスタオウル
 ・“Zer”(トルコ・独) 監督:Kazım Öz [ワールド・プレミア]

 ※審査員:The Taylan Brothers(審査員長:トルコの監督)、Sema Kaygusuz(トルコの小説家/脚本家/劇作家)、Emre Erkmen(トルコの撮影監督)、Çiçek Kahraman(トルコの編集技師)

 ◆作品賞/The Golden Tulip for the Best Film 150.000 TL
 ◎“Yellow Heat(Sari Sicak)”(トルコ) 監督:Fikret Reyhan

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 “Yellow Heat(Sari Sicak)”(トルコ) 監督:Fikret Reyhan
 物語:急激な工業化の波が押し寄せて、伝統的な農業を営んでいた移民一家は、借金でクビがまわらなくなる。息子のイブラヒムは、自分の未来を夢見て、自分の道を進もうと決める。ところが、封建的な家族環境や地域の無慈悲なシステムによって、夢を現実にすることが容易ではないことがわかってくる。イブラヒムの行動は、彼と家族に思わぬ結果をもたらす。


 ◆監督賞/The Golden Tulip for the Best Director 50,000 TL
 ◎イェスィム・ウスタオウル “Clair Obscur”

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 “Clair Obscur(Tereddüt)”(トルコ・仏・独・ポーランド) 監督:イェスィム・ウスタオウル
 物語:ElmasとChenazは、全く異なる人生を送ってきた。一方は、保守的な主婦で、性差別的な伝統に抑圧されているように見え、もう一方は、長いつきあいのパートナーを持つ精神科医で、現代の道徳観からは自由に見える。2人には、見た目以上に共通点も多い。
 現代トルコ女性の可能性と限界を探った作品。
 トロント国際映画祭2016 CONTEMPORARY WORLD CINEMA部門出品。
 ワルシャワ国際映画祭2016 インターナショナル・コンペティション部門出品。
 ハイファ国際映画祭2016 Golden Anchor Award スペシャル・メンション受賞。
 CPH:PIX2016出品。
 ケーララ国際映画祭2016 監督賞(Silver Crow Pheasant)、審査員特別賞(エジェム・ウズン)受賞。
 レザルク国際映画祭2016出品。
 FEST国際映画祭(ベオグラード国際映画祭)2017出品。
 トルコ映画批評家協会賞2017 作品賞、監督賞、主演女優賞(Funda Eryiğit、エジェム・ウズン)、撮影賞、編集賞、美術賞、音楽賞ノミネート。
 ソフィア国際映画祭2017 バルカン・コンペティション部門出品。スペシャル・メンション受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。


 ◆審査員特別賞 60,000 TL
 ◎“Blue Silence(Mavi Sessizlik)”(トルコ・ベルギー) 監督:Bülent Öztürk

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 “Blue Silence(Mavi Sessizlik)”(トルコ・ベルギー) 監督:Bülent Öztürk
 物語:Hakanは、かつて軍隊に所属していた。軍事病院に入院することになったが、ナースのAylaの献身的なケアによって、回復し、心の中のデーモンを追い払うことができた。長い入院の後、退院した彼は、勲章と少々のお金をもらう。家に帰って、妻と娘に棄てられたことを知る。娘Melisに会い、彼は自分の過去をつきつけられる。通りで知り合いに会い、思いもかけずAylaの訪問を受けて、Hakanは、自分の過去の行ないはいったい何だったのかと何度も繰り返し問いかける。


 ◆男優賞 10,000 TL
 ◎Aytaç Uşun “Yellow Heat”

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 ◆女優賞 10,000 TL
 ◎エジェム・ウズン(Ecem Uzun) “Clair Obscur”

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 ◆脚本賞
 ◎Bülent Öztürk “Blue Silence”

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 ◆撮影賞
 ◎Marton Miklauzic “Yellow Heat”

 ◆編集賞
 ◎Ömer Günüvar & Fikret Reyhan “Yellow Heat”

 ◆オリジナル音楽賞
 ◎アントニー・ラザルキエヴィッチ(Antoni Komasa-Lazarkiewicz) “Clair Obscur”

 ◆新人監督賞(Seyfi Teoman Best Debut Film Prize) 30,000 TL
 ◎“Blue Silence(Mavi Sessizlik)”(トルコ・ベルギー) 監督:Bülent Öztürk

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 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Something Useful(İşe Yarar Bir Şey)”(トルコ) 監督:Pelin Esmer

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 “Something Useful(İşe Yarar Bir Şey)”(トルコ) 監督:Pelin Esmer
 物語:詩人で弁護士のLeyla(42)は、夜行列車に乗って、同窓会に行こうとしている。その列車で、彼女は、看護学生のCanan(21)と出会う。一方、Yavuz(45)は、体が麻痺して寝たきりの男性で、毎日、窓の外を通り過ぎる行商人や馬車や人々を眺めて過ごしている。Yavuzは、死にたいと考えていて、それを、これからやってくるはずのCananに手助けしてもらおうと考えているのだ。Cananは、LeylaにYavuzのことを話す。その旅の終わりに、Leylaは、Cananにつきあって、Yavuzに会いに行こうと決める。何か役に立つことをするために。


 【ナショナル短編コンペティション部門】

 ◆最優秀短編賞 5,000 TL.
 ◎ “Zelal”(トルコ) 監督:Filiz Işık Bulut

 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Mrs. Nebile’s Wormhole(Nebile Hanim’In Solucandeliği)”(米・独) 監督:Pınar Yorgancıoğlu

 ◆国際批評家連盟賞
 ◎“Outskirts(Hinterlant)”(トルコ) 監督:Sinan Kesova

 【ナショナル・ドキュメンタリー・コンペティション部門】(National Documentary Competition)

 ◆最優秀ドキュメンタリー賞 10,000 TL
 ◎“Mother Derdo and The Walnut Tree(Derdo Ana Ve Ceviz Ağaci)”(トルコ・アルメニア) 監督:Serdar Önal

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 “Mother Derdo and The Walnut Tree(Derdo Ana Ve Ceviz Ağaci)”(トルコ・アルメニア) 監督:Serdar Önal
 マザーDerdoは、1975年にビトリスであった確執で夫を失って、8人の子どもを連れて、イスタンブールにやってきた。彼女は、イスタンブールで、新しい生活を築いたが、毎年ビトリスに帰って、しばらく滞在し、クルミの木の世話をしている。クルミの木は、マザーDerdoに似ている。すっくと立ち、記憶を蓄えている。クルミの木との関係を通して、マザーDerdoの物語が語られる。


 ◆スペシャル・メンション
 ◎“Blue”(トルコ) 監督:Mehmet Sertan Ünver

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 “Blue”(トルコ) 監督:Mehmet Sertan Ünver
 トルコで最高のステージ・バンドと、ステージからフェイド・アウトしていったメンバー2人の物語。Yavuz Cetinは、ゴールデン・ボーイと呼ばれていたが、31歳の時に鬱になってボスフォラス橋から身を投げて死んだ。Kerim Capliは、ドラムもギターもベースもキーボードもこなす多才な才能の持ち主で、アメリカでザ・モンキーズとジミ・ヘンドリックスと共演した後、トルコに帰ってきて、ホテルの部屋で独りぼっちで死んだ。彼らには謎が多い。本作では、才能ある2人の人生と、彼らと社会との闘い、そして彼ら自身の心を探っていく。


 【その他の賞】

 ◆FACE Film Award of the Council of Europe 10,000 Euros
 ◎“Félicité”(仏・セネガル・ベルギー・独・レバノン) 監督:Alain Gomis
 出演:Véro Tshanda Beya、Gaetan Claudia、Papi Mpaka
 物語:ブリスは、16歳の息子サモと2人ぐらしで、キンシャサのバーでシンガーをしている。ある朝、サモがバイクで事故に遭ったという知らせを受ける。手術代が用意できなければ、息子は足を失ってしまう。彼女は、息子を救うために、半狂乱になってキンシャサの街を駆け巡る。サモとの思い出が頭をよぎる。そして、彼女はタブーを犯す……。
 タイトルは「幸せ」の意。
 ベルリン国際映画祭2017 コンペティション部門出品。審査員グランプリ(銀熊賞)受賞。
 ヴィリニュス国際映画祭2017出品。


 ◆FACE Film Award スペシャル・メンション
 ◎“Blue Silence(Mavi Sessizlik)”(トルコ・ベルギー) 監督:Bülent Öztürk

 【特別賞・名誉賞】

 ◆名誉賞
 ◎イアン・マッケラン

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 ◎Macit Koper
 男優として約40年、脚本家として約35年のキャリアを持つベテラン。

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 ◎Mithat Alam(1945-2016)
 実業家、教育者、シネフィル。1999年にボアズィチ大学にアーカイブや上映ルームを持つフィルム・センターを設けた。

 ◎チェテン・トゥンジャ(Çetin Tunca)
 約50年のキャリアを持つ撮影監督。日本では『敵』などが紹介されている。

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 ◎Selma Güneri
 50年以上のキャリアを持つ女優。

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 ◎Barış Pirhasan
 30年あまりのキャリアを持つ脚本家、監督、翻訳家、詩人。

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 男優賞の写真で、受賞者と一緒に写っている人(実はプレゼンター)、トルコで活躍しているおばさん女優か何かかなと思って、よくよく見たら、ケリー・フォックスでした〜。うわあ〜。年齢的には、まあ、ねえ……。
 ちなみに、女優賞のプレゼンターは、アイルランド人男優のMoe Dunfordでした。

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 *当ブログ記事

 ・イスタンブール国際映画祭2016 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201604/article_14.html
 ・イスタンブール国際映画祭2014 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201404/article_26.html
 ・イスタンブール国際映画祭2013 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201305/article_33.html
 ・イスタンブール国際映画祭2010 受賞結果:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201004/article_18.html

 ・映画賞&映画祭カレンダー 2017年2月〜2017年9月:http://umikarahajimaru.at.webry.info/201702/article_35.html

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